かずやんの旅日誌

かずやんの旅日誌

2021年09月09日
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カテゴリ: バイク旅
8月11日

朝5時起床。
ほぼ不眠症から解放されたのにも関わらず、今日は早起きだ。

今日の目的地は登別であり、11時までに着かなければいけないためだ。

台車で荷物をバイクまで運び積載していく。
慣れたものでサイドケース、シートコンテナ、キャリアコンテナ、充電ボックスの積載をほぼ10分で終わらせる。

全ての準備を整え3泊お世話になった東横イン函館駅前朝市を出発する。





お世話になりました。

富良野でも思ったが、拠点を構えて行動すると色々と楽でいい。
数日後の稚内でも同じように行動する予定だ。

函館の街を抜け、森あたりで気候の変化に気づく。
数日前までのあの狂ったような暑さが消え、逆に肌寒い気候へと変貌していたのだ。





この時から3日間、インナーを持ってこなかったことを後悔することになる。

再度北上し、長万部あたりで休憩。
これから目指す室蘭方面は厚い雲で覆われ、目の前にあるはずなのに見ることができない。
雨雲レーダーもこの先雨が降ることを予報していた。

しかし便利な世の中になったものだ。
11年前北海道を旅した時は、通常の天気予報と天気図を見てこの先の天気を予測するしかなかったが、今はリアルタイムで雨雲の動きを知ることができる。

ありがたいが、旅の醍醐味がひとつ減った気がして寂しく感じるのは私だけであろうか。

カッパを着ながらそんなことを考えていた。

さて、時間もギリギリになってしまった。
ここからは高速で時短を図る。

長万部から高速に乗り、一気に東進。
途中札幌ナンバーの車とバトルになったが、それはまた別のお話。

10時30分ごろ登別に到着した。





早速いつもお世話になっているしもPご夫妻に挨拶する。
2年ぶりだがおふたりともお元気そうで安心した。
そしてそのまましもPさんの車で拉致されて室蘭へ。





国道36号線を南下していくが、この道通ったことがあるはずなのに見覚えがない。
鷲別岬が豪快に見える。

後から気が付いたのだが、国道36号線は東進したことはあっても西進したことはなかったのだ。
先日函館に向かう時も高速を使っているし、室蘭は無視してオロフレ峠から洞爺湖に抜けることが多かった。

初めて通る道はいつも楽しいものだ。

鷲別を過ぎ、到着したのが「回転寿司割烹 伊達和さび」
回転寿司とは思えぬ外観に少し怯む。
肩で風を切って入っていくしもPさんに子分のように付き従う。
ここはしもPさんお気に入りのお寿司屋さんで、様々な海鮮が美味しいのだとか。
席につきしもPさんセレクトの寿司をつまんでいく。









このどれもが絶品!
これらに加えてどんどんつまんでいく。



















魚ではさんまが1番のお気に入りに。
鹿児島ではさんまを生で食べることはかなわないからな。

そして〆にとしもPさんが特注で握ってもらったのが、「山わさび」だった。
山わさびとは西洋わさびのことで、チューブわさびに使われているものだが、北海道では山野に自生しており、味も香りも市販品とは段違いなのだとか。

私もご相伴に預かる。

わさびの香りがとても爽やかで、ほどよくツンとくる味は絶品のひとこと。
松本で本わさびを食べたことがあるが、それとはまた違った味わいだ。
この味の虜になってしまい、お土産で山わさび関連を爆買いしたのはまた別のお話。

満足しておあいそをお願いすると、しもPのアニキがご馳走してくれると!
えらい食いまくったのに、なんともありがたい。
本当に感謝である。

しもPのアニキが
「北海道に来たのに、痩せて帰らせるわけにはいかんだろ」となんとも漢気のある言葉をいただいた。

まさに漢の中の漢。それがしもPのアニキなのだ。

寿司屋を後にして登別へと戻る。

道中も様々な話で盛り上がる。
旅の話から近況報告まで。
さらには政治的な話まで。
全てしもPのアニキと同じ方向性なのだが、今は正論を話すと疎まれるという妙な世の中だ、という点においても同意見であった。

登別に戻り、しばらくゆっくりすることに。
実は私、登別に何度も来ているのにも関わらず、地獄に行ったことがないのだ。
この機会に行ってみることに。
するとしもPのアニキが案内してくれると。
ありがたい。地元の方の説明がつけば、よりその土地のことを深く知ることができる。
登別温泉の北に位置している地獄。









あちこちでガスが噴き出しており、まさに地獄といった雰囲気だ。







地獄は窪地になっているが、温泉街に向かって開けている。
そのためかあまりガスの臭いがしない。
この地形だと硫化水素による事故も起きにくいだろう。





しかし温泉からはしっかり硫化水素が出ているため油断は禁物だ。
過去、ここ登別でも温泉貯留タンクの清掃中に硫化水素による死亡事故が起きている。

自然は多くの恩恵を人にもたらすが、同時に災いももたらす。
この自然の中で生きる我々人間の摂理でもある。

地獄を後にしたふたり。
この日は富良野に滞在していた時より涼しいとはいえ、それでもやはり夏だ。
汗をかいてしまったので、いつものさぎり湯で汗を流す。
ここの濃い温泉と、痺れるほど冷たい水風呂が大好きだ。

↓見苦しいため加工増し増し。




こざっぱりしたところでしもPのアニキと合流。
夕食へと向かう。

登別で夕食といえばもちろん温泉市場!
ここの海産物は他に類を見ないほど新鮮で美味しい。

料理の内容は店員さんにお任せして、まずは乾杯。





といっても、まだお酒はなるべく控えてる状態なので1杯だけにとどめる。

しかしこれが正解だったわけで。
次から次へと運ばれてくる料理!









写真を撮る暇もないほどじゃんじゃん食べてと言わんばかりに運ばれてくる。
一瞬でテーブルは料理で埋まり、どんどん食べないとさらに料理が運ばれてくる。
まるで豪華海鮮のわんこそばだ。





最高に美味しい料理に舌鼓を打ちつつ、次々と料理を平らげていく。
お腹もなかなか膨れてきたが、ラスボスとして毛蟹が1人一杯ずつ運ばれてきた。
普通なら限界で無理なところだが、これだけ美味しそうな毛ガニは別腹である。
いやぁ、食った食った食いまくった。
もう一生分の海産物を食べたのではないかというくらい満腹である。
どのみちビールは1杯しか飲めなかったからちょうどよかった。

会計をお願いすると、ここもしもPのアニキがご馳走してくださることに。
本当に感謝以外の言葉が見つからない。
しもP大権現様、ありがとうございます。

それから部屋に戻り、仕事を終えた妻さんも加わり日付が変わるまで楽しく語り合うのであった。

11日目に続く。


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最終更新日  2022年12月13日 11時41分58秒
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