島ナイチャア日和

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2013年10月27日
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1988年のアキ・カウリスマキ監督のフィンランド映画です。
マッティさん若い!
この監督の場合、マッティさんの枯れ具合でおおよその制作年度の見当がつきますね。
この作品はおおまかにジャンル分けすると、クライム・ムービーです。
かっぱらいはするし、脱獄もする。人殺しだって辞さない。
だけどなに?この映画全体を支配するゆる~い空気。
尖ったものが何もないっていうのが、この監督の特質なのでしょうね。

アキ・カウリスマキはおそらく、小津安二郎が好き過ぎて、
いざ自分の映画を撮ることができる立場になったとき、

止められなかったのでしょうね。
小津も戦前の作品には結構キッチュなクライム・ムービーがあるので、
お手本には不自由しなかったと思います。

アキ・カウリスマキを語るには小津の存在がどうしても避けて通れないのですが、
小津テイスト以外の部分にがんばって目を向けると、
この作品(他の多くの作品にもいえますが)では寒さを表現するために、
寒色系の色彩が多用されています。
そこに、ポケットに手を突っ込み背中を丸めて歩くショボい男。
そんな男がアキ・カウリスマキが描く主人公なのです。
脱獄や、非常にアッサリと結婚を決める男女など、細部の繰り返しがみられ、
こんなところまでがやっぱり小津の一番弟子って感じなのですよね。


それで、いちばん重要な、この映画を好きかキライかですが、
マッティさんの出番最後が「汚れた血」のアレックス並みにイケてて、
あとはもう脱力して見ることができるので、私は好きです。





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最終更新日  2013年10月27日 15時25分23秒
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