かすみのスピリチュアル・ジャーニー

かすみのスピリチュアル・ジャーニー

31.セルフケアについて




31.セルフケアについて



 ジェリー・モウというセラピストが、セルフケアは、
「体にいいこと」「気持ち(感情)にいいこと」「頭(思考)にいいこと」
「魂にいいこと」「こどもでいること(こどもになること)」の5本立てで
行うといいと言う。

 先に述べた「つながる」という話を重複することも多いが、
ジェリーの言うように自分でバランスをとりながら、ケアすることは
とても大切であるように思う。

 以前私が、ジェリーのワークショップに出て学んだことを
自分なりの例を挙げながら、書いてみたいと思う。



 「体にいこと」は、体が楽になること、気持ちのいいことである。

 体を動かすのが好きな人は、運動をすることはもちろんだが、
お風呂に入ったり、マッサージを受けたり、ヨガをしたり、
かるく散歩したりすることでもいい。

 もっと言えば、深呼吸をしたり、体に手を立てたり、
昼寝をすることでも、体を大事にしていることになる。

 昼寝しているのは、怠けているのではなく、
「体を大事にすること」をしているのである。



 「気持ち(感情)にいいこと」は、感情を人に伝えたり、
表現したるすることである。

 内面につながる、というところで述べたように、
形にして表現したり、また、人に電話したりメールや手紙を
書くことでもいいし、安全な場所(ワークショップ、自助グループ等)で
話してもいい。



 「思考にいいこと」、これは物事をどう捉えるのか、
考え方や信念のようなものに対するケアである。

 大体、うつになるような人は、自分の欠点や失敗を探して、
批判するのは得意である。

 自分の悪口を言わせたら、一時間でも二時間でもしゃべることが
できるだろう。

 それぐらい、自分を責めることは得意なので、
それに対抗できるぐらい、自分をほめたり、認めたりする時間を
意識してとらなくては、バランスが取れない。

 「愛されて当たり前、自分が大事にされるのは当然」というような言葉を
聞いたことがあるが、最初は何のことか分からなかった。

 私は、自分が愛されるのは当たり前、当然のことだ、となんて
思ったことがなかった。

 でも、そんなふうな感覚を持っている人もいるのである。

 そういう人は、人から批判されても傷つかない。

 だって、自分のことだとは思わないから、言ってる人が
間違っていると分かっているから。

 しかし、自己否定感の強い私は、
「自分には愛される価値がある。大事にされる価値がある」
「自分は世界にひとりしかいない大切な存在だ、貴重な存在だ」
「息をしている限り価値がある」
「よくやっているね」
「あなたにできることはあなたにしかできないんだよ」
とこんな風に言い聞かせないといけない。

 私は、一人暮らしをしているときには、トイレや部屋の壁に、
自分を肯定する言葉を貼り付けたりした。

 そうなると、今まで、自分に敬意を払ってくれてない人、
自分を愛してくれない人に対して、「自分が悪いからだ」と
思っていのだが、相手が相手自身を粗末に扱っているから、
私にひどくあたるのだと思うようになった。

 ダイアモンドの価値が分からない人が、ダイアモンドを
ゴミ箱に捨てたとき、悪いのはダイアモンドだろうか、と
考えると分かる。



 「魂にいいこと」は、先に述べたが、自然の中で、
つながりを感じたり、自分なりの宗教観を持つことである。

 私の場合は、お寺に行ったり、瀬戸内寂聴さんの法話を
聞きに言ったりすることなどである。

 私には、散歩やお風呂も、何か浄化作用があるような、
宗教的な感覚がする。

 瞑想がいいというが、私は、ただじっとしているのは苦手で、
お風呂で、いろいろ思いをめぐらしている。



「子供でいること」は、子供を見ていると分かる。

 子供は、泣いたり、怒ったり、笑ったり、走ったり、
スキップしたり、歌を歌ったり、大人に抱きついたり、手をつないだりする。

 自分がどうみられているかなんて考えず、思ったことを言う。

 なかなか大人になるとできないが、映画に行って泣いたり
笑ったりして楽しんだり、ディズニーランドへ行ったり、
一人でいるときに歌を歌ったり踊ることもできる。

 また、配偶者や恋人、手をつないだりといったことは
できるだろうと思う。

 空を眺めたり、ペットと遊んだり、いろんな形で子供になれる。

 自分が子供のころ、何をしているときが一番楽しかったか考えると、
自分にあったやり方が分かるかもしれない。


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: