かすみのスピリチュアル・ジャーニー

かすみのスピリチュアル・ジャーニー

25.力をくれる言葉とつながる(1)




つながりを取り戻す


25.力をくれる言葉とつながる(1)


 人は、誰でも、厳しい局面に立たされることがある。

 仕事を失ったり、自然災害で家を失ったり、事故にあったり、
病気になったり、そして、自分の大切な人が命を失うこともある。

 そうしたときに、突然立ち止まることを余儀なくされる。

 毎日続いていくはずの変わらない日常が、突然断ち切られるのである。

 心を病むこと以外にも、いろんな形の苦しみや悲しみがある。

 しかし、そこで出てくる問いは似通っている。

 「今の自分に価値はあるのだろうか?」
 「人はなぜ生き続けなければいけないのだろうか?」という問いである。

 結局、その問いはいつも私の心の中にあり続けた。

 長期で入院している、寝たきりの患者さんに、「もう死にたい」と
言われたとき、なんと言っていいか分からなかった。

 入院患者さんから、毎回のように聞く「仕事をしたい」という言葉を
思い出す。

 毎週日曜日の求人情報を食い入るように見ていた患者さんたちの姿を。

 しかし、仕事を始めると、病状が悪化する人が多い。

 仕事さえしなければ、落ち着いて気持ちよく暮らせる人も多いのだが、
「仕事をしないで生きる」ことは、自分なりにしっかりとした考えを
持っていないと難しいような気がする。

私は、仕事を辞めることが怖かった。

 人のお話を聞くという仕事を辞めた自分には、価値があるだろうか。

 他には何も出来ない自分が、人のお役に立てなくなったとき、
何か価値が残るのだろうか。

 人格が未熟だから、働けなくなってしまったのだろうか。

 仕事を辞めるということは、今までの自分が、無になってしまうような、
恐ろしさがあった。

 何のために今まで頑張ってきたのかと思うとつらかった。

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