梅林庵

梅林庵


諸田玲子『木漏れ陽の街で』文藝春秋1,762円
篠山紀信写真集『六本木ヒルズ×篠山紀信』3,714円

オルハン・パムク『雪』和久井路子訳 藤原書店3,360円
A・N・アファナーシェフ『ロシア好色昔話大全』中村喜和訳 平凡社3,980円

林望『東京坊ちゃん』小学館1,470円
朱川湊人『わくらば日記』角川書店1,470円
山本一力『ワシントンハイツの旋風』講談社1,680円
池永陽『ゆらゆら橋から』集英社1,890円
山本音也『抱き桜』小学館1,680円
以上懐かしの昭和30年代。

中沢けいの薦める本
サン=テグジュベリ『夜間飛行』新潮文庫
フォークナー『八月の光』新潮文庫
ヘンリー・ミラー『南回帰線』講談社文芸文庫
アナイス・ニン『アナイス・ニンの日記』ちくま文庫
ヘミングウェー『日はまた昇る』岩波文庫
カミュ『ペスト』新潮文庫
遠藤周作『砂の城』新潮文庫
同『わが恋う人は 上下』講談社文庫
同『深い河』講談社文庫


大貫恵美子『学徒兵の精神誌』岩波書店2,500円
木村哲也『『忘れられた日本人』の舞台を旅する』河出書房新社1,800円
 宮本常一の足跡を辿る本、柳田民俗学が切り捨てた漂泊の民や性をめぐる民族に光を当てた(書評から)。

司馬遼太郎『箱根の坂』講談社文庫上中下680円~730円
同『豊臣家の人々』中公文庫920円
『燃えよ剣』『新選組血風録』も読むべし。

岡崎武志『気まぐれ古書店紀行』 工作社 2,450円

ディヴィッド・P・バラシュ『ゲーム理論の楽しみ方』(河出書房新社2,200円)
C・マッケイ、G・ミラー『陸軍尋問官』(扶桑社2,200円)アフガン戦争でアルカイーダやタリバンの取り調べに当たった尋問官の実録。

佐藤俊樹お奨めのお菓子を買うための雑誌。
『CREA』(文藝春秋)
『東京情緒食堂』(アクセス・パブリッシング)
『婦人画報』(アシェット婦人画報社)手堅いらしい。

高橋呉郎『週刊誌風雲録』(文春新書760円)「1日最低5人に会え」「酒は仲間同士で飲むな」なるほど。

諸田玲子と北方謙三推薦本
柴錬『眠狂四郎無頼控』(新潮文庫)
中上健次『岬』(文春文庫)
隆慶一郎『吉原御免状』(新潮文庫)隆の作品は少ないらしい。
E・ヘミングウェイ『われらの時代』(高見浩訳、新潮文庫)
林真理子『アッコちゃんの時代』(新潮社)
M・ミッチェル『風と共に去りぬ』(大久保康雄訳、新潮文庫)
向田邦子『家族熱』(文春文庫)
宮部みゆき『孤宿の人』(人物往来社)
宮尾登美子『序の舞』(中公文庫)
阿川佐和子『スープ・オペラ』(新潮社)
A・J・クィネル『燃える男』(大熊栄訳、集英社文庫)
藤沢周平『用心棒日月抄』(新潮文庫)

ロシア文学者川崎浹『ロシアのユーモア』(講談社選書)
森鴎外『津下四郎左衛門』
司馬遼太郎『この国のかたち』

篠田節子『讃歌』(朝日新聞社1,700円)
川崎彰彦『ぼくの早稲田時代』(石文書院2,700円)
佐高信『田原総一朗よ驕るなかれ』(毎日新聞社1,575円)

歴史データ集『日本史必携』(吉川弘文館編集部編6,000円)角川書店『日本史事典』の特化したもの。
正田陽一監修『世界家畜品種辞典』(東洋書林、18,000円)蘊蓄鋭い。
ロワルド・ダール『あなたと似た人』(ハヤカワ文庫)

逢坂剛お奨めのミステリー
ヤン・デ・ハートック『遙かなる星』角川文庫
カート・ヴォネカット・ジュニア『母なる夜』白水社
ウイリアム・マッギヴァーン『明日に賭ける』早川文庫
エド・レイシイ『さらばその歩むところに心せよ』早川文庫
トマス・ウォルシュ『針の孔』早川文庫
ホイット・マスタスン『ハンマーを持つ人狼』創元推理文庫

芥川龍之介『蜘蛛の糸』
太宰治『走れメロス』
幸田文『台所のおと みそっかす』
O・ヘンリー『最後のひと葉』
ラフカディオ・ハーン『雪女 夏の日の夢』
『人間だって空を飛べるーアメリカ 黒人民話集』
『語り継ぐ人々ーアフリカの民話』
以上は高齢者への読み聞かせ本

坪本公一『群青の鎮魂』アート・ヴィレッジ5,714円。戦地に残る朽ちた旧日本軍装備の写真集。

青木直己『下級武士の食日記』生活人新書700円

佐々木倫子『動物のお医者さん』(漫画)
西村しのぶ 一連の漫画
以上は失恋の時に読む本

吉村英夫『放浪と日本人』実業之日本社1,890円

日本ペンクラブ編『文学夜話ー作家が語る作家』講談社
『超ロングセラー大図鑑』竹内書店新社
荒俣宏監修『知識人99人の死に方』角川ソフィア文庫
岡田暁生『西洋音楽史』中央公論新社 780円
(20060108読売)

第32回大佛次郎賞
富岡多恵子『西鶴の感情』(講談社)2,100円
 謎に満ちた江戸時代の俳諧師・小説家井原西鶴の内面に迫る。
リービ英雄『千々にくだけて』(講談社)1,680円。
 9・11事件を背景に現代人の心に巣くう不安を描く。
           (20051222朝日新聞)

2005ミステリー(20051222朝日)
「このミステリーが面白い」(宝島社)
1 東野圭吾『容疑者Xの献身』(文藝春秋)
2 石持浅海『扉は閉ざされたまま』(祥伝社)
3 横山秀夫『震度0』(朝日新聞社)
4 原りょう『愚か者死すべし』(早川書房)
5 摩耶雄嵩『神様ゲーム』(講談社)
「本格ミステリ・ベスト10」(原書房)
1 東野圭吾『容疑者Xの献身』(文藝春秋)
2 石持浅海『扉は閉ざされたまま』(祥伝社) 
3 我孫子武丸『弥勒の掌』(文藝春秋)
4 北村薫『ニッポン硬貨の謎』(東京創元社)
5 摩耶雄嵩『神様ゲーム』(講談社)
「週刊文春ミステリーベスト10」
1 東野圭吾『容疑者Xの献身』(文藝春秋)
2 薬丸岳『天使のナイフ』(講談社)
3 横山秀夫『震度0』(朝日新聞社)
4 伊坂幸太郎『死神の精度』(文藝春秋)
2 石持浅海『扉は閉ざされたまま』(祥伝社)

ハリー・ムリシュ『天国の発見(上、下)』長山さき訳、パジリコ上2,800円、下3,200円

北方謙三『水滸伝』集英社全19巻

野村進『日本領サイパン島の1万日』岩波書店2,100円。
山と渓谷社編『目で見る日本登山史』山と渓谷社8,190円
玄月『異物』講談社1,890円(20051221)

毎日に川村湊氏と松浦寿輝氏の今年の文芸10冊。
川村
リービ英雄『千々にくだけて』(講談社)
星野智幸『在日ヲロシヤ人の悲劇』(講談社)
金原ひとみ『AMEBIC』(集英社)
宮内勝典『焼身』(集英社)
曾野綾子『哀歌』(毎日新聞社)
沢木耕太郎『凍』(新潮社)
村上春樹『東京奇譚』(新潮社)
佐藤友哉『子供たち怒る怒る怒る』(新潮社)
奥泉光『モーダルな事象』(文藝春秋)
福島次郎『淫月』(宝島社)
松浦
野坂昭如『死刑長寿』(文藝春秋)
多和田葉子『旅をする裸の目』(講談社)
村上龍『半島を出よ』(幻冬舎)
辻原登『枯葉の中の青い炎』(新潮社)
堀江敏幸『河岸亡日抄』(新潮社)
町田康『浄土』(講談社)
青山真治『ホテル・クロニクルズ』(講談社)
山田詠美『風味絶佳』(文藝春秋)
青木淳吾『四十日と四十夜のメルヘン』(新潮社)
大江健三郎『さようなら、私の本よ!』(講談社)
(20051216)

ケストナー『飛ぶ教室』(20051219朝日)

島田荘司『摩天楼の怪人』東京創元社
山田正紀『マチ”ック・オペラ』早川書房
折原一『グッドバイ』原書房
神山祐右『サスツルギの亡霊』講談社
道尾秀介『向日葵の咲かない夏』新潮社
 何れも佐藤憲一お奨め、謎解きに浸る至福の夜(20051208読売)

野町和嘉著『地球巡礼』新潮社5,500円
 「祈り」をテーマに、アジアを歩いてきた著者30年の集大成。(日経20051204)

吉村昭著『彰義隊』朝日新聞社1,800円
 これは連載小説。挿絵がよかった。(2001205)


谷崎潤一郎『刺青』デビュー作。耽美的。同『人形の嘆き』『痴人の愛』『卍』『蓼喰ふ虫』何れも大人のエロチシズム。『武州公秘話』はねっとりとした倒錯趣味。『盲目物語』はお市の方の薄幸な運命。『春琴抄』『細雪』は金字塔。『鍵』『瘋癲老人』は晩年の作、老人の性を扱う。中公、新潮文庫にあり。

村上春樹『東京奇譚集』新潮社1,400円
三浦雅士『出生の秘密』講談社3,000円各紙が絶賛。
山本源太『土泥棒』

織田作之助『ぐっすん大黒』町田康が触発された本。
ジェームズ・ボールドウィン『もう一つの国』山田詠美お奨め。

作家原りょう、私の推薦する本
オノレ・ド・バルザック『暗黒事件』(水野亮訳)
フョードル・ドストエフスキイ『悪霊』(米川正夫訳)
アルチュール・ランボオ『地獄の季節』(小林秀雄訳)
志賀直哉『暗夜行路』
レイモンド・チャンドラー『大いなる眠り』(双葉十三郎訳)
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詩人樋口伸子、私の5冊
アイスキュロス他『ギリシャ悲劇全集』(呉茂一他訳)
プロスペル・メリメ『マテオ・ファルコーネ』(杉捷夫訳)
トルーマン・カポーティ『遠い声遠い部屋』(河野一郎訳)
アゴダ・クリストフ『悪童日記』(掘茂樹訳)
山本周五郎『虚空編歴』
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コピーライター矢野寛治、私の好きな本
夏目漱石『こころ』
中川一政全文集
司馬遼太郎『この国のかたち』6巻
吉行淳之介『掌篇小説選百の唇』
秋山清詩集
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詩人、大学教授 山本哲也 私が繰り返し読んだ本
夏目漱石『道草』『こころ』
川本三郎『同時代を生きる「気分」』
柄谷行人『意味という病』
北川透『詩の近代を越えるもの』
中原中也『山羊の歌』
   (以上20051030西日本新聞から)

五木寛之『さらばモスクワ愚連隊』『蒼ざめた馬を見よ』『青年は荒野を目指す』『青春の門』『戒厳令の夜』どれも出色。

岩本昭雄、甦子、綾『ことば育ちはこころ育て』子育ては「急がないが、あきらめない」、ダウン症児の言葉拓く。

荒俣宏『江戸の快楽』文藝春秋
『東京の地名がわかる辞典』日本実業出版社
乃南アサ『凍える牙』新潮文庫
はらだたけひで『パシュラル先生の秋』エム・ピー・シー、哲学者がぼーっとしているのがいい、人生とは何かをゆっくりと考えさせてくれる。(読売)

古関彰一『「平和国家」日本の再検討』岩波書店。大江健三郎推薦の本。

歴史文学賞 葉室鱗『乾山の晩秋』光琳に関連したもの。

立間祥介訳『聊斎志異』岩波文庫714円
色川大吉『廃墟に立つ』小学館2,100円
小岩信治訳『バッハの街』東京書籍5,040円
『全国文学館ガイド』小学館1,500円    以上20051108

上村肇『わが海鳥の詩』幾多の挽歌「運命のまま」3,000円
小泉八雲『神々の国の首都』講談社学術文庫 「闇の大切さが身にしみました。明るすぎると風情もなくなってしまう。」
山田風太郎『死言状』小学館文庫514円 無念無想の警句を集めた含蓄あふれるエッセー集「行く人やれやれ」「送る人やれやれ」
『ほめことばの辞典』白水社3,800円
  以上20051112読売新聞から

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