COMPLETE A NIGHT AT THE VILLAGE VANGUARD(Bluenote)
DISC ONE
1 A NIGHT IN TUNISIA 2 I’VE GOT YOU UNDER MY SKIN 3 A NIGHT IN TUNISIA(EVENING TAKE) 4 SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE(ALTERNATE TAKE) 5 FOUR 6 INTRODUCTION 7 WOODY’N YOU 8 INTRODUCTION 9 OLD DEVIL MOON
1,2 SONNY ROLLINS(TS) DONALD BAILEY(B) PETE LA ROCA(DS)
A NIGHT IN TUNISIA ご存じ、ディジー・ガレスピーの曲ですね。 拍手の音から始まり、アップテンポで演奏されます。 のっけからこのスピード・・・! ロリンズ吹きまくり、ラ・ロカ叩きまくり・・・ まさに駆け抜けるような、「チュニジアの夜」です。 ドラムのソロは、間近で見たい!と思うほどの迫力。
I’VE GOT YOU UNDER MY SKIN こちらも、ベースブンブン、ドラムガンガン、 アップテンポで演奏されます。 この曲、改めて聴き直して、気に入りました。
A NIGHT IN TUNISIA・・・ イブニング・ヴァージョンとクレジットされています。 前2曲は、ベースはドナルド・ベイリー、ドラムはピート・ラ・ロカですが、 この曲からはウィルバー・ウェアと、エルビン・ジョーンズに交代します。 オープニングを飾ったヴァージョンより、ゆったり目の演奏で、 私はこちらの方が好きかも・・・ロリンズも余裕がある感じで。 ドラムソロは、こちらも迫力満点ですが、どちらかというと これに関しては、ピート・ラ・ロカの方がいいかな? う~ん、甲乙つけがたいですね。(^^)
SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE けさは雨が降っているので、この曲のタイトルのようには行きませんが ゆったりスローに演奏されているこのヴァージョンは好きです。 こちらは ALTERNATE TAKE とあり、 2枚目の方に公式ヴァージョン(?)が収録されています。
FOUR マイルス・デイビスの作のこの曲、ロリンズは自分のものとして 素敵に消化しています。アップテンポが心地よい。 後年、NOW’S THE TIME というアルバムでも ロリンズはこの曲を演奏しています。 ロリンズは驀進!といった感じで吹きまくっているのですが、 ベース、ドラムとの呼吸がいい感じです。
1 WHAT IS THIS THING CALLED LOVE 2 SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE 3 SONNYMOON FOR TWO 4 I CAN’T GET STARTED 5 I’LL REMEMBER APRIL 6 GET HAPPY 7 STRIVER’S ROW 8 ALL THE THINGS YOU ARE 9 GET HAPPY(SHORT VERSION)
WHAT IS THIS THING CALLED LOVE 恋とはなんでしょう というタイトルでお馴染みですね。 エルヴィンのドラムの音から始まりました。 ロリンズが低めの音でフレーズを細かく刻んでいきます。 底で流れるウィルバー・ウェアのベースの音に耳を奪われます。 後半になるに従って、じわじわとヒートアップ。 ロリンズ対エルヴィンのバトル(?)も聞き物。 延々3分以上にわたる、エルヴィンのドラムソロは白熱! そのあとに続くロリンズもそれに刺激されるかのように エンディングを迎えます。
ロリンズの曲紹介のあと SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE あのなじみの深いメロディーです。 ここではロリンズの、味わい深い歌心ある音色が楽しめます。 ウィルバー・ウェアがソロで奏でるテーマが印象的です。 このベーシスト、以前にもロリンズと共演していますが このライブでの演奏がとりわけ素晴らしい気がします。
SONNYMOON FOR TWO この曲はロリンズのオリジナル。 SonnyMoonとはいったいどんな月でしょう?(^^) ちょっとブルージーな雰囲気が好きです。 思わずカラダがスウィングしてしまうような、ロリンズワールドです。 ロリンズの力強いブロウが続いていきます。