発達障害児が伸び伸びと育つために~保健師の目で見た子育て~

褒めるために1「時間を区切って」


お子さんを褒めるために、どんな工夫をしていますか?

褒めるためには、どんな心の姿勢を持っていることが必要でしょうか?

例えばこんなこともあります。

いつも授業中に教室でじっとしていられない発達障害を持つお子さん。
叱られてばかりです。
「じっとしていなさい」
「他の子の迷惑になるでしょう!」
「授業をちゃんと聞いて」

・・・無理な要求ばかりしてしまっていると言うことに気付かずに、本人を追い詰めてしまう・・・・、でも他のお子さんへの対応の狭間で苦しんでしまう、ということもあると思います。

「20分だけ教室で頑張ろうね」と言って、後は自由にしていいと約束することもできます。大事なのは、20分頑張れたらたくさん褒めてあげることです。
「たった20分」ではなく、その子にとっての20分の重みを理解してあげることが大事です。

褒める場面が増えたら、「自分が認められた」という思いが少しずつ芽生えて来ます。
自分が認められたという思いが、必ずいい方向へ導いてくれます。

我が家の息子も、朝会での問題行動が減りました。
発達障害児は、大人数の場面が苦手、全体に向かって話しかけられるのを理解するのは苦手、じっとしているのも苦手、わからないことをただじっとしているなんて、本当に忍耐のいることです。・・・でも、集団で生活する以上ある程度の我慢も、適応も必要かと思います。
・・・・実際20分頑張れたら、それはすごいことですよね。
もう、万歳ものです!

エライ。よく頑張れた!さすがだね!

そう言って心から褒めてあげたいと思います。

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: