Noriko's Cafe♪

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Chapter 6




=== Chapter 6 ===



いよいよ短大卒業まで残りあと1学期まで迫りました。
ここまで来れただけでも奇跡です。


最後の学期の学費がなかったにもかかわらず、
この時にはもうお金の心配はしなくなっていました。
「神様がなんとかしてくれるだろう。すべては益となる。」
そう信じ、学業に集中し、仕事を楽しんでいました。


そんな、またある日のこと。。。


"Noriko?"


私の大好きなカウンセラーが、私のオフィスに来ました。


「どうしたの~?元気~?」


「Noriko、ちょっと聞きたいことがあるんだけど、いい?」


「いいよ。Come on in!!」


「あのね、突然なんだけど、
 Norikoは短大を卒業出来るお金を持ってるの?」


「持ってないよ~!あとちょっとってとこで、足りないの。
 どうして分かったの?」


(私は誰にも言ってなかったのです。)


「で、卒業にはいくら、足りないの?」


「ホニャララドルほど足りないの。」


すると、彼女は私のオフィスの扉を閉めました。
そして、真剣な顔で私を見つめています。


「Noriko、そのお金のことは、心配しないで。
 私が、集めるから。
 Norikoは、勉強に集中しなさい。
 私はあなたにはここを卒業してほしいの。
 心配しないで、ちゃんと勉強するのよ、分かった?」


やられた。また神様にやられた。


彼女は私に口止めしました。
カウンセラーはすべての学生を平等にしなくてはいけない。
だから、誰にも言わないでと。


「私、本当にここで愛されてたんだ。。。」


そして、私は彼女から紹介された大学の偉いさんのところに
あいさつに行きました。
そして、数週間後、奨学金と、特別なこの奨学金を含め、
無事、最後の学費をすべて、払い終えることができました。


神様のすごさに胸がいっぱいでした。
そして、2003年12月、
私はアメリカの短大を卒業することができました。
この時の達成感は、忘れられません。


次なる道は、4年制大学。


「神様はどのように与えてくださるんだろう。
 本当に、行けるのかな。。。」


これが本当に、行けるのです。。。




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