かすみのスピリチュアル・ジャーニー

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援助職の燃えつきを防ぐには(1)




 人を助けたり、お世話をするという仕事は、まず自分自身を
助けることから始まるのだと思っている。

 今まで書いてきた、セルフケアを常に心がけていくことが大事だと思う。

 本を読んだり研修に行くのと同じぐらい、遊んだり笑ったりして人生を
楽しむ時間を作ることである。

 そして、相手自身に自ら回復する力があること、成長していく力が
あることを信じることが必要だ。

 相手は、相手が変わりたいときに、変わるのであって、こちらが
決めることはできないのである。

また、相手がどんな苦しい状況にあっても、人生には
意味のないことなどない、いずれこのことも過去となり、
「このことがあったら今がある」と 言えるようになる日が
来るのだと信じることも大切になってくる。

 どんな事があっても、人生は、そして、「生きるということは
いいものだ」という、肯定的な見方を持ち続ける。

 ここまで生きてこられたということは、何か大きな力に
守られているんだと考える。

これは、結局、自分自身が、まだ見えていない、自分の可能性や
自分の人生というものを信じられるかということにかかっている。

 人の役に立ちたいからと、援助の仕事に就いた人は多いと思う。
 仕事を始めた頃は、理想を持っている。
 苦しんでいる人を助けたいという思いである。

 しかし、実際始めてみると、理想と現実のギャップが大きいことに
気づく。

周囲の人たちは、援助職に対して、「我慢強くなければできない」
「働き甲斐ある」などというイメージを抱いている。

援助する者は、強くて健康で人格者であると見ている。

医療や教育の現場で、先生と呼ばれるような人たちが本当は弱くて
不完全だというふうにはみんな思いたくないのだ。

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