進学塾キャラベル 西東京市 都立自校作成・難関私立高校受験

進学塾キャラベル 西東京市 都立自校作成・難関私立高校受験

2018年03月01日
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カテゴリ: 入試結果
中3生の進学先が確定しました。

進学先(Aクラス、Bクラス、ハイレベル演習受講生、個別指導)

​​​ <都立 自校作成校>
青山
国立(2名) ←くにたち
国際
国分寺
新宿
立川
戸山
西(4名)
八王子東

※青山のTさん、国立のSくん、立川のKさん(←Y中の)、新宿のKくん、国分寺のNくん、そして西のS(←武蔵野●中のSさん)さん。
合格を聞いた瞬間、電話口で驚きすぎてしまって申し訳ありませんでした。失礼ですよね(笑)。ただ、上記6名は完全に不合格だと思っていたので、ビックリした次第です。すみません。だって合格可能性20%や圏外の子もいましたし、自己採点の結果も良くなかったですから。
(それ以外の子は余裕の合格でした)

※都立国際は当塾から初めての合格者です。合格基準が掴みづらい学校なので、合格して私もホっとしました。
​​

​​ <都立 共通問題校> ​​
北園
小金井北

石神井

​※共通問題組はかなり余裕を持っての合格でしたね。北園女子、小金井北男子、石神井女子といずれも2倍を超える高倍率でしたが、自己採点の結果から全く心配せずに連絡を待っていました。(一人、連絡来なかったけど・・・)

<国立 ←こくりつ >​
​お茶の水女子大附属​

※↑いつも阪神グッズをたくさんくれてありがとうございました。

​​​​ ​<私立>
青山学院
錦城
慶應志木
慶應女子
啓明学園
国際基督教大学(ICU)
聖徳学園
西武文理 ​(エリート選抜東大クラス)​
拓一
中大杉並
中大附属
日大二
(50音順)

※大学附属組は良い選択をしたのではないかなと思います。3年後の大学受験は非常に厳しくなると予想されるので…。附属でない子達は早めに準備に取り掛かろう。

※日大二のIさんは、小学生の頃、某大手塾の入塾テストで5点を取りキャラベルへ。中杉のYさんは、某大手塾で「都立は無理」と言われキャラベルへ。小6の3月段階の学力は大変厳しい状況でしたが、よく頑張ったと思います。


◆毎年、合格発表の日は朝9:00から待機しており、大体午前10時頃には全ての結果が出揃うのですが、今年はお昼の12時段階でまだ半数の結果しか判明しておらず、午後になってチラホラ電話をしてくる子が・・・。最後に連絡をくれたのが、Aクラスは16時半、Bクラスは18時前だったため、ブログでのご報告が遅くなりました。

この5年間、「どこの塾よりも早く結果速報を出す」ということを目標にしてきましたが、今年で途切れました。これも指導力の一つです。そういう意味で、今年の指導は決して成功したとは言い切れず、反省点ばかりです。

◆振り返ってみると、今年の中3クラスは「報告・連絡・相談」がなかなかできないクラスで、そのことについて何度か指導してきたのですが、最後まで修正することが出来ませんでした。先日の私立高校の結果も、電話で知らせてくれたのはたった3名のみ。残りの子達には私から声をかけて尋ねました。その際、「報告・連絡・相談」の重要性を伝えたのですが、本日も約束の午前中に連絡をくれない子が多く、非常に残念な結果でした。(←こんなハレの日にこういう説教を書くのもどうかとは思いますが、こんなときだからこそ最後に言っておきます。)


◆総括

・9期生は塾講師として非常に指導が難しいクラスでした。8期生(現高1)は、それこそ箸が転んでも大爆笑が起こるようなクラスで、授業をやっていても非常に良い空気感に包まれていたクラスでした。このようないわゆる「盛り上がるクラス」は、全体で伸びていきやすい傾向が強く、実際昨年の8期生の伸びは塾史上最高といえるものでした。

一方、9期生は一人ひとりはとても明るくて良い子たちばかりなのですが、大変マジメでおとなしい子が多く、授業はいつもシーンとしており、こうしたクラスは集団としてのメリットをなかなか生かすことが難しいのです。したがって、8期生とは別のアプローチが必要でした。ある意味で、講師側の力量が問われるクラスと言えたかもしれません。


・また、平均偏差値を見ても、ここ5年間で最も低い学年で、偏差値70を超える子は途中まで0名。最後の模試でやっと1名だけ偏差値70を超えました。多くの子は偏差値50~63位の範囲にとどまっており、自校作成校や難関私立校を狙うにはかなり厳しいレベルの子ばかりでした。


実際、学力的には大変苦労していた子が多く、「中3Aクラスの秋の課題(10月21〆切)」を終えていない子が半数程度。これはこの5年間で初めてのことです。結果的に、その半数の子は最後まで提出することが出来ず、「やるべきことをやり切らない」状態で入試を迎えました。

また、添削課題を提出してくる子もあまり多くなく、おかげで私自身は非常に楽ちんな生活をしておりました。生徒達には「私が倒れるくらいまで添削を出しなさい。そうしないと受からないよ。私がラクであればラクなほど、皆さんの学力は伸びていないことになりますからね」と言いましたが、最後まで添削が増えることはありませんでした。(感覚としては、例年の3分の1位だったと思います)

そのため、今年の中3クラスに関しては、勉強量に関してはおそらく相当少ない方です。他塾さんの自校作成校を目指している子達の半分程度の量しかやっていないのではないでしょうか。

生徒達にも「君たちは自校作成校や難関私立校を受験する受験生の中では、勉強量がかなり少ない方です。勉強「時間」は多いかもしれませんが、「量」は少ないはずです」なんて2月頃に言ったこともありました。

しかし、そのあたりは既に中2段階から織り込み済み。想定の範囲内でした。7期生や8期生のカリキュラムを大幅修正して、なるべく少ない量で最大限の効果がでるよう修正しながら進めていました。


そうした状況の中、いよいよ1月の模試を迎えたわけですが、この最後の自校作成もぎも散々な結果で、普通の塾や親なら志望校を諦めさせるような偏差値を取った子が大勢いました。しかし、それでも9期生は果敢に志望校へ挑みました。当塾の塾生は「本当の意味での第一志望校」を受験した子がほとんどです。三者面談で受かりそうな学校を探った結果決めた第一志望校ではなく、4月段階の志望校をそのまま変更せずに受験した子がほとんどでした。結果、かなり厳しいと思われる高校へ出願した子も多かったですが、受験させてくださった保護者の方には感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございます。

※塾生のみなさんも、保護者の方へお礼を言ってくださいね。普通のご家庭なら、皆さんの偏差値と内申では受験させてくれないですよ。今回、ほぼ全員が「第一志望校」を受験させてもらえたのは決して「当たり前のこと」ではないのです。子どもの貧困が問題になっている昨今、塾に通わせてくれ、第一志望の都立を受験させてもらった皆さんは本当に恵まれています。

もう1つ余計なお世話の提案ですが、今日から毎日、1つでもいいので、おうちの家事をやるようにしてください。既に担当している家事があるという人はもう1つ追加してみてください。



◆第一志望校に合格した人へ

・おめでとうございます。しかし、今回多くの塾生はギリギリのボーダーで合格していると思います。中には、マグレという子もいるかもしれません。高校に入ってから大変だと思います。気を抜かず頑張ってください。

・もう1つ。受験には不合格者がいるということも忘れずに。受験ごときで「勝利」だとか「敗者」だとかという言葉を使わないこと。「大勝利」などの文字もこの時期は塾チラシなどで見かけますが、その裏で悲しんでいる子もいるので、皆さんはそうした配慮を忘れないでほしいです。落ちた子も合格した子も、塾生もそれ以外の子も、みな同じ中学生です。


◆不合格になった人へ

・高校受験専門塾の私が本来こんなことを言ってはいけないのですが、高校受験に不合格になった程度で、世の中の不幸を全て背負ったような暗い顔をしないこと。不合格になったからと言って、皆さんが今まで努力して積み上げてきた学力がゼロクリアされるわけではありません。そこから上積みして大学受験で良い結果を出せるよう、「このまま」勉強を進めてください。そうすれば、この3月中には、ボーダーギリギリで合格した子を追い抜けるはずです。目標は「4月の入学前までに、ボーダーラインギリギリで合格した人達を追い抜く」です。

​・もし仮に人生が1万年くらいあるなら、いくらでも時間をかけて落ち込んでいれば良いと思いますが、残念ながら80年ほどしかない人生です。泣いている時間がもったいない。不合格も笑い飛ばして、次に向かってください。世の中なんて、うまくいかないことの方が多いものです。

・ただ、一つ厳しいことを言わせてもらうと、 やはり不合格になってしまった子には必ず原因があります 。最後の模試判定が良かったために安心して勉強を止めてしまった。大切な受験直前期にインフルエンザにかかってしまった。入試直前期に彼氏が出来て、図書館で彼氏と勉強していた。夏期講習でエンジンが切れてしまい、大切な「応用力養成の秋」にサボってしまった・・・etc。お母様方から聞いただけでも、様々な要因が出てきます。私から見ても原因は1つではなく、いくつも挙げられます。​最大の要因は実力不足であり、勉強不足です。


​当塾のブログは「不合格にさせてしまって申し訳ありませんでした。全部先生のせいです(しみじみ)」みたいなことは書きません。 不合格という結果は自分自身で背負わねばならないのです。誰も助けてはくれません 。次の大学受験に向けて各自反省点を書き出し歩き出してほしいと思います。強くなれよ。​3年後良い報告を待っています。心から応援してます。


◆全員へ

・大学受験が厳しくなっています。助成金削減の問題などで、どの大学も倍率が大変高いです。日比谷・西・国立の生徒でもMARCHレベルに合格できない時代がやってきました。各自、早めに準備を。


・受験勉強の進め方は何となく分かったと思います。高校受験程度であれば、私立難関校でも都立自校作成校でも、過去問演習は2~3ヵ月もあれば十分です。ただし、各単元を根本からきちんと理解していることが条件になります。中学段階だけしか通用しない方法論ではダメです。

逆に、あまりに早い段階から過去問演習を行うと、確かに高校受験においては効果があるかもしれませんが、いわゆる「対策」が効き過ぎてしまうため、

1 傾向が変わった時に対応出来ない

2 大学受験で全く通用しない「単純思考・丸暗記サイコー型」の学力しか身につかない

というデメリットがあります。


根本原理から理解しておくことが何よりも大切です。なお、大学受験においては、過去問演習の時期をもう少し早める必要があるので注意。



<おまけ>
本日より来年2019年度中1クラス(現在小学5年生)の予約を開始しましたが、早速5名の方にご予約いただきました。うち2名は塾生の弟妹(ていまい)さんです。1年も先のご予約ありがとうございます。
​​

※西東京市の公立中学生の学力レベルが年ごとに上がっているなと感じます。あと5年、長くても10年くらいで武蔵野市、三鷹市に追いつくかな?と思っています。(個人的な感覚です)

※私個人としては、これで2017年度の仕事納めです。昨年は妻の入院や出産があり、体力的になかなか厳しい一年でしたが、どうにか乗り切りました。結果、また強くなってしまった!​​






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最終更新日  2021年03月23日 23時54分12秒
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 ↑  塾の考え方は、上記「Freepage List」をご覧になってください。


「キャラベル(Caravel)」は、大航海時代に活躍した小型船です。操舵性が大変高く、逆風でも前進できるのが特長でした。

「キャラベル船」と同時期に活躍していた大型帆船「キャラック」は、大量の物品を積むことができたので、商業・貿易は大きく発展します。つまりビジネス向け・お金儲け向けの船です。しかし、多くの人員・スタッフが必要で、航行精度という面で弱点を抱えていました。とりわけ、強風は苦手で、逆風が吹くと転覆する可能性も大きかったと言われています。

そこで登場したのが「キャラベル」です。キャラベルは大変優れた操舵性とスピードを兼ね備えていました。必要な人員も少なくて済み、費用面でも大変優れていたと言われています。小型で小回りが利き、逆風の時でも風を味方につけ、精度の高い航海が可能になりました。「キャラベル」の登場により、大航海時代の活動範囲は大幅に広がっていき、数々の偉業が達成されました。


塾も船と同様です。

大型の塾には大型の塾なりの良いところがあります。しかし、規模が大きくなればなるほど、多くのスタッフが必要となり、授業料も高くなってしまいます。「生徒の学力アップのため」に各種講座や合宿を行うのではなく、「社員の賞与(ボーナス)のため」に特設ゼミや合宿を開催するという本末転倒な経営になってしまいます。

こうした大手塾が都立高校を受験をする上で必ずしも適している訳ではありません。
せっかく授業料の安い都立高校に入れたとしても、その前段階として、塾に何百万円ものお金をつぎ込んでいては、あまり意味がありません。

進学塾キャラベルは、教室の規模を最小限に抑え、高い操舵性を重視しております。また、塾長が指導にあたることにより、授業料も最小限に抑えています。キャラベルは、保護者の方が求めている操舵性と経済性を兼ね備えた進学塾です。

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