根っこの今

根っこの今

#5(3) もっと小さくても



最後のアジア学院での冬
5 最後の冬
来年度7月でアジア学院を辞職する。ここは私の土台であり、私を育ててくれた場所でもある。辞職を決心するまで時間がかかった。決心する際に大きかったのは、学院の中ではなく、現実の中で実践がしたいという想い。
大学を卒業し、農業から日本の若者と一緒に考えていけたらと、農業高校で一年間働かせて頂いた。何かを伝えようとする時に、近代農法のノウハウではなく、「いのち」に関わる活動をしたくて、アジア学院で学生として学ぶ。そして、その後4年間働く機会を与えられ、これまでの通信でも書いてきたように、学びや驚きの連続の毎日だった。
今、生活の中にわきでるメッセージをただ感じている。豚小屋で餌をやり、豚たちの糞尿を掃除するその一瞬一瞬に喜びを感じている。そしてその豚たちのお肉を頂くその瞬間、自分の命が支えられているんだって自然に感謝できるようになった。そしたら必要以上のものは求めなくなった。これからは、そんな喜びを一緒に生活で感じあって、伝え合っていけるような活動をしてけたらと思う。

もっと小さくてもいい
5 もっと小さくてもいい
8月以降は、しばらく(半年ぐらい)アジア学院の卒業生を訪ねて友人と旅をする予定だ。卒業生たちが活動しているその現場を見て感じてきたい。彼らが何を抱え、チャレンジしようとしているのか・・・。また旅の報告をします。
旅の後は・・・??『根っこ通信3』でも触れたけれど、『近所のおばちゃん』になりたいという想いは変わらない。多くの人と働くというより、生活の営みの中から、もっと一人一人の魂に向き合って生きたい。一人一人の存在が大切なんだというメッセージをもっと発信できるような、「小さな」「ゆっくりな」活動につながっていけばと願っている。

また、頭でっかちの想い、夢を書き連ねてしまいました・・・。私の頭でっかちぶりに懲りずに、これからも末永くお付き合いください。私のアジア学院滞在もあと半年。まだアジア学院に来た事がないというあなた!是非遊びに来てください。おもしろい場所です。皆様の近況、反論、あなたの思うモモ的活動、教えてください!!

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