今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

2024.11.30
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カテゴリ: 思想

11月30日(金)

「幸福論」(ヒルティ)(第三部)(419)

ヒルティ著草間平作訳

  発行所 岩波書店(1935年5月15日)

(注) あくまでも、訳に忠実にしていますが、簡略化や意訳や

表現の変更(例えば、「…である」を「…です」に変えたり)し

ています。それもすべて自分自身のためです(後藤瑞義)。

信仰とは何か(5)

一(4)

(前日) 科学にとって認識しうるもの、証明しうるものとしては存在しえないものということです。それにもかかわらず、実際には存在しうるものです。そのものを認識できないからといって、一方的に排除することは絶対できないでしょう。 (よりつづく)

しかし、この問題の難点は決してそこにあるのではないでしょう。世の中に、信仰が欠けているのではないのでしょう。世間の人たちは、自分の都合のよい、信じやすい理屈さえあれば、どんな空想家の説でもやすやすと信じるのです。ほんの少し前まで、現世紀の最も教育ある無数の男女が、自分では吟味できないのに、少数の自然科学者の単なる断言に基づいて、次のように信じていました。つまり、われわれ人間はすべて猿から由来したものであるが、げんざい猿と人間とのあいだの中間種はほろびてしまったのだ、と。

                          (つづく)






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最終更新日  2024.11.30 07:28:27コメント(0) | コメントを書く


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