全857件 (857件中 1-50件目)
以前より数種の深海性のサンゴを飼育している。そのうちのひとつがこちら。四国産の個体。Flabellidae sp.と思うが、ちょっと自信なし。最近触手の伸びが悪いっす。手前の個体も…。水質などいろいろ見直したほうが良さそうだな。
2023年04月27日
クマノコガイ(Chlorostoma xanthostigma)。苔取り貝としてショップでよく売られている貝のひとつ。ホムラspも苔取り用としていろいろな水槽に入れている。重宝するっす~♪ただ水槽に苔がなくなると餓死する運命なり…。でも植物性のエサを与えれば食べるんとちゃうの?とか思ったりもするが、試みたことはない。
2023年04月26日
昨晩のマツカサウニ(Eucidaris metularia)。以前のブログに掲載した個体。消灯時にライトで照らして撮影。昼間は隠れていて、どこにいるのかわからないことが多いが、消灯時はご覧のように出てくる。結構放置しているが、いったい何を食べているんや…。苔とか、残餌とかなんだろうか。まぁ元気ならいいんだけれど。
2023年04月24日
ドフラインイソギンチャク(Exocoelactis actinostoloides)。熊野灘よりやってきた深海性のイソギンチャク。もう少しで飼育期間は5年半~♪当初は隔離ケースで飼育を行い、その後現在のリフジウム水槽へと移動させたわけだが、しばらくの間、水槽壁面に付着していた。あのときは観察がやりづらかったな…。その後は水槽内のレイアウトロックに付着し、ずっとこのままである。飼育当初にみられたオレンジ色は淡明化し、現在の乳白色へと変化した。これには環境やエサなどが関与しているのだと思うが、実際のところは不明っす。とまぁこんな感じ。このままうまく飼育できるようにがんばりたいっす。では~♪
2023年04月23日
少し前に串本で採集したシャコ目の一種(Stomatopoda sp.)のこと。お持ち帰り直後は半透明だったが、その後1回脱皮を行い、体色に変化が生じた。といっても、白色と褐色の地味な色彩。ただ触角鱗片は半透明のまま。う~ん。ちょっと期待外れだったが、とりあえずこのまま飼育を続けてみようかな。
2023年04月19日
ある深海のリフジウム水槽の片隅に、以前より飼育している深海性イソギンチャクがいる。それがこちらの個体。個人的には好きなイソギンチャク。ただ素手で触ったことはない。この個体がどうかわからないけれど、強い刺胞毒を持つものがいるからね。さて話は変わり、このイソギンチャクにはウミミズムシの仲間っぽいのが多数付着していたことがあった。それが今は全く見当たらない…。いったいあれはなんだったのだろうか。よくわからん。ただあの時と比べると、イソギンチャクの調子はいい。やっぱりイソギンチャクにとってよくないことだったのかもしれないな。
2023年04月18日
もう何年も前から飼育しているPrionechinus forbesianus。熊野灘(水深350m)よりやってきた個体で、カガミモチウニと言う和名が付いている。沈木に依存して生きている興味深いウニであり、沈木以外に沈んだ竹に付いていることもある。飼育開始時と比べると、褐色化が進み、さらに棘が短くなった。このことは以前にも書いたことであり、今日に至るまでこの状態のままである。それにしても結構長生きするもんだなぁ。
2023年04月15日
時々、他科のドクターから挨拶されるが、入れかわり、増員に伴い、名前がわからないドクターが増えてきた。このシーズンは特に…。さて話は変わり、こちらは深海性のイソギンチャク。熊野灘産の個体で、かなり前から飼育している。名前はわからない。名前があるのかどうかさえもわからないっす。さらにいろいろな場所へと移動するので、どこにいるのかわからなくなることがあるっす。特にしぼんでいたりすると、まったくわからないこともある。困ったやつや。
2023年04月12日
干潮時に串本のタイドプールで採集したシャコ目の一種(Stomatopoda sp.)。半透明なボディが美しすぎる~♪シャコの幼生は浮遊生活を送るアリマ幼生と呼ばれる時期あるが、写真の個体は底生型で立派な成体の形状を呈している。赤ちゃんとは言え、シャコパンには注意しておこうっと。まぁでも素手で触ることはないけれどね。現在飼育中だが、うまく飼育できるかどうか不安なり~。
2023年04月02日
以前より飼育しているヨツバカワリギンチャク(Isactinernus quadrilobatus)。和歌山産の深海性イソギンチャク。ここには数個体いる。そして別の場所にも…。現在1週間に1 or 2回のペースで給餌を行っているが、やや痩せてきた印象があるので、給餌の量や回数、餌の内容を見直そうと考えている。ただ個人的にはセイタカカワリギンチャクよりも飼育しやすいと思っている。
2023年03月31日
深海水槽で飼育しているミカドウニ(Goniocidaris mikado)。熊野灘産の深海性キダリス類。現在で飼育開始から7年数か月になる。ウニの寿命ってよくわからないけれど、結構長生きするものだなぁと改めて感激している。ちなみに手前にいる乳白色のものはヨツバカワリギンチャク。何度か掲載している深海性のイソギンチャクである。
2023年03月26日
昨年串本で採集したゴイシガニ(Palapedia integra)のこと。水槽に入れるとすぐに砂利の中へ潜っていったきりだったが、最近その姿を確認できた。なんだか砂利が動いているなぁと思って確認してみるとゴイシガニだった。実に8か月ぶり~♪ということで慌てて写真を撮ったが、このあとすぐに隠れてしまった。とりあえず元気そうで良かった。
2023年03月24日
以前より飼育している深海性のイソギンチャク。時々登場させているが、名前はよくわからないっす。というか、まったく調べてないっす(汗)。それに名前があるのかどうかさえもわからないっす。ちなみにこの個体は隔離ケースで飼育している。イソギンチャクは結構移動して場所を変えるので、メイン水槽に入れるとちょっと厄介かなと思ったりもしている。
2023年03月23日
およそ5年ぐらい飼育しているマダライモリ(Triturus marmoratus)。テラリウムで飼育中。給餌のときはみんな集まってくる。かわいすぎる~♪とまぁ、親バカ丸出しのホムラspっす。
2023年03月22日
深海のリフジウム水槽より、セイタカカワリギンチャク(Synhalcurias elegans)。そのうちの1個体がご覧の状態。体壁に分かれ目…。何が起きるねん…。ひょっとして…。いろいろ考えたけれど、数日後、元に戻っていた。いったいなんやってん?
2023年03月21日
ドフラインイソギンチャク(Exocoelactis actinostoloides)。最近付着場所が日ごとに変化していたが、ようやく落ち着いたようだ。触手の伸びも問題なし。さてこのドフラインイソギンチャクだが、ずいぶん前から飼育している。それで気になって調べてみると、5年数か月が経っていた。思った以上に経過しているもんだな…。個人的には飼育しやすいイソギンチャクだと思っているので、このままがんばって飼育期間を伸ばしていきたい。
2023年02月27日
数か所に分けて飼育しているセイタカカワリギンチャク(Synhalcurias elegans)。深海のリフジウム水槽で飼育している個体。ここにはほかにも数個体いる。写真はエサやり前のもの。オキアミがメインで、これにほかの生体の残餌を与えることが多い。写真のように触手を広げている個体はいいが、しぼんでいる個体はのちに与えないといけない。ただ思った以上に移動するので、改めて与えようと思っても、どの個体だったか、わからなくなることがよくある(汗)。
2023年01月28日
かなり前から飼育しているミカドウニ(Goniocidaris mikado)。熊野灘産の深海性キダリス類である。撮影しようと思ったら、右手前のヨツバカワリギンチャクが邪魔だったが、なんとか無理やり撮影…。特にこれと言ったことはないのだが、とりあえず現在の写真だけでも…。まぁ元気かな。
2023年01月27日
ヒトツトサカ(Bathyalcyon robustum)。深海性のソフトコーラル。水深200-300mより。それはさておき、最近、放置気味…。水流が強すぎるかもしれない。変な感じで伸びて、倒れている。ちょっと反省~。ちなみに右上の山吹色のものはたぶんオオミナベトサカ。これもかなり長生きっす。
2023年01月26日
かなり前から飼育しているドフラインイソギンチャク(Exocoelactis actinostoloides)。熊野灘産の深海性イソギンチャク。水槽壁面に付着していることが多いのだが、いつの間にか移動してレイアウトロックの上に付着していた。こっちのほうが観察しやすくていいっす。それに壁面に付着すると、付着する際の分泌物みたいなもので、汚れるからね。ずっとこの場所だったらいいのに。
2023年01月23日
少し前から摂餌頻度が低下していたエンコウガニ(Carcinoplax longimana)。消灯時に確認すると脱皮していた。脱皮後は鮮やかな紅色になっていた(右)。深場のカニの脱皮、そして脱皮後の飼育は不安だらけ。今後うまく飼育できるといいのだが…。
2023年01月19日
以前より飼育している深海性イソギンチャクのこと。少し前より調子が悪そうだったので、気になって観察してみると、体壁の数か所が白っぽくなっており、同部位周囲に付着する小さな甲殻類が多数見つかった。白っぽくなっているのはヒトでいうところの糜爛みたいなものなんだろうか。でも周囲の体壁はいたって正常っぽい。こちらは付着する甲殻類。等脚目としてウミミズムシの仲間っぽい。イソギンチャクに集簇しているってことは何か意味があるのかもしれない。もしかしてイソギンチャク、食べられてないか~?そんな風にも思ったりもしたけれど…。イソギンチャクには悪いけれど、興味深いので、しばらくこのまま様子を見ようっと。
2023年01月15日
昨年串本で採集したオオアカハラ(Petrolisthes coccineus)。小さな個体でケブカカニダマシとの区別に悩んだが、第1触角の色彩や口周囲の淡い青色などからオオアカハラと同定した。ちなみにポルセラインクラブ(porcelain crab)とはカニダマシのことを単に英語で言っただけのこと。サイズはこれぐらい。甲幅5mm前後。今年もまた採集できるといいな。
2023年01月05日
カニっす。串本採集の個体。左鋏脚は欠損。サイズが小さく、あとで確認しようと思っていた個体。ワタリガニの仲間だな。い、いらん(苦笑)。
2023年01月03日
串本で採集したカニ。甲幅が1.1cmの小さなカニ。名前がわからなかったので、掲載を見送っていた個体。また時間があるときにでも調べてみようっと。
2022年12月31日
串本で採集したフトユビシャコモドキ(Gonodactylaceus falcatus)。深緑の体色に関節がオレンジ色という美しい個体。フトユビシャコとの区別にちょっと悩んだが、採集直後の写真(未掲載)で尾節などを確認して、フトユビシャコモドキと同定した。
2022年11月29日
何度も掲載しているケブカカニダマシ(Petrolisthes pubescens)。カニダマシ類は嫌いじゃないのでつい採集してしまうっす。そして今回もお持ち帰りなり~♪
2022年11月25日
串本で採集したカニ。砂の中で見つけた個体。ワタリガニの仲間と思うがさて何者?時間があるときにでも調べてみようっと。あと右の鋏脚、歩脚が欠損…。残念っす。
2022年11月08日
Polinices属の一種。今年、串本で採集した個体。採集直後の写真(未掲載)を見直すと、シロヘソアキトミガイ(Polinices vavaosi)でいいと思うが、よく似た種が多いので、とりあえずPolinices属の一種としておく。巻貝も面白いもんだなと最近少し思う。
2022年11月06日
ホウシュノタマ(Notocochlis gualtieriana)。今年、串本で採集した個体。アサリなどの二枚貝に穴をあけて、食べる肉食性の巻貝。卵嚢は砂茶碗と言われる。まぁわかりやすく言えば、ツメタガイみたいなやつかな。
2022年11月01日
砂の中に埋もれて開くイソギンチャク。以前より飼育している個体。最近見かけていなかったので、少々不安だったが、先日久しぶりに発見~♪元気そうでなにより。それと同時にここぞとばかりにエサやりを施行した。
2022年10月30日
タイトルに記載した通り、小さな深海性イソギンチャク。熊野灘産の個体。もう何年も前から飼育しているが、名前は…?よくわからないっす。そもそも名前があるのかさえ、わからないっす。
2022年10月22日
たぶん、ネジレカニダマシ(Pisidia dispar)。串本採集の個体。右鋏脚が欠損していた。ちょっと残念。
2022年10月07日
今年の夏に串本で採集したケブカカニダマシ(Petrolisthes pubescens)。串本では比較的よく見つかる種で、時々採集してお持ち帰りしている。今回の個体は以前お持ち帰りした個体よりもやや小さめ。第1触角や顎脚のブルーがおしゃれな種。個人的にはこのあたりがお気に入りかな。
2022年10月02日
こちらは2023年9月に串本で採集したトゲアシガニ属の一種(Percnon sp.)。串本でよく見かけるトゲアシガニ(P. planissimum)の歩脚の指節、前節、腕節の前縁は山吹色であるが、写真の個体は青みがかった褐色を呈している。沖縄では普通に見かける種だけれど、串本では初発見、初採集~♪かなりうれしい。小さな個体なのでたまたま流れてきて育った個体なのか、それとも定着している個体なのかはわからないが、これからも磯採集時には確認していきたいと思う。
2022年09月30日
少し前に串本で採集したオオアカハラ(Petrolisthes coccineus)。カニダマシの仲間は個人的に好きな種類が多く、探してしまうことが多い。このオオアカハラも好きなカニダマシ。口の両側にみられる水色と橙色の太めのラインがなんともおしゃれ~♪さてこのオオアカハラだが、何度か飼育したことがある。顎の扇状の毛でプランクトンなどを捕らえて食べることが知られているが、以前飼育していた時はハサミでクリルを口元に引き寄せて食べていた。プランクトンフィーダーなら大変だが、クリルを食べるので、まだ飼育しやすいと思ったりもする。
2022年09月28日
ヨツバカワリギンチャク(Isactinernus quadrilobatus)。飼育場所は写真のごとく、水流が強い場所。最近もうちょっと弱くしてもよさそうな気がしてきている。というのも、時々エサが流されてしまうから(汗)。
2022年09月23日
ミカドウニ(Goniocidaris mikado)。かなり前から飼育している熊野灘産の深海性キダリス類。前回のブログに掲載したヒトツトサカ同様に相変わらず変化が乏しい生体。ただこちらはヒトツトサカとは異なり、かなり適当な飼育になってしまっている(汗)。何が適当かっていうと給餌が適当。ヒトツトサカと異なり移動できるので、エサを適当に入れているといつの間にか移動して食べている。そりゃ適当にもなるわな。ただ残餌の腐敗には注意している。深海では腐敗したようなエサを食べている可能性もあるが、水質の悪化に直結するので早急に取り出すようにしている。腐敗に関与するバクテリアも異なると思うし…。
2022年09月22日
ヒトツトサカ(Bathyalcyon robustum)。和歌山の深海性ソフトコーラル。相変わらず調子良さそう。巨大な通常ポリープが開いているときは給餌のチャンス。スポイトでまめにエサやりを行うと言うのが理想だが、実際はそうでもない。ずっと見ているわけにもいかないので、定期的なタイミングで開いていたらエサやりを施行している。もし開いていなければ、エサで誘発もしくは水換えで誘発して開かせてから、給餌するようにしている。とまぁこれと言ったことがないヒトツトサカの現状っす。では~♪
2022年09月19日
アバタカワリギンチャク(Halcurias japonicus)。かなり前から飼育している和歌山の深場採集の個体。足盤を縁取るモコモコは足盤裂片による無性生殖の前段階。(写真の上の部分)。これが移動の際にちぎれて残り、新たな個体として増えていくことを何度も経験しているが、今回はなかなか増えないぞ…。このままの状態がずっと続いている。何でだろう?
2022年09月18日
以前より飼育している深海性のイソギンチャク。触手の伸びがやや悪い印象がある。さてこのイソギンチャクに限ったことではないが、触手の伸びがよくないときってやっぱり心配だよな。たいてい大丈夫なんやけど、それでも少々不安があるっす。
2022年09月15日
かなり前から飼育しているセイタカカワリギンチャク(Synhalcurias elegans)。和歌山の深場採集の個体。変な感じに膨らんでいたので思わず撮影したが、これと言った意味合いはない。
2022年08月30日
幻のイソギンチャクと言われているドフラインイソギンチャク(Exocoelactis actinostoloides)。以前のブログで触手の伸びがやや悪いと書いたが、その後の経過を見ていると、上記の写真のごとく、これと言った問題はなかった。本当に良かった~。
2022年08月27日
串本で採集したケブカカニダマシ(Petrolisthes pubescens)。某所にはたくさんいるので、時々採集してお持ち帰りしている。名前が示す通り毛深いカニダマシだが、よく似た種にフサゲカニダマシがいるので、甲の斑点などで簡単に区別している。4つの線対称な褐色の斑点。比較的わかりやすい特徴のひとつである。
2022年08月20日
隙間に隠れてエサを待つノコギリガニ(Schizophrys aspera)。最近串本で採集した個体。当初より体にカイメンを付着させてカモフラージュしていたが、付着したカイメンは次第に衰退してきた。新たなカイメンを入れたら再び付着させるのだろうか?ちょっと気になったりもする。
2022年08月17日
四国の深場採集のエンコウガニ科の一種(Goneplacidae sp.)。右歩脚の1本はなくなったまま。次の脱皮での再生を願う。といっても脱皮するかどうかわからない。最終脱皮が存在し、これが行われていたらもう脱皮しないからね。
2022年08月16日
熊野灘産の深海性ウニ、Prionechinus forbesianus。もう何年も飼育している。沈木依存のウニで、沈木といっしょに飼育しているわけだが、沈木はもうボロボロ…。デトリタスもたくさん…。沈木の予備はあるので、入れ換え時期かもしれないな…。あと何度も書いているが、飼育当初と比べて、色は褐色化し、棘は短くなった。やっぱりずっとこのままなんだろうか。
2022年08月12日
タイトルに記載しているオウギガニの仲間。何年も前から飼育している和歌山の深海(水深200-250m)よりやってきた個体。もともとこの種は底引き網漁でたくさん採れるけれど、あえてお持ち帰りしない種。何らかの生体といっしょにインシデンタルに紛れ込んだものを隔離ケースに入れていたが、意外と長生きなので再び掲載した。
2022年08月11日
マツカサウニ(Eucidaris metularia)。殻径は8mmほどで、棘を入れても15mmほどの小さな個体。マツカサウニを含むオウサマウニ科の種は深場に生息するものが多いが、このマツカサウニは浅海性。シュノーケリングをしていると時々みかける。個人的に好きなオウサマウニ科のウニ。ほかにはミカドウニを飼育中。
2022年08月03日
ホムラspが採集する場所にたくさんいるネジレカニダマシ(Pisidia dispar)。1匹だけ採集してお持ち帰りした。この個体は小さく甲幅は3-4mmほど。正面から見るとわかるが立派な抱卵したメスである。ネジレカニダマシ属は片方の鉗脚がもう片方より大きく、指部はねじれを伴っている。このねじれは特にオスで目立つ。ここまではいいとして、ネジレカニダマシ属として採集場所には他種もいるわけで、その区別のためお持ち帰りすることが多い。特にフトウデネジレカニダマシとの区別。採集個体は甲に毛が生えていて、額が3つに分かれず、前方へ出ていることからネジレカニダマシと考えた。まぁこの写真では額はわかりづらいけれど。あと気になるのは寄生虫、ヤドリムシの仲間。オーストラリアではネジレカニダマシに寄生するAnuropodione australiensisが知られているが、国産のネジレカニダマシにもヤドリムシの仲間の寄生があったら面白いのにと思ったりもする。
2022年07月31日
全857件 (857件中 1-50件目)