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第二五巻　癩王のテラス/LONG AFTER LOVE

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いじめられていたとき「ありがとう」という言葉で全てが変わったお話、子守唄の大切さなど
多くの方々が涙した中島啓江さんの回。

国「続いては中島さんですけれども、僕は本当に･･･」
Ｙ「私、拝見してました」
中「ありがとうございます」
国「感動しましたよね。もう本当にいい話が聞けました」
美「もうあちこちから、『泣きました』ってお話を伺いますよ。
『中島さんのお人柄があんな方だとは思わなかった、素晴らしい人ですね』って、
あっちに行ってもこっちに行ってもね」

【オーラのアルバム】
「中島啓江さん・紫の波動」

以前にご出演になったとき、番組の収録が始まってからすぐ
中島さんは目の前にいる江原さんがお母さまのように思えて
どんどん似てこられるのを感じていたのだそう。

美「江原さんの中にちょうど入り込んでいらしたから。それとお母さまが
『 どんな人にでもありがとうと言いなさい 』と渡したエンピツ、
あのお話は、どこに行っても言われますよ」
中「その放送をご覧になった絵本作家の方が、
『どうしてもわかりやすく子供達に絵で描いて伝えたいから』と言ってくださって、
実はコラボレーションもしています。
子供達にありがとうっていう言葉をね、笑顔で言って欲しい 」

『私が死んだ後でもそういう智慧を授けておけば、他所にいって憎まれることもないし、
皆さんに好かれて立派にやってゆける』ということを思って、ただその思いで
『 ありがとう 』こういう風にしなさい、その一言がこうやって
電波を伝わって全国に繋がってゆく、伝染してゆくというのは、不思議じゃない？」

本当に我慢もして、母から貰った言葉、
『ありがとう』という言葉は昔からある言葉ですけれども、
『 ありがとう 』と言ったことでちゃんと意地悪した子から
『 ごめんなさい 』という言葉が聞けたということは、
『 生きていて良かった 』ことなんですよ。
だから絶対、死んじゃだめだって、どうしてもずっと言いたくて」
美「今は滅多やたらに死んでしまえばいいという風潮が流行っているけれども、
いまこそああいう言葉が必要ですよね」

江「今も中島さんの後ろにお母さまがいるんです」
中「もう、いつも一緒なんです。６９歳で亡くなりましたけれど、お言葉をいただいたことで、
実はすごく人生観が変わったんです。それまでは、
やはり 母に甘えている部分と、感謝する部分 と、両方が重すぎて、
いろんなところで自分がすごく疲れていたかもしれないんですよね。
でも、私がお二人のお言葉をいただきながら『 もう、泣かなくていいよ 』
そうやって歌ってあげられるようになったんです」

国「みんなが忘れている 子守唄の大事 さやそういったものを、中島さんの回は改めて･･･」
美「子守唄はね、自分のために唄う歌じゃないんですよ。 愛する者のために歌うでしょう ？
流行歌とかは、快楽のためだ、自分のためだけに歌うけれども、
愛する我が子のために歌うもの、
人のために歌うために確立した大なるものが子守唄なのね。

だからゆりかごの歌にしても♪ ねんねんころりよ、おころりよ ♪にしても、
子守唄というのは、愛情が溢れていればいるほど伝わるし、浄化させるのよ 」
国「すごくわかります。僕もそのお話があったときに自分の母親が歌ってくれた子守唄を
思い出して、それがやっぱりお母さんの声でした」

美「でしょう？そうすると子供が小さいときに子守唄を歌っていたのがいいトラウマになって、
中学、高校で悪くなりだしたときにね、お母さんが知らん顔して台所仕事をしながら
♪ ねんねんころりよ、おころりよ ♪と歌うと、後ろで聞いている子が
小さい頃の、ピュアな頃の精神にふっと戻るのよ 。そこでまた浄化されちゃうの。
危なく踏鞴を踏んで悪い道に取り込まれようとしていたのを（たたらを踏む　
勢いあまって、踏みとどまろうとしつつも数歩あゆむこと）、
ふっとその歌で引き戻してあげることができるのよ。

そういったことが今なくなったから、めちゃくちゃになっているのよ。
だから、母親達に『 子守唄は大事ですよ 』と言っているのはそこなの」

国「僕事の話をしてもいいですか？中学校の頃、朝起きるのがすごく苦手で、
母親が起こしてくれてご飯を用意してくれるんですけど、
不機嫌でずーっと食卓で何にも食べないでブスーッとしてるんですよ。
それをお母さんが無言で見ているという映像が、最近、ふっと入ってきたんですよ。

入ってきた瞬間に、今になって、『 俺は何てことをしてしまったんだ、あのとき 』って
すごく後悔したんですよ。それは３２歳、今になってなんですけれども。
これは何なんでしょうか？」

江「だから魂のステージが上がって、そういったときに。
実は亡くなった後は、そればっかりなんですよ。亡くなったあとは、みんな誰しも
『アカシックレコード（人間の一生が全て記録されている霊的なデータバンク）』と言って、
自分の思い、行動、言葉、全部消えているつもりが、すべて魂に蓄積していっている 。
それを亡くなった後に『あのとき、こう言いましたね』『このとき、こうしたな』
全部、それを見ることになるんです。

自分自身の経験、太一さんは太一さんで、ちゃんと魂に対して真摯に向かっているから、
いま、そのうちの一つをもう見て、いまからクリアしている。
だから嬉しいこと、ありがたいことでしょう？」
国「お母さんがまだ生きているときにそれを気づけるということが？」

江「そう。 それをお母さんに『ごめんね』と直接言えなくても･ ･･」
国「それはきついですね･･･」
江「今度お家に帰ってご飯を食べたときに『お母さん、ありがとう。ごちそうさま』って
言えれば、全部そこがクリアできるでしょう？」
国「そうですね☆」

美「それが『 閻魔様の鏡 』というものなの。あの世に行ったときに、
閻魔様が裁きを下すときに、そばに大きな鏡があって、鬼が指し示すとそこに自分のいいこと、
悪いことが全部、次から次へと出てくるという物語が昔からあるんですよ。それなのよね」
江「はい。 誰も見てなければいいだろうと思うのは大間違いで 、
思ったことも全部、記録されている。もしも『ざまあみろ』なんて心の中で思ったら、
そう思ったときの瞬間が蘇るんです」

生きているうちに、究極の悟りを開くこと、太一くんのように自分のあやまちを思い出して反省、
クリア（浄化）してゆくことを、仏教用語で「 即身成仏 」と言うそう。
美「生きながら成仏するということなの」
国「ここでどうして、話の流れを変えても話してしまったのか、自分でもわからないんですよ。
興奮してどうしても･･･」

江「中島さんのお話、お母さんの愛情、それらのエネルギーが自分に伝わってきたから。
このオーラの泉を見て、『自分とは関係ない』と思っていることが、
どんどん自分の中に入ってきて自分自身が変わってくるというのは、そのためなんです。
だからこの放送を通してたくさんの愛のオーラを流しているわけですよ」
綾「いま、ＴＶを観て『 あぁ、そうそう 』と言っている人が多いですよ」
国「お正月で『おめでとうございます☆』ってテンションが高いはずなのに、
意外に静かにやってますものね」

美「昔の正月はそうだったんですよ。
終戦後、いろんな産業が営業主義になって、賑やかにやるようになったけれども、
昔は御屠蘇をいただいて、いろんな言葉をいただいて、
晴れ着を着て気を引き締めて、という静かなお正月」
江「ケンカしてはいけないんですものね。怒ってもいけない。
お父さんもお母さんも怒ってもいけない」

美「煮炊きをするのもね。 だからお節料理なの 。お正月に煮炊きをすると、
一年中煮炊きをしていなければならなくなる。怒ると、一年中怒るようになる。
『泣いちゃいけない、一年中泣くことになるんだよ、だから礼儀正しく、にこにこして、
一番、いい人になっていなさい、そうすると、一年中、いい人でいられるよ』ということなの」

Ｙ「ここに来ている人たちは、今年はもう、素晴らしいですね」
江「ＴＶを観ている方たちもそうですよね、このお正月、松の内の間に。
大人も子供も交じって、福笑いをしたりして愉しく。
そういう一年にしようっていう誓いですから」

美「昔の方たちの本当のお正月の良いしきたり、日本の美徳、
そういうものを教えてくれるところが、どこにもなくなってしまったの。
だからこういうことは、次から次へと、私のような年寄りが全部、
教えていかなくてはいけないの」
Ｙ「この放送、なんとか年末に流せませんか？☆日本のお正月が大分変わりますけれどね」
番組の収録は昨年の１１月だったそう。
ゲストの皆さまは、お言葉通り、静かなるお正月をお過ごしになられたでしょうか？

☆　太一くんのお母さまへの思いや子守唄のこと、
親御さんになってお子様が同じような状況にある方も
ご自分が子供のときに同じようなことをしてしまったという方も、双方、
とても心が楽になるお話だったと思います。

ちょうどこの日記をまとめるために録画を止めたり、進ませたりしていても
そばにいる子供が耳をすませているようなときには、
そのまま最後まで番組を進ませて、一緒に観られる幸せ。まるで子守唄のよう。
親子ともども、成長できることを願って。

読んでいただいてありがとうございました。

明日からは綾戸智恵さんのお話を。
通常の１時間番組のご出演と同じくらいのボリュームです☆

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