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再び国立劇場 今年の新春歌舞伎は 通し狂言「旭輝黄金鯱(あさひにかがやくきんのしゃちほこ)」 江戸時代に大凧に乗って名古屋城天守閣の金鯱の鱗を盗んだ伝説の盗賊「柿木金助」が主人公のストーリー 天明三年初演の「けいせい黄金鯱(こがねのしゃちほこ)」が大正期に途絶え今回その復活アレンジ版 なんといっても見どころは尾上菊五郎さん扮する柿木金助が大凧宙乗りで天守閣の黄金の鯱を盗む場面2階席から宙乗り登場で一斉に拍手と歓声がなんとも大胆!・・・圧巻です そしてもう一場面金助の妖力により川下で暴れ洪水を引き起こした黄金の鯱を退治すべく本物の水を使った、尾上菊之助さん扮する春吉の水立廻りの場面 前2列目までの観客席にビニールが手渡されスタンバイ どうなるやら・・・と思っていると舞台に…セットで川下だけでなく滝までつくられており、暴れる鯱に水しぶきを激しくあげながら春吉が挑んでいきます。その水しぶきの凄いこと凄いこと! かな~り過激に観客に向かってしぶきを上げていきますさすがに5列目だったので1列目のお着物の方…大変そうでした 他にも新興宗教っぽい?あやしげな神様のダンス?など笑ってしまう場面もいっぱい! もちろんストーリーも、と驚くどんでん返しありちょっと悲しい話あり、ちょっとあったかいいい話あり・・・そ・し・て・奇想天外な場面盛りだくさんですっごく楽しめました
2010/01/08
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昔々あるところに・・・機織りのすきな美しい娘がおりました川から流れてきた瓜から生まれ出た娘・・・その名はうりこひめ今日も楽しく歌いながら機織りです。そこへ人真似をしていたずらばかりする村の嫌われ者、あまんじゃくがうりこひめの機織りのまねをしようとやって来たと、これまたうりこひめをかっさらおうと悪いとのさんがやってきた!ならばとのさんを騙して追っ払ってやろうとうりこひめになりすましたあまんじゃくは機織りをはじめ一方、そうとは知らないとのさんは愛をささやきはじめ・・・林 光 作曲 あまんじゃくとうりこひめ一幕ものの民謡オペラであります。恵比寿 “Art cafe Friends”にて、啓声会によるコンサート昨日おこなわれました会場は特に舞台もないcafeそのもの前方のスペースが舞台替わりで観客とは目と鼻の先。大道具なんてのも見当たらないし・・・これでオペラなんて出来るものなのかしらん・・・と思っているとそこら辺は演技でカバー会場いっぱいを使った演出で観客を飽きさせません二期会会員他、皆さん教授級の実力派ぞろいオペラホールさながらのビンビンと響く素晴らしい声。。ここがcafeであることを忘れさせてくれるほど圧倒されました・・・こんなに間近でオペラを観るのも初めてでしたが今回の演目のような軽めのオペラですとこういうアットホームな雰囲気も良いものですね。声の魅力もさることながらバカ殿様の恰好をした悪いとのさんと間の抜けたようなけらいの絶妙なコンビ、そしてその行動をいちいちちゃかすあまんじゃく・・・ほとんどお笑いコントでおかしくて笑いっぱなし!ラストはほんのり心が温まる素敵なオペラでしたで・・・そのバカ殿様悪いとのさんとって、私の歌の恩師なんです・・・実は
2009/09/27
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この作品と出会ったのは学生の頃けだるさを含んだ表情何となく浮かび上がってくるような天使の姿が印象的で・・・マーティロ・マヌキアン旧ソビエト出身若き頃より才能が開花自国でも高い評価を得ていたそうですが彼の求めた表現方法とその技法は当時国の規定に違反するとされ許されず…結果、自由を求めてアメリカへ亡命独自のスタンスを築くことに成功しさらなる名声を得ました金箔や銀・樹脂・液状真珠が色の一部に使われていますがそれがとても効果的で絵の美しさを際立てています結構大きいサイズですがドンっと飾っております 『ホワイトソナタ』金や銀の美しさが写せませんでした余計なライトが写り込むのがいやで部屋を真っ暗にしてしたのがいけなかったのかな?実物はもっときれいなんですが…(部分を拡大してみましたっ)この絵画を購入した時「まだアメリカへ亡命して間がないんです」とか説明されていましたが・・・マーティロの描く女性の表情はどこかけだるく・・・どこかしら憂いを帯びたような・・・ある時は悲しみさえも含んだような瞳やはり亡命した当時の故郷への想いの表れでしょうか?・・・どこか切ない。。
2009/07/21
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オペラ“ランメルモールのルチア”では素晴らしい演技とベルカントの美声で魅了してくれたソプラノ歌手、デジレ・ランカトーレ前回、アントニーノ・シラグーザ リサイタルに続いて2日はデジレ・ランカトーレ リサイタルでした。この方は歌えば歌うほど声の調子が上がってくる感じです。1曲目は正直・・・?でしたが、2曲目からはテンション、上がってきましたね!コロラトゥーラ・ソプラノ特有の羽の様な軽やかさ柔らかくどこまでも伸びる高音それにしっかりした低音も加わってなかなか聴きごたえがありました。只、やはりレッジェーロ。ドラマティコを歌われると少し軽めに聞こえてしまうなぁ…椿姫はちょっと違うかなぁなんて思ったりしました。連帯の娘、清教徒なんて、素晴らしいの一言!重複しますが本当に高音が柔らかい。聴いていてもとても心地よい。さて、リサイタルも終わりサイン会笑顔がとってもかわいいチャーミングな方でした
2009/07/05
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昨日は東京オペラシティコンサートホールにてアントニオ・シラグーザのリサイタルCDを聴いたら今度は生で聴きに行きたい!・・・ということで行ってきましたシラグーザは近年あまり調子が良くなかったそうですが…昨年、ヴォイストレーニングを受け声が蘇ったとあります(プログラムにて)だからなのか?(・・・て事もないか。)1曲目より飛ばしてくれましたブラボーです! すばらしい!の一言です以前のCDでは軽やか~、の印象が強かったですがそこに重厚さが加わり・・・また高音E(2曲目)も驚くほど伸びやかに出されていてびっくりのっけからブラボーの声がすごかったです。実は私が座っていた席の2つ前の席にソプラノ歌手のデジレ・ランカトーレが座ってらしたんです。最後のアンコール曲「'o sole mio」の時、シラグーザは歌いながら客席をまわってファンサービスランカトーレの所まで来るとなんとその場で二人でデュエットもう私のすぐ目の前でっ デュエットッやっぱり凄いよ、この2人の声はっ大興奮っ でした!アンコール曲ではギターの弾き語りもあり(ロッシーニ:私の名前が知りたければ オペラ「愛の妙薬」より)とても楽しい。またこの方、歌うのを本当に楽しんでいらっしゃる!それとちょっとおふざけをやったり小道具を使ってみたり舞台から下がる時に伴奏者のピアニストと肩を組んで帰ったり…すごーくリラックスムードでこちらもリラックスしながら音楽を楽しめましたプログラムがすべて終わったときはスタンディングオーベーション拍手とブラボーの声がなりやみませんでしたコンサート終了後、シラグーザのサイン会この日購入したCDにサインしてもらっちゃいましたっついでといっては何ですがそばにいたランカトーレにもサインを。嫌がらず気さくにしてくれた・・・いいひとだぁ。。今後のスケジュールは6月29日、大阪はサンケイホールブリーゼにてシラグーザとランカトーレの7月2日、東京オペラシティコンサートホールでランカトーレのリサイタルがあります。こちらにはまた聴きに行きますよ~、楽しみっ
2009/06/25
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映画「アマデウス」では天才モーツァルトの才能に嫉妬し死に追いやるとんでもない人物にされてしまったサリエリさて実際は…1750年イタリアはレニャーゴに生まれたサリエリは幼少よりその才能を認められ作曲家フローリアン・レオポルド・ガスマンに才能を見い出されウィーンへ移住わずか24歳にしてヨーゼフ二世の室内作曲家1788年に宮廷楽長に任命され、亡くなる直前1824年までその地位にありました。教育者としても名高く、ベートーヴェン、シューベルト、リスト、チェルニーはたまたあのモーツァルトの息子も彼の指導を受けています。宮廷楽長としての規定?によりそもそも指導料は無料であったが貧しい生徒に対しての支援も欠かさなかったとか。毎年恒例のニューイヤーコンサートが行われるウィーン楽友協会黄金のホールの建設時にも空間における音響効果に携わっています。モーツァルト死後数十年たってから突如降ってわいたようにおこったモーツァルト毒殺説この噂に晩年は苦しまされたのは事実の様で…一説には音楽社会において、ドイツ派とイタリア派の対立に巻き込まれたのではないか…とも言われている様ですが、どちらも立証されていません。いずれにしても、その後サリエリの音楽はタブー視されるほど。。音楽の評価としては、今は亡き某有名指揮者説によれば「演奏するほどの事でもない…」とも。。まぁ、賛否両論でしょうが。しかし近年、またサリエリの音楽を発掘する動きが少しづつではありますが出てきています。今回ご紹介するアルバムはオペラアリア集【送料無料選択可!】チェチーリア・バルトリ/サリエリ・アルバム [SACD Hybrid] / チェチーリ...1曲目…のっけからなんじゃこの音楽はとびっくり!これで音楽的評価が低いのかいな~…まるで音の曲芸の様だなぁ。。。歌うのも大変そうだ…とヘンな感想。他も初期・盛期古典派音楽の魅力にあふれ、楽しめます。超絶技巧?ともいえる旋律もチェチーリアの技量でいともたやすく歌われていく…またこの方、茶目っ気たっぷりな歌い方で、聴いていても楽しくなります。じつはチェチーリアCDを購入したファーストアルバム(面目ねぇ)でしたがこの表現力は…す・ご・いモーツァルトに…な方、アントニオ・サリエリはいかがですか?
2009/06/05
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なんて澄み切った透明感…といってもお酒のお話じゃありません【送料無料】人知れぬ涙 アントニーノ・シラグーザ オペラ・アリア集 / シラグーザイタリアはシチリア島出身テノール歌手のアルバムともかく素直で透明感のある…というのが1曲目からの感想ですまるで語りかけるような…それでいてのびやかなヴォイス高度な技巧も軽やかに歌いあげ、且つとても感情にあふれている…お料理でいえば・・・・・・ステーキのようなドスンとした?ガッツリ感はありませんが・・・白身魚の香味焼きみたいな…(なんじゃそりゃっ)・・・ワケわかんなくてスミマセン料理の話はおいといてっ来月6月公演、生を聴きに行きますっ
2009/05/20
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最近の歌謡曲はわからん!カラオケでは時代遅れになりつつある私(T_T)わりと色々なジャンルの音楽が好きな私ですが歌謡曲はあきらめました…で、今日はマニアックなところでオペラマリア・カラスは王道ですが…ベテラン勢のこのお二人…エディタ・グルベローヴァディミトラ・テオドッシュウ です!まずはエディタ・グルベローヴァ このアルバムはCDショップでも結構売ってましたスロバキア人のソプラノ歌手ですが、彼女のコロラトゥーラはすばらしい!もう奇跡!としか言いようのない素晴らしい声です。まるでフルートのような声。。人の声とは思えない…と思う箇所も。このアルバムには彼女のそんな魅力がギッシリ!オペラ好きでなくともおすすめです。ディミトラ・テオドッシュウ ギリシャ人のベルカントのソプラノ歌手です。マリアカラスの再来とも言われています♪本当に心がある歌い方(ほかの歌手の方にも当然ありますが)。それが直にしみるように伝わってくるんです。。外国語なのにねっ。聴いていて切なくなってしまう…なんて事もあります。ことばの壁なんて、この方は全く関係ナシ。すばらしい歌い手さんです。さて、いかにもクラシック・ではないアルバム 有名なオペラのアリア集ですが、今風?にアレンジされていて 軽い感じで聴けちゃいます アメリカでも超人気! 4人のイケメン歌手たちです(*゚ー゚)>
2009/04/06
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