7月20日(月)
教科書に載った岡井 隆の短歌 (4) 後藤瑞義
(注):十数年前の短歌雑誌よりのメモ書きより
高等学校
仮説をたて仮説をたてて追いゆくにくしけずらざる髪も炎え立つ
さんごじゅの実のなる垣にかこまれてあはれわたくし専ら私
伊那谷をのぼる列車の彎曲の果樹園ひとつ巻きて過ぎたる
果肉まで机の脚を群れのぼる蟻を見ながら告げなずみにき
たどたどと君との関わりを明かしつつ遺族の前に花置きて出づ
(この項終り)
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