-告白-  詩 近代詩 現代詩 詩歌 ブログ

Feb 3, 2010
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カテゴリ: A poet
淋しいブイは
小さな波をうちあげて
不幸な兵士に別れを告げる
いかなる悪魔も
あのブイをとり去ることはできない

ぼくの苦しみも
ぼくの悲しみも
永くとどまることはないだろう
記憶のなかの港には
いつまでもブイが浮んでいるけれど

この不幸な兵士は
悪魔の手におちるかもしれない
いつか何処かで

死のうと思うまえに
もう二度とめぐりあうこともない
淋しいブイよ

========================

灰色の 薄汚れた海にうかぶ
ブイにつかまりながら
空を見上げたことがありますか?

わたしが見上げたあの夏
海と空はすり替わり
地球と宇宙が入れ替わっていた事実は
デマであったと

だれか証明してくれませんか?

あれは すりかわっていた、
なんてもんじゃないわ

ふれあう際 際で
すっかりまじわっていたのでしょう?
それを名前をつけて分けたのは
どう考えても
わたしと血のつながる人間なのでしょう?
*
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Last updated  Feb 5, 2010 11:00:28 PM
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