『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』100万部?日記

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』100万部?日記

2008.06.29
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みなさま、NHKドラマ「監査法人」のコメントをありがとうございます。

今日は、コメントの中からSteelHeartさんへのお返事を通して、監修者としての感想を
記しておきますね。


> 第一回から見ていますが、あえて苦言を呈すれば「創りが雑」と言わざるを得ません。

お気持ちはよくわかります。私も第三者だったら、そう思っているかもしれません。

自分がよく知っている業界がドラマになると必ずその問題が出てくるので、不可避的な
ことなのかもしれませんが。


監修者をやってみて、わかったことが3つあります。

1.実は監修者自身も、自社のことしか知らない。

 (私がいた監査法人ではNGなことも、他の監査法人ではOKのことがあります。

  なのになぁ、など。 業界全てを本当に把握している人など、誰もいないのです


2.よって、制作スタッフはいろんな関係者へ取材に行くので、調べれば調べるほど、
  OKの範囲が広くなる。



3.また、原作のない作品は世界観が一定になりづらいので、原作モノと比較すると
  どうしてもアラは出やすくなる。




まっ、私は文学部日本史専攻なので、 ほぼすべての歴史ドラマに対して「粗いなぁ」
と思っているのですが、 「ドラマはその本質、作り手の伝えたいことを受け取ろう」
と意識して見るようにしています。

それが、楽しむコツなのだと思います。


まれに明らかにあり得ない点もありますが、それは監修者の意見よりも「視聴者への
わかりやすさ」が優先されたと思ってください。

ドキュメンタリーでもなければ紹介番組でもないので、視聴者を優先するのは必要だと
思ってます。

「……にしてもねぇ」というのも確かにありますが (^^;)




私の知っている範囲内では、あれくらいはあり得ます。
もちろん、クライアントがダメダメな場合です。
ただ、監修者は脚本チェックしかできないので、書類に書かれている文字については
なんとも言えません……。


> そもそも、監査法人が抽出する査定先以上の数の債務者を財政監督庁(=金融庁)が

> より以前に業務改善命令が出されると思うんですが。

実は、この点は 第4話をご覧くだされば、疑問が多少氷解すると思います。

どうぞお楽しみに。





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最終更新日  2008.06.29 22:31:43


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