10月26日(火)
昭和萬葉集(巻十一)(226)(昭和三十年~三十一年の作品)
講談社行(昭和 55 年)
Ⅲ(61)
仕事の歌(42)
仕事の歌(5)
藤永文雄
ゲラ箱を持つわが腕の痺れくるまでに活字を拾ひつづくる
田中章彦
午後となるに早やうすぐらき実験室廃炉の 黴 の匂ひたちくる
二川原一夫
ロビンソン風力計の廻りゐる風の中風の力を読めり
広幸玲子
教科書出版に関はる故に腰低く夫は教授に電話かけゐる
(つづく)
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