かずやんの旅日誌

かずやんの旅日誌

2021年08月31日
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カテゴリ: バイク旅
8月2日
元々の出発予定は7月28日であったが、台風や体調不良も合わさり、この日の出発となった。
出発前に積載の調整をしたのだが、どうやってもキャンプ道具が積めない。
いや、スペースはあるのだが、重すぎる。
前の883Rのように低重心なバイクなら問題なく走れたであろう重量でも、重心の高いMT-10には文字通り荷が重いようだ。
泣く泣くキャンプ道具を削り、北海道の大自然の中で過ごす夢を諦めた。
しかし、今思えばこの選択が大正解だったわけで。

午後2時、ガワだけは過積載のMT-10に跨る。
北海道ツーリングへの出発は、いつも鹿児島の蝉時雨に見送られ、帰る頃には聞けないんだろうとノスタルジックな気分に浸るスタートだが、今回は期間が短いため帰ってもこの狂ったような暑さと蝉時雨は変わっていないだろう。





そんな思いのまま出発。
高速を一気に北上していく。

東九州自動車道に入り国分PAを過ぎた頃だろうか、パラパラと雨が降り出した。
まあこれくらいの雨、このクソ暑い中ではちょうどいいお湿りだ。

雨はすぐに止み、青空が顔をのぞかせた。
しかしその青空に見えたのは、どこまでもそびえ立つ入道雲であった。
無論その中に突入していくわけであって、直後激しい雷雨に見舞われる。
SAもPAも、ましてやICもない中でなす術なく下着まで完全に水没してしまった。
やれやれ、旅の初日からこれとは思いやられる。
そして志布志港フェリーターミナル到着。
雨は上がっていた。
乗船手続きを済ませ、バイクと共に乗船。
沖に出ると少し揺れるとのことで、荷物を降ろすよう指示を受ける。
全ての係留作業を終え、濡れねずみのまま客室へ。
今回はプライベートシングルという簡易個室の部屋をとっている。
濡れねずみの私にはありがたい。
早速着替え、濡れたものは全部洗濯機に投げ込む。





そして水没したブーツには受付でもらった新聞紙を詰める。





そうこうしているうちに出港となった。







客もまばら、見送りもフェリー関係者のみ。





これが世の中の現状なのだろう。
こうして旅に出れる環境に感謝しなくては。

志布志港から外洋に出ると、やはり揺れ出した。
酔わないうちに全ての作業を終わらせてしまおう。

洗濯と乾燥を終わらせて、新聞紙に水分を吸わせたブーツにドライヤーをかける。
どうにか日付が変わる前に全ての作業を終えることができた。
さて、今回の旅はいったいどうなってしまうことやら。





2日目に続く。


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最終更新日  2022年12月13日 11時22分54秒
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