B級映画ジャケット美術館

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2019.07.21
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カテゴリ: アクション映画
1569 ネバー・サレンダー1/肉弾凶器


※オモテ面

【スタッフ】
・監  督  ジョン・ボニート
・脚  本  ミシェル・ギャラガー
       アラン・マッケルロイ
・製  作  ジョエル・サイモン
       キャサリン・ソマー・バリー
       ジョナサン・ウィンフリー

【キャスト】
・ジョン…ジョン・シナ(楠 大典)
・ローム…ロバート・パトリック(小川真司)



※ウラ面

【仕  様】
・型  番  FXGB-29982
・製作年度  2006年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  THE MARINE
・発 売 元  20世紀 フォックス ホーム
        エンターテイメント ジャパン株式会社
・販  売  ----
・販売協力  ----
・定  価  12,500円(税抜)
・字幕翻訳  栗原とみ子

・吹替版制作 ----
・吹替演出  ----
・日本公開  2007年劇場公開作品
・リリース  2008.
・収  録  92分(本編)

・音  声  1.英 語 5.1ch サラウンド
       2.日本語 5.1ch サラウンド
・字  幕  1.日本語字幕
       2.英語字幕
・そ の 他  片面 2層、COLOR、MPEG-2、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
       DVD VIDEO、レンタル専用
・映像特典  ----


※ディスク

【ジャケット】
・オモテ面:俺を怒らせんじゃねぇ!!
・ウラ面 :ハンパない火薬量、カーチェイス、
      肉弾戦が連続の
      肉体派ド派手アクション!

いかにも男性向けのアクション映画って雰囲気のジャケットだ。主演のジョン・シナを中央に配置し、銃を構えさせている。その背後に、何故かサービスカット(笑)のケリー・カールソン、そして、ロバート・パトリックが凄む。カーチェイスの激しさを思わせる画像も使われ、背景は大都市の遠景。なかなかツボをおさえたデザインだと思う。いいジャケットだ。
でも、本編はアクション・コメディ風の仕上がりなので、このジャケットでは、ちょっと違和感が残るかな。(笑)
メジャー配給の作品としては、ウラ面の情報量は充実しているし、まずまずの出来映えのジャケットと言えるだろう。

【感  想】
「あきらめない男の七転八倒のアクション喜劇」

冗談とも本気ともつかない作品だった。(笑) 「スゲー!」と思わせるほど気合いの入ったアクションではないが、手抜きでもない。それどころか結構、手がこんでいる。短いカットを繋いだ編集のリズムもいい。むしろ早過ぎてビックリする。格闘シーンなんか堂々たるものだ。それでも、どこか軽妙に感じるのは、コメディタッチの描写のせいかも知れない。

海兵隊をクビになった男が、宝石泥棒に妻を拉致されちゃったから、さぁ大変。(笑) たった1人の孤独な追跡劇が始まる。――なんて書けばカッコイイが、周囲の迷惑をかえりみずに、ひたすら追いかける。(大笑) 思わず、アーノルド・シュワルツネェッガーの『コマンドー』を思い出してしまった。あの作品は、A.シュワルツネェッガーの肉体を茶化して漫画的な表現を全編に取り入れた始めての作品だった。(或る意味、『ターミネーター』より面白い)
まさか『コマンドー』を真似たわけではないだろうが、本作品もまた、主演のマッチョ男を徹底的に茶化している。

主演のジョン・シナのことも、WWEのことも知らなかった。どうやらプロレスの団体のようで、製作も、この団体によるものだ。その割りには宣伝臭くない。フツーのアクション映画に仕上がっている。
爆発シーンがハデで、実際の映像を、コンピュータを使ってボリュームUPしている。前景に人物を配したりして、なかなか凝っている点も見逃せない。面白い。プロレスの演出みたいだ。意識したわけではないだろうが、ショーとしての見せ場を心得ていることを考えると、あながち穿った見方でもないかも知れない。(笑)

主演のジョン・シナという方もプロレスラーのようだ。プロレスは観たことがないので、分からないが、人気のある方なのだろう。
正直、私の裡では、プロレスは子供の頃に見た『タイガーマスク』のアニメで終わっている。(苦笑) 勿論、ジャイアント馬場だのブッチャーだの、有名どころの名前くらいは知っている。アントニオ猪木さんとはグァムで会ったこともある。
――でも、基本的に男が裸でからみ合うスポーツは好きじゃないんだよなぁ。そう呟いたら、「プロレスは格闘技よ!」と怒られたことがある。ずいぶん昔、深夜のコインランドリーでの出来事だ。昔住んでいたアパートの近くに女子プロレスのジムがあって、練習生がよく洗濯に来ていた。私は滅多に知らない人とは口をきかない性格だが、ある時から会話をするようになったら、この始末である。(笑) ホント、会話ってやつは難しい。

さて、J.シナという役者さん兼プロレスラーは、客観的に見て、一枚看板で通用する方ではない。6頭身くらいのガッシリした体躯をしており、お世辞にも2枚目とは言い難い。――とは言え、どこか愛嬌のある顔立ちと表情をしている。シロート芝居ながらもソツなく演技もこなす。真面目な方なのだろう。キャラクタに人柄がにじみ出ているような気がした。次回作が、本作品のレベルなら是非とも観たい。(笑)

ロバート・パトリックがちょっとイカレた実行犯の親玉を演じており、やや枯れかかった感じが、本作品のコミカルなテイストと合っていた。この手の作品で真面目な悪役は見たくないもんね。
主人公の妻役を演じた女優さんもどこかで見たような気がするが思い出せない。無責任だが、ネット検索するほどの作品ではないので悪しからず。(笑) 如何にもアメリカンなキャラクタなのが面白かった。こういう旦那には、こういう女房だよなぁと思わせるものがあった。
王道とも言えるラストシーンも微笑ましかった。

“肉弾凶器”なんてサブタイトルも付いているが、これはマイナスだろう。ポスターのデザインも『ランボー』のような戦争アクションみたいだ。明らかに路線が間違っている。どちらかと言えば本作品は、デート向き。或いは、ローティーン向けか……。いずれにせよ、本格的なアクション映画を期待すると肩透かしをくらうことになる。もっともっとノリの軽い作品だ。こういう作品を気軽に楽しみたいものである。

それにしても、プロレスファンは、本作品をどう受け止めたのだろうか……。オススメ!(本気か!?)





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Last updated  2019.07.21 05:30:06
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