かのこの小部屋

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2005年12月13日
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カテゴリ: 読書雑記
市川 拓司 『いま、会いにゆきます』

いま、会いにゆきます  2003年03月刊 小学館


>[出版社からの情報]

父子家庭に起こる愛の奇跡…。「愛している」という感情をこれほどシンプルに、しかし深く表現した小説は古今稀でありましょう。限りない優しさに魂が洗われるような、新たなるベストセラー恋愛小説の誕生です。

 これほど哀しくて、幸せな涙を流したことはありますか? 「愛している」という感情をこれほどシンプルに、しかし深く表現した小説は稀有と言えるでしょう。父子家庭に起こる愛の奇跡―わずか6週間のその奇跡が、父に子に、永遠に生きつづけるかけがえのない心の宝を与えてくれます。アーヴィング、ヴォネガットをこよなく愛し、リリカルだが湿度のない、軽いユーモアを含んだ語り口が、静謐な慈しみに満ちた愛情の物語をあざやかに描き出します。読者の一人一人が心の奥底で共有できる記憶が、この物語にはあるはずです。哀しいけれど幸福な、最高の恋愛小説です。(楽天ブックス)




『いま、会いにいきます』 をやっと読んだ~
これは、ちょっと前に映画とドラマになったものですよねー


『いま、会いにゆきます』

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『いま、会いにゆきます TV版』


残念ながら私は映画もドラマも見てないです。。。


『せかちゅー』 も前評判すごかったですもんね。
でも 『世界の中心で愛をさけぶ』  (本)では、泣けなかったなぁ。。。

あまりに映像の方が鮮烈で。

先に本を読んだFちゃんは、本の方がいいと言ってました。
映像が先のTちゃんと私は 「本はあまりにも淡々としていて泣けなかった」 という結論に。

でも 「平井堅の曲を聴くと無条件に泣ける」 で笑っちゃいましたけど。
いや、私が言ったんだ(笑)同意を得たわ。

その時にTちゃんから 『いま、会いにいきます』



文章はとても読みやすかったので、比較的早く読みあがったような気がするな。


話は、まぁ面白いような、そうでもないような・・・
何だろう、小さな奇跡?それとも小さなファンタジー??のようなお話でした。

本当に少ない人数、狭い範囲での話だった。


物語は澪が死んでしまった後から始まるのだけれど、正直私はこの設定が少し苦手だったかな。。。



何だろう 「他の人とは違う不具合」 が、より彼を純粋にしているのではなくて、変わらない人間でも純粋さを持ちえると感じたかったというトコロはあったかな。
私は、こういう設定に滅法弱いし、過剰に気になるのですよ。。。



話は雨の季節。

『雨の季節になったら戻ってくるから』
という言葉の通りに、死んだはずの妻「澪」と雨の中で出会ってから6週間の話。


期限があるのは、澪の
雨とともに訪れて、あなたたちがしっかりと暮らしているのを見届けたら、私は夏が来る前に帰ることにするわ。』 という言葉があったから。


この再会には初めから悲しみが用意されていることになる。

という言葉に、この物語の先が見えるような気がする。



私が一番心にきたのはやっぱり佑司かな?
佑司の 「そうなの」 という口癖も可愛いんだけど、最後の方で
「ママ、ごめんね」
と謝る姿が一番切なかったかな?


そして最後まで読んで、 「いま、会いにゆきます」 の意味が分かって、なるほどと思ったかな。
それでタイトルが「いま、会いにゆきます」か。愛情を感じる言葉ですね。



叶わないはずの願望が叶う幸福な時間。たった6週間の奇跡。

そんな 「夢」 を見せてくれる1冊だったな。。。
そして、ただ 甘いだけでない「夢」 に切なさを感じました。



私は、すごく感動する!というほどではなかったけれど、佑司の姿にじーんとしたり、最後にふんわりとした切なさが残って 「良い作品だったな」 と思ったです。


(読書雑記 #023)





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Last updated  2006年01月10日 22時47分35秒
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