ささやかな日々を楽しみながら‥‥‥

ささやかな日々を楽しみながら‥‥‥

PR

プロフィール

kaitenet

kaitenet

フリーページ

*ぶらり・めぐり


美術館巡り


ギャラリー・個展巡り


離宮・迎賓館巡り


人物巡り


四国八十八か所巡り


コンサート巡り


低山巡り


房総一周トホトホぶらり


山手沿線ぶらり


江戸七富士ぶらり


習志野ぶらり


まつりぶらり


小さなぶらり旅


大学キャンパスぶらり


訪ねた記憶をMAPに


議会・裁判所巡り


*習志野シリーズ


*母が遺した言葉


*座右の書(安岡正篤)


*少しばかり本の紹介


*ブログのえにし  (現在リンク不具合)


*競馬を楽しみながら


*夢こむさ習志野


活動理念


フェイスブックページ


ツイッター


活動紹介(スライドショー)


トピックス


ねっと活用さろん


習志野ぶっくさろん


習志野すぺしゃりすと倶楽部


みんまちへの参加


夢こむさ放送局


吉澤折り紙講習会


きらおどりコンテスト


「コミュチカ」への団体登録


*中1~高3 集合写真


*昭和44~45年の記憶


*昭和45年卒業生同期会


*学生時代のひとこま


*お薦めスポットin千葉&習志野


*同志社東京校友会(東京50年会)


*青春まっぷ(10~20代)


【ご質問・お問合せ】はこちらからお願いします


気ままにペン字を・・・


日々、花のチカラを感じながら・・・


勝手に展示館


退職後に始めた年毎の活動(65~70)


人生後半を楽しむ旅


コメント新着

ナツぬい?@ Re:平成名前辞典(06/18) 平成名前辞典について調べてあるブログを…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2008年01月20日
XML
カテゴリ: 本に親しむ
 本著は二人の考えが交互に表現されているが、とりわけ野田氏が


 冒頭、著者がリーダーシップをプロセス論の観点から本格的に
とらえるようになった、南アフリカで開かれた企業変革セミナーでの
出来事が紹介されている。

 以下、抜粋引用

 ”「皆さんはリーダーと聞いてどんな人をイメージされますか?」 すると、
未だ30代と思しき白人男性が「 天安門広場で戦車 を止めようとして


 その時、私は自分の中でリーダーシップへのもやもや感が急速に晴れて
いくのを感じていた。”

 ”「他の人が見ない何かを見てみたい」という意思を持つあらゆる人の
前に、リーダーシップへの道が開けていることを、彼の行動は示して
いるのではないか。”

 ”一人称単数で語りつつ、結果において大勢の人々がついてきた
リーダーシップ現象に関しては、格好の例をキング牧師に見ることができる。
1963年8月28日、キング牧師が「仕事と自由のためにワシントン大行進」の
演説で繰り返したあまりにも有名なフレーズ、「アイ・ハブ・ア・ドリーム」の
リフレインだ。

あの演説でキング牧師は聴衆に向かって「私には‥」力強く夢を語った
「我々には‥」と複数形にせず、三人称を用いたりもしなかった。

 決定的な場面で、リーダー自らが発する一人称の言葉は、強烈なパワーを
発揮する。だからこそ、あの演説は人々の心を打ったのだ思う。”

 ”こうしたリーダーシップを研究する難しさ、とりわけ経営学で扱う不幸に
ついて、自然人類学者でサルの研究をしている糸魚川先生に話したところ、

「サルのリーダーシップは単純です。先頭と中央なんです」と言われた。
群れのボスは移動する時には先頭を歩き、みんながリラックスしたり、
食事をする時には中央にいる。なぜ、移動の時に先頭かというと、
旅は危険だからだろう。

 ‥‥企業内でのリーダーシップを測る場合、私は「指揮系統下にいない
応援団がどれだけいるか」を試金石と考えている。

 ‥‥「後ろを振り向いたら、嫌々ではなく、喜んでついてくるフォロワーが
いますか?」”

 ”リーダーシップとマネジメントを履き違えてしまうと、自分のどんな部分に
フォロワーが喜んでついてきているのかが分からず、落とし穴に落ちていることに
気がつかない、という事態が起きる危険性がある。したがって、やはり一度
両者の違いを峻別して考えてみることが必要だ。”

 ”リーダーとマネジメントは異なる。リーダーは「見えないもの」を見て、地位に
よる権威ではなく、人々の価値観や感情に訴え、人の共感を得て、自分の
夢とみんなの夢のシンクロをつくり出す。私には、そこに重要なメッセージが
潜んでいると思えてならない。”

 ”中年になってからでも夢を見る人と、そうでない人を分けるものは一体
何なのだろうか。夢や志を追わずに、信用競争に埋没してきた人が、
アクティブ・ノンアクションのワナに気づいて、ある時ふと自分に振り返ったとして、
そう簡単に「大人の夢」を描けるものだろうか。
 大人になってから夢を見るためには、何か根源的なものが欠かせないと、
私は感じている。

 ‥‥私が「もしかするとこれかも‥‥」と感じたのは、松永真理さんとの
会話がきっかけだった。

 ‥私は松永さんに「色々なことを実現されてこられたあなたの原動力は
何ですか。初めから何か夢を持っておられたのですか」と尋ねたことがある。
松永さんからはこんな答えが返ってきた。
 「よく聞かれるんですが、これをしたいという夢は残念ながらありませんでした。
でも、私は幼い頃から『松永真理』でいたかったんです」
 この言葉に、リーダーシップの旅を解き明かすカギがあるのではないか。
そんな風に私は感じる。
 松永真理でいたかった――それは、自分が自分として生きることだ。組織に
属していながらも、自分という個人の存在を忘れない。信用蓄積をするにせよ、
肩書きやポジションで勝負するのではなく、一個人として、顧客や取引先、
そして社会と向き合う。そんな生き方が松永さんの言葉から感じられた。
明確な夢や志を持っていなかったにせよ、それらの萌芽をずっと大切にして
生きてきた。そんな息吹きが伝わってくるとても素敵な回答だった。
 こう考えてみると、「結果としてリーダーになった」人は、この「私が私でいる」と
いう自負が比較的強いのではないだろうか。自分への矜持に近いものだろうか。
私には、これがリーダーシップの旅において、重要な役割を果たしているように
思えてならない。”

 ”ヘンリーは「忙しい現代人に必要なものは、知識やスキルの詰め込みのための
ブートキャンプでは決してなく、自分を内省するという経験だ」と強く主張するが、
私も120%賛成だ。”

 ”話を基軸力に戻したい。自分を振り返ることは、私たちにとってどういう意味を
持つのだろうか。自分を振り返るとは、生きる上での基準を、世間の論理や組織の
論理ではなく、個の論理へと引き戻すことだと思う。よく使われる言葉で言うと、
「自立した個」になるということだ。
 嫌われるの覚悟して言えば、私は、日本で最も自立していない人たちが、
30代から50代にかけての中堅エリートサラリーマンと官僚ではないかと疑っている。”

 ”立ち止まり、自分を振り返ること。なりたい自分への刺激と挑戦への気概を
喚起させられるような匂いをもつ場に身をおくこと。そうした中で、世間や組織の
論理ではなく、個の論理に自分をひきつけること。これらは、リーダーに求められる
力を磨くことに結果的につながるように思う。”

 田口さんは「日経新聞」の「私の履歴書」をつぶさに調べて、あのコーナーの
筆者がよく使う言葉に共通性を見出した。「偶然にも助けてもらった」「ひょんなことから」
「たまたま良い知らせがあった」「人に紹介されて」など、成功した人はしばしば、
幸運に恵まれて他者からの後押しを受けたと回想しているのだそうだ。これは決して
偶然ではなく、その人たちが徳を積んできたからだと田口さんは言う。徳を積んで
いけば、必ず本人の勢いとなって返ってくる。「徳=いきおい」から考えると、そこには
利己と利他のシンクロナイズを解き明かす何かが見えてくるように思う。”

 ”‥私たちにとって、リーダーシップとは「生き様」の問題なのだと思う。つまり自分は
どんな人生を送るのかと同義であり、本当の意味で納得できる人生が送れたならば、
そこにはそれぞれの旅の軌跡が残るのだろう。
 しかし、私たちはなかなか納得できる人生を生き切れない。世間や組織の目が
気になったり、常識、過去、しがらみにとらわれ、日常に振り回され、多忙を理由に
問題を先送りにする。”

 ”アップル・コンピューターの創業者であり、スタンフォード大学での卒業式で行った
スピーチ が‥‥

 ‥とりわけ死にまつわる話が感動的だった。

 ‥死とは「我々すべてが共有する運命」であり、「古きものを一掃し、新しきものに
道筋をつくるもの」と話し、さらにこう続ける。

 「君たちの時間は限られている。だから自分以外の誰かの人生を生きて無駄にしては
いけない。ドグマのワナに絡め取られてはならない。それは他人が考えたことの結果に従って
生きることだ。他人の意見に、自分自身の内なる声をかき消されてはいけない。そして、
最も重要なことは、自分の意見の心と直感に従う勇気をもつことだ。心と直感は
どういうわけか、君たちが本当になりたいものをすでに知っている。その他はすべては
二の次だ」”

 ‥‥死から目をそらさず現実的なものと意識することによって、人は初めて生の意味を
知るのだろう。”

 ”「内なる声を聴いて歩くすべての人の前に、リーダーシップの旅は開けている」
私は、自分にそう言い聞かせて、生きていければと願っている。”


 リーダーシップを「旅」というメタファーでとらえる著者の着想が、リーダーとは何かと
いうニュアンスをうまくとらえているのではという気がする。

 多数の人は、自身のあり方と現実の姿との矛盾や葛藤の中で生きていると
思われる。が‥‥ そんな中で、著者自らが、他もうらやむようなルートから自ら
外れて旅を歩んでいる。

 その方の言葉は色々な示唆に富んでいる。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年01月20日 21時05分41秒
コメント(3) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: