Jashi's ROOM

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2011.05.09
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カテゴリ: EasyCAP
■eBayでEasyCAP DC60+を見つける方法

私が以前からブログで書いているEasyCAPというデバイス eBayで「dc60+ easycap mac」 で検索するとDC60+のコピー商品が見つかる。

ただしEasyCAPのロゴが斜体になっていないものが冒頭にいくつか出てくるが、DC60+でない可能性があるので、若干高くても斜体ロゴで間違いないなさそうなものを選んだ。後で詳しく述べるが、ビデオや音声端子が金メッキされているものがDC60+で、銀色のものがDC60であるので、これらを掲載されている写真を手がかりにした。

■書留航空便で届いたEasyCAPのパッケージ

私が注文したものは、中国深せんの出品者で、商品価格:$5.98、配送料$9.95、合計金額:$15.93、PayPal決済で1317円。何と5月1日に注文して1週間後の8日、日曜日なのに郵便屋さんが書留便で届けてくれた(早い!)。eBayで注文して書留便だったのは、これが2回目(1回目は、台湾の業者から注文したもの)。

届いたパッケージは以下のもので、送料に中国元で31元の表示が見える。日本円に換算すると12.4x31=384.4円、中国からの書留航空便がいかに安いとは。日本郵政も人件費を考えるとこれでは割に合わないだろう。
DSC02391.JPG

それにしても配送料が$9.95なのに実際の送料が384.4円、商品を安く見せて、送料込みで儲けるってパターンかもしれないが、日本よりもDC60+が安く買えたので問題は感じない。

■届いたものの中身



この出品者はeBayでは、評価は二桁しかないが、良い評価のみ。翌日届いたeBayからの発送メール(出品者が送ったことをeBayに知らせると、自動的にこちらに送られるもの)、以外に出品者から丁重に中国語でのメールもあった。現在、この出品者は、出品数は数点のみで、日本向けには発送していないので、たまたまラッキーな即決で信頼のおける出品者であった。

そして中身は、いつものように、本体、マニュアル、延長ケーブル、そしてドライバ&アプリケーションCD-ROM
DSC02407.JPG

■これは本当にDC60+か分解して検証

USBキャップを取り外すと、表面のプラスチックケースは、4角の突起物によって基板はを包み込まれている。爪でこじるとすぐに分解できる。

基板の表(LEDがある側を)は、以前に見たものとまったく同じ。そう、以前に書いた EasyCAP DC60+タイプの偽物(笑)を入手! の記事とまったく同じ。
DSC02393.JPG

表を見ると、以前に書いた EasyCAP DC60+タイプの偽物(笑)を入手! の記事とまったく同じか・・・左からEMPIA社のEM2860、そして2つめがSilan社のSC8113というもの(SA7113の互換チップ)、そして3つめがぁぁ・・・
DSC02399.JPG

あれ、一番右のチップが異なる。ここはオーディオコーデックICなのだが、これはIDT社のSTAC9752(A)というチップ。IDT社は知らないし、もちろんこのチップ名も。。
コピー ~ DSC02394.JPG

web上で検索するとrealtek社のオーディオコーデックICと互換性があるとわかったのは、 STAC9752のデータシート (現在リンク切れ)を見て比較してから。ピンコンパチブルである。IDT社は日本にも法人があり、互換チップでは有名らしい。(コメントありがとうございます)



※分解しないとDC60+やDC60かがわからないことがあるので、分解は確認のために必要。DC60+の場合、オーディオコーデックICが搭載されているのが事実上当たり前。ところがDC60の場合でも、オーディオコーデックICの有無は購入前にはわからず(あえて明記していない)、使うか分解しないとわからない。そういう意味でも分解確認はある意味確実なのだ。

■付属のCD-ROMについて

付属CD-ROMにより、ハードウェアが判明すると以前私が述べていた。本来はそうなのであるが。

・黄色CD-ROM バージョン2.1c       → DC60
・紫色CD-ROM バージョン3.1Bもしくは3.1c → DC60+

ところが、DC60タイプなのに紫色のバージョン3.1cを付属するEasyCAPが日本でも販売されている。そしてDC60タイプで黄色CD-ROM、でもよく見るとバージョン3.1cがあったりする。



で付属してたCD-ROMは以下のもの。本家が「EasyCAP」の偽物に嫌気がして、新たに「EzCAP」という商標を得ている販売している。今回は、それと同じ「EzCAP」(^^;)で、バージョンは3.1C。コピー商品によく見かけるのが3.1Bなので、ある意味差別化をはかっているコピーだ。これは以前に書いた EasyCAP DC60+タイプの偽物(笑)を入手! の記事と同じだ。実際に中身もまったく同じDC60+のものだった。
DSC02410.JPG

※付属CD-ROMでは、DC60かDC60+は見た目で判別できない。今回は最初にハードウェアの検証をしているからいいのだが、付属CD-ROMの色やバージョンは最近偽装が多いので、DC60+とDC60との判別には使えない。ちなみにパッケージも国内外で見かけるものも偽装が多い。

■DC60かDC60+の見分け方・・・今回新たな見分け方を発見

見分け方は、EasyCAPのロゴにある。今回6つめになるEasyCAPは、以前に購入したDC60+と同じくEasyCAPのロゴが斜体(イタリック体)になっていた。その文字も白いというよりシルバーみたいに見え、若干色が白い感じ。以下の写真では、今回が左、真ん中が以前のDC60+、そして右がDC60(このDC60はオーディオコーデックICがあるまともに使えるもの)。やはりDC60+は同じ傾向だ。
DSC02400.JPG

そして 新たなDC60+とDC60の見分け方を発見!!。音声や映像の端子なのだが、若干黄色ぽいのがDC60+。正確に表現すると「金メッキ」がDC60+、「シルバー」なのがDC60 というのに気がついた。 EasyCAP DC60+タイプの偽物(笑)を入手! でのDC60+も今頃気がついたのだが金メッキされていた。

以下がその比較。上ががDC60+の金メッキ端子、下がDC60の銀色端子。若干わかりにくいがよく見ると違いに気がつくかも。
DSC02404.JPG

※端子が金メッキがDC60+、銀色がDC60・・今回の新発見!!

■何でEasyCAPに人気があるのか??

実は、市販のビデオテープやDVDなどには、ビデオテープなどへのコピー防止のために何種類かあるコピーガードがかけられている。個人で撮影や録画したものは大丈夫だが、市販のものでは、画面が荒れる信号がわざと入っている。

EasyCAPには、これらコピーガードに関係なく取り込めるというので人気が高い。国内でも輸入品が以前より安価に販売されるようになってきた(海外からなら送料込みでもっと安く700円程度から)。以前は「画像安定装置」機能付きとして法外な値段でも売られていたときもあった。

■まとめ

DC60+であるのを見た目で確認するためには

1)付属CD-ROM v3.1b もしくはv3.1c
2)本体EasyCAPの文字が斜体
3)オーディオやビデオ端子が金メッキ(黄色っぽい)

なら間違いない。ただしパッケージは偽装があるし、内部が十分確認できないかもしれない。

DC60でも問題はないはずなのだが、一番の問題点はオーディオコーデックICがないものが多数販売されており、それをつかまされると取り込んだ音声が非常に最悪なこと。

DC60でもオーディオコーデックICが入っていればDC60+と同様に使える。DC60+が64ビット版ウィンドウズ対応をうたっているが、実はDC60でも非公式の64ビット版ドライバーを使えばDC60+と同様に使える。またMacでもフリーのソフトで実は使えるようになる。




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Last updated  2012.02.06 20:48:53
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arch@ Re:■EasyCAP DC60のまとめ。64ビット版Windows対応と映像形式(09/04) 超久しぶりに使ってみました。Win10 64bit…
楽天泰子 @ おめでとうございます。 おめでとうございます。 参考になればと…
jashi @ Re[1]:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 新米3109さんへ 返事が遅れて申し訳ありま…
新米3109 @ Re:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 最近パソコンも使うことが多いのでこれい…

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