発達障害児が伸び伸びと育つために~保健師の目で見た子育て~

褒めるために4「褒めるのは恥ずかしい?」


「褒めるのが恥ずかしい」「気まずい」「わざとらしくていや」
と、思う方も多いですよね。

はたまた子どもから「褒めてほしい!」っていう思いを向けられると、褒めたくなくなる・・・って言うことも、はい、よく聞きます(笑)

自覚していますか?親(自分)だって褒められたいものですよね。

お料理を作ってご主人が褒めてくれますか?
お掃除をして褒められますか?
買い物で重い荷物を抱えて帰ってきて、誰かが褒めてくれますか?
子育てをして、褒めてもらったことありますか?

これまでだって、あまり褒められてこなかったし、今だって誰も褒めてくれない・・・っていう人が多いと思います。

「褒められたいのに、誰も褒めてくれない状況に、慣れてしまった」

ほとんどの人が、そんな欲求不満を潜在的に抱えていると思います。
御自分はどうですか?自覚しておいた方がいいかもしれません。

褒められたいのに、褒められないことに慣れてしまった。
だから、褒めにくいんです。
「褒められなくて当たり前でしょう?!」って、思ってしまうんです。
「褒めるところなんて何もない」って、思えてしまうんです。


でも、形から入っていいんです。
最初のうちは心が伴わなくても、とにかく褒める言葉を言う。
言葉の力を使うのです。言っているうちに、自分の言った言葉が自分の潜在意識にしみこんできて、なじんできます。

大丈夫です。

続けていくうちに、褒めた自分の方が気持ちがよくなることに気づくはず。

さらに、子どもが(相手が)褒め返してくれるようになり、もっと気持ちよくなります。

ついでに、ご主人のことも褒めてあげてください。(ついででゴメンナサイ)大人だってみんな褒めて欲しいんですよね。

私は今は、子どもを褒めて育てていますが、私自身は子ども時代に、褒められたことはほとんどありませんでした。
私の親は「親がわが子を褒めるなんて!(ありえない)」と言っていましたからねー。
ですから、私の中にも「認めて欲しい」「褒められたい」っていう気持ちが強くありました。それに、「そういう気持ちを持っちゃ恥ずかしい」っていう気持ちがあって、自分の気持ちを押し殺していましたよ。
だから、素直に褒め言葉を受け取れなかったですよー、褒めて欲しいのに。(笑)

褒めて子どもを育てているうちに、子どもも親も楽しくなってきて、
これはやめられなくなります。
親の人生も変わりますよーーー。


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: