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なんだこれは?という長いタイトル。表紙でこっちを見ている見城さんの鋭すぎる目力。ふだんこういうタイプの本はあまり読まないのに、なんだかひきこまれて買ってしまい読み始めたら、一気にさいごまで。刺激的な一冊だった。いやー、おもしろかった。人は自分が期待するほど自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない。というより。果たして、最近のわたしは、ちゃんと自分自身を見ていただろうか。誰も教えてくれない「何が大切で何が無駄か」の見極め。 見城徹+藤田晋の黄金コンビによるパワフルで役に立つ画期的ビジネス本! 【内容情報】(「BOOK」データベースより)大ベストセラー『憂鬱でなければ、仕事じゃない』から一年ー。あなたの仕事への情熱を、「たった一人の熱狂」に塗り変える35の言葉。【目次】第1章 自分を追い込め/第2章 人付き合いの基本/第3章 仕事で勝つ心掛け/第4章 日々の過ごし方/第5章 成長を止めない/第6章 誰とも違う自分へ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※幻冬舎社長の見城氏と、サイバーエージェント社長の藤田氏の冴えた言葉とパワー。おいおい、私、こんなことしてる場合じゃないんじゃないの。なんてことを読んでいるうちに思い始めてしまい、なんだか落ち着かなくなったり、具体的に反省をしてみたり。久々に、自分のなかで細胞の分裂する音をはっきり聞いた気がするんだな。そう。現状維持は楽。でも、今日と違う明日を迎えるために、何かを壊したり、新しいことを始めたり、昨日の殻を破ることを、本当はわたし、もっとやりたかった。目に入った異物を当たり前に取り除くように、異物はできることなら身に近づけない方が楽。 でも、異物を飲み込めたときに想像を絶する結果が待ってるなんて当たり前に言ってくれちゃうあたりもう、ごめんなさい!って感じだなぁ。そして感想を伝える大切さ。感想こそ人間関係の最初の一歩。うーん、深い。考えてもわからないことがあったときはとりあえず、否定しない。そこには自分の知らない価値観があるんだな。それをおもしろいと思うかどうかは単なる自分の主観。現実は必ず主観に勝る。とりあえずは私、書こうと思ったわけで仕事ではなく書きたいと思うことを。ブログも忙しくて書けないなんて、ほんとに忙しかったのは事実なのだけれど書こうとしていなかっただけなのだと私だって ちゃんとわかってはいるのです。なので、とりあえず書きます。ツイッターつぶやいてます。
2012.05.03
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あけまして おめでとうございます。本年も どうぞよろしくお願いいたします。2012年が おだやかで しあわせな1年になりますように。うれしいこと たのしいこと いい出会いに、「ありがとう」と思える一年になりますように。
2012.01.01
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日曜日は、韓国ガイド本を出版した友人の出版パーティに大阪へ。異文化交流に、昼間のビールに、パワフルで魅力的な人たちに、酔っ払いました。楽しかった!で、行きかえりの電車で読んでいたのが『サクリファイス』。読みたいと思いながら今まで読んでいなかったのです、もったいないことに。いやー、おもしろかったです。すっかり入り込んで読んでいたら、気がついたら降りるはずの駅を通り過ぎていました。電車を乗り越したことなんて、久しぶり。というか、学生時代ぶり、かも。それも、寝過ごし、ではなくて、読み過ごし。結構満員電車の中、立ったままの読書で乗り越しなんて初めての経験でした。自転車競技の話しです。自転車競技なんて、まーったく未知の世界です。いままで知識も興味もなかったのに、こんなに はまってしまえるなんて驚きました。深いです。ミステリとしても。スポーツとしても。人間としても。続編があるようなので、早速入手したいと思います。ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすことー。陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。そしてヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。アシストとしてのプライド、ライバルたちとの駆け引き。かつての恋人との再会、胸に刻印された死。青春小説とサスペンスが奇跡的な融合を遂げた!大藪春彦賞受賞作。(「BOOK」データベースより)※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ツイッター始めました。
2011.12.11
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宮下さん。やっぱり好きです。あーーーー。すき。『ハライ』に予約を入れたい。いますぐ電話をしたい。あたたかい、丁寧に作られた美味しいお料理、素材そのものの自然な味もしっかり楽しめる こだわりの素材。イスに座っただけで、一口お料理を口に入れただけで幸せなきぶんで胸がほわっと あたたかくなるような。たぶん、そんなハライに。いろいろな人たちの、決して順風満帆ではない人生の悲喜こもごも。でも、どんな人の前にも「希望」があるんだな、必ず。よく見なくちゃ。前を。人はおいしいものを、おいしいねって食べなくっちゃいけない。予約を取ることも難しい、評判のレストラン『ハライ』。10月31日午後6時に、たまたま一緒に店にいた客たちの、それぞれの物語。認知症の症状が出始めた老婦人、ビデオを撮っていないと部屋の外に出られない青年、人の失敗の匂いを感じてしまう女性など、その悩みと前に進もうとする気持ちとを、丹念にすくいとっていく。 足りないことを哀しまないで、足りないことで充たされてみる。注目の「心の掬い手」が、しなやかに紡ぐ渾身作。偶然、同じ時間に人気レストランの客となった人々の、来店に至るまでのエピソードと前向きの決心。 (「BOOK」データベースより)※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ツイッター始めました。
2011.12.10
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ここの空気が好き。そう思える場所でほおっ…とたたずむ。ただ、そこに居る。 そっと、そこに居たいと思う。 たとえば南禅寺の水路閣。心地よい空気、風、光。それは、とてもしあわせな時間。 やっぱり南禅寺の門は大きくて立派。南禅寺といえばまず思い浮かべる水路閣。 明治時代、古代ローマ時代の水道橋をモデルに作られたという水路閣は、雰囲気たっぷり。 水路閣の下。修学旅行生がキャッキャッ言いながら記念撮影。おもしろいアングルの写真になるもんね。水路閣の上。こんなふうに上で水が流れて いるのが、ちょっと不思議。水をたいせつにしてきた人々の歴史も流れているかんじ。 船を運ぶための鉄道だったインクライン。デートしたなぁ、むかし…(笑)。 春は桜がとてもきれい。 昔からこのあたりは好きなところでした。ランチはこちらで。美味しゅうございました♪ 12/7。まだ京都の紅葉は元気です。 ツイッター始めてみました。
2011.12.10
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読みたい本はたくさんあって、ちょっとゆっくり本を読む時間も持てるようになったのに図書館がお休み。それも来年の4月まで。えーーーーーーっ!です。ま、それならと ついつい財布のひもがゆるんでしまい、ハードカバーを何冊もお買い上げ。まずは絵都さん。 待ってました!さくさくと読みやすい短編集。長編もいいですが、こういう絵都さんも好きです。「クリスマスイヴを三日後に控えた日曜の…」「クジラ見」「桂川里香子、危機一髪」「母の北上」がとくに心に残りました。【内容情報】(「BOOK」データベースより)思わぬ幸せも、不意の落とし穴もこの道の先に待っている。どこから読んでも、何度でも、豊かに広がる10の物語。誰もが迎える、人生の特別な一瞬を、鮮やかにとらえる森絵都ワールド。【目次】藤巻さんの道/夜の空隙を埋める/クリスマスイヴを三日後に控えた日曜の…/クジラ見/竜宮/思い出ぴろり/ラストシーン/桂川里香子、危機一髪/母の北上/異国のおじさんを伴う※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
2011.12.04
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今年の紅葉は毎年よりも少しゆっくり。いつもなら、12月に入るともう紅葉もおしまいだなぁと思うところ、まだまだきれいな秋の光景をあちこちで見られるのはうれしい限りです。でも、もう12月。今年もあと1ヵ月を切ったということが、どうも実感がわきません。だって、ついこのあいだまで半袖を着ていた気がするもんなぁ……。今日は長岡天神をお散歩。近くの街路樹の葉っぱがほとんど落ちていたのでやっぱりちょっと遅かったかな…と思ったのですがきれいに色づいた紅葉がたくさん。そしてイチョウの木のきれいなこと。午後の光をあびてきらきらとした金色に光るイチョウは神々しいまでに美しすぎてため息がでました。こちらは先日訪れた詩仙堂。 風情のあるお庭が落ち着きます。きれいでした! 四条の南座はまねきがあがって、やっぱり師走。少しずつ師走の空気に包みこまれていることに気がつきはじめたわたし。12月を焦らずに楽しめたらうれしいと、イチョウのキラキラの前で思ったわたし。ま、ぼちぼちいきます♪ ツイッター始めてみました。iPhoneに変えたのを機にいろいろ遊んでます。iPhoneってほんとすごい!と思う今日この頃。
2011.12.04
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おひさしぶりです。仕事がおそろしく忙しくなってしまいずーっと放置していたこのブログ。どうしたものかと思っていたのですがずっと楽しくすごさせていただいていた場所だったのでやっぱりまた少し書いてみようかなと書き始めることにしました。連日深夜?朝?3時ぐらいまでパソコンに向かうのがあたりまえみたいになっていたこの1年。すこし一息ついたこともありちょっとだけライター稼業の生活スタイルも見直しつつのほほーんと楽しんで書いていけたらと思います。また、是非是非おつきあいいただけたらうれしいです。写真はつい先日まで取材に回っていたカフェでの一枚。カフェでおいしい珈琲を飲みながら本を読む至福の時間…いいですねぇ。 まったりと。この1年、本もなかなか読めなかったのですがちょっと わたしは変わるよ! と宣言!(笑)また仲良くしていただけたらうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします。ツイッター始めてみました。
2011.11.21
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ご無沙汰しています。ブログの書き方も忘れてしまったかも?と思うぐらい ご無沙汰していました。みなさま、お元気でおすごしでいらっしゃいますか? 前に私がこのブログを書いたのは 「今年もよろしくお願いします」、という文章でした。時間が音をたてて流れていったこの数ヶ月、気づけば季節は「春」です。ばたばたと忙しく過ごしておりましたが、元気にしています。ご無沙汰をお許しください。先月おきた東日本大震災。地震発生当初から、テレビから流れてくる信じられない映像に ただただ言葉を失い 胸がはりさけそうになっておりました。被害に遭われた方、ご家族、ご友人、関係者の方々に 心からお見舞いを申し上げます。 そして、復旧、復興に携わっておられる方々に 心から感謝を申し上げたいと思います。 私も、私にできることを 常に考えつつ、毎日を 大切に、前向きに 生きていきたいと思います。気がつけば 4月。桜がきれいに咲いています。昨日、豊臣秀吉の「醍醐の花見」で有名な、醍醐寺を訪れました。言葉を失うほど、息をのむほど、美しいみごとな桜でした。美しいものを前にして 言葉を失って立ち尽くせることがどれほど幸せなことなのか今年はことさら 身にしみる思いです。 春です。さくら。咲いてくれて ありがとう。どうか、すべての人が 幸せに向かう春になりますように。
2011.04.07
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あけまして おめでとうございます。という言葉も ちょっと遠くになった気がする1月もなかば。今年の冬は寒いですねー。わたしの住んでいるところでも去年の大晦日には しんしんと初雪が降り、そして、昨日も 朝起きたら うっすらと 周りのおうちの屋根に白い雪が積もっていました。寒いです。今年になって、こたつを買いました。わたしの仕事机です(笑)こたつが仕事机ってどうよ? ですがなかなか快適で気に入ってます。年末からお仕事モードで突っ走ってます。ちょっと、一息つきました。 やっと。でも、また 走ろうと思います。 走ることを楽しみつつ。こんな私ですが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。更新もできるだけしたいと思います。目標!忙しいとは言わない。ひょうひょうと 楽しむ! うふっ♪画像は、先日お茶を飲んだ鴨川沿いのカフェefishで。レモングラスと生姜のハーブミルクティがすごくすごく感動的に美味しかったのでした。あー、しあわせ。 リラックス、 リラックス!
2011.01.17
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大晦日になりました。なんと、さきほどから 京都も雪が降り始めました。大晦日の初雪です。今年も たいへん たいへん お世話になりました。今年あったすべてのこと、すべての人にこころから 感謝です! ありがとうございました。いろいろなことがあっていろいろなことを感じた1年でした。楽しい、嬉しいことも いっぱいでした。家族、友達、お世話になったたくさんの方々のおかげです。幸せな1年を ありがとう。いろいろなことに挑戦させていただいた1年でもありました。来年もまた。自然体で、でも 今年よりすこし成長できますように。いい1年になりますように。みなさまも 良いお年を。
2010.12.31
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『ノルウェイの森』を観てきました。昔、夢中で本を読んだことを懐かしく思い出しました。漠然としたなんともいえない不安を かきたてられるような落ち着かない心の揺れ。理解できるような、まったくできないような、でもなぜか、なにかに惹かれるというような、理解を超えたような感覚的な記憶。そして同時に恥ずかしながら、そのストーリーは ところどころ記憶からするすると抜け落ちていて細かい内容はすっかり忘れてしまっていたということも 映画をみて気がつきました。 もういちど、ちゃんと原作を読み直してみようと思います。柊さんが書いてらっしゃいましたが、「懐かしい小説のかけらが、映画という光の力を借りて蘇ってきたような不思議な感覚」というものに、わたしも気持ちよくクラクラさせてもらった感があります。映像から飛び込んでくる 光だったり 色だったりから起こるフラッシュバック。予告をみたときから感じていたのですが、映像の持つ引力をみせつけられた感がありました。 この小説を読んだ頃、私はどれだけのことをわかって、どういう解釈をしていたのかな…と今になって思います。親の勝手な思いですが、「わたしも観たい!」と言っていた娘(中二)を一緒に連れて行かなくて良かったと思いました。中学生の女子、わがままざかりで、でも実はまだ幼い彼女達には 解釈が難しいかと。娘の横に座って、「今この子は、どう感じて観ているのだろう…」なんてことを思いながらこの映画を観ることにならなくてよかった、なんて。 勝手ですけど。高校生の次男も、(彼の)彼女がマツケン好きの女の子同士で「ノルウェイの森」を観にいって「良かった♪」と言ってたよ、なんて話しをしていたとき「そうなのー。2人で一緒に行こうという話しにはならなかったのね、かわいそうに(笑)」と、私はなんとはなしに言っていたのです。 映画を観るまでは。でも、高校生カップル(次男クンと彼女)が、一緒にこれを観に行かなくて きっと良かった、なんて思ったのでした。高校生カップルが一緒に並んでこの映画を観たとしたら、そのあと2人は一体どんな会話をするのだろう……ちょっと気まずい? 恥ずかしい? なんて、よけいなお世話な心配をしたりなどして。ま、よけいなお世話なのですが。 でも、彼女はもしかしてそんなことも考えて?女の子の友達と行ったのかな、なんてことも思いました。人の「命」、人の「心」、男と女。自分であること。生きるということ。普遍的なテーマだと思うのです。登場人物の誰かに すごく共感できるとかということでは全然ないけれど心ひかれるものがあるというのは、そこに根源的なものがあるからだと思います。ただ、原作が本屋さんに並び話題になっていた頃、あの鮮やかな緑と赤のカバーがとても鮮烈でとても 新しく、とても斬新な印象を受けたことを はっきり思い出すのに、いま映画を観ると、古さというのでは ないのだけれど、「古典」にもつながるような 「重厚さ」をひしひしと感じたことが とても印象的でした。誤解をおそれずに言うなら、書き手が違えば携帯小説にもなりそうな恋愛小説だと いえなくもないのではないかと思うのです。2010年のわたしとしては。村上先生ごめんなさい。 もちろん、村上春樹の偉大さはじゅうぶん認識しているのでそういうことではないのです。断じて。でも、携帯小説と 村上春樹と 漱石や太宰の 違いは どこにあるのかと。そもそも 人間の生き死にに 日々の営みに違いはないのだから同じ土台から生まれてきているともいえるのに、村上春樹が村上春樹である理由を、彼がやはり 同じでありながら明らかに違う理由をわたしはさぐりたかったのだと 思います。 人が生まることと、死ぬこと。男がいて女がいること。それらは実はとってもシンプルでわかりやすいはずのものだったということを、わかりやすいはずのことが なによりわかりにくく、単純なことがこのうえなく複雑であるということを、幸せなことが ときとしてとても辛く、 辛いことがあってもやはり、生きていかないといけないのだという あたりまえのことをたんたんと描いたストーリーを 鮮やかな色がついた映像が支えているところが素敵な映画だと思いました。生きていくのです。ワタナベも、みどりちゃんも。レイコさんも。 がつんと。もちろん、わたしたちも。
2010.12.24
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今まで読んだ 湊さんのなかでは、いちばん毒が薄いかも。 さらりと読めました。でも、やっぱり湊さん。 それでもって、やっぱり湊さんを追いかけてしまうのだろうなぁ。【内容情報】あれは本当に事故だったのだと、私に納得させてください。高校卒業以来十年ぶりに放送部の同級生が集まった地元での結婚式。女子四人のうち一人だけ欠けた千秋は、行方不明だという。そこには五年前の「事故」が影を落としていた。真実を知りたい悦子は、式の後日、事故現場にいたというあずみと静香に手紙を送る─(「十年後の卒業文集」)。書簡形式の連作ミステリ (「BOOK」データベースより)**********************************
2010.12.11
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恒川さんの頭のなかは、いったいどうなっているのだろう……。どうして、こんな物語がくみたてられるのだろう。 はたまた、おりてくるのか……。物語に感嘆し、恒川さんに感嘆した一冊。日本でありながら日本でない無国籍な感じとか、ノスタルジックだけど怖いところとか、冷たいけれど温かいかんじとか、人間のピュアな部分とドロドロした部分とかがこんなにぐちゃぐちゃに ごった煮にされているにもかかわらず、すごく整然とした印象さえ持ってしまうのは、一体どういうことなんだろう。「夜行の冬」「ゴロンド」「鸚鵡幻想曲」がとくに好きでした。夜行……、折りしもいまは冬。どこからか錫の音が聞こえてきそうな気がするどんよりした暗闇には、気をつけたほうがいいかもしれません。見たいもの、見たくないもの、見なくてもいいもの。あるのです、それぞれ。「ゴロンド」は、生命の進化に伴走しているような、大きなうねりにとりこまれつつリアルに竜の気持ちで読みました。「鸚鵡幻想曲」で、最初に浮かんだものはレオ・レオニの「スイミー」。わたしは私なのか、ほんとうにわたしなのか、カイホウしてほしいんじゃないのか……なんて わたしも ちらっと思ったりして。闇の中から一歩、また一歩と光射す方へ誘われる、「夜市」の著者の新たな到達点にして最高傑作。【目次】風を放つ/迷走のオルネラ/夜行の冬/鸚鵡幻想曲/ゴロンド(「BOOK」データベースより)********************************
2010.12.09
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12月になりました。今年は暑い夏が ほんとに長くて、秋をすっ飛ばしたかのような 冬がきたこともあってもう12月だという現実も、なんだかどうもウソっぽい。なんて思ってしまう 現実逃避ぎみの師走です。今日は、おわりまぎわの紅葉をおいかけて友達と永観堂と真如堂に行って来ました。 足元は大量の紅葉の葉っぱのじゅうたんで、もう葉っぱをつけていない木も多かったですがでも、おわりがけの紅葉の風情も なかなかシブイです。いちばん綺麗なときはすぎているかもしれないけど、なかなかどうして 今もオツなかんじ♪ 永観堂はむかしから好きなお寺です。首を左にかしげて ふりむいておられる「みかえり阿弥陀像」もすてきです。 永観堂の白い土塀に、紅葉の葉っぱでこんなかわいいアート?。 12/3の紅葉記念というところ。永観堂から歩いてこんどは真如堂へ。真如堂の紅葉もきれいでした。 「これぞ 日本の秋」、というかんじ! もう 12月だけれど。 ↓ がんばってる紅葉と、がんばってた紅葉。 上にある紅葉と、下にある紅葉。 「思ったより、きれいだったねー。いいお天気でよかったねー」と友達と言いながらお昼を食べようと思っていたお店をめざして歩き出すと だんだん空が怪しい雲行きに。もしかして雨が降りそう? と空をみあげてまもなく、ピカッと空が光って雷がなり…信じられないくらいに突然に それも信じられないくらい いきなり大降りのとんでもない雨に降られてしまいました。 キャー!運よく すぐ近くにあったローソンにかけこんでビニール傘を買い、ホッとしてお店を出たらこんどは 信じられないくらいの「突風」!!! ギャーーーッ!傘を買ってほっとしたのもつかのま。 ものの1~2分で、いきなり新品のビニール傘はこわれてしまいました……。きゃーっ!もう、行こうと思ったお店に向かって歩いている場合ではなくびしょびしょになった身体で、通りがかりのすぐそばにあった沖縄料理のコじゃれたお店に緊急避難。 あーーーーー、びっくりしたーーーーー。と、ほっこりさせていただいてると壁に「マザーウォーター」のポスターが。その下には小林聡美さんやキョンキョンがにこやかにお店の方たちと写っている写真が飾ってありました。うわーっ、マザーウォーターのスタッフさんたちが みんなでご飯を食べにきたのねーと思わぬ出会いに 冷えた身体も あたたまる心地。ご飯を食べて ゆっくりお茶を飲んだら、ウソのように雨もあがってまたぷらぷら歩いて帰ってきました。壊れた傘は、ぐんにゃり大きく曲がった骨を一生懸命伸ばしたら なんとか使えるぐらいには 復活しました。突風付のもりだくさんの1日。 いや~、ほんと楽しい1日でした。
2010.12.03
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ご飯を食べに行った帰り(またシャムのタイカレー。中毒かも(笑)御所の森がとてもきれいだったので、ちょっと寄り道。春、桜の季節の御所もきれいですが秋もgoodです! ひろい敷地をゆっくりお散歩すると なんともいえずいい気持ちになります。街中なのに 空気がちょっと違うかんじ。もうだいぶ終盤になってきたとはいえ紅葉もまだまだきれいでした。深呼吸、深呼吸……。リフレッシュ、リフレッシュ!
2010.11.29
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こんなBSの企画・番組があったことを、残念ながら全然知りませんでした。再放送はないのかなー。あったら、ぜひぜひ観てみたいです。それにしても、豪華な著者陣です。角田さん、井上荒野さん、森さん、江國さん、ですから。みなさん、さすが。食べ物がからむ描写も秀逸。堪能させていただきました。森絵都さんの短編がいちばん好きでした。心がぎゅいんっ!となりました。NHK・BSハイビジョン紀行番組「プレミアム8」に登場した4人の女性作家が、それぞれヨーロッパのスローフードやソウルフードを求めて旅をし、その土地を舞台に書かれる短編小説アンソロジー。その小説は、ドラマ化され、番組に挿入された。井上荒野はピエモンテ州(イタリア)、江國香織はアレンテージョ地方(ポルトガル)、角田光代はバスク地方(スペイン)、森絵都はブルターニュ地方(フランス)。 頑な心と心が接触する土地。4人の直木賞作家の「食と愛」の物語。神さまの庭(角田光代)/理由(井上荒野)/ブレノワール(森絵都)/アレンテージョ(江國香織)(「BOOK」データベースより)***************************************
2010.11.26
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ベランダのオリーブにサンタさん。さりげなく あちこちにサンタさんがいる11、12月の我が家です。サンタさん、きてくれるかなー。きてほしいなー。私、あと一ヵ月 頑張っていい子にしてます(笑)だいすきな ヒヤシンスも頑張ってます。 白い根っこが ぼわっと伸びて、小さな芽がにょきっと顔を出してます。 かわいい!とびきりの香りを届けてくれる春の使者。 今年もたくさん植えました。土に植えた分は まだ芽がでていないのですが、水栽培は成長が目に見えるのが うれしいです。先日、Swing out sisterのライブ@大阪Billboardに行きました。 Swing out sisterはずっと好きで聴いてましたが、ライブは初めてです。楽しかったー!きゃー、背が高い~。手が長い~。そして、キュート。なんだか違う星から来た歌姫のようでした。ほんものの音楽のある夜というのはよいですー。クオリティ高くて ふるふる満たされます。あれからだいぶ日がたって、だんだん潮がひいてきているので…… そろそろまた満たされに行かねばと思います。
2010.11.23
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小説家の妻と、その最高の理解者である夫とのおはなし。これは小説なのだけれど、有川さんご自身のご夫婦像というのもすこしは 反映されていたりするのかな……と思いながら読みました。いい夫婦です。いい夫!。わたしもおもいきり甘やかされたいです(オイオイ!…笑)小説家と、彼女を支える夫を襲ったあまりにも過酷な運命。極限の決断を求められた彼女は、今まで最高の読者でいてくれた夫のために、物語を紡ぎ続けた─。極上のラブ・ストーリー。「Story Seller」に発表された「Side:A」に、単行本のために書き下ろされた「Side:B」を加えた完全版。(「BOOK」データベースより)**********************************
2010.11.15
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とてもおもしろく読みました。PTA、子ども会、自治会、スポ少、部活、お稽古、子育てサークルからネットワークまで三人の子どもがいると 私もどっぷり、いろいろなものに関わらせていただいてきましたからもう笑っちゃうくらい、身につまされるというか「わかる、わかる」「ある、ある」という世界(笑)。もちろん、小説なので、現実にはなかなかここまでは……と思ったりもするわけです。たとえば、陽子さんはすばらしく痛快だけど、なかなかあそこまでブルドーザーになれないとか。でも。「事実は小説より奇なり」なんて言葉があるようにきっと日本の津々浦々で、もっと小説になるよー!というようなすごい逸話が きっとゴロゴロしているのだろうなぁ……という気もしました。そうそう。あるものを なくすのは すごく大変。ないものを作るのは またまた とてもとても 大変。敵とか味方とかいう前に、世の中には ほんとにいろいろな人がいて、いろいろな価値観があり、いろいろな考え方をする人がいるのだということを、わたしも 子どもを持って、地域や子どもの学校を通して世の中を見るようになってはじめて知ったような気がしています。それを知って、それを理解して、そして母は、そのことにひるんでいられないのですよねー。みなさま、ごくろうさまです!子どもたちが大きくなって、だいぶ そういう嵐から抜け出てきた感のある我が家ですが(やるものは やりつくしたというか、ご奉公はさせていただきました、はい。)すぎてしまえば、楽しかったことも 得たことも とても多かったと思います。最後のエピローグについては、あれは、子育てしてきたお母さんたち、そしてお母さん達のネットワークがずっとあたためてきた、発信してきた、活動してきた、思いの一端であると思います。無理なものは、無理でなくす努力をしたい!子育ては親子カプセルだけでできるものじゃない。社会で子どもを育てるような視点、しくみがほしい。お母さん達にもすごい力がある。子育て支援に雇用の場を作れたら。地域で年齢を超えたネットワークを作りたい!!!これを、「小説」という形で発信した加納さん、「やってくれるじゃん!」と私は思いました。育児と仕事を何とか両立してきた、ワーキングマザーの陽子。息子の小学校入学で少しはラクになるかと思いきや、PTA・学童父母会・地域子供会などに悲鳴を上げる、想像以上に大変な日々が幕を開けた……。●入学早々、初の保護者会はPTA役員決めの修羅場に。空気を読めない陽子は、早速敵を作ってしまう。ああ、永遠に埋まらぬ専業主婦と兼業主婦の溝…「女は女の敵である」●仕事と子育ての両立に不可欠な、義母のサポート。“孫のためなら”の影に押しやられた本音は不満だらけ!?「義母義家族は敵である」●夫は結局、家事も育児も“他人事”。保護者会も母親の姿ばかり。働く母親にできて働く父親にできないことなんて、ないはずなのに…「当然夫も敵である」その他、わが子や先生、さらにはPTA会長に戦いを挑む!?笑いあり、涙あり、前代未聞の痛快ノンストップ・エンターテインメント! PTA、学童、教師、夫に姑、我が子まで。上司より、取引先より手強いモンスターが次から次へと現れる!?困惑、当惑、そして笑いと涙の痛快PTAエンターテインメント!ワーキングママ、専業主婦に、育児パパ、そして未来の子持ち候補たち必読小説。**************************************
2010.11.12
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八歳までいろいろなものと話しができた成子。毎朝庭にくるトカゲが「傘持ってきな、雨降っから」なんて言うのを聞いたり、小学校で飼われている山羊のユキちゃんと友達になったり。その不思議さと純粋さが作り出す世界に、「これはすきだわー」と思わずつぶやくわたし。作品全体がまとっている空気が、なんとも魅力的。不思議ちゃんのふわふわした物語かとおもいきや、小学生だった成子ちゃんは、章がすすむにつれて大きくなって高校生になって恋のような恋でないような恋をしてキスをしたり、30すぎで超弩級の不倫の恋におちて、傷ついたり、結婚した成ちゃんは、電車に娘を忘れたりする。ものをなくすことが多い子どもは大人になっても それはなおるどころか、なくしものや忘れ物は どんどんふえる。なくしたものたちの国に みんないってしまったのかな。わたしがなくしたものも、その国に みんなあつまっていたりするのかな。ふわふわしていると思った、あまやかで かろやかな最初の印象は最後には、変わらずふわふわしているようでいて、鋭く深く、なんともいえない怖さに変わってゆき……。角田さんのあとがきにもあったけれど、何をなくしても 世界は終わらない。 そのことを本当に知るのは、たぶん大人になってから。でも、一番たいせつだと思ったものですら なくしても世界は終わらない、ということを知るのはこれは少々、否けっこう キツイ。私たちは残されて、それがなくなった空洞を抱えて生きていく。松尾たいこのイラストと、それをモチーフに描かれた角田光代の連作短編小説。女性の一生を通して、出会いと別れ、生きるよろこびとせつなさを紡いだ、色彩あふれる書き下ろし競作集。 ********************************
2010.11.08
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『マザーウォーター』を観てきました。まったりとした、ゆったりとした時間の流れとともにある水と、人と、あらゆるものと。なにか事件が起こるわけではなく、大きな変化があるわけでもなく。でも確かに、流れていく 変わっていく何かが確かにそこに描かれているのを感じました。川の流れのように動いていく日々。受け入れれば、受け入れられる。 なにかあたたかい大きな存在にやさしく包まれていることを思い出させてくれるような 人と場所だけをやさしく見つめている映画でした。かわいい赤ちゃんポプラの お父さんとお母さんが誰なのか銭湯のアルバイトのジンはどういう人で、どこに行こうとしているのか。どこからきて どこへいくのか、それぞれの人の深いところの話しは全然わからないまま説明がないのも あれは ゆるいつながりの 癒しのメッセージだったのかも、と思います。 わたしも急がず 焦らず。 だいじなことをちゃんと見ていたいと思います。コーヒーをいつもより丁寧に美味しく淹れたくなって、コポコポする場所を変えてみたりなんか やってみています。お豆腐を一丁まるごと、映画みたいに 店先の木のイスに座ってお醤油かけて食べてみたくなりました。眠くなりそうなくらいの いい感じ。舞台になった京都の町も、どっぷり京都に住む人の京都、というよりは外から京都にやってきた人の 背景にある「京都」としてあることで、多くを主張せず「水」をキーワードに 独特のいい色彩を持って存在している気がしました。主張する京都、保守的な古都の顔も魅力的ですが土着の京都ではなく 流れる京都。保守的京都ではなく、開放的な京都。外から来るものを拒まず外に出ようとするものを阻まずまたもどってくるも良し。そんな 京都も わたしは好きです。今回も もたいさんの存在感、光っていました。すごいです。一緒にビールを飲みたいです。映画のかえり、キョンキョン演じるたかこさんの営むカフェに使われていた「shizuku」に寄ろうと思ったのですが、時間がなくて断念。春に行って以来ご無沙汰ですが、また近々おいしいコーヒーを飲みにでかけたいと思っています。
2010.11.01
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スピーチライターという職業も、存在そのものも 初めて知りました。でも、まあ確かに。 そういうプロフェッショナルな存在が いるのだということは容易に想像できます。そして、できることなら、私も会ってみたい! そして、わたしも弟子入りさせてほしい!(笑)とても魅力的なお話しでした。 結婚式からはじまって、どんどん政治の話し、選挙の話しになっていったときには、一体これはどういうお話……? という感じでしたが、なんだか、少し前の政権交代に沸き立っていた日本の政治シーンそのままの展開を楽しく読みました。登場人物たちが、みんな 魅力的なのです。 原田マハさんの魅力でもあると思いますがあちこちで ウルウル、ウルウル してしまい、忙しい本でした。できすぎた話しのような気もしますが、そういうことだって、あってもいいじゃないですかー!いろいろ考えました、わたし。 人生における ただひとつのよきもののこと。人の話しをちゃんと聞ける、伝えるべき言葉をちゃんと持つ、あたたかい大人になろうと。二ノ宮こと葉は、製菓会社の総務部に勤める普通のOL。他人の結婚式に出るたびに、「人並みな幸せが、この先自分に訪れることがあるのだろうか」と、気が滅入る27歳だ。けれど、今日は気が滅入るどころの話じゃない。なんと、密かに片思いしていた幼なじみ・今川厚志の結婚披露宴だった。ところが、そこですばらしいスピーチに出会い、思わず感動、涙する。伝説のスピーチライター・久遠久美の祝辞だった。衝撃を受けたこと葉は、久美に弟子入りすることになるが…。(「BOOK」データベースより)※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
2010.10.28
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「通勤に乗っている電車の窓から きれいなコスモス畑が見えるのだけれど、行ってみる?」という相方のこのまえのお休み、「このあたりかな~? どこかな~?」と車で散策。ありました、ありました! 広~いコスモス畑。 うわあっ! こういう光景、嬉しくなります。暑い暑い夏がついこのあいだまで続いていた気がするのに、ここのところ急に寒くなって季節は駆け足で冬にむかっている感じ。 いつのまにか「秋深し」、です。日が暮れるのも、最近ほんとに早くて、そろそろ夕方かなと思ったら あっというまに真っ暗。「きゃー!晩ごはん作らなきゃ~」と 夕暮れ時に毎日焦ってしまう この頃です。夏好きのわたしですが、実りの秋もいい季節ですよね。 楽しみたいと思います!秋から冬って、美味しいものもいっぱい。 今年の冬は寒い(来春は花粉がすごいらしい…!)というウワサですが、あたたかくして元気にすごしましょうね。
2010.10.27
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初道尾作品。彼の本は、他にも気になる作品がたくさんあるのですが、これから読んでいくのが楽しみになりました。深くて繊細な世界観。 どろりとしていて、目をそむけたくなる部分にも、もっと目をこらしてずっと見てみたくなる美しい部分にも、彼の目は等しくとどいている、そんなことを思いながら読みました。どろりとした部分が強くて 読みすすめるのがしんどいかなと思った前半も、彼の筆力にひっぱられては止めることができませんでした。【内容情報】(「BOOK」データベースより)「もう、駄目だと思った。それでも世界は、続いていた」光に満ちた景色も、暗くて哀しい風景も、すべてがこの世界だ。─少女は無限の想像力でこの世界を生き延び、少年はたった一つの思い出にしがみつく。一匹の蝶が見た悲しみの先に広がる光景とは…渾身の連作群像劇。●印章店を細々と営み、痴呆症の母と二人、静かな生活を送る中年男性。ようやく介護にも慣れたある日、幼い子供のように無邪気に絵を描いて遊んでいた母が、「決して知るはずのないもの」を描いていることに気付く……。三十年前、父が自殺したあの日、母は何を見たのだろうか?(隠れ鬼)●共働きの両親が帰ってくるまでの間、内緒で河原に出かけ、虫捕りをするのが楽しみの小学生の兄妹は、ある恐怖からホームレス殺害に手を染めてしまう。(虫送り)●20年前、淡い思いを通い合わせた同級生の少女は、悲しい嘘をつき続けていた。彼女を覆う非情な現実、救えなかった無力な自分に絶望し、「世界を閉じ込めて」生きるホームレスの男。(冬の蝶)など、6章からなる群像劇。大切な何かを必死に守るためにつく悲しい嘘、絶望の果てに見える光を優しく描き出す、感動作。※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
2010.10.22
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先日、カレー好きの友達に連れて行ってもらった 円町にあるタイカレーレストラン「SIAM(シャム)」。 また行ってしまいました。深みのあるグリーンカレーが美味しくて味がしっかりした野菜がごろごろと入っているのも嬉しいです。丁寧に作られた ちょい上品なタイカレーという印象。 やられました!果肉がごろんごろんと入っているマンゴーシャーベットも美味~~~!はまってしまいます。ずっと食べたがっていた相方@本日お休み、もお気に召したようです。これは通ってしまいそう。 カレーはインドでしょ!と、長いこと思ってきた私ですが、タイカレーに目覚めて世界が広がりちょっと新鮮なヨロコビ! もちろん、インドのカレーも変わらずスキです。念のため。でも、別ジャンルとして、タイもなかなか深いです。 帰り道、御所近くの「シュクレ」さんに ロールケーキを買いに寄りました。最近、人気のロールケーキ専門店。「ロールケーキここが1番」とか「堂島ロールより美味しい」とか、友達の間でも 話題にのぼることが多いです。人気の「竹屋町ロール」(カスタードと生クリーム二層の美味しさ)と「プレーン」、2本買いました。絶妙の美味しさのクリーム、スポンジはしっかり目で卵たっぷりという印象で 美味しいです~ううっ……、太ってしまいそう……。 食欲の秋ですからねぇ。
2010.10.19
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この著者がもっと多作だったら、きっともっと早くに読まなくなっていると思うのに3年ぶり、とか言われてしまうと なんだか「読んでみようかな」なんて思ってしまう私はなんなんだろう……。 勝手に言ってろ……、というかんじですけど。前作で「彼女の作品はもういいかな」と思ったのに、また読んでしまいました。読みやすいです。さて、次はどうでしょうか。また、私は読んでしまうのでしょうか?片思い以外経験ナシの二十六歳女子が、時に悩み時に暴走しつつ「現実」の扉を開けてゆくキュートで奇妙な恋愛小説。3年ぶりの注目作! 賞味期限切れの片思いと好きでもない現実の彼氏。どっちも欲しい、どっちも欲しくない。恋愛、しないとだめですか。(「BOOK」データベースより)※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※いちばん好きな人と結婚しなくちゃだめですか?そんな著者手書きのコピーが新聞に載ってました。 それをいちばんに問うてみるところが若さなのかな。でも、なんだかちょっとナンセンス感もぬぐえず。いちばん好きな人と、今いちばん好きでない場合にはいちばん好きになれると思うひとと生きる未来を考えろー。なんて思ったり。結婚するなり、しないなり、勝手にして~、というお話しでございました。
2010.10.16
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夜に、大阪ミナミの街に出かけるのなんていつ以来かなぁ……。知らない夜の街に繰り出して、完全におのぼりさん状態。相方が引っ張っていってくれなかったら、間違いなく迷子です。 でかけたのは、大阪の心斎橋「JANUS」であった、Yammyさんのライブ。あー、楽しかった! すごくすごく楽しかった! のびやかな彼女の歌声に、解き放たれてシアワセーな気分と 元気をもらって、足の下3センチぐらい浮遊したぐらいの身軽さになって帰ってきました。 あしたからもガンバロっ! 大阪ナンバ、キラキラのネオン! ああ、グリコだ、かに道楽だ、大阪だわーって景色です。たまには こんなキラキラな大阪の夜も。 Yammyさん、自然体で、爽やかで、カッコよくてキュート! はまってます。
2010.10.14
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【内容情報】(「BOOK」データベースより)公立高校野球部のマネージャーみなみは、ふとしたことでドラッカーの経営書『マネジメント』に出会います。はじめは難しさにとまどうのですが、野球部を強くするのにドラッカーが役立つことに気付きます。みなみと親友の夕紀、そして野球部の仲間たちが、ドラッカーの教えをもとに力を合わせて甲子園を目指す青春物語。家庭、学校、会社、NPO…ひとがあつまっているすべての組織で役立つ本。※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※「ドラッカー」を読もう、なんて思ったこともなかった私も読んでしまったこの本は、大学生の息子も「読み終わったら貸して!」と 1日で読破。中学生の娘も、「いつも本屋さんで見て、気になってる本なのー」と言い、なにを隠そう夫は私よりも先に読みました。 会社でも買った人が多く話題になっているようで。これって、やっぱり すごいことだと思います。オジサンもオバサンも、大学生も、男子高校生も、女子中学生も ひろく興味をもつ本ってなんだかんだいっても、やっぱり すごい。おもしろかったです。 へえーっ、「マネジメント」をそう考えるんだー、そう考えればいいんだ!と いろいろ考えさせられるところがありました。文章とか、あーAKBだぁ~、とか、いろいろ 突っ込みどころはありつつそれも楽しめてしまいました。ただ、オジサンも 女子中学生も口をそろえて 「なんで、この表紙にするかなー」(笑)男子大学生は 持ち歩くのに「カバー貸してー」(笑)。でも、このインパクトのある萌え系の表紙も 一役買ってるのでしょうかね。
2010.10.13
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悟りの窓と、迷いの窓と。 曹洞宗のお寺、鷹峯「源光庵」の本堂に並ぶ ふたつの窓。 まるい方が「悟りの窓」で、四角いほうが「迷いの窓」。 この窓の前に座りたくて、源光庵に足を伸ばしました。もう少し秋が深まって紅葉が美しくなる頃この窓の先には、燃えるような赤く色づいた紅葉がみられます。 でも、その頃にはとてもたくさんの人が訪れて、今日のように「ほおーっ」と窓の前に座っていることは不可能です。今日のところは 葉っぱの色が 赤いとか緑だとか そんなことは全くなにの問題にもならず、夏を越えた鮮やかな緑の木々の風景が 心にすうっと染み入ってくるのを、窓に向かって ただただ感じていられたのが 嬉しかったのでした。 悟りの窓は、「禅と円通」の心を表現していて、円は「宇宙」を表現しているのだそうです。「まる」って、きれい。迷いの窓からも緑はきれい。 迷いの窓の角型は、人間の生涯を象徴し、生労病死、四苦八苦を表しているのだとか。 できれば迷わず、スッと悟りたいものだ…なんてことを つい思ってしまう私なのですが、並んだふたつの窓を見ていると 「両方あるんだもんね。並んでるんだもんね」とちょっとした悟り。 迷ったら 静かにまわりを見回す。 そうしたら「悟りの窓」もすぐ横にあったりするのでしょう、きっと。迷いの窓の向こう側で、萩の花が可憐に咲いていて、すすきが静かにゆれていて、暑かった夏も 終わったんだなぁ…と「秋」を感じた昼下がり。こんな秋の1日もいいねー。と友達と 本堂のすみで いろんなことを話しをしました。午前中は「ユトリロ展」を観たのでした。ユトリロもすごくすごくよかったのでした。
2010.10.12
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とてもいいお天気だった、10日の日曜日京都は長岡京で開かれていた野外音楽フェス「長岡京ソングライン」をのぞいてきました。少し前に四条にある美味しいカレー屋さん「スパイス・チャンパー」に行ったとき、今回のフェスのチラシが置いてあるのを見つけ「おもしろそう!」と手にとったら「去年行って、すごくおもしろかったんですよー」なんて話しを聞いて、これは是非~♪とでかけました。これがこれが、予想以上によくて! すごくすごく良くて!。会場になってる長岡天神も 予想以上に広く四つの野外ステージ、こだわりの屋台の飲み物や食べ物も 個性ある作家さんブランドの手作り市も、みんな魅力的でこんなだったら、朝から びっしり聞きにきたのにぃ~~と、ゆーっくり午後遅くからでかけたことを後悔。来年は1日楽しむぞー!出演アーティストも、みんな魅力的な人たちぞろい。竹原ピストルさんに やられました。 もう最高。あんなふうに言葉を選べるあのセンス、うらやましすぎー!歌詞の言葉の紡ぎ方、並べ方、歌に、ノックアウトされました。で、思ったのです。 実は なにもかもは、とてもとても シンプルだったのだと。日々の生活の中にある、事実だったり 気持ちだったりという いろんなものを、複雑にしてしまっていたのは ほかならぬ 自分自身だったのだ ということを。ほんとは なにもかも、気持ちも 事実も、至ってシンプル。好きなこと。 やりたいこと。 だいじなこと。 好きでないこと。 やりたくないこと。 だいじでないこと。食べること。 眠ること。 愛すること。 聞くこと。 話すこと。 見ること。夢。 望み。 痛み。 恵み。 希望。いいじゃん、そのままで。 だいじにしたいものを だいじに。 生きていこうよ。そうなの。 時代はだれとでも踊る! ぐるんぐるんに回る!
2010.10.11
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留守宅のご近所友達が、遊びに来てくれました。久しぶり~! みんな変わらないねー。 会えてうれしい!近くに住んでいたときは ちょこちょこランチをしたりたまには飲み会もしたりしていたメンバーなので久々に会っても 瞬間的に前にあった時間につながってしまいます。昨日も一昨日も会っていたような。そして今日も、食べて食べて しゃべってしゃべってあっというまに夕方になってしまいました。お昼は京都らしいお店がいいかなーと祇園の豆寅さんで 豆寿司膳を予約。このかわいい小さいお寿司の並んだふたを開けた瞬間 みんなの「うわーっ!」って声が。「ね。」かわいいでしょー!喜んでもらえて よかった。豆寅さんを出たあと、珈琲を飲もうと久々の「ソワレ」へ。 木屋町の「ソワレ」。京都のレトロなカフェといえばココ、というようなお店です。店内は青くて(青色の照明に照らされて)、幻想的というか、なんというか、外とは別世界が広がっていて、その飛び方がステキなのです。 東郷青児さんの絵画や、彼の絵が描かれたオリジナルのカップなど すべてがオサレ。珈琲を飲みたい、とか言いながら、オーダーしたのは看板メニューの「ゼリーポンチ」。ではなくて、その50円アップの「ゼリーポンチフロート」☆写真ではうまく写ってないのですが、このゼリーが 青や黄色やピンクやと色とりどり。なんとも 美しく なまめかしく? 懐かしく、レトロな感じでそそるのですーーー。 こころが弾むゼリーポンチ。青い光のなかで、またしても しゃべるしゃべる女五人。 ありがとう。楽しい1日でした。
2010.10.07
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ジュリア・ロバーツ、イタリア、インド、パリ。この四つのキーワードを見たときから、これは観ないではいられないな……と思っていました。イタリアに行ったのも、インドに行ったのも、もうずいぶんと昔の話しになってしまいましたがやっぱり大好きな土地なので。 そこで、食べて、祈って、恋をするお話しなのですから。ああ……、旅がしたい……。と 叫びたくなります(笑) 女性作家エリザベス・ギルバートが自らの経験を綴り、40カ国以上で翻訳されたベストセラーを映画化したヒューマン・ドラマ。ジャーナリストのリズは仕事やプライベートに充実した日々を送っていた。ところがあるとき、今の人生でいいのかという疑問を抱く。そして数か月前に出会ったバリ島の占い師の予言どおり、夫と別れ、イタリア、インド、バリ島へ自分探しの一人旅に出る。イタリアでは食の快楽を求めて食べまくり、インドのアシュラムでは精神性を高めるべく瞑想の日々を送り、バリ島では欲望とスピリチュアルのはざまでバランスを学ぶ…。人生をリセットして、自分自身の内面を探求する旅のさいごは……。※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※イタリアの景色や食べ物も、インドの風景も、バリの空気もみんな とても魅力的でした。ちょっと インドは危うい一面が前面に出ていて もっとのんびりした雄大なインドもあるぞーなんて思ったりもしましたが、あれはあれでアリでしょうか。ジュリアロバーツだから、あの旅ができて、映画が美しかったのだと思わなくはないですが、それも、よしかな。 あんなに旅する国が美しく、食べ物も実に美味しそうで生き生きと自分を取り戻してゆけるというのは 幸せなことです。食べること。祈ること。恋すること。すなわち 生きること、なんですよね。あー、旅がしたい! あー、解き放たれたい! (笑)映画の公開前に来日したジュリア・ロバーツが、「リズのように変わりたいと思うか?」と問われて「NO!」。「変わりたいと思わない。今の自分に満足しています」と答えるのを、「美しさの秘訣は?」と問われて 「しあわせであること」と答えるのを聞きました。くーーーっ! 言ってくれますよね~!考えてみれば、年齢はそんなに変わらないのです。負けずにしあわせであろうと内面を磨いて自然とあらわれてくる変化を、わたしも目指したいと思います(笑)
2010.10.06
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「いつ頃かな、自分が特別だって思わなくなったのは。」そんな一文から始まる「青天の霹靂」。うん、わかる。 怖いものなんてなくて「なんでもできる」と思っていた若気の至りの自分。「なんでもなんかできるわけない。できないことがいっぱいある」ことを知る十代後半。それでいて、わたしも捨てたもんじゃないよ、なかなか人生おもしろいじゃん!と幸か不幸か楽観主義者のわたしは すぐに立ち直ってしまったけれどでも、結構あれこれ考えたり 迷ったり 落ち込んだりもして、みんな大きくなるんですよね。浅草を舞台に、学歴も金も、恋人もいない35歳の主人公・晴夫が、唯一得意なマジックを通じて出会う、人生の軌跡を描く。売れないマジシャンの晴夫。何をしてもうまくいかず、「普通」にすらなれないと腐る35歳の彼が、突如、現代から昭和48年へとタイムスリップしたことで 彼の人生は大きく動き出す。不器用だが懸命に生きる様々な人と触れ合ううち、生きる意味を見つけていく。「それでも人は、誰もが特別なんだ」※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※劇団ひとりさん、前作の「陰日向に咲く」も好きでしたが、わたしは、「青天の霹靂」も好きでした。完全に、劇団ひとり作、ということは忘れてひとつの小説として、引き込まれて読みました。きっと、彼にとってこの本を出すことは、想像以上に大きなプレッシャーだったと思うのです。でも、彼の力はやっぱり本物だったんだなぁと、思いました。作者がどんな人であるかとか、本の中身以前のイメージなどで語られるのは本当は違うはずなわけで。 テレビに出てる劇団ひとりさんに大きな興味はなかったのですが、本を書く 劇団ひとりさんはとても魅力的です。彼がこれからどんな作品を書いていくのか、ちょっと楽しみです。
2010.10.04
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楽しい、ことはうれしい。楽しさが伝わってくるのも、うれしい。楽しくて なにより。楽しむ、ということはそれだけで 前を向いている。楽しめて しあわせ。今日は 次男くんと娘の通う高校&中学の学園祭でした。みんなすごくすごく楽しそう。若いっていいなぁと母はまたしても うらやましい。次男君のバンドも大盛り上がりでした。あしたのドリカムのライブも楽しみです♪
2010.10.02
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明るいニーチェです。 ほんとに、超訳。 でも、全然悪くない!図書館で借りましたが、これは買って家に置いておきたいなと思いました。たとえば、トイレに置いておくのにピッタリかも! という我が家には、トイレに本を置く習慣はないのですが、でも、そんな感じ。でも、実際に置いてしまうと、トイレで哲学する家族に トイレを占領させるのも困るのでやっぱりリビングのどこか、誰でも折に触れ手にとれるようなところに置きたいかな。前向きなんだけど、おしつけがましくも難しくもなく、包容力のある優しいニーチェがここにあります。 都合のいい解釈も、時には必要。必要な鈍さも、大切なものです。よく取り上げられている『1日の終わりに反省しない』 うん。 疲れたら、たっぷり眠ろう!『始めるから始まる』 そう。 自分は常に新しくなっていく。『始めの一歩は自分への尊敬から』 そう。 自分の評判など気にしない。『喜ぼう。この人生、もっと喜ぼう。喜び、嬉しがって生きよう』人生を最高に旅するンダ! 『今のこの人生を、もう一度そっくりそのままくり返してもかまわないという生き方をしてみよ』うんっ!『勝つなら圧倒的に勝て』 潔い! すがすがしい勝ち、気持ちよい負け。『愛する人は成長する』 いくつになっても成長できる。『勉強はよく生きることの土台になる』……そう、子どもたちに伝えます。『賢さは顔と体にあらわれる』 がんばろ!■内容紹介ニヒリズムや反宗教的思想といった独自の思想により二十世紀の哲学思想に多大なる影響を与えた、十九世紀ドイツの哲学者ニーチェ。「神は死んだ」という主張やナチズムとの関わりを噂されるなど、様々な伝説に彩られた孤高の哲人だが、実は彼は、ほとばしる生気、不屈の魂、高みを目指す意志に基づいた、明るく力強い言葉を多数残している。 本書では、それらの中から現代人のためになるものを選別した。心ゆくまで、あなたの知らなかったニーチェの世界を堪能していただきたい。【目次】(「BOOK」データベースより)1 己について/2 喜について/3 生について/4 心について/5 友について/6 世について/7 人について/8 愛について/9 知について/10 美について※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
2010.10.01
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移転して新しくなったLOFTに行こうと思って10時半ごろに河原町にでたのに LOFTは11時開店……。少し早かったので、それならお茶でも♪と 向かったのは LOFTのすぐ近くの「六曜社」。三条河原町をすこし下がったところにある老舗の珈琲やさんです。めちゃめちゃ久しぶり、というかおそろしく久しぶり、というか前のことをよく覚えてないくらい 久しぶりに行きました。行ったという記憶、珈琲が美味しかった記憶はすごく鮮明に あるのですがなにせ、「前」というのは結婚前に 会社の珈琲好きの先輩にいちどだけ連れてきてもらったことがあるというなつかしすぎる「前」のことなわけで。でも、それが とてもしっくりくる六曜社。老舗過ぎて マニアックな感じがお店の方が お客さんを選んでいるようなそんな気さえします。店内に入ると、タイムスリップ!昔のまんまの空気がながれてました。昔のまんまのソファです…前を通ることはあっても、いつも すっと通り過ぎていたところに、意識をして足を止めるというのはなんだか ちょっと日常のなかの非日常という感じで 不思議な新鮮さがおもしろいです。そして、やっぱり珈琲が美味しかった! お客さんはみんな常連さんばかりという印象オジサン、なじんだカンジのお兄さん、品のいいおばあちゃんも。うーん、ザ・珈琲店!です。おいしい珈琲を飲んだあと、ロフトをうろうろして、またうれしくなって文具等をお買い上げ。あと、糸井さんの「ほぽ日手帳」を見てたら欲しくなってきてしまい、ずっとながめていました。まだ新商品がこれから入るようなので、とりあえず今日のところは 我慢!(笑)長年使っている手になじんだ お気に入りのシステム手帳ですら 最近あまり使わず、もっぱらパソコン上でカレンダー管理をしているこの頃ですが手帳にあれこれ書き込んだり 挟み込んだりということに、アナログ文系女子としてはやっぱり つよくひかれてしまいます……。 来年はほぼ日デビューしようかな♪ ロフトでお買い物したあとは、祇園の「花咲」さんでお昼の会席♪別館の個室でほっこりと。 美味しくて、おなかいっぱい! ごちそうさまでございました。〆は、お漬物のお寿司。 これがまた、最後にガツンと美味しゅうございました。
2010.09.30
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ピンポーンと玄関のチャイムが鳴って、ドアの向こうに 宅配便のお兄さんが立っていて何の荷物がきたのかなーと思ったらこれでした!じゃーん!!!「ご当選おめでとうございます!」ドリカムのアルバムを買ったときにキャンペーンプレゼントに応募したのが当たっちゃいました。 もう、びっくり!!!Tシャツが二枚入ってました。うれしーーーーーーーーー!実はこの週末、ドリカムの大阪城ホールチケット取ってます! テンションあがりますー。楽しみですー。このTシャツ着て行くぞーーっ。
2010.09.29
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『海猿』を観てきました。 いやー、おもしろかった! めちゃめちゃ面白かったです。前作もおもしろかったけど、「ザ・ラストメッセージ」も最高でございました。今作もまた、見終わったら 身体がガクガク…(笑) ふにゃふにゃになりました。力がはいる、はいる。 そして途中 何度もウルウルウルウルしてしまうし。はあっ……。身体全身で観ました。映画を観るだけでこんなにガクガクになっている私には海猿の奥さんは とてもつとまりそうにないです。 身体がもちません。でも、大輔クン(伊藤英明クン)に、そう言わずになんとか……と懇願されたらその時は ちょっと考えることにします。(まったく無用な妄想ですねぇ……(笑)シリーズ三作目。これが完結編といわれているようですが、え~~~~~っ!!!ぜひぜひ まだまだ海保の仙崎大輔クンを観ていたいです。仙崎大輔とかんなさん夫妻と 大洋クンを、 また 観られたら うれしいなー。※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※2010年9月、福岡沖は極限の緊張状態に包まれていた。大型台風が接近している中、巨大天然ガスプラント施設『レガリア』で事故が発生し、火災が起こっていたのだ。『レガリア』は日韓共同の施設で、ロシアからも技術提供を受け、1500億円もの予算がつぎ込まれた国家規模の重要プロジェクト。仙崎大輔(伊藤英明)はバディの吉岡(佐藤隆太)、そして『レガリア』設計主任である桜木(加藤雅也)と共に同施設へ向かっていた。要救助者の救出が行われる中、突然思いもよらない爆発が『レガリア』を襲う。これによって、大輔、桜木、医師の西沢(吹石一恵)と作業員の木嶋(濱田岳)が『レガリア』内に残され、逃げ場を失ってしまう。すでにヘリも船も同施設に近づけず、安全な場所は無くなっていた。そんな時、自分を落ち着かせ、奮い立たせるべく大輔が見つめるのは、妻となった環菜(加藤あい)と、生後10カ月の長男・大洋の写真だった。大輔は知り合ったばかりの服部とバディを組み、全員で無事帰還する道を探るのだが……。
2010.09.28
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今日はYammyさんのランチライブ。河原町のレストランでランチを食べて伸びやかなYammyさんの歌声にすっかり 酔いしれて昼間から アルコールは飲んでないけどしあわせに酔っ払ったみたいな嬉しいきぶんの日曜日。ああ、すてきだなー♪と思える音楽のあることがああ、すてきだなー♪と思える人と出会えることがああ、すてきだなー♪と何かに対して思える、というそのことがとてもとても大切で、 とてもとても必要で、 とてもとても幸せなことだと、 Yammyさんのライプを聞きながら あらためて 思ったりなど したのでした。なんていうか、 いろんなものを 私は 見ていなかったんじゃないかと。 すぐそこにあるものも まるで見えていなかった、 見ようとしていなかった、そんなものが たくさんあったんじゃないかと。そんなことを ふいに、ぐぉ~っと 思ったりなどしたのです。私の前にある窓とか扉とか。 手の届くところに それはあるのに、 わたしはなぜか 開けようとしていなかった窓や扉がまだまだあったよー、 そんな気分になった午後でした。窓を開けてみよう。扉をあけてみよう!きっとそこに、いろんなチャンスが あるにちがいない!なんて。急にわたし思ってしまいました。chance! それは いつだって、いくつになっても、誰にだって手を伸ばせばとどくところに きっと あるものだと思うのです。あるのに、ないことにしてしまっている自分とか、日々忙しくて めんどくさくなって、考えることすらやめてしまっている自分とか、あったんじゃなかったかなーと。 あー、もったいないよーーー!開けられる窓から、手の届く扉から。 わたし、開けてみようと思います。 うっふっふ。 こちらは帰りに立ち寄った「Pooh's cafe」。最近、川の流れが感じられるカフェに呼ばれてます。知恩院さんのすぐ近くです。水を近くに感じるだけで、気持ちが安らぎますねー。めずらしく、ちょっと甘いパフェっぽいものをチョイス。おいすゥイー! 「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。」 なーんて「方丈記」の一節を ふと 思い出したりなどして。 いや、別に いまの私は 世の無常を憂いているわけではないのです。「変わらねば」というか、無理にではなく自然に、いいかたちで変わろうと、そんなことを なんだかさわやかに、 たまには思う 物思う秋なわけです。【送料無料】 CD/Yammy/COLORS/LSR-4価格:2,100円(税込、送料込)
2010.09.12
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子どもたちの夏休みもおわったので友達があらためてお誕生会をしてくれました。「ドゥーズ・グー」でランチです。うれしー!ここも、なかなか予約がとれないそうです。ありがとー♪♪♪食の祭典ボキューズ・ドール国際料理コンクールで入賞されたシェフが作るフレンチはとっても美しく、もちろん とても美味しかったですー。おー、しあわせだー。柳馬場三条をすこし下がったところにあるこんなのれんをくぐると、↓こんな細い風情のある路地のような小路がつづき、そのつきあたりがお店になっています。 ほんとに 芸術を感じるような 綺麗で美味しいお料理で、食材のセレクトもおしゃれで 目新しいものばかりで うれしくなっちゃいました。そして〆にでてきた デザートのお皿には チョコレートでかかれたメッセージが! きゃー、ありがと。ほんとにいい1日でした。感謝! さ、あしたからもガンバロー!
2010.09.10
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美容院に行ったとき 「どうぞ」と渡してもらった雑誌のなかに『CREA』9月号があった。特集は「読書という冒険」。辻村深月さんと、道尾秀介さんと米澤穂信さんが飲みながら語ってる。 いいなぁ~。 呼んで呼んで! わたしも呼んでー!万城目さんは奈良へせんとくんに会いに行ってるし。森見さんは 東京の山の手めぐり。伊坂幸太郎さんの ロングインタビューは読み応えがあるしー角田光代さんは 鎌倉を歩いて古本屋さんをのぞいてるしー。表紙は福山雅治で、中のグラビアページの写真もセクシーで……「ああ、福山雅治がこんな顔して隣に寝てたらどうしよう」なんて無駄な妄想もできなかなか すてきな一冊だったので、これは帰りに買ってかえろう!と思ったのによくみると これは九月号。もう書店に並んでるのは十月号なんですねー。まだまだ夏のように暑い日が続いているけれど、いろんなところで秋。それにしても 魅力的な一冊でした。京都を南北に走り回った日。東寺の五重の塔の横で信号待ち。このごろ ちょっと空が高くなって秋っぽくなったと思っていたけど、今日はまだ夏空のよう。
2010.09.07
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【内容情報】(「BOOK」データベースより)「愛してるわ!ずっと昔から…。子供の頃から、愛していたわ!」町でいちばん美しい、娼婦の四姉妹が遺したものは?(1、2、3,悠久!)、黄色い目の父子と、彼らを愛した少女の背徳の夜(ジャングリン・パパの愛撫の手)、死にかけた伝説のロック・スターに会うため、少女たちは旅立つ(地球で最後の日)、─桜庭一樹のゴージャスな毒気とかなしい甘さにアーティスト野田仁美が共振してうまれた、極上のヴィジュアルストーリー集。※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※桜庭節、炸裂です。 さらっと読めてしまうところが憎たらしいほど、巧いです、桜庭一樹。きれいな文章に あちこちに毒がもってあって気をつけないと アブナイ、アブナイ(笑)
2010.09.05
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【内容情報】(「BOOK」データベースより)童話「シンデレラ」について調べていたライターが紹介された女性、倉島泉。長野県諏訪温泉郷の小さな旅館の子として生まれた彼女は、母親に冷遇され、妹の陰で育ったが、町には信州屈指の名家、片桐様の別荘があり、ふとした縁で、松本城下の本宅に下宿することになる。そこで当主の一人息子との縁談がもちあがり…。多くの証言から浮かび上がってきた彼女の人生とは?不況日本に暮らす現代人にこそ知ってほしい、新たなるドキュメント・フィクション。※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ひさびさに姫野さんの作品を読みました。姫野ワールドですねー。どっぷりひきこまれました。子どものころの「三つのお願い」の「三つ目」は、わたしはすごくステキだと思いました。マイナスの意味ではなく、プラスの意味で。これができたら すごく幸せだー。泉さんに共感できるかと言われると、それはちょっと難しいところもあるのですがいい友達になれそうな気は すごくしました。 いろんな引き出しがいっぱいあって 頭のいい創意工夫のひとだと思うので。でも、もっと 何かのきっかけで 開かれていく泉さんに会いたかった、というのが本音です。「シンデレラ」ってなんなのよ! 「シンデレラ」って どういう意味?まずはそこから 考え直す必要ありです。登場人物たちの描きわけ、姫野さん秀逸!
2010.09.04
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「ばーちゃん、カモン!」。 あたたかい映画でした。思ってた以上に良かったです!北米東部。とある企業の実験室に勤務するレイ(アレックス・ハウス)は、誰とも深く関わらないことを信条に生きてきた。彼の唯一の趣味は、ロボット型プラモデルでのひとり遊び。ところが母の葬儀の直後、ひとり暮らしのアパートから、レイはやむなく実家に舞い戻るはめになる。そこには、引きこもりのピアニストの兄モーリー(デイヴィッド・レンドル)と、ちょっと勝気な大学生の妹リサ(タチアナ・マズラニー)、猫のセンセー、そして“ばーちゃん”(もたいまさこ)が暮らしていた。ばーちゃんは、彼らの母親が亡くなる直前に日本から呼び寄せた3兄弟の祖母。英語が全く話せないばーちゃんは自室にこもりきりで、トイレから出てくるたびに深いため息をつく。そんなある日、以前母親が使っていた古いミシンを見つけたモーリーは、「布を買いに行きたい」と、ばーちゃんに訴える。※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 不思議な空気感ではあるのですが、OKです。 その不思議さを楽しめてしまいました。みんな あたたかい。 もたいまさこさん、やっぱり独特の存在感です。いいじゃん、細かいことは。「みんな、ホントウの自分でおやんなさい」。 もたいさんの声でいわれると「はい!」って、わたしも つられて 元気よく返事!強く思ったことでしか、人生は動かせないものだと、わたしも思うから。強く思っても どうしようみないこともあるし思いもしないほうへ 勝手に人生が動いちゃったりすることも あるとは思うけど。でもね、でもね。 やっぱりね。ホントウの自分で やりましょうよ。 『キャタピラー』忘れるな、これが戦争だ………。巨大なキノコ雲の、あるいは降り注ぐ焼夷弾の、あるいは大量虐殺の、その下に潰される前、灯りの灯った小さな家々には、男が、女が、年寄りが、子どもがいた。人間がいた。食べて、寝て、食べて、寝て、食べて、寝て…。傷痍軍人が、帰還した。勲章をぶら下げ、軍神となって。妻を殴ったその手も、妻を蹴り上げたその足も、戦地で失い、頭と胴体だけの姿になって。―銃後の妻の鑑たれ。家庭は最後の決戦場なり。口もきけず、耳も聞こえず、身動きできない体となっても男の性欲は変わらなかった。女は毎日、男の上にまたがった。口に粥を流し込み、糞尿の世話をし、銃後の妻の日々は過ぎていく。食べて、寝て、食べて、寝て、食べて、寝て…。稲穂が頭を垂れる秋、そして冬から春へ。敗戦が色濃くなっていく――――。※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※観なくては……、と思って映画館へ。観終わって、ずんっ!と重い宿題をわたされても、この映画を言葉にするのは難しい。きっと、日本中、世界中の、戦場でも、家庭でも、言葉に尽くせない 大変な 悲惨なとんでもないことが、「戦争」と言う名において、あたりまえに起こっていたのだと思う。忘れるな。考えろ。それしか、できないのだけれど。 でも、それならできる、とも言えるのではないかと 私は思うのだけれど。
2010.09.03
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九月になりました。子どもたちの夏休みもおしまいです。次男と娘は今日から学校に行きました。明日はふたりとも課題テストだそうです。早々に、試練です(笑)長男くん・大学生の夏休みはゆったりと九月いっぱいぐらいまで。うらやましい限りです。中高生が夏休みのあいだは彼も塾講のバイトが夏休み講習とかで忙しくしていたのですが今月はちょっとゆったりできるみたい。やりたいことはいろいろあるようでいいなぁ、大学生。わたしもできることなら、もう一度大学生をやりたいなぁ…。毎日こう暑いと、思考能力が低下してしまってます。 でもその変わりに、ほわぁっと あんなこともこんなことも できたらいいなぁ…なんて夢想することは増える気が……。たとえば。ずっと欲しいなぁ、と思っていたアラビアのムーミンマグを 「エイッ!」と、買ってしまいました。 カラフルであたたかい可愛さのマグ、いいですよね。うれしー!近くの器やさんで買った葉っぱのお皿、 1000円ナリ(笑)。ちょっと重いのと、収納が困るかなぁと、一瞬だけ躊躇してやっぱりお買い上げ。だって大特価の1000円だしー。 迷ったけど、買って正解でした。かわいくて、使いでがありました。 ゆでたそうめんをのせても、いいカンジ。 テーブルが グッとはなやかになるので使うたびに嬉しくなってます。 これは先日efishで買った ぺたんこ木のコースター。中間の色を5枚お買い上げ。ころんとぺたんこで手触りがよく気に入ってます。そして、こちらは「極上!紫蘇ジュース」。 ほんとに極上。お友達のお料理の先生が手作りされているものを、今年も分けていただきました。 このきれいな「赤色」。美しすぎてうっとりです。そして またお味が良くてうっとり。丁寧に丁寧に、季節の暮らしを慈しんでおられる その先生の暮らしぶりにも魅せられて…日々とっても雑な過ごし方をしてしまっている私は、恥ずかしくなっちゃって反省の嵐です。紫蘇ジュースをいただいて、先生の爪の垢的効果も期待。わたしも、ちゃんとしよう!こちらは夏のはじめに、ネット注文したクロックスのマリンディ。お安くなってるところをみつけたので娘もはくかな、と三足も頼んだのに、注文が殺到していたとかで全然届かず。夏が終わっちゃうよー!と思っていたら お盆がすぎた頃に やっと届きました。夏が終わっちゃう~なんていらぬ心配したからか、夏は全く終わる気配がなくマリンディは大活躍。最近、ミュールも靴も かかとのあるものばかりはいていたので、なんだか新鮮な感覚。でも、とっても楽です! そして、気がついたら、周りにマリンディ愛用者が多くてびっくり。 九月なのに、真夏。でも、今日スーパーに行ったら ハローウィン一色になってました。そうかー、秋なんだ……と思ったら、文房具売り場の一角が 結構大きなスペースで来年のスケジュール帳コーナーになっていました。「ひゃーーー!」とびっくりしていたら、レジのお姉さんに「少し早いのですが、よろしかったら」と一枚のチラシを差し出され……なにかと見てみたら、年賀状印刷の早割りのチラシでした。 ………ち、ちょっと、待ってくだされ~!!
2010.09.01
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初内田康夫作品です。浅見光彦シリーズというのも読み終わってから知りました(汗)連続ドラマになってるんですね。そういえば番宣を観たことがありましたー。なるほど。これを映像で観たらおもしろいかも!ぱらぱらとページをくるだけのつもりが、事件のはじまりの展開にすっかりつかまれてしまい気がついたら 読み終わってしまいました。おもしろかったです、 人気シリーズなのですね。 ただ、ちょっと「最後はこう終わっちゃうのねー」という思いが残りましたが浅見光彦ファンからすると、彼の人柄とか 今までの事件とか そういったものも含めて「そうそう、これでいいの」というかんじなのかなーと思いました。不等辺三角形【内容情報】(「BOOK」データベースより)名古屋、奥松島で起きた殺人事件を繋ぐもの。それは名古屋の名家に伝わる古い仙台箪笥だった。事件解明を依頼された浅見光彦は、箪笥から見つかった謎の漢詩に注目し、その意味するところを解こうとする。そんな中、ある閃きが光彦を襲う。***********************************
2010.08.29
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原田マハさんの短編集。ひとつひとつの短編は本当に短くて もっと読みたいな、短編ではもったいな、って気分になるのですがこれはこれで、すっきりと ある意味潔く、それぞれに読み応えがあり、味がありました。それぞれのお話しにでてくる登場人物が、他の短編にも出てくる人だったりと微妙にリンクしていくのも とても読みやすく、独立した短編でありながら長編を読んでいるような流れも感じられて、読みやすかったです。独立。自由。大人になる過程で、このふたつの単語は わたしにとっても大きな言葉だった気がします。果たして、大人は独立しているのか、大人は自由なのかはなはだ難しい問題ではありますが。でも誰しも 大人になる過程で 独立しようとし、自由を求めるんですよね。それが尊い! 原田マハさん、すきです。悩みつつも前を向いていこうとする女性達がたくさん。気持ちのいい短編集でした。 【内容情報】楽しみじゃない?いちから始められるなんて。すごいじゃない?誰にもたよらないなんて。ひとりの女性に、ひとつの独立を!さまざまに悩み、しがらみに揺れる女性たちに贈る連作短篇集。【目次】 川向こうの駅まで/月とパンケーキ/雪の気配/真冬の花束/ふたりの時計/転がる石/いろはに、こんぺいとう/誕生日の夜/メッセンジャー/バーバーみらい/この地面から/魔法使いの涙/名もない星座/お宿かみわら/空っぽの時間/おでき/缶椿/ひなたを歩こう/甘い生活/幸せの青くもない鳥/独立記念日/まぶしい窓/いつか、鐘を鳴らす日/川面を渡る風 (「BOOK」データベースより)※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
2010.08.28
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お盆がすぎてもまだまだ暑い日が続いていますね。今日は五条の鴨川沿いにあるカフェ「efish」で相方とランチしました。窓辺で 川の流れを見ながらぼおっとしているのが気持ちよくてずうっといつまても座っていたくなります。聞こえないんだけど 水の流れが聞こえてくるような気分になりさわっていないのだけれど水の冷たさや感触が感じられこころが ひたひたぁ~ってなります。水のある風景がすきです。 海でも川でも湖でも。 見ているだけで こころがひたひた~となってきて、元気になれる気がします。 わたし、ひたひた中。水辺をみていたら、水面にいたカモが全然泳いでなくて、流れに流されているのか、流れに乗っているのか、流れといっしょに つーーーと流れていくのが なんだか妙におもしろくて、 じーっと見ていると ふと 慌てたようにバタバタと流れに逆らって泳いでみたりしてるのが またおかしくて…めちゃめちゃ かわいいーー! 二階もおされです。 鴨川に向かってすわるソファ席もいいかんじ。 アボガドとカッテージチーズのサンドイッチも、スープ、クラムチャウダーも♪とっても美味でした。午後は、ふらふらお買い物などしつつ祇園へ。暑いし、ちょっと一服♪と立ち寄ったのは「OKU」。 ここのプリンが美味、ここのコーヒーが美味で、ここの雰囲気がよくて、坪庭には 小さいけれど湧き水がわいていて、またもや、こころはひたひたと。いっぱいこころがひたひたとなった今日は、じつは誕生日でした。ひたひたとなれて しあわせなことです。一緒にひたひたとなってくれる家族がいて、おめでとうと言ってくれる人がいてほんとにいくつになったの~?って年なんですが 純粋にうれしいです。いい年の重ね方をしたいなぁ、日々の暮らしを慈しめるような、なにげない毎日を丁寧にすごしたいとあらためて思った今日。 ありがとー! といっぱい思った今日。自然体で、元気で、こころゆたかに、いろんなことを吸収できる やわらかい「わたし」でありたいと思います。 この1年もまた 楽しいことがたくさんありますように。家族も友達も、まわりの人たちみんなが幸せでありますように。
2010.08.26
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久々に角田さんの長編を読んだ。やっぱり角田さん、うまいなぁ……。幼い頃、毎年サマーキャンプで一緒に過ごしていた7人。輝く夏の思い出は誰にとっても大切な記憶だった。しかし、いつしか彼らは疑問を抱くようになる。「あの集まりはいったい何だったのか?」。別々の人生を歩んでいた彼らに、突如突きつけられた衝撃の事実。大人たちの〈秘密〉を知った彼らは、自分という森を彷徨い始めるーー。親と子、夫婦、家族でいることの意味を根源から問いかける、角田光代の新たな代表作誕生。 (「BOOK」データベースより)※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※冒頭のキャンプの場面、子どもたちと大人の光景。 え?いったいこれは、どういう……???と、一気読み。家族って何?親子って何?夫婦って何?家族って、親子って、夫婦って、何? というのは それぞれの名詞の意味を 問われているわけじゃないんだというのが、まず この本を読んで思ったこと。どんな家族でいるか、どんな夫婦でいるか、どんな親子でいるか。今もこれからも。どうあるか、どうなるか。どうありたいか。 そして、どうあるか。深く、いろいろ考えさせられる話しだけれど子どもたちにも、親達にも、それぞれいろん思いや葛藤がありつつ子どもたちの それぞれの未来を開いていこうとする姿がみられたのが 良かった。 I was born. という英文がふと脳裏に浮かぶ。受身の生。人は誰しも、いろんな人に支えられ生かされている。 生かされてある命。でも、「生きる」ということについては、能動体でなければいけないのだなぁ……。「きみがいなければ、きみの見る世界はなかった。」ほんと、そのとおり!「閉じこもっていた自分の場所から世界に続く扉をエイヤッて開けて出て行くこと出会うこと。生きていくこと。」うん。 開いていかなきゃ!
2010.08.22
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