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ドイツ・フランクフルト空港から1時間15分
ヴェネチアまでは意外と短い飛行時間に驚きました
国を跨ぐ国際線なので今迄の様に大きな飛行機を想像していましたが
搭乗ゲートは空港の一番ハズレでゲートから更にバスに乗って
広い空港を横切って一番端っこまで行き
そこに待機していた飛行機 に乗ります あら!ちっちゃい!!
ほぉ~ プロペラ機ですかぁ~ なんか昔にタイムスリップした感じ…
国際線と言えども近隣諸国への飛行はその距離からして
ジャンボ機を飛ばす程ではないと言う事なのでしょうね
何でも初体験ですから、一々へぇ~、ほぉ~とお勉強しつつ飛行機に乗りました
真ん中の通路を挟んで二人がけシートが両サイドのみ
通路もすれ違いが出来ないほどの幅しかありません
でも、またしても窓側 ラッキー
客室常務員は男女一人づつで男性がアナウンスしていましたが
ドイツ語とイタリア語をとてもきれいに話し
一体どちらの国の人?とヘンな事に感心してしまいました
1時間ちょっとですから、少し目を閉じて休んでいる内に
もう機体は高度を下げてきました
おお!ここはもうイタリア上空かしら?
窓のシェードを上げて下を見ると… 絶句!!
眼下にヴェネチアがっ……!!
私、恥ずかしながらこの目で実際上空からヴェネチアを見るまでは
ヴェネチアが島だとは知らなかったのです
今迄写真やNHKの特集番組などで色々見ていたはずなのに
島だとは思っていませんでした
そして更に恥ずかしい事に 『水の都ヴェネチア』 『水路が巡る町』
とず~と聞いて来たので、その水路とか水と言うイメージから
それは淡水だと思い込んでいました
サンマルコ広場が海水に浸ると言うのはそこが海辺のすぐ側だから
大潮の時は海水が上がって来るからなのだろうと思っていたのです
だから… 空から見てヴェネチアが陸から離れた島だと分かって
もう、びっくりでした~ 一人でオドロキの叫びを上げる訳にもいかず…
ただ本土から鉄道と自動車道路が二本平行して
ヴェネチアまで通っています、それも良く見えました
この風景を見ただけで、もうドッキドキです~
マルコポーロ空港に着いてからの出国審査はいたって簡単!
パスポート見せてそのまま通過、トランクも早めに出てきてラッキーでした
外へ出て気温の高さにびっくり! 暑いです
30℃以上はあるのでは? ドイツが夏なのに20℃以下だったので
この温度差は少し面食らいました~
そんな事よりここからヴェネチアのホテルまでちゃんと行けるかが問題です
ここでも手製のあの『命の綱』が頼り
ヴェネチアの玄関口、ローマ広場まで市営のバスで行きます
インフォメーションでバスの路線番号と場所を聞いて
そこからトランクと一緒に乗り込みました
100%観光客、皆大きなトランクと一緒です
バスには最初から座席の中程にトランク置き場が据え付けられていました
30分くらい乗ったでしょうか、飛行機から見たあの長い橋を通り
浅瀬のラグーン(潟)の海を渡ります
いよいよヴェネチア、ローマ広場へ到着です
ここからが一番の難関、今迄のように最初はホテルまでタクシーで
と言う訳には行かないのですから…
ご存知の通りヴェネチア島内に車は入れませんから
水路を行くヴァポレット(乗り合いバスのボート版)かモーターボートで
(陸で言えばタクシー、これはホテルが水路に面していなければ意味が無い)
目指すホテルまで行かなくてはなりません
ともかくチケットを買ってヴァポレットに乗りました
実はこのホテルが探せなくて本当に困りました
下調べの時は行けば見当がつくだろう、と思っていましたが
皆目見当が付きません!!
これほど建物がびっしり建て込んで道路が迷路のようになっているとは!!
手元にあるホテルの地図はいかに大雑把な物か
その場に立って初めて分かりました
案内にはホテルまでは二箇所の下船駅がありどちらでも良いとあったので
早い方の駅で降りたのですが、いきなりそこは細い通路が
迷路のように続き、もうそこで迷子状態
ただ救いはそのホテルがサンマルコ広場の近くにあると言う事
それで人に聞くにも聞き易い場所だったのが救いでした
石畳の道をトランク転がすのは大変でしたよ~
それと無数の水路を渡る橋、これがほとんど石段になっている
太鼓橋なのですからトランク転がせないわけです!
これは旅行者泣かせで根性試されますね~
何度も何度も道を聞きながらサンマルコ広場に出た時は
どんなにほっとした事か、広場の様子など見る余裕などありませんでした
まだホテルに着いた訳ではありませんからね…
近いと言っても探している時はまだかまだかと思うもので
橋を見るたび “まただぁ~” とヘナヘナと座り込みたい気分
とそこへ、すーっと手が伸び、ひょいとトランク持ち上げて
タ、タ、タ… と! ドロボ―――!!
ではなく通りがかりの男性が運んでくれたのでした
いや~ 天の助け
“サンキュー・ソー・マッチ” “ノー・プロブラム~”
西洋の男性はこういう時躊躇せず
さっと女性に手を貸すところがカッコイイですよね~
やっとの事、目指すホテルに着きました~~~
今度は今迄のようなアメリカンスタイルと打って変わって
完全なヨーロッパスタイル、と言うよりヴェネチア・スタイルと言うべきでしょうか
建物は一体何百年たっているのでしょうね?
部屋の空気さえ遙か昔からそのまま流れていると思えるほどでした
ともかく、この夜は何とか辿り着いた安堵感から眠りの底なし沼へ
つづく…
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