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ミーシャ1225 @ Re:余生2日目(10/20) お久しぶりです。 いつ更新されるのか?…
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2011.10.20
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カテゴリ: カテゴリ未分類
去年の誕生日、母が死んだ齢になったなあと思った。
今朝ふと、母が生きていた日数を数えてみたら、私それを二日超えていました。

もう今私は余生を生きているのだと、その意識を持っていようと、そんなことを思った次第。
で、ブログタイトル変えました。

以下唐突ですが、1947年8月9日都内某所でのわが祖父の発言

 生産増強をはかろうとしますならば、生産者であります農業者を優遇し、尊重するところに、生産の増強はできるのでありますが、從來は農民を尊重するかのごとく、ためにせんとするときには非常におだてて、ごまかした。ほんとうのところはごまかしであつて、何も與えないで、明治、大正、否、それ以前より今日に至るまで、未だこのわが國の政治の恩惠に俗したことのない農民たちは、今になつては、すでにもうだまされないのであります。けれども、さらにこのだまされないことがわかつておる今日でも、何とか体裁をつくつてごまかそうとする政策が、あちらこちらに現われておることを、われわれは遺憾に思うものであります。
 今第一議員倶樂部よりお話になりました價格の面については、われわれは共鳴するものであります。農産物に限つて惡性インフレを是正しなければならぬという、そのインフレ防止の犠牲になつて、農産物だけを低價格において、ほかのものは上りほうだいに上げて、この不均衡な價格においてこれを搾りとらんとする。そこに無理があつて、供出制度をどんなにりつぱに整えても、供出の完遂ができない、増産のできない原因がここにあると思うのであります。(拍手)これをごまかさんとするために、肥料、衣料品、農機具、その他酒、タバコに至るまで、報奬物資、報奬物資と称して、これをもつて農民をおだてて、えびをもつてたいをつらんとするようなかつこうで農民をごまかさんとするところに無理があるのでありまして、さような無理をしても、増産もできなければ、供出も完遂できないのであります。
 農業というものは、奇術もなければ、魔術もないのであつて生産者である農民たちが、困苦欠乏に耐えつつ、日々努力をしまするその汗のしずくが増産となつて現われてくるのでありまして、どんなに名演説をやつても、米一粒もできないのであります。それなのに、一向くれもしない報奬物資を、くれるくれるとだまして、しかも、ときたままわつてきます報奬物資は、一部の大農といいますか、農村ボスといいますか、そうした一部階級のものだけがこれを独占する結果となり、細農、小農たちは、粒々辛苦をいたしましても、報奬物資はもらえない。
 供出の割当があまりに厖大であるから、全部供出しても一〇〇%に届かない百姓たちが、何で自由販賣をする米がありますか。何で報奬物資がもらえますか。この報奬物資のもらえる人たちは、割当の軽微な一部の人たちだけである。從つて私たちは、肥料も、衣料も、農機具も、必要な所に配給すべきものであつて、報奬物資と稱して百姓をごまかすような政策は、行うべきものではないということを強く感ずる次第であります。この点については、政府においても十分農村の実情を檢討せられ、再檢討されんことを希望いたします。
 私たちは常に農村の中にあつて、農民の声を聞いております。農村の実際を体驗しております。供出制度というものは、戰争中できました制度でありまして、この制度はきわめて官僚的な、きわめて非民主的な制度でありますから、この制度を改革しなければならない、改善しなければならないということは、だれしも考えておることであります。この官僚的な、圧迫的な、一方的に農民を搾取せんとする非民主的な供出制度では、供出は完全にできませんのみならず、生産意欲はだんだん低下していく一方であります。この低下していく生産意欲の姿をみて、今はあわて出して、農業生産調整法というようなものまでも用意するかのごときことは、ますます農民をいじめんとする方策である。
 私たちは、農民をいじめるのでなしに、農民というものをほんとうに理解し、ほんとうに尊重して、そこに初めて増産ができ、供出ができると思うのであります。ほかのものはごまかされますけれども、農業だけは絶対にごまかすことができないものであります。まじめにやりさえすればたくさんできるけれども、ふまじめにやりますと、ただちに草が圧倒して増産はできません。
 まじめにやらしめるためには、どうするか。これはもう少し政治を行う者たちもまじめになり、眞劍になり、農民になり代つて政治を行うの誠意がなければならぬと思うのであります。ためにせんとするところの者が、農民を尊重するかのような名演説をやるけれども、腹の底では、百姓はばかだから、だましておけばよいというような、えらい顔をしている連中が今日まで政治を行つたから、今日の食糧危機はきて、青くなつて右往左往せなければならない現状に立ち至つたのであります。それは在來の政治家の罪惡であり、その積り積つた罪惡の結果が、今日の日本の食糧危機を來したものであるということを、われわれは大いに自覚し、反省し、今後の農業政策に眞劍にまじめに当つていかなければならぬと考えるものであります。この眞劍さとまじめさがあれば、増産もできるし、供出も、まじめな純な農民たちはできたものを隠すことなしに完遂するのであります。横著な、ごまかそうとするような氣持の農家は、ときに一、二あつたにしても、それは國全体から考えますと、決して障害のあるような大きなものではない。
 純なまじめな者の中にも、ときには間違つた者もあるけれども、大体政治がその当を得れば、國全体の農民たちは、まじめに眞劍に断えざる努力を続けまして、増産もし、供出もするであろうと思います。この供出制度をいかにするかということは、そのまじめさがあれば自然に生れてくるのでありますが、ごまかそうごまかそうといつたような、百姓はばかだから、ごまかして、安くして搾りとればよいというような態度がある間は、どんなりつぱな案をつくつても、増産も供出も完遂できないということを私は提唱するものであります。以上、簡單でありますが、私の意見を申し上げます。(拍手)


ざっくりとまとめると、百姓をだましてごまかして、搾り取ろうとする政治を改めよ。
政治をおこなう者が真面目に誠実にやれば、農民はまじめに食料を増産し、食料問題も解決されるであろう。


そんなようなことを言っている(と思う)。
百姓、農民を国民、庶民に置き換えてみると、今も声を大にして言いたいことだなあ、なんて。
いつか気が向いて子どもがここを覗いた時のために、アップしてみた。
この人が君の曾祖父だよ。
君の血の成分を君に伝えることが私の役目と思うけれど、多分うざっ、としか思わないだろうからね。
私が死んで、かーちゃんってどんな奴だったのだろ、と捜しに来たとき目に触れることに期待して、ここに埋めて行く。
それが私の余生のお仕事。








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最終更新日  2011.10.20 11:14:12
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