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2006.12.05
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カテゴリ: 邦書

 連合艦隊シリーズや、処刑捜査官シリーズの田中光二が放った諜報アクション。


粗筋

草薙丈二は黒人在日米兵と沖縄女性の間に生まれたハーフ。元警察SAT部隊所属で、イギリス特殊部隊SASに所属していたこともある。現在は、警察庁と内閣情報室が共同で設立した防諜機関JSAのダブルゼロセクションに属している。彼のコードナンバーは002。
 草薙は北朝鮮からの工作員が日本に潜入したことを掴み、調査を開始する。どうやら日本で何かとんでもないことを計画しているらしい……。


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解説

著者は、イアン・フレミングのジェームズ・ボンド・シリーズをかなり意識して本書を書いたようだ。
 ボンドはMI6。草薙はJSA。ボンドのコードナンバーは007。草薙は002。ボンドのボスはM。草薙は綾小路。Mにはマネーペニーという秘書がいて、綾小路には後宮百合子という秘書がいる。
 ボンドはベントレーなどの車を乗り回していたが、草薙はホンダNSXを乗り回す。
 ここまでくるとはっきり言って呆れる。無論、著者の独自の味付けもしてあるが。
 石油満載のタンカーをハイジャックして日本国政府を脅迫するなど、ストーリーは小説のボンドより、映画のボンドを意識しているようだった。
 本作品で感心したのは、ストーリーそのものより自動車に関する蘊蓄。著者田中光二はレーシングの経験でも持っているのだろうか? とにかく詳しい。ま、本書で書いてあったことは普通に運転している者にとっては常識なのかも。
 自分みたいなペーパードライバー(運転や車にはそれなりに興味があるが、実際にハンドルを握る機会に恵まれない)は、運転や自動車に関する何でもないような情報にも感動してしまうのだ。
 この手のシリーズには、門田泰明の特命武装検事黒木豹介シリーズがある。自分としては、著者自身が創造したキャラに萌えていない分(あくまでも特命武装検事黒木豹介シリーズと比較して、だが)、本シリーズの方がまともに思えた。
 ただ、007シリーズを意識し過ぎていることに変わりない。



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Last updated  2006.12.05 18:50:30
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