かずやんの旅日誌

かずやんの旅日誌

2021年09月08日
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カテゴリ: バイク旅
8月10日
朝ごはんをとりに1階ロビーまで降りていく。





ここは和食の弁当を中心にパンもあるからありがたい。
朝ごはんだけで立派に育ってしまう。

今日も外は雨が降り続き、時折窓を叩くように激しく降っている。
雨が収まるまでバイクのチェーンに注油する。
注油が終わる頃には雨は小康状態となり、出発することにした。
函館朝市を抜けていくと、雨の中そこそこ観光客がいる。





しかしそれもコロナ禍前からすると、とても少なく経営が成り立つのか不安だ。
私も声をかけられるが、海産物は買う店を決めているので、軽く会釈して通り過ぎる。

そして到着した青函連絡船記念館摩周丸。







以前ブラタモリで列車を搭載する車両甲板を紹介しており、一度見たかったのだが、残念なことに一般の見学はしておらず、車両甲板に設置してあるカメラを操作してモニター越しに見ることしかできなかった。





そこで船内をめぐり、1954年に起きた洞爺丸事故の詳細を見ていく。











沖に出て投錨してるのにも関わらず、風に煽られ走錨。
そのまま七里浜に座礁し復元力を失い転覆。
他にも多くの船が遭難し、1155人の犠牲者を出す大惨事であった。

実は洞爺丸が座礁した七里浜は、以前日本一周した際に心霊体験をした場所なのだが、それはまた別の機会に語るとしよう。

順に資料を読んでいくと、昭和のテレビニュースが流されていた。
モノクロのニュースであったが、なんと普通に遺体を引き上げるシーンを流しているではないか。
ショッキングな映像であったが、当時の悲惨な状況を垣間見ることができた。





さて、時刻はお昼前。
今日のお昼ご飯に向かう。
昨日も通ったベイエリアを通過して到着した「カリフォルニアベイビー」





ここのシスコライスが絶品なのだ。
早速注文。ついでにビールも頼もうかと思ったのだが、べらぼうに高く、後で飲むことにしてシスコライスだけいただくことにした。
※シスコライス¥890 ビール¥700
ピラフにたっぷりのソースがかかり、その中にソーセージが2本鎮座している。





うん、やっぱりうまい。

やっぱりビールが欲しくなるが、グッと我慢。
満足して店を後にした。

さて時刻はまだ12時。
雨足が強くなってきたので、ここからは市電で巡ることにする。







末広駅から乗車。同時に運転手に一日乗車券をお願いする。







該当の日をスクラッチするといった面白い仕組みだ。

そのまま市電に揺られ、五稜郭公園前で下車。
五稜郭タワーへと向かう。
この頃になると雨も小康状態となり、歩きやすくなる。
程なく五稜郭タワー到着。





ここは何度も登っているのだが、函館に来たら必ず寄ってしまう。
今回はゴールデンカムイの舞台にもなっているため感慨深い(ネタバレ防止のためどんなシーンかは伏せます)

エレベーターに乗り、ブラックライトに照らされる室内を撮影する。



そして到着した展望台。そこは今までと変わらず絶景が広がっていた。





悪天候のため、遠くまで見通せないが、それでも充分にいい景色だ。





景色を堪能し、五稜郭の成り立ちを学んでいく。

やはりこういった歴史は興味深い。
その土地のことをより深く知ることができて、今まさにそこに立っていることが感慨深くなる。
思い出としても強く印象に残るのが一番いい。








しばらくして下界に降り、水分補給を済ませてから出発した。





さて、ここ函館の街は温泉の街とも知られている。
様々な温泉があるが、今回は湯の川温泉に浸かってみる。
市電を湯の川駅で降り徒歩5分。
その温泉は住宅街に溶け込むようにひっそりと存在していた。
その温泉は大盛湯。





なんとも嬉しくなるような名前だ。
番頭さんに挨拶して入ると、なんと貸切状態。





これはありがたい。
体を洗い、下湯から浸かっていく。





ここは浴槽が3つに分かれており、それぞれ温度が違うのだ。





温度計はないので、体感温度で表すと。
右、程よく熱い。おそらく42℃。
中央、熱い。おそらく45℃。
左、あっっっついっ!!おそらく50℃。
湯の川温泉は熱いことで有名だが、ここまで熱いとは・・・。
右と中央は肩まで浸かれたが、左は足湯でも無理であった。





大盛り湯を出て駅に向かうと、大きな鳥居が目に入った。
函館の街に戻る前にお参りしていこう。





おみくじを引いたら見事大吉、旅行は「さわりなし」とのことだ。
ただし、「健康に気をつけろ」と出ていた。
結論から言うと、今回の旅で体調を崩すことは一度もなかった。
これでいい旅を確約されたようで気分がいい。
その気分のまま明後日の宿を予約。
富良野で泊まりたかったがあいにく旅の途中はお休み。
後日泊まることになる夕茜宿は満室だったため、旅仲間のこけさんおすすめの宿に連絡。
無事空きがあり、予約することができた。
これでこの先4日分の宿を確保。
しかし、これがコロナ禍でなければこんな行きあたりばったりの旅はできなかったであろう。
これも何らかのめぐり合わせなのだろうか。
そう考えながら市電に乗り込んだ。



「この飲み物がおすすめですよ。」
カラフルな店内でこれまたカラフルな制服に身を包んだ店員が謎の飲み物を勧めてきた。
ガラナビール、だと。

バーガーをビールで流し込んでやろうと、ラッキーピエロベイエリア末広店に来ていた私の前に謎のメニューが現れる。
生ビールをガラナ(コーラのようなもの)で割ったという台無し感漂う不思議な飲み物。
おすすめということなのでバーガーと一緒に注文してみる。









ずばり「台無し」である。
お互いがお互いのいいところを打ち消しあってる。
なぜこれを勧めてきたのか理解ができない。
もう不味すぎて笑うしかない。

バーガーはうまいので、今回はプラマイ0ということにしておこう。





さて、それでは函館山に登ろうと空を見上げた瞬間愕然とした。
先程まで晴れ渡っていた函館山が、すっぽり雲に覆われてしまったのだ。

なんてことだ。しかしさっきまで晴れていたのだから、この後もう一度晴れる可能性がある。
その可能性に賭けて登ってみることにする。
ロープウェイで数分間、到着した函館山は霧に包まれた上に雨まで降っている。





とりあえずしばらく待ってみることにする。
しかし待てど暮らせど一向に霧は晴れない。
そんな無為な時間が過ぎ、気がつけば2時間経っていた。
これ以上はさすがにしんどいので、夜景は諦め下界に降りる。





ハセガワストアでやきとり弁当を買いこむ。





メニューや店内も昔と変わっていた。







弁当を買い込み、宿に戻ろうと何気なく空を見上げると、なんてことだ。先程まで厚く覆っていた雲がすっかり晴れてしまっているではないか。





まあ、そんなものだよねと自分に言い聞かせ帰路につく。
今日は一日ずっと歩いたので、宿まで歩いて行ける距離だが、せっかくなので市電で帰ることにする。
ベイエリアも変わらず美しいが、レールや路面が雨に濡れて街灯が反射して美しい。





























そのうち市電がやってきて乗車。





ほどなく宿に到着して函館観光最終日は終わりを告げた。





10日目に続く。


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最終更新日  2022年12月13日 11時40分28秒
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