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2014.09.08
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カテゴリ: 邦書

 パン屋を開業したゴリラの奮闘振りを描いた絵本。
 文章は白井三香子、絵は渡辺あきおによる。


粗筋

ゴリラがパン屋を開業。
 腕は確かなのだが、何しろ強面のゴリラが店主。
 訪れる客はいるが、店主の姿を見て怖がって逃げてしまう。
 ゴリラは優しく接しようとしたり、そっと顔を出したりと反省の上に色々工夫するのだが、目が出ない。
 そんなところ、動物の子供がやって来る。
 ゴリラが指人形を使って子供の気を引いていたところ、キツネの子供が割り込んで来て、指人形をぽかりと殴る。ゴリラが「こらあ」と大声を上げて叱ると、キツネの子供は驚いて逃げる。
 ゴリラは、キツネの子供どころか他の子供も脅かしてしまった、と後悔。
 が、他の子供らは逃げず、客としてパンを買う。
 子供相手に商売をしている内に、大人の間でも評判になる。
 最終的には、一度は叱って追い返したキツネの子供も客となった。


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解説

ゴリラがパン屋として成功する過程を描いている。
 同様の絵本に、 ぎょうれつのできるパンやさん がある。
ぎょうれつのできるパンやさん の店主は、人が滅多に訪れない山奥にあえて開業しながら「客が来てくれない。何故だろう」と悩む他力本願主義なのに対し、こちらの店主は客が彼を見て怖がって逃げる度に「今日の自分はこれが駄目だった。次はこうしよう」と反省・行動している。
 要するに、自分で自身の問題を分析し、解決しようと試みる。最初は裏目に出るが、努力の甲斐もあって成功する。
ぎょうれつのできるパンやさん の場合、山奥に店がある事態は変らないので(移転しない限り)、ブームがさればまた苦境に立たされ、店を畳む羽目になりそうだが、このゴリラのパンやさんはブームが一段落してもまた反省し、あれこれ試みて営業し続けられそう。
 ビジネスの書としても成り立つ内容になっている。
 強面のゴリラが主人公とあって、絵に可愛さをあまり感じられないのが欠点。
 ゴリラは強面で怖い動物だ、という偏見を与えがちな内容も問題。実際のゴリラは、確かに強面だが、大人しい動物らしい。寧ろ霊長類の中で凶暴なのは、サーカス等で芸を披露する事で人気のチンパンジーだという。飼われているチンパンジーは調教されているが、野生のは人間くらい平気で襲うとか。


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Last updated  2014.12.12 19:40:09
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