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第二五巻　癩王のテラス/LONG AFTER LOVE

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☆　今夜２月１４日のゲストは、假屋崎省吾さんですね☆

突然、才能が目覚める人にはスピリチュアルな力が働いているんですか？という
太一くんの質問に、江原さんは
「グループソウルという魂のふるさとがあって、そこには前世でのいろいろな才能を
持っている人たち（現世に生まれている人をサポート）がたくさんいて、
どなたが一番関わってくるかということにもよるんです。
ガイドスピリット（指導霊　趣味や職業を導く霊魂）は入れ替わることがあるんですよ。
そうすると、突然に職業を変えたりしてまた成功なさったりね。それは悪いことではなくて、
その時々で自分の役目が変わっていったりする場合があるんです」

音楽専門の先生、図工科専門の先生、いろいろいるじゃない？
その人（ガイドスピリット）がその教室（人生）の担任になるということ☆」

ゲストは芸人、役者、プロボクサー、画家と多彩な顔を持つ片岡鶴太郎さんです。

【スピリチュアルチェック】
☆　小さい頃なりたかった職業→ボクサーと喜劇役者
☆　画家として今、描いてみたいもの→奈良、大和路の日本の原風景
☆　リラックスするときに必要なもの→最近、モーツァルトやバッハなど
クラシックを聴くようになった。
☆　強く印象に残っている夢→渥美清さんの寅さんが『飲みに行こう』と
誘いに来るのが嫌で居留守を使っているのに次々に部屋を開けられて探されている夢。
☆　人生の最も大きな転機→ボクシングをやった３２歳のとき。

２０年ほど前にある番組でご一緒になって以来とのこと。
美「芸能界って狭いのに、それっきりお会いしていないですものね」
鶴「たまに街でふっとすれ違ったりすることがあるんです」
美「そのときは十字を切って避けるんですか？☆」
鶴「銀座を車で走っていたら『あ、美輪さんだ☆』ということがあったりとか」

江原さんとは初めてお会いになるそうですが、オーラの泉は毎週のようにご覧になって、
スピリチュアルなことにも興味があるよう。
国「不思議な体験なども？」
鶴「見たことはないし、そういった意味では鈍感ですけれども、なにか
『 見えるものだけではない見えない世界 』というものもあるな、という意識はあります」

番組の収録日は、鶴太郎さんのお誕生日。
鶴「５２歳になりました」
美「おめでとうございます。まだお若いのね。あたくしの歳までは、
まだ何十年もおありになるじゃない」
鶴「そうですね、まだまだハナタレですものね☆」

ボクシングを始められたのは３２歳でプロライセンス修得の年齢制限、３３歳の直前。
鶴「ちょうど『 オレたち　ひょうきん族 』でお茶の間に名前を知っていただいたのが
２５、６歳くらいなんですね。それからレギュラーは８本くらいあって、
ずっと忙しい日々が続いていったんですけれども、どこかで満足し切れない。

バラエティというのは、陰と陽でいうと陽の部分の表現ですよね、
なかなか陰の部分というのは表現できない。私の中にも陰と陽があって、
その陰の部分、人間の喜怒哀楽とか不条理とか、そういうものを表現してゆきたい。
私の表現というのは全部、誰かに扮してギャグ、お笑いを表現している、
『おばちゃま』に扮したりとか…」
国「マッチさんも…」
鶴「そうですよね。全部、扮していたんですね。ですから、
私は 誰かに扮していないと、自分の素の状態で出ると、何か表現がし辛い というか…」
美「マジになっちゃうのね☆」

鶴「ですから表現すると変われるんですけれども、私の資質としては、演ずる、
役者的な方向を強く表現してゆきたいと思ったときに、
その当時、体重が６５kg位あったんですね。
バラエティの番組は午後からの収録が多いので夜中まで飲んでいられるわけです。
夜中まで飲んで遊んで、それをまたネタにしてトークをして。

一日に四食も五食分も飲んで食べていたものですから、一回、
肉体も精神もリセットしたい、削ぎ落としたい という思いがあって。
それとボクシングの３３歳までというのが合致したんですね。
ライセンスに向けて、体もシェイプしてゆこうと。

どこかで、魂というか、私の中にいる 腹の主 みたいなものが
『ボクシングだな、ボクシングだな』と言う声みたいなものがあったんですね」

国「僕は気持ちがわかります。僕も20代前半は、忙しい半面、どうしても夜、
みんなとお酒を飲んで愉しんで、現場に行く五分前に起きて…とこれでいいんだと思いつつ、
どこかでこんな自分が嫌いだったりするということがあったり…」
鶴「まさに五分前です。楽屋で何でもできましたからね。
本当にパジャマのまま現場に行ったことがありますよ」

国「忙しい中で、やはりもう一人の自分がいたということなんですか？」
鶴「そうなんです。 もう一人の自分が『これでいいのか？これでいいのか？』と言う声 は、
もうずっとあったんです。その声にずっと耳をふさいで、
『忙しいし、みんなと一緒に遊ぶことも芸、大事なんだ』
でも、その声は騙せないんですよね、だんだんと出てきて。

やっとその内なる声に耳をそばだてて
『 このままでいいのか。このままで本当に納得していく人生であるのか ？』
という声があったので
『
？』と訊いたら、
ボクシングで一回清めるということが出てきたんですね。
それでジムに入ると、 鬼塚選手 （元ＷＢＡ　世界ジュニアバンダム級世界チャンピオン）
との出会いがあったんですね。

僕がボクシングの練習をしていたら、下駄箱のところに眼光の鋭い青年がいて、
『まあ見学者だろう。ボクシングは簡単なものじゃないぞ』と思いながら。
そうしましたらトレーナーが来て
『鶴さん、鬼塚って言いましてね、彼は高校チャンピオンでうちのジムに入るので、
これから一緒に練習しましょう』

本当に彼は『僕は世界チャンピオンしか目指していない』ということを、
はっきり言ったんですよね。本当にボクシングをやってよかったなと思うのは、
こんなに素晴らしい出会いというプレゼントをいただいて、
『ボクシングをやることは間違いじゃないんだな』という確信みたいなものを感じましたね」
鶴太郎さんは鬼塚選手の試合でセコンドをつとめ、
世界チャンピオン誕生の瞬間を分かち合ったそうです。

国「僕は、いま ３２歳 なんですよ」
鶴「まさにその時代ですね」
国「なので何か考えさせられるものがあるというか…。
自分でも、 何か一歩踏み出そうとする年代 なのかなとも思うんですよね」
鶴「 ３２歳 ってそういう歳ですよね」
国「音楽をやりながら、こういうトーク番組をやっているんですけれども、
もうひとつ、何か自分をもっと鍛えたいというか…」

美「私もそうだったわよ。『 ヨイトマケの歌 』がヒットして、
ブームになっていたんだけれども、何かもうひとつ大台に乗りたいという何かがあったの。
そうしたら寺山修司さん（1935-1983　1967年　劇団「天井桟敷」を結成。第一回公演・
「青森県のせむし男」に美輪さんが主演）が、私のために芝居を書いてくれたから。
『やってくれ。アングラというのが日本にはないから定着させてやりたい』
脚本をみたら気に入ったので、『 これじゃないかしら 』と思って、
周りの反対を押し切ってアングラをやり出したの」
鶴「それが３２歳ですか？」
美「３２」

江「私も３２歳のときに声楽を本格的に勉強することに」
美「だから面白いのよ」
国「３２、キーワードですね☆」

明日に続きます。

☆　ヨガに繋がる呼吸法と再会するなど、私も３２の年は大きな転機でした。
　　厄年の真っ只中というのもポイントなのかもしれません☆

　　皆さまにも、転機の年はありますか？

***
フリーページにこれまでの「オーラの泉の日記」リンクを作りました。よろしかったらどうぞ。

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