11月25日(月)
現代俳句(抜粋:後藤)(236)
発行:昭和39年5月30日
鑑賞:山本健吉
加藤楸邨(14)
火の奥に 牡丹 崩 るるさまを見つ
前書き:「五月二十三日、深夜大編隊空襲、一夜弟を負ひ、二子を求めて火中 彷徨 」
家が火で崩れ落ちるさまを、「牡丹崩るる」と形容しました。作者の感情の昂揚が牡丹に「感合」したのです。
(つづく)
現代俳句(抜粋:後藤)(241)加藤楸… 2024.11.30
現代俳句(抜粋:後藤)(240) 加藤楸… 2024.11.29
現代俳句(抜粋:後藤)(239) 加藤… 2024.11.28