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やっぱり最後は「えっ」でした。地上波よりヒントが散りばめられていたので、その気で観れば受け入れやすかったかもしれません。それにしても、インソンきゅんの泣きの演技。聞いてはいたけど凄かった。泣き叫んで気失ってたもんね。前半のスア・ジェスも泣けたけど、後半のオッカンがそれを上回る持っていきようです。そんな「ピアノ」最終話ー。ギョンホはヨンタクに会い、毒蛇襲撃を持ちかけます。毒蛇より話の分かるヨンタクがなぜずっとナンバー2に甘んじているのか。ギョンホもそこを鋭く突いたのだけれど、ヨンタクは「食わせてもらってる人の首は取れない」と。恩のある毒蛇に仕えるのは当たり前。だから自分は加勢できないと断る。そう言いつつも警護が手薄になる日を教えてくれたり、一人で乗り込んでくるであろうギョンホの身を案じ、パン屋の子分たちにそれとなく助けを求めたりしてる。ヨンタク役の俳優さん、これまで主人公の恋敵とか意地悪な役でお見かけしていたので、このままいい人で終わるはずがないと思ってたけど、ヨンタクは最期まで義理と人情の人でした。そんな彼を慕う子分もちゃんといたし。一方、隠れ家で過ごすスアとジェス。スアのあんな笑顔、始めて観ましたよ。靴下を干すスアを遠くから呼ぶジェスの声。「スアヤー」。気兼ねなく名前で呼べる幸せ。よかったねぇ。地上波ではカットだった、二人が市場で買い物をするシーン。食堂で麺をすするシーン。買い物を終えた二人がトラックの荷台に乗って帰ってくるシーン、寒さで悴むスアの手をジェスが手と息で温めてあげるシーン。どれも仲むつまじく、ここにくるまでほんと長かった。「白菜を一株だけ買ってキムチを作りたい」とスア。「お前のことなら何でも分かる。生まれてきてすみません。そう思って生きてきた子よ。ジュヒや父親、患者たちを忘れて幸せになれる人間じゃない」ってことは?「この次に生まれてくるときは何の関係もない、二人だけで出会いたい」そんな。。。隣で泣きながら聞いてるジェスは「次に生まれてきたら手を握りたい。顔や髪に触って思いっきり抱きしめたい」二人ともソファに並んで座ってます。手を伸ばせば届くのに。決して向き合うことはない。二人は姉弟に戻るのね。隠れて暮らすより一生傍で家族として生きる道を選んだ。キムチを食べ切るまで。それが二人に与えられた時間。ああ、、、もう何て言ったらいいのか。バカーーーー!襲撃の前夜、ギョンホはオッカンに会いに行きます。この時のギョンホ、すごく丁寧に話してます。そして、このとき貸したライターがあとで重要なアイテムになります。襲撃当日、胸騒ぎを覚えてパン屋に引き返したオッカンは、ギョンホの危険を察し、急いで倉庫へ向かいます。倉庫ではヨンタクや子分たちが入り乱れ、毒蛇を追い込んでいく。逃げる毒蛇を追うギョンホは道標のようにライターを落としていく。タクシーに乗った時は明るかったのに、倉庫についたらもう真っ暗。オッカン、ずいぶん時間かかったね(とりあえず突っ込んでおいて)。ライターに導かれ、遅れて駆けつけたオッカンは、毒蛇の銃から咄嗟にギョンホをかばいます。かばって撃たれてギョンホの胸に倒れこみます。地上波にはなかったオッカンの回想シーンが入ります。「夢にも出てきてくれなかった」とヘリムに小言を言うオッカン。「でも、思い返してみれば本当に辛くて死にそうなときは傍にいてくれましたね」。イ・ウンシムの姿を借りたあの女性はヘリムだった。そういうことなんだね?「もう寝てもいいですか?」静かに目を閉じるオッカン。ギョンホは信じられないという顔で「起きて、、、こんなのない、、、」と、泣いているのか怒っているのか分からない言葉を繰り返すばかり。前に「生きてるときはスアとギョンホのため、死ぬ時はジェスのため」と話していたオッカン。結局、死ぬ時もギョンホのためでした。ギョンホはたまらないだろうけど。ヘリムとの約束「家族のためにがんばる」は、しっかり果たせたんだから胸を張って会いに行けるね。物議をかもしそうなラストシーン。あの家の前に並んで立つ四人。ギョンホ、スア、ジェス、ジュヒ。ギョンホがジェミンを呼んで中にはいると、そこにはジェミンが一人、ピアノを弾いていた。人が住んだ痕跡はなく、他に誰もいない。あの人たちは誰だったのでしょうか?血のつながりや生まれなんて関係ない。皮肉にもオッカンの死によって一つになれたあの家族のように。愛のある人間が家族になれる場所。それがあの家だったのでしょうか?見たまま感じたまま。それがこのドラマの結末なのかもしれない。【過去記事】| 第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 | 第9話 || 第10話 | 第11話 | 第12話 | 第13話 | 第14話 | 第15話 | 第16話(完) |【OST】 「ピアノ」オリジナル・サウンドトラック【DVD】 「ピアノ」DVD-BOX
2006.07.07
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ウンジを看取ったのはジェスとスアでした。ギョンホは間に合わなかったんだね。いつ書いたんだろう。ウンジからの手紙には「ジェミンを任せる」ことと「今と違う生き方をして欲しい」という事。ジェミンが何でも真似したら大変だから。子供を残して死んでいく母親の切なさが綴られていました。結局、ギョンホはウンジをどう思っていたのか。ジェミンを産んだ母親としては大事に思っていただろうけど。すべてはこれからだったのに。言葉では何も伝えられないまま永遠の別れになってしまいました。ハクス親分は毒蛇が憎いのは自分だと言います。ナンバー2の毒蛇より、ナンバー3のオッカンを可愛がったから。自首をすればギョンホを逃がした罪でジェスもまた捕まってしまう。だからギョンホに釜山を離れろと。「自分はそうするとして、あのバカな二人はどうする?」オッカンに詰め寄るギョンホに、あいつらが先に愛し始めたのに、俺たちが先に結婚してしまった。誰かが責任を取って死ぬべきなら、それは俺だ、と答えるオッカン。パン屋襲撃はリハーサルと聞かされていたギョンホは、本番がオッカンの死を意味すると理解しています。オッカンの愛情を感じている今のギョンホにそれは耐え難いこと。ジェミンを守る責任感と、姉のことを何とかしなければという責任感。苦悩する中にも確実に成長がみられるギョンホ。ジェスより頼もしく思えてきます。カバンからマフラーと手袋を取り出したスアは「捨てたと思ってた」というジェスに「弟からのプレゼントだもの。大事にするわ」と、いまだに芝居を続けている。携帯を取り出し「できるだけ早く式を挙げよう。姉さんがそう言ってる」とミンギョンに告げるジェスに、堪らずスアはバスを降ります。オ課長を呼び出し「私たちも結婚しましょうか?」とプロポーズして、すぐさま後悔するスア。オ課長もお見合いしたことあるんですね。スアの言葉が本心でないことを承知したうえで「私に謝る必要はありません」と。「想っている人に愛してると伝えましたか?」と心配してくれます。「ダメなんです。言ってはいけないんです」と取り乱すスアに「愛してるんですか?」と聞くオ課長。スアは何度もうなずくんです。泣きながらうなずくけど言葉にはできないんですね。ジェスはスアを想って泣いている。ミンギョンは「可哀そうで見ていられない」と。だから振ってあげると。結婚を白紙に戻します。ジェスの心が自分にないのを知りながら、それでもそばにいたいと願ったミンギョンなのに、「一生振り向いてくれない人と結婚したら私が可哀想」。よく言った。そして「一滴の血も混じってない」とジェスを励ますのです。緊急デートの相手・院長はいいこといいますね。さすが年の功。失恋したミンギョンに時間が薬だとアドバイスします。時間と言っても何もせずに過ごすわけじゃない。仕事もするし、人とも出会う。次に人を愛した時によく考えてみるといい。今のお前とその時のお前はぜんぜん違うはずだ。ふーん、そういうものかな。スアとジェスはギョンホに連れられて人里離れた隠れ家へ向かう。本当はギョンホが毒蛇から逃れるために用意された家で、二人は見送りについてきたのに。「これからはスアと自分は赤の他人でジュヒも関係ない。オッカンの面倒は俺が見て借りを返す」とギョンホは二人を残して立ち去ろうとする。「こんなことしなくていい」と悲鳴を上げるスア。なぜかジェスが追いかけてきてギョンホと殴り合いのケンカです。ここはお礼を言うべきでないの?変なわだかまり捨ててさー。ジェスは何を怖がってるんだろう。「ジェスの戸主はオッカンで、スアの戸主はギョンホ」ってことは戸籍上問題なしってことでしょ?残されたジェスとスア。「少しだけここにいよう。嫌か?」と聞くジェス。スアの返事がなく、あきらめて帰ろうとした時、「チゲが冷めちゃったわ。温めなおさなきゃ」とスアの声。二人はどうなる?【過去記事】| 第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 | 第9話 || 第10話 | 第11話 | 第12話 | 第13話 | 第14話 | 第15話 | 第16話(完) |【DVD】 「ピアノ」(韓国版) 送料無料* ノーカットオリジナル版です。字幕なし。リージョンALL。
2006.07.06
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売り物にするなら、ある程度品物の点検をするだろうに。20年前のスアの答案用紙やらピアノの練習本やらオッカンの履歴書まで出てくる出てくる。買ったのはピアノだけ、とそれらを返してもらったオッカンはたびたび思い出の品に触れ、時には話しかけたりします。あの家を買うために随分切り詰めた生活をしてきて、あとちょっとのところで手に入るのに。ギョンホのおかれた状態やウンジの病気、ジェスとスアの関係を知って、「あの家はずっと先になるかもしれません」とヘリムに報告する。「でも、がんばれですよね」。一人呟くようにマジンガーZを歌うオッカン。メロディーも日本のと同じでした。ギョンホに変化が現れます。もともと少しずつ変化してきていたんだろうけど、地上波はそういう小さなシーンがすべてカットだったので、いつまでも大人気ない印象が強かったのかもしれない。とくに「何で俺のやることはすべて手遅れなんだ」とジェスに弱音を吐く彼はひとつ殻を破った感じですね。ウンジの病状は深刻で「お前の好きだったジェスのいうことだから、、、」と自分を悪者にして励ますシーンはグッときます。ミンギョンとのキスを説明するジェスに「既婚者でも近親者でもないのに何を気にするわけ?」と墓穴を掘るスア。謝るミンギョンにジェスも同じ言葉で説明は要らないと言います。でも、改めて「遠慮しなくていいんですか?」と聞かれるとミンギョンに謝るしかない自分がいる。誰にも気づかれないようにいい弟いい姉を演じ、時には憎しみ合ったりしたけれど。ジェスはもう「おれは無理だ」とスアに告げます。「今、一生懸命ジュヒのことを考えている。お前もそうしてごらん」と。「それができなければ、私が死ぬのを想像してごらん」と。かなり飛躍してますが。それでもジェスの口から「ジュヒの心が傷つく方を選ぶ」と聞いたスアは手首を切ろうとします。驚くジェスに、再度「近づかないで!」と叫ぶスア。もういいじゃん。あなたたち手も握ってないんだよ。好きだとも言っていない。お互いを深く思うだけの20年。そりゃ、おかしくもなるさ。スアの頑なな態度に行き場をなくしたジェスは「俺はイ・スアを愛してる!」と叫びながら、またもや深夜の町を自転車で暴走。猛スピードで飛ばしたチャリは偶然にもクミン病院の壁に激突。たぶんジェスには誰も見えてなかったんでしょう。「助けてくれ」と救いを求めたのがたまたまミンギョンだった。愛されてないのを知りながらジェスを抱きしめるミンギョン。そのまま一夜を共にする(なぬっ?)。このとき、ウンジに付き添っていたギョンホも物音に気づいて出てくるんですよ。「何やってんだ?」って不思議そうに二人を眺めてる。彼なりに家族の問題を敏感に察していくんですね。それにしても上半身裸で下はズボンってどういうことやねん。ミンギョンはバスローブ姿で寝てるし。ジェスはさっそく後悔。膝抱えて泣いてます。つーか、ミンギョンの立場は?オッカンはあの家の前でヘリムに語りかけます。「子供たちがこうなることを先に分かっていたら結婚したかなぁ?知らなかったから結婚できたのかなぁ?あなたならどう思いますか?」悩んだ挙句、家を買うために貯めたお金をジェスとスアに渡すオッカン。「暑くも寒くもなく近くも遠くもないところを見つけて、俺が飛行機に乗せてやる」。オッカンらしい言葉でジェスとスアを行かせてあげようとします。しかしスアは「お父さん、私仕事に行かなくちゃ」。この期に及んで“お父さん”と呼び、それをギョンホに聞かれてしまう。ギョンホもビックリでしょうね。姉が、よりにもよってジェスと。憎んできた男の憎むべき息子、世間的には弟のジェスと、どうしてこんなことになってしまったのか。しかし姉の本心を知ると何も言えないんですね。道を挟んでスアとジェス、その後ろにギョンホが並んで歩く。どれだけ歩いたか。立ち止まったスアとジェスは見詰め合って泣いています。セリフはひとつもないのに苦しみが痛いほどあふれ出す。ここ隠れた名シーンの一つだと思います。どんなに願っても無理だと諦めたのかジェスはミンギョンとの結婚を決意します。オッカンに「スアはどうする?」と聞かれて「努力する」というけど。できるわけないじゃん。スアも言葉では祝福するけど、酔いつぶれてオ課長(チョ・サンベby「バリでの出来事」)に背負われて帰ってくるし。ジェスはやっぱり家の前でスアを待ってるし。オ課長のことを大事にしてあげな。俺も(ミンギョンのことを)大事にする。「姉さんが望んだことだろう?」眠っているスアにそう語りかけるジェス。スアは突然自らたらいで水をかぶりだす。いったいどうしたいの?「こんなんでどう頑張るんだよ」と心配させるスアにだんだん腹が立ってきました。毒蛇は行き先を告げずにギョンホに仕事を命じます。大勢の子分たちと乗り込んだ場所はオッカンたちが働くパン屋。昔オッカンがヘリムの家を襲撃させられたのと同じパターンですね。最近のギョンホは子分が手出ししないように見張ってましたからね。しかし、ここまで来たら後には引けない。動揺しつつも被害が最小限に収まるように子分たちを外に出し、一人で店内を荒らし始める。人に危害は加えません。こうするしかない彼の苦しみが分かるのかハクス親分はとめません。そこへジェミンが駆け寄ってきて「アンニョーン、アンニョーン」と。空に向かって手を振ります。オッカンもギョンホも周りの大人たちも一瞬、状況がつかめません。ジェミンは涙をためて「オンマが行っちゃう、アンニョーン、オンマ、アンニョーン」。ボロボロ涙を流すのです。呆然とするギョンホ。泣きながらジェミンを抱きしめます。【過去記事】| 第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 | 第9話 || 第10話 | 第11話 | 第12話 | 第13話 | 第14話 | 第15話 | 第16話(完) |【DVD】 「ピアノ Piano」 (台湾盤)* 字幕は中国語。リージョンALL。お値段の安さ(日本版の四分の一!?)が魅力。
2006.07.04
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毒蛇の妨害にあってから新たに始めた地方への移動販売が好評で、白い手ベーカリーにチェーン店の話が持ち上がる。ホッとしたオッカンはあの家を手に入れるため、持ち主との交渉に向かう。その前に、理由も告げられず連れて行かれたのが見合いの席。途中で気づいたオッカンは「そんなに俺のこと分かってなかったんですか?」と寂しそう。胸に手を当て「知らずに来たんです。分かってくれますね」とヘリムさんに謝ってます。そこまで想われてみたいものだわ。あの家の持ち主はヘリムのピアノも購入していました。しかもその女性、オッカンの見合い相手でもあり。あの家で小さな子供や老人たちと一緒に暮らしてる。ということはグループホームみたいな感じかな。雰囲気がどことなくヘリムを彷彿とさせます。でも、まったくの別人。謎の女性です。塗り絵は残すところ屋根の部分のみとなり、ようやく「ローンを組んで契約しようとしたら、あなたに横取りされた」とオッカン。それは言いがかりです。「この家が絶対に必要なんです」と情に訴えても、困ったような表情の家主。「事情はさっするが、うちも大家族で、、、」。確かに、大勢の老人や子供たちを目にするとオッカンもそれ以上要求できなくなります。スアにしてみれば、ずっと探していたヘリムのピアノがよりによってあの家に戻った。その事実が怖ろしいわけで。ジェスに付きそわれてピアノを譲ってくれるよう交渉に向かうが、結局「いつでも弾きに来ていい」と断られる。行く前から震えていたスアは帰りにはジェスのコートを羽織ってました。ショックも手伝い、途中で倒れてしまいます。スアを背負って病院に駆け込んできたジェスは誰にもスアを触らせない。血相を変え、片時もスアのそばを離れないジェスの態度にミンギョン看護士は不安を抱く。「弟が姉を心配してるだけなのに、何でこんなに悲しいんでしょうか」。意識を取り戻したスアは「ママが私たちを見て驚いてるみたいだった」と泣く。「見ないで。向こうへ行って」と顔を背けるスアの涙をジェスが優しく拭う。二人の姿を目撃したオッカンは動揺します。パン屋の前にたむろするヤクザたちの中にギョンホの姿を見つけたオッカンは、パンと牛乳を持って近づいていく。「寒いから店の中に入っていいぞ」「飯は食ったか?」「明日は焼きたてのホカホカを持ってきてやる」。ギョンホは渡されたパンを捨てられません。店の前から逃げるように走り出す彼の耳に「人を愛したら胸がヒリヒリ痛くなる」というオッカンの言葉が蘇る。何かを感じたギョンホはその足で事務所を訪れ「自首する」と毒蛇に告げる。「例え自由になっても殺人犯にかわりはない。何年か刑に服して、残りの人生が五年くらい残っていたとしたら、今度こそ肩の力を抜いて穏やかに暮らせそうだ」と語るギョンホは落ち着いたいい顔をしていました。ヨンタクが「そんなことをして父親(オッカン)が無事でいられると思うのか」との問いにも「毒蛇は息子が父親をやるのが見たかっただけ。息子が抜ければ面白くないでしょう」と答える。へぇー、そういうことだったんだ。この鋭さを別の分野にいかして欲しいね。ウンジは具合がよくないみたいです。ギョンホは気づかずに「ちょっと行ってくる」と自首をほのめかします。「お前は好きなようにしろ。行くとこがなかったら待っていてもいい」。少しは優しくなったじゃーん。ミンギョンは自分の直感を確かめにスアの店を訪れる。「相手が姉だから辛いだろうなって。でも漁夫の利を狙う自分もいる」と率直に話すミンギョン。そんな行動をジェスに咎められ「どこが違うの?相手を振り向かせたいと思う。二人に流れる感情と同じなのに」と強引にジェスにキスする。スアは手にしたCDをバラバラと落とし思いっきり動揺(分かりやすー)。いくらスアのことが気になっても、目の前で口拭いちゃーミンギョンもショックでしょう。せめていなくなってから拭いてあげて。悩めるジェスは同じく悩めるオッカンにスアとの仲を「死ぬほど愛し合ってる!」と告白。オッカンは「違うと言え!」と何度も叩くけど、そのたびにジェスは「本当だ!」「死んでしまいたい!」と絶叫する。「父さんや母さんより、俺たちのほうが先に気づいてたのに」と泣き崩れるジェス。オッカンはスアを思い、涙を流します。この後、ジェスをおぶって帰っていくオッカン。カメラが引いた映像なので代役かもしれませんが、はじめてジェスに対して父親らしい姿を見ました。毒蛇からの電話でギョンホが自首するつもりだと知ったオッカンは慌てて止めに入る。っていうかギョンホ、まだ自首してなかったの?「息子を一人、ムショに送っただけでも胸が張り裂けそうだったのに」と、かわりに「俺が行く」と言い出すオッカン。ちょっと待て。それは過保護にも程があるぞ。せっかくギョンホが覚悟を決めて新しく出直そうとしてるのに。そうこうしてるうちに黒塗りの車が現れ、ジェミンが中から手を振っている。毒蛇はギョンホの自首を阻止するために、ジェミンを人質にします。で、ギョンホとオッカンは車を追いかけるんだけど。なぜかここ早送りなんですよね、映像自体が。なんで?具合が悪そうだったウンジは倒れて入院。実は難病で薬が効かなくなってきている様子。ギョンホを追ったのは捨て身の覚悟だったんだね。そんなことまったく知らなかったギョンホ。オッカン、ジェス、スア。家族の前で院長は「心の準備」をしておくようギョンホに告げる。【過去記事】| 第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 | 第9話 || 第10話 | 第11話 | 第12話 | 第13話 | 第14話 | 第15話 | 第16話(完) |【OST】 「ピアノ」オリジナル・サウンドトラック* ドラマ名場面を収録したDVD付き、送料無料です~
2006.07.01
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ハヌルちゃんが出てきた当初は怒ってるか泣いてるかで、最近はギョンホ(インソン君)が怒ってるか泣いてるか。姉弟だからって、そこまで似なくても。とにかく感情の起伏が激しいドラマです。地上波視聴の時はスアとジェスの真面目な二人が不憫で、この先どうなるのか心配したものですが、今回は気づくとギョンホ目線。ラストを知っているから余計なのか。前回、なんでもなかったシーンがやたら泣けていけません。「ピアノは12話から」という個人的定説は今回も有効です。父親という眼鏡を通して世の中を見ていたギョンホ。急に父親が亡くなり、そのショックが癒えぬまま、代わりに現れたチンピラ上がりの男が母親までも奪った。ギョンホがオッカンを恨むのも分からんではない。ジェスが言うように、お前だけが大切なものを奪われたわけでないのも一理ある。しかし、ギョンホは「もう無理なんだよ」と諦めの言葉を吐き、「一度だけチャンスをくれ」というオッカンにも「もう遅い」と力なく呟きます。そのオッカン「ギョンホの父親は眼鏡じゃなく公務員だったぞ」とジェスに聞いてました。「俺も眼鏡をかけようか」って。ぷっと吹き出したジェスがとても可愛い。彼はけして父親をバカにしないんです。礼儀を尽くし労わり支えあってる。そんな関係がとてもいい。ジュヒの小説に「次男坊が10年ぶりに帰ってくる」と書いたら本当に帰ってきた。その続きをスアが聞きたがると「ある者はピアノを弾き、ある者は歌い、ある者は深い眠りにつく」。うーん、かなり意味深です。ギョンホは描き終ったら自由になるのを条件に、毒蛇の希望通りの絵を描く、つまり彼の手足となって働くことを約束してしまう。ハクス親分のパン屋は毒蛇の妨害にあい、契約が次々と打ち切られる。オッカンたちが「法に訴える」と事務所を訪れると、毒蛇はギョンホを呼んで、ジェスが身代わりとなった10年前の事件の真相を暴露する。嫌な奴ー。オッカンも親分たちも初耳ですからね。ギョンホはすでにオッカンの姿を見たときから動揺して涙ポロリだし。オッカンは怒るどころか、ギョンホを抱きしめて一緒に逃げようとまでいう。そしてジェスですよ。生きてるときはギョンホとスアのため。ジェスのことはすべて後回し。それなのに不平一つ言わない息子。誰にも言わずに身代わりになった息子。オッカンはジェスの頬に触れ「おまえはどこから来たんだ?」と聞いてます。気づいてやれなかった謝罪の意味もあったんでしょう。泣いて抱きしめました。でも、まだ足りないよね。「失せろ、出て行け」とウンジを乱暴に扱うギョンホ。すさんだギョンホが辛うじてこっちの世界にいられるのはジェミンのおかげです。ウンジがジェミンをギョンホの子だとスアたちに紹介しても、ジェミンの前では否定できません。いないところでは俺の子じゃないと否定するのにスアからは「人でなし」呼ばわり。事実なのにね。気の毒っちゃー気の毒です。スアのCDショップにミンギョンが現れ、ジェスとの仲を協力してくれと頼みに来る。オ課長が加わり映画に食事のダブルデート。焼きもちの妬きあいというお決まりのコースです。焼肉食べてる時、スアのご飯の上にジェスがお肉を乗せてあげるんですよ。ミンギョンもオ課長も気づかないのかなぁ?オッカンは自分に孫がいると知って大喜び。いっぱいお土産を買って会いに行くと、ジェミンがさ、いったんオッカンの横をすり抜けて、そこからもう一度引き返してオッカンに抱きつくんですよ。可愛いよね。事件の真相を知り、孫にも会ったオッカンはギョンホに通帳と印鑑を差し出します。ギョンホはもう遅いと言うけど「愛した女が残したお前は永遠に俺の愛だ」って。立ち去ろうとするギョンホに、ハンカチ振りながら「愛してるぞー、死ぬほど愛してるー、アイ・ラブ・ユー!アイ・ラブ・ユーーー!」って、何度も何度もギョンホの背中に向かって言うの。心を開けず苦しむギョンホにオッカンが示した無償の愛ですね。バカで情けない父親だけど、人は変われるんだよって。自分が変わったように。お前も変われるはずと。痛いほど伝わるギョンホに、なす術はありません。【過去記事】| 第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 | 第9話 || 第10話 | 第11話 | 第12話 | 第13話 | 第14話 | 第15話 | 第16話(完) |【キム・ハヌル出演作品】 【キム・ハヌル出演作品OST】
2006.06.29
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クミン病院とパン屋はいつもセットですね。老人の無料健康診断に参加するオッカンはやはり着てます。スアからもらったカーディガン。寝るときも着てるらしい。そこにジェスも現れて、クミン病院で雇ってくれと頼みますが、院長はなかなかウンといってくれません。オッカンとヘリムの結婚式で家族の証人になった院長。花が変なところに咲いた責任を取ってくださいと訴えるジェス。前回持ち出した責任問題はこういうことだったんだ。ジェスが何に耐えているのか分からない院長だけど、とりあえず働くことは了承したようです。夜。明かりが煌々と灯る部屋に帰ってきたオッカンは「電気代がもったいない」とおかんむり(笑うとこー)。ジュヒに文句言うと、そこにはカルグクスを作るスアが待っていて、目を丸くするオッカンに一緒に食べましょうと言う。「母さんにそっくりだ」と泣くオッカン。ジュヒもつられて泣いています。帰ってきたジェスはスアの姿に驚いて扉を閉めてしまいます。「照れてるのよ」と笑うジュヒはまるでおばちゃんみたいだわ(笑)帰りのバスを待つスアに「いい弟は俺がやるから姉さんは前みたいにしてろ」と心配する。だからこそ「お前一人じゃ苦しいじゃない。私も一緒」だと答えるスア。ここまでは良かったんだけど。「歯を食いしばって演じてみせる」。こうなっちゃうと引いちゃうなぁ。オッカンはあの家を購入するために銀行のオ課長をたずねる。相変わらずオッカンのこと「お義父様」呼ばわりです。オッカンも否定しなくなったから慣れたのかしら。いつになったら本当の年齢が聞けるでしょうねぇ?オ課長のアドバイスから先に契約をしに不動産屋さんを訪れるオッカン。前は買い手がいればすぐにでもという話だったのに現在は事情が変わって手放せないのだそう。悔しいけど今は諦めるしかありません。オッカンと入れ違いに、あの家の前に現れたギョンホは屋上に花壇を作りたいと話していたヘリムを思い出す。確か、その時ひどいこと言ったんだよ。「だからパパを殺したの?」とか何とか。泣くくらいなら、もっとしっかりしろー。同じ頃、オッカンもヘリムが語っていた花壇のことを思い出し「おれがやってみます」と決意を新たにする。43歳、信仰心の厚い人との見合いはどうなった?ミンギョン看護士も大学病院を首になり、ジェスとともに祖父が院長を勤めるクミン病院で働くことになります。彼女、明るくて積極的。「私が気があるの知ってました?」「彼女いますか?」ジェス、たじたじです。「じゃ、心の中で想ってる人は?」そんなこと聞かれたら、雪の中、スアのアパートまで行っちゃうじゃん。バス停で別れたとき、マフラーも手袋もしてなかったスアの為に、ユニクロの紙袋に入った赤いマフラーとピンクの手袋を玄関の前に置いて帰るジェス。「はめなよ」「巻きなよ」のメモだけ残して。スアは言われたとおり身につけます。今回は素直でした。ジェスの暖かさが伝わってくるね。ギョンホがスアのCDショップに現れる。実に10年ぶりの再会です。ずっと音信不通だったのに、なんでスアがそこで働いてるって分かったの?最初は万引きするふりをしてスアの注意を引き、声を聞かせてギョンホだと気づかせる。憎い演出です。「ひどい子」と言いながらギョンホの胸を叩く叩く。結構強く叩いてますよ。店の真ん中で声あげて泣いてるし。他のお客さんに迷惑です。偶然ジュヒが訪れてギョンホに気づく。ガラス張りだから店の外からも姿が確認できます。ジュヒに気づいたギョンホは「入ってこい」と首で合図を送る。ここ好きだなぁ。「大きくなったな、チビすけ」。三人泣きながら抱き合って再会を喜びます。ギョンホの帰りを知ったオッカンはジェスに「まだ嫌ってると思うか?」と病院まで聞きに来ます。「今は無理でもそのうち変わるよ」「そのうちっていつだ」。「きっと」の言葉にようやく少し安心したオッカンです。ギョンホはスアと暮らさずにウンジ親子と住んでる模様。ギョンホの後を追ってソウルからジェミン連れで越してきたウンジ。ギョンホは彼女のことどう思ってんだろう。ジェミンは可愛いみたいだけど。スアがジェスに「私たちオランダの少年なのよ」と語る場面があります。小さな手でかろうじて穴を塞いでいる。どなたかこの例え話の心を教えてください。オッカンをつれてギョンホに会いにきたジェスは、ひとまず外にオッカンを残し、スアの家へと入っていきます。笑顔で話しかけるジェスに見る見る顔色が変わるギョンホ。「チビすけ、外に出てろ」と声を荒げる。【過去記事】| 第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 | 第9話 || 第10話 | 第11話 | 第12話 | 第13話 | 第14話 | 第15話 | 第16話(完) |【チョ・インソン出演作品】 【チョ・インソン出演作品OST】
2006.06.28
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自転車で暴走し、器物破損と公務執行妨害で留置所のお世話になったジェスは迎えにきたウ・ミンギョン看護士からスアがパニック状態で入院していたことを知らされる。そうなるともう他の事が耳に入りません。何日入ってたのか知らないけど無精ひげは剃ってから行動した方がいいと思うよ。ウ院長は「お前の目は憂いにみちている。医者がそんな目をしていちゃダメだ」と。「腹が減るまで思い切り泣け」と言われたジェスは「ダメだったら責任とってくれますか?」って。何でそこで責任問題なのか分かりませんが、声を上げて泣いてました。退院したスアが心配で様子を見に行ったジュヒが真面目にオッカンのことを話すんですよ。スアが入院している間、お父さんも寝込んでた。お父さんは全部自分が悪いというけど、お母さんを愛したことが罪なの?ってね。なんかジュヒも成長しましたね。スアとジェスのことまでは見抜けなかったけど。妹の言葉が届いたのか、スアはオッカンが働くパン屋を訪れます。オッカン自身信じられない顔で「ここにくるなんて何事だ?」って聞いてましたからね。大人になって恐らく初めてだったんでしょう。スアは優しい口調で笑顔を見せ、紙袋に入ったカーディガンをオッカンにプレゼントします。大事そうに腕を通すオッカン。モスグリーンの薄手のカーディガンです。パン屋の親分、姉さん、デホたちに「スアが服を買ってくれました。スアが俺にくれました。スアが、スアが、、、」。皆、もらい泣きです。寒いのに上着も着ないで、あの家にカーディガンを見せに行くオッカン。よほど嬉しかったんだね。そんなオッカンとは逆に明らかに無理してるスア。「死ぬほど辛いけど死ねないから、やってみるわ」。屈折してます。帰り道のジェスとすれ違う時も良き姉を演じていました。親同士が結婚したら例え血が繋がらなくても姉と弟が愛し合うことは許されないんですかね?すでにスアとギョンホの母親は死んでるわけだし。実質、婚姻関係は消滅してるのに。我慢しすぎて、また倒れなきゃいいけど。ジェスはジェスで9年前の事件のことが外科長に知れ、自主的に大学病院を辞めるよう圧力をかけられる。ウ院長相手にお酒を飲んでも憂さは晴れません。そんなジェスをミンギョンが見つめています。ソウルのギョンホはウンジ・ジェミン親子といい感じ。ジェミンに懐かれちゃって仕方なく絵本読んだり、胸をトントンしながら寝かしつけたり。自然とギョンホも笑顔になってる。微笑ましい光景です。でも、ウンジからジェスの名前が出ると途端に人が変ったようになります。「あの野郎」呼ばわりですから。返したくても返しようのない借りまで背負わせやがったと。さらに、毒蛇からの電話でソクチョル殺しの現場を倉庫係に見られていたことを知らされる。ヨンタクに釜山に戻るよう説得され覚悟を決めたギョンホは、ソウル最後の夜「泊まっていかない?」の誘いにのりウンジと一夜を共にする。翌日、「俺の人生に女はいない」(くっさー)と別れを告げ、ギョンホは一人、釜山行きの列車に乗る。【過去記事】| 第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 | 第9話 || 第10話 | 第11話 | 第12話 | 第13話 | 第14話 | 第15話 | 第16話(完) |【コ・ス出演作品】
2006.06.26
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ジェスの逮捕から9年がたちました。物語もようやく半分。ここで彼らの年齢をおさらいすると、高3(17,8才)だったジェスと同い年のギョンホは26,7。二歳年上のスアは28,9で、オッカンは46,7。ジュヒは15,6。いずれも日本の年齢です。そう思うとオッカンの老け方はひどくないですか?40代後半の方々には失礼な程おじいちゃん入ってます。まぁ、苦労が多かったからね。染めなきゃ頭に白いものが混ざるのも当然ちゃー当然か。オッカンの背を追い越したジュヒはジェスのお下がりのパソコンでファンタジー小説を執筆中。そのタイトルが「ピアノ」。ベタですねー。じゃ、なに?最後はジュヒの書いた小説でした、チャンチャン、もありえるわけ?だとしたら怒るぞ(笑)ジュヒ役のチョン・ダヘさん、声がこもって聞きづらいです。役者としては致命的な弱点のように思いますが、その後もお仕事されてるんですね。『オオカミの誘惑』にも出演されたとか。観たけど気づかなかったな^_^;ジェスは六ヶ月で出所後、医大に入り今は大学病院でインターンをしています。ちょっと待て。何で六ヶ月も入ってたの?すぐに保釈のすぐって六ヶ月のことだったの?(驚)お金なくて保釈金払えなかったとか?白衣のジェスは髪を切って高校生の時より若返った感じです。銀行員からCDショップの店員に転職したスアも髪を切りましたね。収入は激減だと思いますが。オ主任はオ課長に昇進し、スアのお店にたびたび顔を出してる模様。「申し訳ない」とスアが謝っても「好きでいさせてください」と、なかなか骨のあるところを見せています。ハクス親分の白い手ベーカリーは店と工場が拡張され、オッカンは晴れて本店の店長に就任。パーティー会場に掛かる横断幕の日付が2001年12月12日。日本では毎月12日はパンの日(はい、ミニ知識)。韓国でも同じなのかな?事件後、行方をくらましたギョンホはソウルへ。相変わらず傷だらけで悪い奴らから逃げてます。偶然逃げ込んだ美容院で働いていたのがウンジ。高校生の頃、ジェスを追いかけてた女子です。ウンジ役の女優さんって「愛の群像」でイ・ナヨンちゃんとソックオッパを取り合ってた子ですよね。ジェスの心の中にスアがいるのを見抜いたウンジ。その後、ジェスを諦めて別の男性との間に子供をもうけるが男性は死亡。ショックで口がきけなくなったという子供の名前がジェミン(笑)。このジェミン役の子「パリの恋人」のゴナです。「人でなし」の言葉に「今更分かったか」と毒づいてみるギョンホですが、突然咳込んだり吐き気が襲ったりで、あの事件がトラウマとなってるのは確実です。そしてジェスとスア。逮捕を境に二人の関係がどうなったのか興味のあるところ。一応普通に喋ってるね。スアは以前のように無視したりつっけんどんな態度を取ることもなく、ジェスはスアに相変わらずとっても気を遣ってるし。言いたいことは他にあるのに「それでいいのよ」と言い聞かせるスアの心の声が切ないです。夜勤明けのジェスが病院を去る間際、珍しく女の人(看護士だけど)に声かけたなと思ったら、ナースステーションで掛かってる曲が知りたかったのね。それがエリック・サティー。教えてくれた看護士はウ・ミンギョン。彼女、今後関わってきます。ジェスはエリック・サティーの曲を探しにスアの店へ。疲れてるジェスを心配して「私の部屋で寝なさい」とカギを渡すスア。上布団で体を挟み床で眠るジェス。ベッドで寝ちゃダメなんだ?目を覚ましたジェスは見つけちゃうんですよ。9年前のポケベルを。事件以来、一度も掛けることのなかったポケベルを。世の中が携帯電話主流になっても、解約しないでずっと待っていたスアの気持ちを思うとジェスは涙があふれます。そこにスアから「お腹すいてない?」と電話が掛かってくる。外で麺を食べながら「カルグクス」が食べたいというジェス。無言のスアに「絶対言わないな、作ってやるって」。するとスアは「作ってあげる」と約束します。「200杯は食うからな」とジェス。ぜってーだな?(笑)家までスアを送ったジェスは「きついんだ」とポツリ。「すごくきついんだよ」。スアの「タクシー呼ぼうか?」の天然な返事に「パボ」と小さく呟く。この甘すぎるシーン、めちゃ好きです。スアが部屋に戻るとポケベルにメッセージを入れるジェス。「俺たち(ウリ)逃げようか」。窓にスアの姿→「見るな」。姿が消える→「来るな」。スアは泣いてでてくるのに、ジェスの頬を殴る。二人とも行き場をなくしてる感じですね。だからか「母親のお腹の中に戻ろう」「戻ったら、二度と産まれないでおこう」(むむ、どこかで聞いたことのあるフレーズ)二人とも苦しんでいます。ジェスは「俺は栗の木じゃない!」と叫びながら自転車で暴走。スアは高熱で病院に運ばれます。【過去記事】| 第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 | 第9話 || 第10話 | 第11話 | 第12話 | 第13話 | 第14話 | 第15話 | 第16話(完) |【チョ・ジェヒョン出演作品】 【チョ・ジェヒョン出演作品OST】
2006.06.21
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なんでソクチョルは「お前の姉ちゃんに用がある」とわざわざ教えてくれるんでしょうねぇ。本当はいい奴?トラックにはねられそうになったウンジを助けるジェス。でも気を失った振りはいけません。時間のロスです。スアの身が心配なジェスは「もう追い掛け回すな!」とウンジに冷たくあたります。確かに何とも思ってないんだから鬱陶しいだけだよね。怪我も大したことなくてウンジは謝るんだけど、なぜか逆切れ。結局これからもジェスの追っかけ許してもらえることになりました。優しすぎるのも酷じゃない?ソクチョルはスアの銀行へ嫌がらせに行き、通報されてすぐに釈放。毒蛇からきついお叱りを受けます。怒りが収まらないギョンホは「ヤキを入れてくる」と後を追うけど「二度とあんな真似はさせん」という毒蛇にいったんは折れる。かに見せかけてソクチョルを暴力で封じようとする。「スアはこの世で一番大切な姉貴だ。今度やったら殺す」。弱点教えちゃってるようなもんですけど。この時のインソン君、顔真っ赤で血管切れそう。怖かったー。支店に迷惑をかけたことでスアは責任をとらされそうになる。ここでもオ主任の機転で首が繋がります。アパートに着くと、ジェスとウンジが待ってました。こう言っちゃなんだけどウンジとオ主任じゃ相手にならなくない?二人にとっては相手が誰というより他人でいられる点が重要なんだろうけど。腕を絡めるウンジに嫉妬して「お茶でもいかがですか?」とオ主任を誘うスアは分かりやすすぎて苦しいです。結局、お茶は飲まずにハンカチだけ返したオ主任。だんだん可愛く思えてきました。新聞にハクス親分のパン屋が写真つきで掲載される。お店はますます繁盛し、オッカンは嬉しそうに「これ読んでくれた?俺の顔見える?」って。あの家に向かって新聞を広げてみせる。ジェスは教師から「もったいない」といわれながら、奨学金がもらえる釜山の大学を希望する。オッカンは知ってるのかな?ギョンホの担任はクラスメイトが書いた寄せ書きをジェスに託し、ジェスはスアに寄せ書きとポケベルを渡す。このポケベルは重要アイテムです。「不安だから」と職場や家も移って欲しいと言うジェスに、スアは「嫌だ、気にするな」と拒否。ジェスは「そんなの通ると思うのか?」と強気です。ジェスが肩に触れようとした瞬間、スアのビクつきといったら尋常じゃなかった。スアも鬼じゃないんだから心配されれば嬉しいだろうに。素直に喜べない。ドキドキしてしまう自分が許せない。だから泣くしかないのよね。スアはソンド支店に移動願いを出します。ジェスの願いを聞き入れたんだね。オ主任に約束どおり喫茶店でお茶をご馳走しながら感謝の気持ちを伝えます。主任と別れたスアに接近するソクチョル。ギョンホが怪我をしたと聞かされたスアは迷いながら彼のオートバイに乗ってしまう。振り返ったオ主任が慌てて追いかけるも時すでに遅し。まんまとソクチョルの罠にハマってしまいました。警察やジェス、オッカン、ハクス親分たちが必死でスアの行方を探します。パン屋のあねさんもスアのポケベルの番号に電話をかけ続ける。倉庫の前で降ろされたスアは「中にギョンホがいる」と騙され閉じ込められる。ギョンホを見つけたジェスは二人で倉庫群を探し回るが、数が多すぎてスアの居場所が特定できない。折からの雨でスアの叫び声もかき消されてしまう。「もうダメだ」と思った瞬間、ポケベルの音に気づくジェス。二人で扉を蹴って入ってくるシーンはカッコよかったなぁ。ここでアクシデント発生。ギョンホともみあって転んだ拍子に打ち所が悪かったソクチョルが死んでしまう。咄嗟にギョンホを逃がすジェス。身代わりとなって警察に連行される。これが1,2,3話のラストシーンに繋がるんですね。弁護士から「どんな弟さんですか?」と聞かれたスアは、「理由もなく殴られても大丈夫という子でした。私のピアノで怒ってるかどうか分かる子でした。悪いことしてなくても、ごめんと謝る子でした。飲まないのを知りながら毎朝牛乳を運んでくれて、私が寝るまで窓の下で見守ってくれました」ここまで分かってるなら、お礼を言うべきだよ。面会に行ったスアは泣いています。「自分のためだよ。だから誰のせいでもない」と笑うジェス。前科のない真面目な高校生が姉を助けるためにした行為。正当防衛ですぐに釈放される。あの瞬間ジェスがそこまで計算できたかは分かりません。これから先、三人は大きな秘密を抱えて生きていくことになります。次回から舞台は9年後にー。【過去記事】| 第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 | 第9話 || 第10話 | 第11話 | 第12話 | 第13話 | 第14話 | 第15話 | 第16話(完) |【OST】 「ピアノ」オリジナル・サウンドトラック【DVD】 「ピアノ」DVD-BOX
2006.06.15
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ジェスの頭に浮かぶのはオッカンとウンジの言葉です。「ギョンホを大学へ行かせて、スアもまた勉強させないと」「スアさんのことが好きなんでしょ?」当然、試験に集中できるはずもなく。でも結果はトップ。周りからはソウル大も狙えると囁かれています。踊らない方がいいと思うけど(笑)そんなジェスにバイトを掛け持ちさせて父親のオッカンは何してるかと思えば、どうやらお金を貯めている様子。「今これだけ、、あとこれだけ、、」。お金の貯まり具合を塗り絵で示すオッカン。全部塗り終えたらあの家を買ってスアとギョンホにプレゼントするんだとか。本気でジェスに大学諦めさせるつもりなの?ジュヒが水飲み場で顔を洗っていると、ジェスはスアがハンカチを差し出したあのシーンを思い出す。当時の気持ちを「温かい水がじわじわとこみ上げてきた」と表現。ジュヒに「恋したのね」ってズバリ言い当てられてました。この子、無邪気なだけに鋭いわ。スアの元にギョンホの除籍通知書(退学通知書?)が届く。仕事を休んで学校へ行くと、一足早くオッカンがいつものスーツとスニーカーで教師に直談判。ジャケット、身体のサイズに合ってないよね?オッカンを待つ間にソクチョル(シン・スンファン)を見つけたスアは一人でビリヤード場に入っていく。偶然ギョンホに会えたから良かったものの、このソクチョルかなり危険人物です。ギョンホと話し合うスアは「誰かを殺さなければ自分でグサリとやりそうだ。どん底に落ちないために、どうか待っていてくれ」と。苦しむギョンホの胸の内を知り「ひどい子」だと泣きながら彼の頼みを聞き入れるしかない。オッカンからスアがいなくなったと聞いたジェスは、スアも驚くほどの剣幕で「どんなに心配したかっ!」と帰ってきたスアに詰め寄る。ウンジはスアに「そんな元気のない姿はやめて」と釘を刺す。「美しい女性が弱々しく歩いていたら男はみんな胸を痛めるでしょ」って。男=ジェスなんだけどね。泥だらけになって遊んでいるジュヒを、たらいで行水させるスア。そんなに汚れが気になるなら風呂に連れてけばいいのに。「オンニがいるからジュヒとっても嬉しい」と抱きついてくる妹にスアの表情も緩む。迎えに来たジェスに「私が育てる」と宣言してから言い争いになる。ジェス:「ジュヒがいる限りいやでも俺たちは家族だ」スア:「誰が決めたの!?」ジェス:「俺だって御免だよ!」優等生ジェスにしてはよく言いました。イライラすると自転車で暴走。これジェスのストレス解消法でしょうか。車には気をつけてね。オッカンの態度にパン屋の人たちも「時々ジェスが不憫になる」と感じています。オッカンはジェスが生まれたことすら知らなかったわけで。「あいつは自分の足で俺のところに来ました。そんなヤツいます?」って確かにあまりいないだろうね。「二人ではじめて抱き合って泣いた時、俺はジェスのものでジェスは俺のもの。そう決まりました。死ぬまであいつと俺はぎゅっと抱き合って離しはしません。死ぬ時はあいつのために死にます」そこまで思ってるなら、ハクス親分じゃなく本人に言ってあげようよ。生きてるときはスアとギョンホの為に生きるつもりのオッカンはスア名義の口座を作りに銀行へ。オ主任、オッカンを「お義父さま」と呼んでます。「オッサン、いくつ?」と聞かれ「30ちょっと過ぎ」って絶対嘘だー(笑)口座の件はスアに断られ「悪縁てなんだ?」と聞き返すオッカン。「賢いジェスに聞いてください」ってスアも冷たいよねー。お前たちと一緒にいるのが俺の幸せで、お前たちは俺から放れるのが幸せ。どうしたらいい?オッカンは酔って、シャッターの閉まったあの家の前で「俺です、開けてください」と泣く。迎えに来たジェスも泣いてました。敵対する勢力を封じ込めた毒蛇はギョンホの働きに満足する。面白くないのはソクチョル。ギョンホは気に入られ、古株の自分は蚊帳の外。実際ケンカ弱いんだから仕方ないのに。ソクチョルはギョンホの姉スアに目をつけます。【過去記事】| 第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 | 第9話 || 第10話 | 第11話 | 第12話 | 第13話 | 第14話 | 第15話 | 第16話(完) |【DVD】 「ピアノ」(韓国版) 送料無料* ノーカットオリジナル版です。字幕なし。リージョンALL。
2006.06.13
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ジュヒが教室で作文を読んでいます。皆には信じてもらえないみたいだけど歯が生える前からパンを食べていたとか、ピアノの音とか。赤ちゃんの頃の記憶があるそうです。現実にも2,3歳の頃までは母親の胎内記憶が残ってる子供がいると聞きますね。ジュヒは小学生だから、さすがにそこまで遡れなかったのか。誰からも可愛がられる子のようです。「少しも笑わないのに私には笑顔だもん」と小さな女の子に言われたらギョンホも調子狂うのか。ジュヒには強く当たれず「チビすけ」と呼んで仲良く手を繋いでいます。父親がオッカンでも、妹は可愛いのね。しかし「オッパー、カンチョー!」にはビックリしましたよ(笑)インソン君に何するのって感じ。そこにオッカンが加わるとどうしてもまだダメで、一気に険悪な状態になってしまいます。ジュヒを遠ざけてから「失せやがれ、乞食ども」と汚い言葉を吐くギョンホ。優しさと冷たさが同居してますね。ジェスが堪らずギョンホを殴るとオッカンはギョンホではなくジェスを責めます。それなのにギョンホはヨンタクの車に乗ってどこかへ行ってしまう。一部始終を見ていたスアはギョンホが帰ってこないショックでフラフラ。危ないから支えてあげただけなのにジェスは頬ぶたれてるし。とばっちり受けて気の毒なジェスです。そんなことがあっても巾着袋に何か入れるのを忘れないジェス。ギョンホの机から実の家族写真を見つけて、その一人一人に謝るジェス。君が何をしたっていうの?パン屋のハクス親分は「青少年善導委員」のタスキをかけ地域をパトロール中。町にたむろする若者の会話からギョンホの居場所が分かります。毒蛇のところに乗り込んだオッカンが、いくら「あの子は俺の命だ、ギョンホを返せ!」と叫んでも、当のギョンホはオッカンの制止を無視して毒蛇の元へ行ってしまう。「必死で頑張ったら、いつか俺を必要としてくれるかもしれない」。オッカンの願いはギョンホに伝わりません。酒によったオッカンがあの家の前で寝ていると、女性の足だけが映ります。オッカンには分かっていました。「あの日、来ましたね。あれはあなたでしたね」。法事でヘリムに語りかけていました。スアはオッカンたちと入れ違いにオ係長と川原へ。そこにギョンホも現れて「しばらく会えなくなる」と姿を消す。スアが走ると、オ係長も走る(笑)「あいつの目の前で破滅してやる」と息巻くギョンホにスアの声は届きません。スアもまた「許せない、、、」と寝言で呟くのをジェスは聞いてしまうのでした。この姉弟、なぜそこまで憎めるのか不思議です。ジェスはウンジに「スアさんのことが好きなんでしょ?」と見抜かれました。【過去記事】| 第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 | 第9話 || 第10話 | 第11話 | 第12話 | 第13話 | 第14話 | 第15話 | 第16話(完) |【DVD】 「ピアノ Piano」 (台湾盤)* 字幕は中国語。リージョンALL。お値段の安さ(日本版の四分の一!?)が魅力~。
2006.06.10
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私の計算が間違ってるんでしょうか。オッカンが結婚して一年。家族写真で二年。ヘリムが死んで八年。ざっと数えても1話で10歳だったジェスは21歳になってなきゃいけないのに。まだ高校生なんて。韓国の年齢だとしてもよ。ダブってない限り、どこかで計算間違えてるな、私。ま、いっか。ジェス(コ・ス)は夜も明けぬうちから新聞配達しています。待ち伏せウンジの差し入れを断り、自分の持ってる新聞と道行くおじさんの牛乳二本を物々交換(いつの時代だよ)して向かった先はスア(キム・ハヌル)のアパート。2階の窓から紐が垂れて、その先に巾着袋がぶら下がっています。入り口が坂の上にあるので毎回降りたり上ったりしなくても、巾着の中にモノが入れば鈴が鳴って分かる仕組み。あとは引き上げるだけ。かっこ悪いけど楽チンです。ジェスたちとは別に住んでるのね。新聞や牛乳、時にはチゲの材料を買って入れておくジェス。彼も余裕があるわけじゃないのに。オッカン(チョ・ジェヒョン)はぶつぶつ呟きながらスーツにスニーカーで学校へ向かいます。「私があの子の心を傷つけたから」。退学間近のギョンホ(チョ・インソン)のために土下座して教師に許しを請います。ジェスは「やめてくれ」と制しますが、同じように教師に頼んでみるのです。成績優秀な兄の頼みであれば教師もとりあえず聞く耳を持ってはくれますが。肝心のギョンホが登校しない限り退学も時間の問題です。スアは銀行に勤めながらギョンホを養っています。ケンカに明け暮れ家に帰らないギョンホをいつも心配しているスア。怒っているか泣いているかのスア。後ろにはストーカーのように張り付くオ主任(笑)「俺が守ってやるよ。マジンガーZみたいに」とジェスはポーズつきで宣言。ヘリムが生きてた頃、オッカンのことを「阿修羅男爵かマジンガーZか」と言ってたのはスアでした。マジンガーZ繋がり?スアは「お前とお前の父親」と言う言い方で頑なに関わりを拒否しようとしますが、赤ん坊だったジュヒが小学生になり風呂にも入ってなさそうな様子を見ると、一応世話を焼いたりはするのね。チンピラがギョンホの行方を捜していると知ったオッカンは体を張って止めようとします。が、逆にボコボコにやられてしまう。昔から殴られ専門でしたけど。ジェスは院長から「医者になれ」と薦められオッカンに報告。オッカンの反応は意外なものでした。「ギョンホを大学に行かせて、スアもまた勉強させないと」だからお前は我慢しろってこと?ジェスは悲しそうに笑っていました。スア家では久々にギョンホが帰宅し、ソウル時代の写真を眺めながら楽しそうに昔話。カルグクスを作って待っているからとギョンホを学校へ送り出す。学校へはいったものの結局馴染めず毒蛇がよこした車に乗り込んで行ってしまうギョンホ。それを目撃したジェスはなぜかギョンホの代わりにスアにいいわけをする。スアの荷物を持ってあげて、自転車の後ろに乗せてあげて。軽いデートみたいです。ギョンホは「面倒だから殴られてやった」と血だらけで家の前に倒れていました。悲鳴をあげるスア。スアには「痛いよ」と本音が言えるのにね。ギョンホがオッカンの息子だと知った毒蛇はヨンタクに「ハン・オッカンの息子を連れてこい」と命令します。ほっといてやれよ~。【過去記事】| 第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 | 第9話 || 第10話 | 第11話 | 第12話 | 第13話 | 第14話 | 第15話 | 第16話(完) |【OST】 「ピアノ」オリジナル・サウンドトラック* ドラマ名場面を収録したDVD付き、送料無料です~
2006.06.08
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バスの中でハクス親分に見つかったオッカンはとっさに逃げ出します。結局捕まって「信じられないでしょうが俺にも家族ができました」と近況報告。親分が出所してから開いたパン屋に就職が決まります。逃げてる最中、タワーに上るんだけど、日本人観光客にぶつかった親分は「ゆっくり歩いてください(日本語)」という男性に、かなりブラックなセリフを吐きます。「黙れ、独島は韓国の領土だ」。ここ笑っていいんだよね?ヘリムが女の赤ちゃんを出産しました。名前はジュヒ。生まれたばかりの赤ちゃんを見て「俺に似て不細工だ」と涙を流すオッカン。ジェスも妹が可愛くて仕方ない様子。しかしギョンホとスアは複雑です。ウサギ小屋の前でケンカするジェスとギョンホ。原因はギョンホにあるけれど、スアは「私の弟に手を出さないで!」とジェスを責めます。ギョンホと同じクラスのウンジは、せっかく差し出した手をジェスに取ってもらえず不満顔。この頃から相手にされてないのね。校庭を一人ぽつんと歩くジェスを遠くから見つめるスア。本当は悪いと思ってる。今までのスアならジェスをかばったのに。ジェスも弟なのに。毒蛇の子分二人がハクス親分を頼ってパン屋に就職活動に来ました。冷凍室でパンツ一丁の懲らしめが相当きいたのか。ヤクザ家業から足を洗うつもりのようです。デホの作るアンパンは昔ながらの味でお客さんにも好評。めでたく仲間入り決定です。オッカンは初めての給料をもらってご機嫌。夜中に眠ってる子供たちを起こして一人一万ウォンずつ配ります。残りは全部ヘリムさんに。なんだかんだ文句言いながらスアもギョンホも起きてくるから可愛いよね。オッカンは不思議な夢を見ます。目覚めると隣にいたはずのヘリムがいなくなって、列車に乗った自分にホームから手を振っている。これは何かの暗示でしょうか。ヘリムさんの小さく微笑んでいる表情や、オッカンを見つめる視線とか。短いけどセリフのないシーンが地上波では結構カットされていました。こういうシーンの積み重ねで、彼女の気持ちが伝わってくるのに。幸せそうなヘリムの表情に戸惑いを隠せないスア。まるで取り残されたようで「私は?ギョンホは?」とヘリムにあたり、家を飛び出します。暗くなっても帰ってこないスアを見つけたのはジェスでした。「お前も栗の木」の林にいるとジェスには分かったんだね。「この木のように僕もニセの弟だけど、僕も弟だって叫んだらダメ?そうしたら弟にしてくれる?」。なんて健気なんだろう。でもスアは余計に泣き出しちゃうのよね。だって初恋だったんだもん。それから二年。オッカンは子供たちを預けてヘリムとデート。結婚してもラブラブじゃーん。ていうか、子供まで生まれたというのに、オッカンはヘリムに対してずっと敬語ですけど。暗くなる前に帰るということはランチだったのね。肉が飛んでヘリムの顔にあたったのはベタだけど笑えた(笑)二人で3万5千ウォン。いい値段です。ボートに揺られながら昔を思い出すように「ジェスを捨てて電車を降りたときのあなたの目。非難するわけでもなく、静かに諭すような、その目に見つめられて自分が恥ずかしくなった」とオッカン。これからは家族のためにがんばると。そう決意した矢先、乗っていたボートが傾き海に放り出される二人。キスが長いからだよ~なんて思っていたら、ヘリムが水死してしまう。うそっ、早すぎ。ダメやん、オッカン、助けるって言ったのに。夢は別れの暗示だったのか。オッカンはオッカンでショックだけど、スアとギョンホはオッカンが母親を連れ出して殺したと恨む。ギョンホにツバを吐かれても「お前たちの面倒を見させて欲しい」と土下座するオッカン。声も顔も見たくないと耳をふさぐスア。そして八年後ー。子役からインソン君、ハヌルちゃんに切り替わりました。インソン君は血だらけで駆け込んでくるし、ハヌルちゃんは「殺してやる」なんて物騒な事言ってるし。殺伐としてますなぁ。あれ、コ・スは?【過去記事】| 第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 | 第9話 || 第10話 | 第11話 | 第12話 | 第13話 | 第14話 | 第15話 | 第16話(完) |【キム・ハヌル出演作品】 【キム・ハヌル出演作品OST】
2006.06.03
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ヘリムさんには、特別な照明がたかれているのでしょうか?いつもボーっと白いんです。オッカンが黒なら対極にあるヘリムさんは白なわけで。見栄え重視というより、これも演出の一つかな。煙が立ち込める中、どこかへ避難する住民たち。ハンカチで口を押さえるスアの姿もあります。立ち往生するスアの手をとったジェスは「お前も栗の木」がある林へ連れて行く。ジェスが言うには植物図鑑に載ってるそうだけど本当にそんな名前の木があるの?なんだか、いい雰囲気の二人です。もちろん家に帰ったスアはさっそく植物図鑑開いてるし。惚れたな。あねさんの屋台を真面目に手伝い始めたオッカンに毒蛇の嫌がらせが入る。毒蛇に脅されたあねさんは「自分はそれだけの器」と苦渋の決断をする。クビを言い渡されたオッカンは昼間から酒びたりの生活に逆戻り。ジェスたちの学校に侵入し迷惑をかけてるところをまたヘリムに見られてしまう。馴染みのドクターは「腹の辺りがヒリヒリする」オッカンに胃酸過多だと診断を出すが、原因を聞いた看護士は見てもらう相手が違うと笑う。心の種をまいたなら花を咲かせなさい。看護士の診断の方が当たっているけど、オッカンは「殺してくれ」とドクターに泣きつく。一方、ヘリムはスアとギョンホを伴い、屋上を花でいっぱいにしたいと秘密を語る。これって花つながりなのね。でもさ、秘密と言うほどの秘密じゃないし。イラつくギョンホを改心させるどころか「だからパパを殺したの?」と責められ、ショックを受けるヘリム。ジェスはどうやって知ったんだろう?「おばさんが大変!」とオッカンを呼びに来ました。義姉たちに暴力を振るわれているヘリムを「通りがかりのPTAだ」と助けに入るオッカン。しかし、ヘリムからは「今度こんなことがあっても黙って通り過ぎてほしい」と言われてしまう。確かに彼が来たせいで事態は悪い方へ向かってしまいました。ジェスを泣かせるのは胸が痛すぎると一度は断ったオッカンが「1回だけ」とヨンタクに説得されて殴りこみ要員に借り出されます。行った先はヘリムの家で愕然とするオッカン。ちょうどスアのお祝いをしているところだったのに。依頼したのはヘリムの義兄でした。ヘリムたちをかばって殴られたオッカンは警察に捕まります。オッカンがいない間、ジェスの面倒をみていたヘリムに近所から露骨な陰口がささやかれる。オッカンが出所した日。ヘリムが突然「私たち一緒に暮らしましょう」と提案する。「私を愛してるんでしょ?」「もうそれしか思い浮かばない」と。オッカンは腰抜かして「俺が悪かった」とジェスを施設に預け、姿を消すことまで考えます。納得しないヘリムに何度「愛してるんでしょ?」と聞かれても、「いいえ」としか答えない。「俺みたいな真っ黒で情けなくて汚い奴が、真っ白なあなたにそんなこといえない」。ああ、なるほど。だから白かったのね。「でも泳ぎは得意です。あなたがおぼれたら俺が助けます」。二人して泣いてるシーンにこっちももらい泣きでした。さっそく、こじんまりした結婚式をあげる二人。立会人は胃酸過多のドクター。嬉しそうなジェス。互いの手を強く握り合うスアとギョンホに笑顔はありません。一年後。相変わらずオッカンを無視し続けるスアとギョンホ。でもオッカンは幸せそうです。およっ、ヘリムのお腹が大きくなっていますよ。土砂降りの雨の中、最後の一人。成長したスア(キム・ハヌル)が泣きながら歩いています。こんなにも絶望的な彼らを襲った出来事とは何だったのでしょう。【過去記事】| 第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 | 第9話 || 第10話 | 第11話 | 第12話 | 第13話 | 第14話 | 第15話 | 第16話(完) |【チョ・インソン出演作品】 【チョ・インソン出演作品OST】
2006.06.01
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「釜山港に帰れ」やら、おっさんヤクザが続く画面はちょっと想像したものと違っちゃってますけど、ここで諦めたら泣けませんから。しばらくは我慢です。公園で他の子をいじめているギョンホを止めようとしたジェスは滑り台から突き落とされ怪我を負う。オッカンが言うには顔の中で一番大事なのが目で、その次は歯だそうです。ジェスの怪我を大家から知らされたオッカンは加害者の家に金をせびりに行き、ヘリムと再会する。「100万は取れる!」と息巻いてたのはどこへやら。ヘリムを前にして、すっかりボーっとなってしまい「これからは仲良く、、、」だなんて。ジェスが見ても「バカみたいに口をあけてヘラヘラしてた」そうだから、相当重症のようです。帰り道「靴入れ袋を買ってくれませんか?」をお願いするジェスに「靴を袋に入れて裸足で歩くのか?」とオッカン。「転校の手続きに必要だから住民票をとってきてほしい」と言っても「おまえ小学生か?」とあっけらかん。まだまだ自分のことしか考えられないオッカンです。何でいつも腹出して寝てるんでしょうねぇ。刺青も弱そうな絵だし。転校の手続きを自分で済ませたジェスはギョンホと同じクラスに編入。ソウルから来た者同士、何かと比較されることにギョンホの苛立ちは募り、転校初日から馬乗りになってジェスを殴りつけ(なんちゅー小3ぢゃ)スアが止めに入る。そして水飲み場のシーンです。これから先、何度か回想シーンで出てきますから、二人にとってはとても重要なシーンなんですね。口を洗うジェスにハンカチを差し出すスア。「コマスミダ(ありがとうございます)」。可愛い声が耳に残ります。ヘリムは自宅で教室を開き子供たちにピアノを教えている。キーキーキーキーとヒステリックにまくし立てる義姉や、我が物顔で飲み食いする義兄は、ヘリムが弟の財産を横取りしたと言いがかりをつけ金銭を要求。あることないこと吹聴しヘリムの生活をおびやかします。子供二人を抱え生きていくのに精一杯(ソウルの自宅を売って借金返済に充てたくらい)なのに、彼女を助けるどころか逆にいいカモくらいにしか思っていない人たち。ほんとこんなのが身内にいたら大変です。「縄張」「お金」は韓国語でも「なわばり」「おかね」と発音するんでしょうか。ハクス親分の面会に訪れたあねさんは聖書を差し入れる時そう言ってました。親分はオッカンのことが気になるみたいです。そのオッカン、偶然市場でたかっているところをヘリムに見られ、その場から逃げ出します。「俺、どうしたんだろう」と胸を押さえて、ここがズキズキ痛むと言う。ヨンタクは毒蛇の手前オッカンを殴ったけれど、義理は尽くす人のようで、オッカンに「これで最後だ」とお金を包んで持たせ、あまり出歩かないよう忠告する。根っからの悪人ではなさそう。シマはすでに毒蛇の天下で、そこを荒らすオッカンは容赦なく袋叩きにあう。ヨンタクは「いい加減に目を覚ましてください」と、ここでも敬語。そんな父の姿に涙を流すジェス。ふらふらになりながらオッカンが向かった先はやはりヘリムのところ。夜中にピアノ弾くほうがよっぽど近所迷惑だと思うけど。そこでオッカンは彼女の涙を見てしまう。酔っ払ったオッカンがヘリムの家で眠ってしまったせいで、義兄たちから女ギツネ呼ばわりされるヘリム。ギョンホは小3で初の警察沙汰、教会へ行っても陰口を聞かされ、おまけにヤクザに付きまとわれてる。何も悪いことしてないのに、うまくいかない現実。そりゃ泣きたくもなるわな。オッカンもこのままじゃいけないと思ったのか。彼の手には靴入れ袋が握られていました。ジェスのお願い、ちゃんと覚えていたんですね。心を入れ替え、あねさん(組長のパートナー)の屋台を手伝いはじめます。スアとジェスにもまた一つ思い出ができました。手を繋いでましたよ。雨宿りする時。スアのほうは意識して離しちゃったけど、小3のジェスは「(雨が降る)予想が当たった」とまだ無邪気なもんですが。川辺で泣いているヘリムのあとをつけたオッカンは、遠くから「ごめんなさい、悪かったです、許してください」と繰り返すばかり。成長したギョンホの声が流れると、雨の中、跪き泣き叫ぶ彼の姿が映し出されます。 親父の遺骨が撒かれた川辺で ある男が お袋の愛を求めていた 憎しみでは隠しきれない あまりにも熱い肉親への想い その愛に背を向けて 俺は全身で憎悪だけを覚える だがこの雨の中で その憎悪さえもが薄れていく 今 何を支えに生きようか【過去記事】| 第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 | 第9話 || 第10話 | 第11話 | 第12話 | 第13話 | 第14話 | 第15話 | 第16話(完) |【コ・ス出演作品】
2006.05.27
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インソン君よりもコ・スよりもチョ・ジェヒョンなわたくしは、1話からクスクスッと笑わせてもらっています。まず服装に度肝を抜かれますね。グリーンのキラキラのスーツだよ。シャツまで。全身グリーン。ぜひ、みどりの日に着ていただきたい。親分の歌に合わせて踊っちゃうような太鼓持ちのヤクザ、オッカン(チョ・ジェヒョン)。男でもオッカンです(使いまわしで失礼)。組ナンバー3のオッカンは、調子がいいだけで腕っ節はめっぽう弱い。ナンバー2(通称「毒蛇」)の裏切りでハクス親分(イム・ドンジン)が逮捕されると組はナンバー2の天下に。オッカンは頭の切れる子分にボコボコにされナンバー3にもいられなくなる。もともとオッカンとハクス親分の出会いは10年前。溺れていた親分をオッカンが助けたのだとか(映像はないです)。そんな縁もあってオッカンの方を可愛がっていると。毒蛇からは見えるのでしょう。彼はオッカンのこと「クズ」だとバカにしてるので「釜山港に帰れ」の伴奏もやったことがない。親分にとっては対照的な二人です。殴りこみに行く道すがら、毒蛇の運転する車が子犬を轢いてしまう。「ミスでした」と謝る毒蛇に「犬の苦しみも考えろ。命を粗末にするようなヤクザは犬にも劣る」とお怒りの親分。舎弟たちの前で彼を殴りつけメンバーから外す。プライドが傷ついた毒蛇の裏切りはこれで決定的となりました。親分役のイム・ドンジンさんは「北京 My Love」でキム・ジェウォン君の父親、韓国電子の会長さん。頭の切れる子分ヨンタクは「ロマンス」でチェウォン(キム・ハヌル)のことが好きだったウンソクオッパ、舎弟のデホは本名もイム・デホ氏。ドラマ「オールイン」ではイナの友達の一人(ちょっと小太り)だった役者さんです。親分が逮捕され毒蛇が姿を現すまでのわずかな期間、オッカンは自分がナンバー1だと思い込み(順番から行けばそうですよね)組の資金で豪遊。それがあまりにも目に余るので舎弟たちから不満が続出。ヨンタクに「何やってるんですか」と説教される始末。オッカンは全員を座らせて殴るんだけど、みんなの為にハクス親分が貯めていたお金だと知ると、約束通りお墓を立ててあげたり舎弟の家族にお金を渡したり、全員に靴を買ってあげたりする。下の者の意見も聞くことは聞くし、心底悪い人間ではないのですよ。ちょっとわざとらしいけどね。そんな三日天下ぶりも毒蛇が現れて立場逆転。「こんなクズのために俺の手を汚したくない」って、そのクズがずっと気になって仕方なかったのはあんただよ。同じ頃、夫を亡くしたヘリム(チョ・ミンス)は二人の子供スアとギョンホを抱えソウルの家を売り払い、故郷釜山に家を借りる決心をする。ソウルにいるおばに呼び出されたオッカンは、昔、同棲していた女性が産んだという自分の息子(ジェス)と初対面。礼儀正しくて賢そうな子です。女が逃げて困ったおばはジェスをオッカンに押し付ける。地上波はすぐに列車のシーンでしたが、その前夜にひと騒動ありました。ジェスをお荷物としか思ってないオッカンは「時刻表を見てくる」とか「高速バスでいく」とか適当なことを言ってジェスから離れようとします。ジェスは賢い子だからオッカンの疑問に全部答えちゃうのよね(例えば列車の時間とか)。吸殻もちゃんと拾ってくれるの。オッカンはとりあえず待ってろと言って公衆電話で迷子がいると警察に連絡(自分の子なのにー)。逃げる途中、肩がぶつかった学生に言いがかりをつけたら返り討ちにあい警察に連行される。さらには「僕を探しにきたんですよ」とジェスの声。オッカン、悪いことはできないよ。しっかりジェスに育てられなさい。木浦への帰り道、座席で眠るジェスをまたもや置き去りにして途中下車するオッカンは、そこでヘリム(チョ・ミンス)と運命的な出会いをする。1話のラスト。土砂降りの雨の中、警察官に両脇を抱えられる成長したジェス(コ・ス)の姿に彼のナレーションが重なります。 あの日ー 僕の父という男を 引き戻したものは 何だったのだろう 不幸だらけの人生 唯一の幸せのために 命を懸けた男 その父の選択が今 限りない憎しみの中に 僕を追いやっている しかし どんなに振り返っても 僕はこの選択をしただろう 父がどん底で夢見ていた あの愛という名の元でうぎょーーーーーー。難しすぎるぞ、ジェス。オッカン30歳。スア12歳。ジェス、ギョンホ10歳。家族の物語の始まりです。【過去記事】| 第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 | 第9話 || 第10話 | 第11話 | 第12話 | 第13話 | 第14話 | 第15話 | 第16話(完) |【チョ・ジェヒョン出演作品】 【チョ・ジェヒョン出演作品OST】
2006.05.24
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地上波のカットシーンがどうしても観たい欲求に駆られ、「ピアノ」DVD-BOX、予定通りお買い上げです。しめて23,000円なり(ヒー)。ご覧の通りディスク八枚。八人の顔写真の中にジェミンがいない。親分やヨンタクはいるのに。何でや?地上波に加筆修正しながら、地味~に「ピアノ」強化月間始めます。【OST】 「ピアノ」オリジナル・サウンドトラック
2006.05.16
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見終わった直後、「えっ」と思ったきり言葉が見つからなかった「ピアノ」最終話。ギョンホはヨンタクに会い、毒蛇襲撃を持ちかけます。毒蛇より人望があり、話の分かるヨンタクがなぜずっとナンバー2に甘んじているのか。私も不思議だったんですよね。ギョンホもそこを鋭く突いたのだけれど、ヨンタクは「食わせてもらってる人の首は取れない」と。恩のある毒蛇に仕えるのは当たり前。だから自分は加勢できない。そう言いつつも警護が手薄になる日を教えてくれたり、一人で乗り込んでくるであろうギョンホの身を案じ、パン屋の子分たちにそれとなく助けを求めたりしてる。ヨンタク役の俳優さん、これまで主人公の恋敵とか意地悪な役でお見かけしていたので、このままいい人で終わるはずがないと思ってたけど、ヨンタクは最期まで義理と人情の人でしたよ。そんな彼を慕う子分もちゃんといたし。一方、隠れ家で過ごすスアとジェス。スアのあんな笑顔、始めて観ました。靴下を干すスアを遠くから呼ぶジェスの声。「スアヤー」。ヌナでもイ・スアでもない。気兼ねなく名前で呼べる幸せ。よかったねぇ。「白菜を一株だけ買ってキムチを作りたい」とスア。「お前のことなら何でも分かる。生まれてきてすみません。そう思って生きてきた子よ。ジュヒや父親、患者たちを忘れて幸せになれる人間じゃない」ってことは?「この次に生まれてくるときは何の関係もない、二人だけで出会いたい」そんな。。。隣で泣きながら聞いてるジェスは「次に生まれてきたら手を握りたい。顔や髪に触って思いっきり抱きしめたい」二人ともソファに並んで座ってます。手を伸ばせば届くのに。決して向き合うことはない。二人は姉弟に戻るのね。隠れて暮らすより一生傍で家族として生きる道を選んだ。キムチを食べ切るまで。それが二人に与えられた時間。ああ、、、もう何て言ったらいいのか。バカーーーー!襲撃の前夜、ギョンホはオッカンに会いに行きます。この時のギョンホ、すごく丁寧にしゃべってる印象をもったんだけど。そして、このとき貸したライターがあとで重要なアイテムになります。襲撃当日、胸騒ぎを覚えて教会からパン屋に引き返したオッカンは、ギョンホの危険を察し、急いで倉庫へ向かいます。倉庫ではヨンタクや子分たちが入り乱れ、逃げる毒蛇を追うギョンホは道標のようにライターを落としていく。確か朝の礼拝から引き返して向かったはずなのに、倉庫についたらもう真っ暗。オッカン、ずいぶん時間かかったね(とりあえず突っ込んでおいて)。ライターに導かれ、遅れて駆けつけたオッカンは毒蛇の銃から咄嗟にギョンホをかばいます。かばって撃たれてギョンホの胸に倒れてしまうオッカン。ギョンホは信じられないという顔で「起きて、、、こんなのない、、、」と、泣いているのか怒っているのか分からない言葉を繰り返すばかり。ここから地上波はバタバタと進み、オッカンは一言も話さず(とくに回想シーンもなく)みんなが病院で号泣してるシーンに繋がります。明らかにカットされてますよね?もちろん、これだけでも大泣きなんですが謎の女の人が出てきませんけど。どうなっちゃったの?前に「生きてるときはスアとギョンホのため、死ぬ時はジェスのため」と話していたオッカン。結局、死ぬ時もギョンホのためでした。ギョンホはたまらないだろうけど。ヘリムとの約束「家族のためにがんばる」は、しっかり果たせたんだから胸を張って会いに行けるね。物議をかもしそうなラストシーン。あの家の前に並んで立つ四人。ギョンホ、スア、ジェス、ジュヒ。ギョンホがジェミンを呼んで中にはいると、そこにはジェミンが一人、ピアノを弾いていた。人が住んだ痕跡は無く他には誰もいない。あの人たちは天使だったのでしょうか?ヘリムが姿を変え、オッカンを迎えに来ていたのでしょうか?血のつながりや生まれなんて関係ない。愛のある人間が家族になれる場所。それがあの家だったのでしょうか?見たまま感じたまま。それがこのドラマの結末。答えなんてないのかもしれないなぁ。【過去記事】| 1話 | 2~4話 | 7~9話 | 12話 | 13話 | 14話 | 15話 | 16話 |【OST】 「ピアノ」オリジナル・サウンドトラック【DVD】 「ピアノ」DVD-BOX
2006.04.12
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不本意にも背負ってきたものが大きいと人間深みが出ます。歌手なら歌に、物書きなら文章に。ギョンホの表情、言葉にも決して平坦ではなかった彼の人生が映し出される。演技で、それをやれちゃうインソン君はすごい役者なのかもしれない。ギョンホは口が悪いからあんなふうにしか言えないけど「お前の父親の面倒を見る」って、オッカンのことちゃんと考えてくれてるんですね。すごい成長だ。ジェミンのことと、あの「アイ・ラブ・ユ~!」が効いてると思うよ。初老の男性が成人した息子に言うセリフじゃないですけどね。滑稽ともとれるあの姿がどうしてこんなに哀しいんだろう。わたくし始まりの10分間録画をミスってしまい、ウンジの死に目に会えず(悔)。ここに来て痛い失敗です。DVD買えってことでしょうか?毒蛇は名前自体、怖そうだけど実際は痩せたおっさんです。いくら暴力的とはいえ、ギョンホが本気になれば一人でも倒せそうですけどね。やっぱそれやっちゃいかんのですかね。っていうか、ギョンホは親分になりたいなんてこれっぽっちも思ってないからな。もともとギョンホになついてたジェミンは言葉が戻ってからというものギョンホの言葉を続けて言うのが癖みたいで、会話にはならないんだけど、なんだかとっても微笑ましい。ジェミンを守る責任感と、姉のことを何とかしなければという責任感。二つの責任感で今回はギョンホが頼もしく見えました。ジェスの結婚は看護婦から振られる形で消滅。ジェスのことが大好きな看護婦だったのに「一生振り向いてくれない人と結婚したら私が可哀想」。よく言った。そして「一滴の血も混じってない」とジェスを励まします。スアとジェスはギョンホに連れられて人里離れた隠れ家へ。本当はギョンホが毒蛇から逃れるために用意された家。二人もそう思ってついてきたのに実は自分たちの家だったってやつです。「二度と戻るな、戻ったら殺す」と相変わらず口の悪いギョンホ。二人を残して立ち去ろうとすると、なぜかジェスが追いかけてきて殴り合いのケンカです。ここはお礼を言うべきでないの?変なわだかまり捨ててさー。ジェスは何を怖がってるんだろう。「ジェスの戸主はオッカンで、スアの戸主は自分」ってことは戸籍上問題なしってことでしょ?次が最終回。隠れ家の二人、釜山に戻ったギョンホ、そしてオッカン。誰も死なず穏やかに笑って暮らしてる。一瞬でもいいから、そんな映像が観たいな。【過去記事】| 1話 | 2~4話 | 7~9話 | 12話 | 13話 | 14話 | 15話 | 16話 |【OST】 「ピアノ」オリジナル・サウンドトラック【DVD】 「ピアノ」DVD-BOX
2006.04.11
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誰にも気づかれないようにいい弟いい姉を演じ、時には憎しみ合ったりしたけれど。ジェスはもう「おれは無理だ」とスアに告げます。そんなときは「ジュヒのことを思い出せ」と。「お前の父親と私の母親から生まれた妹がいる限り自分たちは姉弟なのだ」とスアは言い張ります。それでもジェスの口から「ジュヒよりもスアを選ぶ」と聞いた途端、スアは手首を切ろうとします。そうでもしないとスアも自分を抑えられないのでしょう。もういいじゃん。あなたたち手も握ってないんだよ。好きだとも言っていない。お互いを深く思うだけの20年。そりゃ、おかしくもなるさ。スアの頑なな態度に行き場をなくしたジェスは「俺はイ・スアを愛してる!」と叫びながら、またもや深夜の町を自転車で暴走。医者なんだから車の一台くらい買おうよ。あれ、まだ研修医だっけ?猛スピードで飛ばしたチャリは偶然にも勤め先の病院の柱に激突。転んだだけで怪我はしてない様子。中から看護婦が出てきて苦しむジェスを抱きしめ、そのまま一夜を共にする(なぬっ?)。オッカンは悩んだ挙句、家を買うために貯めたお金を「これで遠くへ行け」と二人に差し出します。「暑くもなく寒くもなく近くもなく、死ぬ前に一度は会いたいからそんなに遠くないところ」(かなり条件が厳しいぞ!)で二人で暮らせと。オッカンらしい言葉でジェスとスアを逃がしてあげようとします。しかしスアは「お父さん、私仕事に行かなくちゃ」。この期に及んで“お父さん”と呼び、それをギョンホに聞かれてしまう。ギョンホもビックリでしょうね。姉が、よりにもよってジェスと。憎んできた男の憎むべき息子、世間的には弟のジェスと。しかし姉の本心を知ると何も言えないんですね。ジェスは責任を取って看護婦との結婚を決意します。オッカンに「スアはどうする?」と聞かれて「努力する」というけど。できるわけないじゃん。スアも言葉では祝福するけど、酔いつぶれてオ課長(チョ・サンベby「バリでの出来事」)に背負われて帰ってくるし。ジェスはやっぱり家の前でスアを待ってるし。オ課長、ほんとにいい人。最初は気持ち悪かったけど、ここまで純情一直線だと逆にオ課長をこれ以上、縛らないであげてって思っちゃう。スアも罪なことするなぁ。毒蛇は行き先を告げずにギョンホに仕事を命じます。大勢の子分たちと乗り込んだ場所はオッカンたちが働くパン屋さん。ここを襲撃するのが目的でした。動揺するギョンホ。最近のギョンホは子分が手出ししないように見張ってましたからね。しかし、ここまで来たら後には引けない。被害が最小限に収まるように子分たちを外に出し、一人で店内を荒らします。オッカンたちに危害は加えません。こうするしかないギョンホの苦しみが分かるのか元親分はとめません。そこへジェミンが駆け寄ってきて「アンニョーン、アンニョーン」と。空に向かって手を振ります。オッカンもギョンホも周りの大人たちも状況がつかめません。ジェミンは涙を一杯ためて「オンマが行っちゃう、アンニョーン、オンマ、アンニョーン」。ボロボロ涙を流すのです。彼に何が見えるのか。呆然とするギョンホ。ジェミンをただ抱きしめるしかありません。【OST】 「ピアノ」オリジナル・サウンドトラック【DVD】 「ピアノ」DVD-BOX
2006.04.10
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「ピアノ」というタイトルのわりに、ちーともピアノが出てこないんですけど。地上波だからカットされてるんでしょうか。そんな心配を察してか、ここにきてやっとピアノが絡んできました。ヘリムのピアノをスアもずっと探していたようです。売り物にするなら、その前に、ある程度品物の点検をするだろうに。20年前のスアの答案用紙やらピアノの練習本やらオッカンの履歴書まで出てくる出てくる。文字通り思い出が詰まったピアノはすでに売約済み。驚いたのはピアノを買った女性がスアたちの昔の家まで購入していたことですね。しかもその女性、オッカンの見合い相手でもあり。あの家で小さな子供や老人たちと一緒に暮らしてる。ということはグループホームみたいな使い方してるのかな。とにかく謎の女性です。「うちは大家族だから。家がなくなると困る。ピアノはいつでも弾きに来ていい」といわれたら、オッカンもそれ以上要求できなくなってしまいます。ショックで倒れるスア。男優さんはそのために鍛えてるんじゃないの?ってくらい、倒れるとオンブはもはや韓ドラの常識。スアを背負って病院に駆け込んできたジェスは誰にもスアを触らせない。ただならぬ様子に、ジェスのことが好きな看護婦(院長の孫)やオッカンまでも二人の気持ちに気づいてしまう。看護婦はスアの働いている店まで来て、強引にジェスにキス。そんな光景を見せられたスアは手にしたCDをバラバラと落とし思いっきり動揺してる(分かりやすー)。「どうして私に説明するの?」ってスアは強気に振舞うけど、本当に真面目というか頑なで、もう少し肩の力を抜こうよ、楽に生きようよって言ってあげたくなっちゃうわ。悩めるジェスは同じく悩めるオッカンにスアとの仲を「死ぬほど愛し合ってる!」と告白。オッカンは「違うと言え!」と何度も叩くけど、そのたびにジェスは「本当だ!」「死んでしまいたい!」と。オッカンも泣いています。「二人の結婚より自分たちが愛し合うのが先だった」とジェス。オッカンの一目惚れは確かに一方的だったからな。水飲み場の「コマスミダ」。思えばあれが二人の初恋だったんだね。ウンジが具合悪そうだと思ったら、倒れちゃいました。難病で薬が効かなくなってきている様子。ギョンホを追ったのは捨て身の覚悟だったんだね。そんなことまったく知らなかったギョンホ。自首をオッカンにとめられて、可愛いジェミンを毒蛇にさらわれて。彼に安息の日はくるのか?【OST】 「ピアノ」オリジナル・サウンドトラック【DVD】 「ピアノ」DVD-BOX
2006.04.07
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いやー、泣けた泣けた。30近くになって、まだ捻くれてるギョンホ(チョ・インソン)に、だんだん腹が立ってくるんですけど。インソン君の演技、ものすごく力はいってます。立派な父親が死んだショックから抜け出せないとこへもってきて、母親がチンピラあがりの情けないオッカン(チョ・ジェヒョン)と再婚後、事故で水死。ギョンホがオッカンを恨むのも分からんではない。子供の頃は納得できなくても、自分のせいで泣いている姉スア(キム・ハヌル)や妹ジュヒ(ヘリムの産んだオッカンの子)のことを思うなら、もういい加減に現実に目を向けてもいいんでないの?で、そのギョンホ、いつのまにかウンジ親子と暮らしてるし。別れるとき「俺の人生に女はいない」なんて臭いセリフを放たれたのに、ウンジ追いかけたんだね。しかもスアたちにジェミンはギョンホの子だと紹介してるよ。ウンジの作戦勝ちかしら。オッカンは自分に孫がいると知って嬉しそう。嬉しくて目が覚めちゃうくらい嬉しそう。で、翌日ジェミンに会いに行くのよね。ジェミンがさ、いったんオッカンの横をすり抜けて、そこからもう一度引き返してオッカンに抱きつくの。可愛いよね。チョ・ジェヒョンさん、初めは「またヤクザかよ」って思ったけど、今回のテーマは老け役ですね。見た目はもちろん歩く姿もちょい老け。いい味出してます。身代わり事件の真犯人がギョンホだったと知るオッカンは通帳と印鑑を差し出し、釜山を離れろと言います。ギョンホはもう遅いと言うけど「愛した人の子だからお前は俺の愛だ」って。ハンカチ振りながら「愛してるー、愛してるー、アイ・ラブ・ユー!アイ・ラブ・ユーーー!」って、何度も何度もギョンホの背中に向かって言うの。ギョンホも泣きながら立ち去ります。心を開けず苦しむギョンホにオッカンが示した無償の愛ですね。学がなく決して立派な人生ではなかったけど、人は変われるんだよって。自分が変わったように。お前も変われるはずと。うーん、お買い上げコースか?【OST】 「ピアノ」オリジナル・サウンドトラック【DVD】 「ピアノ」DVD-BOX
2006.04.05
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「ピアノ」いいです。各話感想書きたいくらい。しかし年度末から新年度にかけて猛烈に忙しく、起きて食べて仕事して食べて仕事して食べて仕事しての繰り返し(食ってばっかじゃん)。浸っている余裕がありません。ぐやじぃ~。韓ドラの例に漏れず「ピアノ」も“それから何年後ー”で急速に成長する主人公たち。9話あたりでオッカン(チョ・ジェヒョン)の頭にはもう白いものが混じっています。ギョンホ(チョ・インソン)の身代わりとなって警察に捕まったジェス(コ・ス)。スア(キム・ハヌル)は「どんな弟さんですか?」と聞かれ「とうてい憎めない子でした、、、私を守るって、自分のことマジンガーZだと思ってるんです」(ジェス、高校生ですけど)。ここ、泣けるシーンなんですよ~。世の中が携帯電話主流になっても、スアは9年前にジェスがくれたポケベルを解約しないで大事に持っていました。スアの変わらない思いの証です。それをジェスが見つけちゃった日にゃ「俺たち(ウリ)逃げようか」って言いたくもなるわな。ジェスは殴られてたけど。「見るな」「来るな」の呟きがまたイイ!親同士が結婚したら例え血が繋がらなくても姉と弟が愛し合うことは許されないんですかね。テファオッパも言ってみりゃそうだったな。「ピアノ」の場合、すでにスアとギョンホの母親は死んでるわけだし。実質、婚姻関係は消滅してるのにねぇ。事件後、行方をくらましたギョンホはソウルへ。相変わらず傷だらけで悪い奴らから逃げてます。偶然逃げ込んだ美容院で働いていたのがウンジ。高校生の頃、ジェスを追いかけてた女の子です。ウンジ役の女優さんって「愛の群像」でイ・ナヨンちゃんとソックオッパを取り合ってた子ですよね。ジェスの心の中にスアがいるのを見抜いたウンジ。その後、ジェスを諦めて別の男性との間に子供をもうけるも男性は死亡。ショックで口がきけなくなったという子供に自分の姿を重ねるギョンホ。しかも子供の名前がジェミン(笑)。このジェミン役の子「パリの恋人」のゴナです。ウンジたちとの出会いでギョンホが変わってくれるといいですがね。なんかジェスが身代わりになったことでますます憎しみパワーアップしてるような気がするんですけど。【OST】 「ピアノ」オリジナル・サウンドトラック【DVD】 「ピアノ」DVD-BOX
2006.03.30
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オッカン(チョ・ジェヒョン)はボコボコにされても、そう簡単にチンピラ体質が抜けるわけもなく人を脅したりたかったりして、その日暮しを続けている。偶然、市場でたかっているところをヘリム(チョ・ミンス)に見られ、お金も取らずにすごすごと逃げていく有り様。情けな~。ヘリムさんには、特別な照明がたかれているのでしょうか?いつもボーっと白いんです。まさか幽霊?そういうドラマじゃないはずだけど。頭の切れる弟分(「ロマンス」のウンソクオッパ)は毒蛇の手前オッカンを殴ったけれど義理は尽くす人のようでオッカンに足を洗えとお金を包んだりしている。根っからの悪人ではなさそう。ヘリムは自宅に教室を開き子供たちにピアノを教えている。キーキーキーキーとヒステリックにまくし立てる義姉や、我が物顔で飲み食いする義兄はヘリムが弟の財産を横取りしたと言いがかりをつけ、度々金銭を要求、あることないこと吹聴しヘリムの生活をおびやかす。子供二人を抱え、生きていくのに精一杯(ソウルの自宅を売って借金返済に充てたくらい)なのに、彼女を助けるどころか逆にいいカモくらいにしか思っていない人たち。ほんとこんなのが身内にいたら大変です。オッカンはヘリムに心を奪われてしまったものの、何をどうしていいやら分からず遠くから見つめるだけ。ほとんどストーカーです。でも、ヘリムが義兄たちに暴力を振るわれると、すぐさま助けに入る。それがまた誤解を生むことになるんだけどね。シマはすでに毒蛇の天下で、そこを荒らすオッカンは容赦なく袋叩きにあう。そんな父の姿に涙を流すジェスを見て、オッカンも少しは心を入れ替えたのか、姉さん(組長のパートナー)の屋台を手伝いはじめる。しかし、真面目に働こうとすると毒蛇の嫌がらせが入る。殴りこみの要員に借り出されて行った先がヘリムの家で愕然とするオッカン。しかも依頼したのはヘリムの義兄ってんだから病んでます。ヘリムをかばって殴られたオッカンは警察に逮捕される。前科があるので刑務所行きは避けられず、オッカンがいない間、ジェスの面倒はヘリムがみることになる。近所ではもちろん噂になり、露骨な陰口がささやかれる。オッカンが出所した日。ヘリムが突然「私たち一緒に暮らしましょう」と提案する。「私を愛してるんでしょ?」「もうそれしか思い浮かばない」と。それってプロポーズですか?オッカンは青天の霹靂みたいな顔で、何度「愛してるんでしょ?」と聞かれても、「いいえ」としか答えない。「俺みたいな真っ黒で情けなくて汚い奴が、真っ白なあなたにそんなこといえない」。ああ、なるほど。だから白かったのね。「でも泳ぎは得意です。あなたがおぼれたら俺が助けます」。二人して泣いてるシーンにこっちももらい泣きしそうでした。で、結婚式→一年後→子供が生まれる。早い早い。スアとギョンホはオッカンを父親と認めてないし、自分たちの父親を忘れてしまったかのようなヘリムに不満たらたら。以前はジェスに同情していたスアも兄弟となれば話は別。やっぱり血の繋がった弟の方に味方します。オッカンは組長が出所して開いたパン屋に就職。子供たちを預けてヘリムと二人でデート。結婚してもラブラブじゃーん。ていうか、子供まで生まれたというのに、オッカンはヘリムに対してずっと敬語ですけど。ボートに揺られながら昔を思い出すように「ジェスを捨てて電車を降りたときのあなたの目。非難するわけでもなく、静かに諭すような、その目に見つめられて自分が恥ずかしくなった」とオッカン。これからは家族のためにがんばると。そう決意した矢先、運悪く乗っていたボートが傾き海に放り出される二人。キスが長いからだよ~なんて思っていたら、ヘリムが水死してしまう。うそっ、早すぎ。ダメやん、オッカン、助けるって言ったのに。オッカンはオッカンでショックだけど、スアとギョンホはオッカンに母親を殺されたと恨む。ギョンホにツバを吐かれても「お前たちの面倒を見させて欲しい」と土下座するオッカン。前途多難だね。そして八年後ー。4話の最後に子役からチョ・インソン、キム・ハヌルに切り替わりました。5話から本格的に登場です。インソン君は殴られて血だらけで駆け込んでくるし、ハヌルちゃんは「殺してやる」なんて物騒な事言ってるし。殺伐としてますなぁ。あれ、コ・スは?【OST】 「ピアノ」オリジナル・サウンドトラック【DVD】 「ピアノ」DVD-BOX
2006.03.17
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チョ・ジェヒョンさん、主役じゃーん。この人、ほんとヤクザか刑事がピッタリだね。映画『木浦は港だ』は刑事でしたが、ドラマはヤクザ。舞台は映画と同じ木浦からスタートです。組長の歌に合わせて踊っちゃうような太鼓持ちのヤクザ、オッカン(チョ・ジェヒョン)。男でもオッカンです。ものによっては“オククァン”と書かれてありますが、地上波の字幕はオッカンでした。組ナンバー3のオッカンは、調子がいいだけで腕っ節はめっぽう弱い。組長がナンバー2(通称「毒蛇」)の裏切りで逮捕されると、組はナンバー2の天下に。オッカンは頭の切れる子分にボコボコにされ、組にいづらくなる。ちなみに組長は「北京 My Love」でキム・ジェウォン君の父親、韓国電子の会長役だった俳優さんで、頭の切れる子分は「ロマンス」でチェウォン(キム・ハヌル)のことが好きだったウンソクオッパでしたよ。同じ頃、夫を亡くしたヘリム(チョ・ミンス)は二人の子供スアとギョンホを抱えソウルの家を売り払い、故郷に家を借りる決心をする。ソウルにいるおばに呼び出されたオッカンは、昔、同棲していた女性が産んだという自分の息子(ジェス)と初対面。女が逃げて困ったおばはジェスをオッカンに押し付ける。木浦への帰り道、座席で眠るジェスを置き去りにして途中下車したオッカンだが、そこでヘリム(チョ・ミンス)と運命的に出会う。子供がまだ10歳くらいなので、どっちがコ・ス?インソン君?(ハヌルちゃんは分かるけど)になるのか分からなかったけど、最後で謎が解けました。ジェスがコ・ス。ジェス、いい子だよ。必然的にインソン君は悪い子なのね?滑り台からジェス突き落とすんだから。先が思いやられるわー。【OST】 「ピアノ」オリジナル・サウンドトラック【DVD】 「ピアノ」DVD-BOX
2006.03.14
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