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第二巻 愛の渇き・青の時代・夏子の冒険


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第四巻 にっぽん製・潮騒・恋の都


第五巻 女神・沈める滝・幸福号出帆


第六巻 金閣寺/永すぎた春/美徳のよろめき


第七巻 鏡子の家


第八巻 宴のあと/お嬢さん/獣の戯れ


第九巻 愛の疾走/午後の曳航/肉体の学校


第十巻 美しい星/絹と明察


第十一巻 音楽/三島由紀夫レター教室/夜会服


第十二巻 複雑な彼/命売ります


第十三巻 春の雪/奔馬


第十四巻 暁の寺/天人五衰


第十五巻 花山院/みのもの月


第十六巻 世々に残さん/菖蒲前


第十七巻 殉教/花山院


第十八巻 日食/死の島


第十九巻 ラディケの死/志賀寺上人の恋


第二十巻 月澹荘奇譚/孔雀


第二一巻卒塔婆小町/只ほど高いものはない


第二二巻 葵上/鹿鳴館


第二三巻 弱法師/黒蜥蜴


第二四巻 サド侯爵夫人/わが友ヒットラー


第二五巻 癩王のテラス/LONG AFTER LOVE


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September 3, 2007
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カテゴリ: オーラの泉
美輪さんの「ヨイトマケの唄」と同じく、お母様のことを歌にしてヒットされた歌手、

美「すごく男らしい、潔い人だなと思ったの。初対面で、真直ぐ私の方へ歩いていらしたの。
『あなたに謝りたいんです。実は僕の「母に捧げるバラード」は
あなたの「ヨイトマケの唄」のパクリでした』ご本人がね、はっきりスパっと言ったの」

江「『金八先生』を最初から、私は時代的にタイムリー、ちょうど中学生で。
同じようなシュチュエーションで、また近い地域に住んでいましたので
非常に親しみをドラマの中に感じさせていただいたんですけれどね」
国「僕が『オーラの泉』をやっていてすごく感じるのは


【スピリチュアルチェック】
☆ 自分の性格をひと言で→臆病というか、不安がるタイプです。
☆ 小さい頃はどんな子供?→ぼーっとした子でした。空を見たまま動かなくなったり
菜の花畑に突っ立って動かなかったり、のどかなぼんやりした少年でした。
☆ 何か怖いもの→減ってゆくお客
☆ 家族の優しさ、思いやりを感じたのは→仕事が順調な時より
順調でない時に主に女房からかけられた言葉が全部励みになっています。
いちばん二人で苦労している時に女房が笑いながら
『周りをしっかり見とこうね。ここがどうやらどん底らしい』と言った言葉が
今だに強い励ましの言葉で胸に響いています。
☆ 人生の目標→今ははっきり目標を定めましたけれども、武田鉄也に成り切ることです。

非常に緊張した面持ちの武田さんは、丁寧に頭を下げてお座りになりました。

普通のバラエティみたいに言わないよね。
『食べた料理の中で一番旨かったのは何?』とかね☆そんなんじゃないから」

国「先ほど美輪さんからお話がありましたけれども、パクった話をね☆」
武「あの歌を作ったわけは、仲間三人で、僕が詩を書いて。
『ギターを適当に弾け』と言ったら仲間が適当に弾くわけよ。


♪今もー聞こえる ヨイトマケーのうーた♪
『ちょっと切り方を変えよう☆』
♪今も 聞こえる あの おふくろのー声♪」

国「なるほど☆切る場所を変えて」
美「普通だったらシカトしちゃって、そうじゃないような顔をするじゃありませんか。
というのは私も『あれ?』と思っていたんだけど、直球で言われると
逆に尊敬しちゃったわね☆」

国「どうですか、美輪さんの存在というのは?」
武「やはり九州から出てきた人間にとっては大きい人ですよ。
船の舳先の木彫りの女神像。それは自分が未知の航海に出るときに安全を願う船先のね。
カリブの海賊でも全部女神が付いているでしょう?」
美「何てポエジックな詩人なんでしょうね」

国「怪我したくないから『先に行け!』という意味じゃなくて?☆」
武「つまり九州というのは、女って守り神なのよ。
土俗的に何かあった場合は、女性の指示を仰ぐという習慣があるんですよ」
美「卑弥呼の昔からね」

武「卑弥呼の昔から、神功(じんぐう)皇后から。
女性が持っているエネルギーというのを、男が正しく使うことで、男はやっと生きていける」
国「すみません、僕ちょっと、理解の仕方を間違えていたみたいで…☆

僕らの年代で言いますと、武田さんというのは役者さんのイメージが強いんですけれども
バラードで…」
武「世に出てくるわけですよね。
追い詰められて、決して順調な歌ではなくて非常に悲惨な生まれ方で。
博多から出てきて、1年頑張るんだけど(1972年アルバム「海援隊がゆく」でデビュー)。
一緒に出てきたライバルは売れて、どんどん日本の新しい音楽シーンを作っているんだけど
自分達は箸にも棒にも…。

追い詰められて『どうしよう』そうなったら『いいや、適当に語るか』
『そうだ、落ちぶれて帰ったときの用心に、母親のことをネタにしといて
その歌を母親に対する詫び証文にしよう。
母ちゃんの歌を作ったから勘弁してくれっていう歌にしよう』
もう断崖絶壁の悲鳴みたいな歌なんですよ、実は。
でも九州っぽく、懸命に笑い飛ばして悲惨さが出ないように惨めさが出ないように。
そういう思いで作ったんですよね」

♪コラッ!鉄矢 なんばしよっとかいな♪のフレーズが流行語にもなった
「母に捧げるバラード」は100万枚の大ヒットで、
1974年の紅白歌合戦にも出場されます。

国「どんなお母さんでしたか?」
武「本人はあの歌を聴いたときは怒っていましたけれどね。
『笑いもんにしやがったな』売れてきたら急に『よか歌たい。ジンとくるったい』☆
そういう世俗というか、そういうところが母親の真骨頂で。

『母に捧げるバラード』が売れ始めて、東京の新聞社、週刊誌の人たちが取材して。
あの歌を聴くと何となく母のみの歌みたいな感じがするじゃないですか、
父親がいない家庭の息子というみたいな感じが。記者の人もよく調べずに
『お父さまはいつお亡くなりになってるんですか?』と聞くから母親が
『はい、フィリピン戦線で見事な名誉の戦死を…』
そのときに、親父が帰ってきて通り過ぎたものだから記者さんが『あの方は?』
『あ、あの人は親しくしている近所の人です』☆親父が怒って☆

母親贔屓かもしれないけれど、この人はいいこと言うなと思ったのは
『嘘つかな!』と言うわけよね。
『人がそう思うんだったら、その通り嘘ついてあげんと。
無駄に真実を話して話を面白くしなくするというのは必要ない。
人間、何でも面白い話を聞きたいのであって、面白い話を聞きたい人には面白く。
そんな風にケースバイケースで生きてゆくんだ』」

江「今日、お父さん来てるんですよね☆」
美「後ろにいらっしゃるのよ☆
私のヨイトマケの唄はね、何も言わないで働く姿を見せて
無言のうちに愛情を示すというものだけれど、武田さんの場合は
どんなに辛いことでも何でも、全部笑い飛ばす、ユーモアの、先人の知恵ですよ。

がばいばあちゃんとか、武田さんのお母さんとか、みんな九州女の、強さとユーモアにして
可笑しいんだけどちゃんと哲学、真理があるのよ。
向こうがそう思っているんだったら、そういう風に装ってあげるの、お付き合いでね。
それが真理という言い方、そこが素晴らしい」



武「母親がよく言っていたんですけれど、本当に貧しいタバコ屋でしたからね、でも
『悲惨で暗くてせつなくて、どうしようもない私、その私を
どこまでおどけて表現できるかっていう、それが人生じゃないか』というね」
美「そう。それが哲学なの。高等技術なんですよ」
武「僕も子供ながら『この人は面白い』と思いました、母親を」

お母様のことを歌った「母に捧げるバラード」がヒットしたものの
その後は不遇のときを迎えられたそう。

国「『減ってゆくお客さんが怖い』という話が出てきましたけれども…」
武「二千人の会場に満杯だったお客さんが、月ごとにゆっくり後ろから消えていって、最後
15人まで落ちるんだよね。『もう、だめだー』と思ったもんなあ」
美「真っ暗になりますね、そうしたら」

武「暗いですね、本当に落ち込みますねー。『駄目かなあ、俺は』とかね。
だから、ああいう一種のキワモノ、企画物と言われた歌だとしか思っていただけなくて
どんどんお客が減ってゆく。真面目な歌を歌うんだけれども、全然聞いてくれない。

だから一年後に、女房とも結婚していたんだけれども、収入が無くなって
二人で原宿のスナックで皿洗いをしたことがありますよ。
12月の30、31日手伝って、酔っ払ったお客さんに
『去年は紅白で、今年はここかい』ってからかわれて。

二人で真っ暗い大晦日を歩いていると、女房が突然、
この人すごいことを言うなと思ったんだけれど、除夜の鐘の鳴り響く中で
『よーく見とこうね。ここどん底だから』
いい度胸してるなーと思ったんですよね。

その後、また彼女はいい事をいいましたね、天の声だと思いました。
『もう上るだけ。もう落ちる心配をしなくていいから。
今まで落ちる心配をしていたけれども、ここまで落ちたら平べったいから』」
国「強いですね」 

武「その言葉、『よーく見とこうね。ここどん底だから』っていうのが
すごく支えだったし…」
国「その言葉がなければ、もしかしたら歌手を諦めているということも…」
武「『いったん辞めて帰ろう』と言って。でも笑って聞かないの。
それで、ちょっと仕事にひっかけて里に帰って、母親のところに行って、酔ったふりをして
『帰ってこようかな』って…」
国「言ったんですか?」

武「言った。そうしたら、全然聞かないのね、話を。
人が一生懸命、いつでも泣く準備をして話し掛けているのに☆
背中を向けて、ずーっとごそごそ何かをやっている。
『何をやっているのかな』と思ったら、お酒に燗をつけているんだよ。
アルミの鍋で、忘れもしない、あの寒い冬は。

燗がつき終わったら、父ちゃんを呼んでコップ3つ置いてその日本酒を入れて
『はい、どうもおめでとうございます!乾杯!』っていうね、
突然の音頭とりだったので、正直に
『めでたか事は何もなかばい。もうお客さんも入らんけんね、俺もやっと正気に戻ったけん
帰ってこようと思う。めでたか事はなかばい』

そうしたら『帰ってくるな』と言う。
言い方がまた、生々しいね『帰ってきたら、近所の体裁が悪かぞ』
近所のことを話している場合じゃないだろう、人が人生を賭けて話しているのに…☆

で、乾杯!乾杯!親父は寝ぼけている。そのときにお袋が言ったことが強烈だったんだけど
『お前、背中に疫病神がとり憑いとるぞ。
貧乏臭い顔になっとるけん、疫病神が離れんたい、住み心地がよくて。

ひとつここで、武田一家三人で一芝居打とう!
乾杯、乾杯って言うて大騒ぎすりゃ、厄病神が
「とり憑き甲斐がない。ここまで落としても、まだ乾杯!と言う」って逃げ出す。
疫病神があきれるようなことをせな、憑いてくるばい』

人間、最後に救うのは芝居っ気だよね。
親父も『乾杯しよう、母ちゃんがそう言いよるけん』
三人で乾杯!と言って、飲みながら、それでも不安は不安ですよね。

だけど、失意の息子に何にも優しい言葉とか事の理屈を教えずにいきなり
劇中芝居劇みたいな、めでたい芝居に変えてしまう。
この人はエネルギーあるなーと思って…」

美「素晴らしい教えですよね。やはり子供に対する親の教えというのは
本来そうあるべきなんですよね。素晴らしい」
国「何か心の持ち方で…」

武「そうそう。お二人じゃないんだけれども、人生のものの見方を
視点をちょっと変えるだけで、狭かった希望の道がこんなに広く見えたりする。
それはやっぱり、頭じゃないですよね、手足から出てきた言葉ですね」
美「人生哲学ですよね」
武「そうですね」

「お前も男ならもう一回東京に戻って行って、何かお母さんに
4つ5つくらいのヒット曲を握ってお土産として持ってきてくれないか。
今が第一歩、今までのことは全部、忘れてしまえ」
お母様は乾杯しながらこう言って、東京行きの翌朝一番の飛行機に
武田さんを乗せて帰したのだそうです。

続きます。

***
これまでの「 オーラの泉の日記 」、よろしかったらどうぞ。





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Last updated  September 3, 2007 10:36:43 PM
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