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Apr 25, 2009
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カテゴリ: 阪神2009
阪神・福原、猛ピッチ!地元で崖っぷち1勝


 「地元で勝ててうれしいですね。リズムよく投げようと思った。今季の初勝利と1000イニングを広島でできてよかった」

縦に大きく割れる110キロ台のカーブと最速143キロの直球を丁寧に織り交ぜた。八回に1点を失い、完封と完投を逃したが、上々の8回5安打1失点。24個のアウトのうち12個がゴロと持ち味を発揮した。2回を投げ終え、通算1000投球回数に到達。史上317人目、阪神では2005年8月23日広島戦(広島)で井川(現ヤンキース傘下3A)が達成して以来の大台到達だった。

 広島で自身の先発勝利はプロ11年目で初めて。本人は「え、本当に!? 知らなかった」と嬉し恥ずかしの“地元初勝利”に顔をほころばせた。

 「思ったような投球ができなくて、ふがいない日が続いていたんで…」

 ここまで3試合で2敗し、防御率も7.63。先発ローテに残るかどうか、がけっぷちにいたが、マスクをかぶる狩野を信頼して黙々と投げた。1月の自主トレ。南国・沖縄の地で誓い合った。

 「狩野が来てくれたんで。話せる時間も増える。僕から見たキャッチャーの話とかいろいろできるのがいい」。開幕後結果が出ない時期もあったが、意思疎通はできていた。大量リードにもイニングの合間には2人での確認作業を怠らなかった。

 真弓監督は打線よりも「投手がよかったのが一番」と満足げだった。

 「協力して一戦一戦、戦っていきたい」



阪神・葛城ミラクル4安打!今季最多12点
新打線大爆発で2位浮上や!! 阪神・葛城育郎外野手(31)が「6番・右翼」で先発した広島戦で、今季1号2ランを放つなど4安打3打点と大暴れ。ケビン・メンチ外野手(31)の“代役”が本領発揮し、チームは16安打&今季最多の12得点。2度目の3連勝で5割復帰だ。この勢いで、今季初の同一カード3連勝といくで~!!

パラつく雨に鯉党が取り出す傘が、まるで集中砲火を避けるためのよう。16安打を浴びせ、今季最多の12得点。ナインが誇らしげに、西日で光るスコアボードを見る。そして、勝利の儀式に立役者が走る。閑散とする新球場の右翼スタンドを背に、葛城が駆けよった。

 「ミラクル4安打! 何でやろうね(笑)。今はチャンスなんで、ライトでいいところを見せたい。前の新井さんが打ってくれていたから、気楽に打てた」

 今季3度目のスタメン(偵察要員は除く)で、「6番・右翼」は初。一回二死二塁。新井の2点二塁打にひるむ先発・長谷川の高めフォークを弾丸ライナーで右翼席へ放り込んだ。昨年6月15日のロッテ戦(千葉マリン)以来となる一発。三回には右翼線二塁打、四回にも中前打。七回無死満塁の第5打席、トドメの適時打を中前へ弾き返した。

 猛打賞は5年ぶり。1試合4安打はオリックス時代の2001年以来、8年ぶりだった。打率1割台と低迷するメンチは体調不良で登録抹消中で、三塁打が出ればサイクル安打の大活躍。“代役以上”の輝きで、低調する打線の起爆剤となった。

 「スタメンのとき、打てていなかったからねぇ。ただ、いいイメージで打席に立つことができたよ」。先発した11日巨人戦(東京D)は2タコ。17日横浜戦(横浜)でも4打数1安打だった。結果を出さなければという焦り、不安…。そんな気持ちも交錯する中、“特別メニュー”だけは欠かさなかった。

 「バッティングというのは、下半身からというからね」。試合前、ストレッチをこなすナインを横目に、1人で黙々と走る。多いときでポール間を5本以上も。オープン戦終盤、打撃不振でファーム行きを命じられ、自らに課した日課だった。土を蹴るたびに、悔しい思いを反すう。ベンチを温める日々に「すき間産業」といってのけるが、甘んじるつもりはない。地道な努力が、反骨心の礎となっている。

 「大活躍!! 5番が少しずつ当たっているので、6番、7番打ち始めると層が厚くなる。どこからでも点がとれる。これからのっていきたいね」

 真弓監督が手をたたく。和田打撃コーチも「カネ(金本)頼みだったが、みんなが打ったことがよかった」。2度目の3連勝で5割復帰し、ヤクルトと並ぶ2位に浮上。6番に座った男が機能し、猛虎打線が上昇気流に乗ってきた。

阪神・狩野、猛ハッスル!トドメ含む3安打

マスク越しに漂いはじめた、女房役の風格。狩野は今季初勝利を挙げた福原と、喜びを共有していた。

 「フク(ハラ)さんが勝っていなかったんでね。尻上がりの投球? 三回以降からですね」



 守りでリズムに乗った。一回二死一塁から、東出が二盗を狙った。狩野はコンパクトなモーションで二塁・平野のグラブへストライク送球し、俊足を刺した。相手のチャンスをつぶすと、その後はカーブを効果的に配球。大量リードに油断することなく、試合を締めた。

 「バッティングのことはいいんです。リードのことが常に、頭にありますから」が口癖だが、巨人・坂本にも負けない“恐怖の8番”ぶりだ。三回に長谷川のフォークを中前へ運ぶと、七回一死満塁では林の変化球を狙い打って中前タイムリー。九回には右中間最深部を破る三塁打で、今季2度目の猛打賞。打率.373のハイアベレージをキープし、リーグ4位。先発出場では9試合連続安打と、コツコツと当たりを続けている。

 前夜(24日)の能見の完封を演出。一夜明けベテラン福原の白星をアシストした。10年間、虎の正捕手を張ってきた矢野を欠く現実を忘れさせるような頼もしさが、今のこの男にはある。

虎・鳥谷、猛烈5度出塁!3安打で3割乗った
大量12点の猛攻の中で、3番・鳥谷も大暴れ。4打数3安打2四球。5度の出塁に加えて、五回の二ゴロ(二塁封殺)も含めれば、6打席すべてで塁上をにぎわせた。4試合連続安打&今季4度目の猛打賞で、打率は.320と急上昇だ。

 「いつ打てなくなるかわからないんで。打てるときに、打っておきたいですからね」



 「(調子が出なかった時も)四球とかで、しっかりとつなぐことができていましたから」

 開幕12打席無安打スタートの今季だが、腰を据えて、3番の重役に立ち向かってきた。だからこそ今がある。今季はや11四球。結果が出ても浮かれず、出なくても落ち込まずー。精神のバランスが成長の証でもある。

 クリーンアップとして確実に増えた内角攻めに対しても、そうだ。19日の横浜戦(横浜)での一発や、23日の中日戦(ナゴヤD)での決勝3ランは、共に厳しい内角球を完璧に弾き返したもの。「内角打ち習得? そんなことないです。たまたまです」。そう話しながらも「3回に1回でいいから、見せておけばいいかなと思います」と続けた。全部打てなくてもいい。時に平然と見逃しながら、時にガツンと印象づける。それだけでも十分。この肩の力の抜け具合が、ほどよい。

 借金完済からの再スタート。心身共に大きくなった3番打者が、常に攻撃のポイントを握っていく。


阪神・関本、つなぎ役に徹し先制点演出!

関本が2番打者としてつなぎ役に徹した。一回は先頭の平野が出塁すると、きっちりと投前犠打。先制点を演出した。

 二回には左前へ、五回には2番手・青木高から右前へと広角に打ち分け、マルチ安打を記録。これで4試合連続安打となった。3連勝の原動力となっている。

阪神・平野、赤星の“代役”果たす

背後に転がるボールを見ると、一塁へ駆けだした。平野が今季初1番で4度出塁。欠場した赤星の代役を務めた。

 「チームが勝ってよかったです」。一言だけ言い残すと、少し笑顔を見せた。一回先頭では振り逃げ。一挙4得点の起点になった。15日の中日戦(甲子園)の三回無死二塁では、捕手が後逸してるにもかかわらず走らなかった。これには星野SDも「ルールを勉強しろ」と苦言。そんな反省もいかされた。

 「1番・赤星」が本来のスタイル。しかし、24日の移動→ナイター→この日のデーゲーム。そのスケジュールが体にさらなる負担を強いる。腰痛も抱えコンディショニングはよくない。試合前も別メニュー調整が続く。この先もあり得る事態に、平野の存在は心強い。試合前も、二塁に加えて外野での守備練習を欠かさない。そのユーティリティーぶりが最大の強みだ。

 4点リードの三回二死一、三塁、中前へ適時打。出場18試合目で今季初打点もマーク。もう1人のリードオフマンが、打線の勢いを加速させた。

虎・新井17打席ぶりヒット!アニキ助けた
この1本が遠く感じた。左中間にで弾む打球を見ると、胸のつかえが少しだけ降りた気がした。「よかったです」。笑顔はなかったが、チームの勝利がうれしかった。新井の先制2点二塁打が大勝の流れをつくった。

 「長いことヒットが出ていなかったので、いいところで1本出てチーム的にも個人的にもよかったです」
 一回一死一、三塁から金本が遊飛に倒れた。その直後。先発・長谷川の甘く入ったフォークに反応し、左中間へ。19日の横浜戦(横浜)以来、5試合17打席ぶりの『H』ランプ。「金本さんを助けたい」と臨んだシーズン。5番として、にらみをきかすことすらできなかったが、やっと役割を果たすことができた。さらには、七回無死満塁では遊撃適時内野安打。1試合3打点は、昨年の7月1日の中日戦(甲子園)から遠ざかっていた。

 「きのう(24日)あたりからタイミングが合ってきた。もう少し力が抜けたらガンガンいけると思う」。真弓監督は5番打者の爆発に期待を込めて予言した。連日、試合前練習では直接指導を行ってきた。そんな指揮官の思いに、新井は応えた。

 最近は直球のみを打つ練習も打撃投手に変化球を要求。さらに今までは球種を伝えられてから打っていたがそれはせず、ランダムな投球で実戦さながらに振り込んだ。横浜スタジアムの室内で特打をした17日には嘉勢打撃投手から死球を食らうアクシデントもあったが「当たり日だな?」といわれ「いいことがあるかもしれないなあ」と笑って返した。1週間遅れの“アタリ”は貴重な先取点になった。それでも満足はできない。この日まで得点圏打率.105、4打点。“金本の次”を打つ意味は嫌というほどわかっている。

 「何をいってもやるしかないですから」。10試合ぶりの2安打。それでも迷い、もがいている。手に残る感触を頼りに、新井が完全復調への道を探っていく。











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Last updated  Apr 27, 2009 09:23:58 PM
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