アントニオ・ストラディバリ(Antonio Stradivari、1644年 - 1737年)は、イタリア北西部のクレモナで活動した弦楽器製作者。
ニコロ・アマティに弦楽器製作を師事したストラディバリは、16世紀後半に登場したヴァイオリンの備える様式の完成に貢献した。同年代のヴァイオリン製作者にはジュゼッペ・グァルネリらがいる。
ストラディバリが製作したヴァイオリンは、約1,200梃あるといわれ、約600梃の存在が確認されている。またヴィオラやチェロを約50梃製作しており、いずれも弦楽器の代表的な名器として知られる。
アントニオ・ストラディバリ

ストラディバリウスは、そのブランド的イメージからヴァイオリニストや収集家の羨望の的であり、現存する真作で最も評価の高い18世紀初頭の作品は、オークションで約4億円で競り落とされた。

ベルリンの楽器博物館に展示されているストラディバリウス。1703年のもの。

ストラディバリの時代のヴァイオリンはバロックヴァイオリンと呼ばれるものであり、主に室内楽に用いられた。市民革命後、王侯貴族の音楽である室内楽から、劇場における演奏会へと演奏形態が変化した。19世紀になって楽器製作の中心はパリに移り、より大きな華やかな音が出るヴァイオリンが求められ、ヴィヨームやルポーらによって、ネックの傾斜や指板の長さ・傾きとコマの高さのバランスが改造された。このような音楽のヴァイオリンに対する要請の変化の中で、最高峰の音色・音量を堅持して現在まで生き残っているのが、ストラディバリウスを頂点とするオールドイタリアンヴァイオリンである。
楽器そのものに対する科学的な研究や技術開発が進んだ現代の弦楽器製作者の木工技術は、ストラディバリの時代の木工製作技術より優れているという。
なお、ニューヨークの競売会社クリスティーズによると、2006年オークションにかけられた1707年のバイオリンの名器ストラディバリウス「ハンマー」が、楽器としては過去最高の354万4000ドル(約3億9000万円)で落札された。従来の記録は、2005年4月にクリスティーズで落札された別のストラディバリウスの203万2000ドルだった。
クリスティーズによると、現存する260のストラディバリウスの一つで、名前は19世紀のスウェーデン人所有者からついた。クリスティーズは買い手を明らかにしていない。
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曲まめ子さん