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食について gourmande / gastronome 44
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人並みに夏のバカンスを味わうことができましたおっちゃんはお留守番。人が休んでいるときに働かねばならない因果な商売ですからね。まぁその代り、オフシーズンにバカンスとれるという利点もありますが。私たち、ビンボーカップルは助かります電車賃も飛行機賃も宿も安いですし。でもやはり、こう周りがバカンスに行ってるとうらやましくなりますおっちゃんもよく不平を言ったりもしてますが・・・でも・・・一年に1か月ものバカンスを普通に取れてるんですから働き者の日本人から比べたら~~どんだけ~ラッキーか!ネスパ~?今回は思わぬご厚意で憧れの保養地への旅が叶い嬉しい限り。詳しくは別館にて。
2008年08月19日
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今日は革命記念日~キャトルズ・ジュイエーです旗これしかない!暑くもなく、すがすがしく晴れ上がった青空のもと、パリでは祝典が繰り広げられています。テレビで見てました~~それにしてもパリは上空から映すと本当に綺麗だな~~~一度パリで雑踏にもまれながら見学したことはありますが。テレビで見るのが一番かと・・・(笑)さて、別館に 『ウィーン散歩 お寿司でずっこけ 』をアップ中。ウィーンで食べた物、総括ですのでよかったら見てね~~注;ずっこけもできます~っていうのはお笑い好きならご存知かもですが・・・大好きなハリセンボンの春菜ちゃんのギャグです。これでメジャー入りされました・・・海外組は知らないかもなので一応御説明(笑)
2008年07月14日
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別館に 『ウィーン散歩 美術史美術館その2』と『薔薇を訪ねて・・・』をアップ中です。今日、腰痛の検査もかねて、お医者さんに行ってきました。先日の検査結果等の分析もしてくださったのですが・・・ちょっと甘いものを控えるように言われました~~ドッヒャ~~やっぱり~~確かに最近ケーキ頻繁に焼いておりましたが。うちのおとうちゃんは、塩分も糖分もそうとう控えてかなりストイックに自己コントロールしてはりましたが・・・先日、娘達からの誕生日プレゼントとしてもらった体脂肪計では効果覿面(こんな字ですか?!)なんと4~5キロも減量成功してはりました!!私のあま~~い誘惑にも頑張って抵抗していたが・・・なかなか、やるやん。おとうちゃんでもねぇ、おかげでおとうちゃんの分までせっせと食べてた私は・・・それに別館にも書きましたが、最近のリヨンは大阪もびっくりの蒸し暑さ!!昼間には外に出る気がしません。ウォーキングもかねての散歩もめっきり減ってましたからね。あかんわ。あかんわ。なんとかしなきゃ。でも~ダイエットって生まれてからこのかた成功したことないし・・・
2008年06月26日
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別館に今回の旅行の白眉『美術史美術館』をアップしました。あまりにも嬉しくて興奮気味ですが・・・よかったらのぞいてください
2008年06月18日
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別館にシシィ映画で使った家具の博物館をアップ中です。これでやっとシシィ関連日記は終了。でもまだまだウィーンの旅行記続きます・・・
2008年06月12日
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ウィーン散歩 3 と 4 を更新しました。シシィの登った階段 と 王宮のシシィコレクションです。ウィーンではたった4日間の滞在ですが、まだまだ今回の旅行記続きそうです(笑)やっぱり写真撮りすぎたかな~~リアルタイムでも、夫の誕生日パーティとかいろいろあって食いしん坊ネタがたまりにたまってきてますが・・・またボチボチ挿入させていきますね。よかったら、あっちも覗いてください~
2008年06月10日
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前言を撤回します~昨日一人旅から帰ってきました。そして別館の方に日記を書きましたのでよろしければ覗いてください。やはり、更新のお知らせをこちらでも載せさせてもらいます(笑)なんか楽天のお友達とすっかり離れてしまうようでとても寂しくなってしまったのですよこういうのを朝令暮改って言うんでしたっけ。。。汗。
2008年05月29日
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一週間ほど、懐かしの地トゥールに旅してきました。友人のお母さんのお見舞いも兼ねて。たいしたお手伝いはできませんでしたが、何度か料理を作って喜んでもらえました。特にカレーライスは大絶賛(笑)レシピをぜひ教えてと請われましたが・・・ジャワカレーの中辛を使用なんですけど・・・(汗)ともかくカレーは絶対に皆さん美味しいといわれます。こんな簡単なのになぜフランスで大々的に売り出さないのか不思議。エスビーさん、ハウスさん。是非工場を誘致してよ~~(ルーは中華スーパーや、日本食材店でしか手に入らない。哀しい。 値段は約5~6ユーロ(1000円!)久しぶりのトゥール。旧市街は夏の研修旅行の日本人学生がちらほらと。ホームステイ先のムッシューとマダムに連れられて街を散策しているお嬢さんたちと何組も遭遇。トゥールの美術館やお城にも久しぶりに行ってきました。いつ来てもいい街ですね。風光明媚。ただ今年は8月なのに全然夏らしくない。涼しいというより寒いという表現がここでもぴったりでした。トゥール美術館にて最後にはリヨンがとても恋しくなりました。帰りの列車の窓から、リヨンの街並とローヌ川沿いのイリュミネーションが見えてきたときはジ~~ンって来ましたすっかり、住めば都。私のふるさとはリヨンになってしまったようです。 (以前はトゥールだったのに・・・)そうそう、夫もちょっと離れてみるととても恋しくなりましたよ。もちろん!まだまだ私たち・・・・蜜月かも~~~(~_~メ)
2007年08月22日
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言わずもがな・・・笑私はロダンの彫刻はそれほどにも好きというほどではなかったのですが。15年くらい前にフランス映画 『カミーユ・クローデル』 を見てから二人のその恋、人生に興味を持ちました。(カミーユをイザベル・アジャーニ、ロダンはジェラール・ドパルドゥーが演じていました。) 青銅時代彫刻自体は、ルーブルやオルセーにある、ほかの作家の古典的なものの方が好み。こんなに多くの素晴らしい彫刻が存在する中で、ひときわここまで有名になったロダンその作品にはどんな魅力があるのだろうか・・・是非実物を見てみたいと思いました。 美術館のあるメトロの駅 Varenneそして13年前に、20年ぶりに訪れたパリで、やっとロダン美術館に足を踏み入れたのです。このときはパリの何もかもに感動しまくりだったのですが・・・(余談ですが、今ではフランスの風景も見慣れてしまって感動が薄れていく自分が とても哀しいのです) 特にこの美術館にはとても魅かれるものがありました。たたずまいの美しさ、こじんまりしているがとても優雅な庭園。瀟洒な建物。豪華すぎず、とても洗練されている。場所もアンバリッドのそばで大統領官邸も近く、といった一等地にあります。そして室内にも庭園にも数々の彫刻たち。有名なものはもちろん、ハッと胸をうつ迫力があります。特に『接吻』は乙女チックな私を喜ばせました。この時の印象はカミーユとロダンの不倫の恋の激しさでした。時を経て、今回の訪問。私もやはり年を重ねて考え方も変わってきたようです。ちょうど、先日DVDに焼いていた美の巨人を見ていましたし。洗礼者ヨハネ地獄門以前は糟糠の妻ローズと24歳年下の若い愛人カミーユの二股かけた愛し方に超憤りを感じたものでした。でも今はなんとなく彼の気持ちがわかる気がします。ピカソのようにただ、多くの女を手玉にとって愛したのではない・・・ピカソのエピソードでわざと愛人や妻たちを同じ場所に呼んではり合わせた・・・というのは私を激怒させたなぁ(笑)真偽のほどはたしかではないけれど。ロダンの場合は苦労時代を支えてくれた穏やかな妻、ローズをみすみすぼろ布のように捨てて若い愛人のもとに走る・・・ということはできなかったのですね。カミーユはその作品からも激しい情熱がにじみ出ていて、たぶん天才だったのでしょう。そして美しい。でもきっと一緒にいて心から癒されたり、いごこちのいい人ではなかったのだろうな。ローズはたとえ外見は老いていようと、安らげる妻だったのでしょうね。ずっと内縁だったそうですが、ロダン77歳、ローズ73歳の時に正式に結婚。なんと出会って53年後だそうです。多くの友人を招いて挙式します。ローズもさぞ嬉しかったでしょうね。しかし・・・ああ~~なんということでしょう!その2週間後にローズは神のもとに召されます。そしてその8か月後には後を追うようにロダンも亡くなります。カミーユの方はこのずっと以前に精神を壊し入院しそこで人生を終えます。激しく繊細過ぎた魂の持主だったのでしょうね。(私の心の声:綺麗し、才能あってんから、こんなおじいちゃん、さっさと見切りをつけてもっと若くてかっこいい芸術家と恋に落ちたら幸せになれてたやろうな~純粋すぎたのね~可哀想に。でも、それならここまで有名にはなってなかったかな。)精神が蝕まれた頃に、せっかくの作品を大量に自ら壊してしまいます。だからたぶん遺された作品は少ないのでしょう。ロダン美術館にカミーユの作品を展示してある部屋があります。彼女の情念が満ち溢れた部屋です。カミーユの逃げ去る恋私としてはその作品たちからの方が激しいインスピレーションを受ける気がします。男と女って・・・いつの時代も大変だなぁ~~
2007年08月13日
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ご無沙汰してます~~皆さまお元気でしょうか?フランス語の勉強に集中するとかなんとか、初めの心構えもどこへやら・・・ブログを書くのをやめたからとてこれといって進展のないわたくしです。鳥飼久美子さんの著書の中に、外国語を勉強する人には2タイプあると書いてあるそうです。まず、好きで好きで一生懸命努力型。これでもか、これでもか!と自分を切磋琢磨するらしい・・・そしてもう一つのタイプはきっといつの日か突然喋れて、理解できるようになる!と根拠のないことを信じてるひと。あらあら。まったく後者はわたくしですわ~他にもそんな人が大勢いらっしゃるということが少し救いでしょうか・・・(涙)住んで暮らせば嫌でもうまくなるやろう!!なんて呑気な希望的観測してますが。なかなか~~どうやらそんなもんじゃぁないようだ反省する日々だけが無駄に過ぎていってます。そういえば、このブログを楽天で書き出してちょうど2年が経ちました。時々休んだりはしているものの、振り返ってみるといろいろ書いていますね。いい記念にはなると思いますのでまぁぼちぼちでも続けていこうかと思っています。で、先日日帰りでパリに行った日記をば。今夏はフランスは冷夏のようです。今日もリヨンでもさむ~い。昼間家の中は20度前後・・・そんな中、パリもお天気が心配されましたが運よくこの日は朝から晴れでした~~1年半ぶりのパリですからね。ほんとよかった。でも今は何と言ってもバカンス最高潮。どこに行っても人が多かったです。まぁ花の都パリですものね。観光都市の代表だものね。次回はバカンス時期をはずさねばと思い知りました。なんせ、日帰りですので気は焦る・・・でも、はやる気持ちを抑えてのんびり旅に徹することができました。また、来れるさ。と自分に言い聞かせて。何年振りだろう! 大好きなロダン美術館たぶん6年は経っています。インフォメーションと切符売場用に新しい素敵な別館が建てられていました。以前は門横の小屋みたいなお粗末な切符売り場だったな。たしか・・・少しずつ写真だけでもアップしていきたいと思っています。それと昨日初挑戦のアップルパイ、美味しくできたので嬉しがって載せておきます(笑)
2007年08月11日
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有名なカフェレストラン Excelsior 内装は超素敵、外観はいまいち。最初ナンシーに行こうって言ったとき、夫の反応は次のような感じ。 僕はもっと田舎がいいな~ ナンシー行ったことあるもん。 スタニスラス公の領地だったとこだ~ 実は夫はその近くのヴェルダンという小都市がとっても好きで 以前からそこに私を連れて行きたがってました・・・ というのは、若かりし頃に兵役でその地で駐屯したとか。 彼の青春がつまってるみたいです。 ちなみに兵役ではつらい経験もあったみたいです。 へ~へ~映画みたい! 彼の言によるととても美しい風景の街だそうです。 そしてナンシーのすぐ近くなのでどうせ行くなら ナンシーより!ヴェルダンに行きたいそう。 でも今回は強行しましたとも!ナンシーに(笑) 夫は結構歴史は好きで、なんでも物識りなのですが (理系は弱い!夫婦そろって・・・汗) 近代に関しては戦争関係以外はあまり興味なしみたいで すなわち私が熱愛してやまない19世紀末の芸術や20世紀初めの文化には 触手をうごかしませんでした。 でも今回ナンシーに行ってみて アールヌーボーのエッセンスを思いっきり吸い込んだ私たち・・・ どこに行っても懇切丁寧な説明文やパンフが備わっています。 ナンシー派美術館に行ったときなんざぁ、 各作品の説明を聞けるイヤホン付きの昔の携帯電話みたいな機械を(名前なんて言う のかわかりません) 無料で貸してくれました・・・ しかし、フランス語のみ~(あ、英語もあったかも) で私は使わなかったんですが夫は熱心に一つづつ聞いて回ってました そして街のあちこちに点在するアールヌーボーの家をめぐる時も 地図をめずらしく熱心に見ながら探してくれました そして旅が終わるころには アールヌーボーもなかなかいいもんや~って思ってきたみたいです。 ナンシー派美術館反対に私はちょっとナンシー派美術館ではあまりの装飾過多な家具や調度が多すぎて ここまでくどくせんでもいいやろ~っと突っ込み入れてました。 ガイドブックをよく読んでみたら(遅すぎ・笑) ナンシー派美術館はアールヌーボー芸術のパトロンの大金持ちの人の私邸だそうで 思いっきり自分好みの芸術で自分のお家を装飾してたみたい・・・ ここまでするんか 私はどちらかというとちょっとアールデコっぽい香りのするアールヌーボーがより好みだと 認識をあらたにしました。 家具もリヨン美術館においてある方が好きです。結構シンプル。 ナンシー派美術館のベッドとかは蛾のモチーフ。それも燐粉をふりまくイメージ。 あんましぞっとしません・・・ アールヌーボーではよく植物や昆虫の図柄が使われます。キノコとかも。 ああ、いそぎんちゃくとかクラゲなんてのもありましたよね~ あまりグロいのは好みに合わないんです。 トンボは好きですけど~ で、アールヌーボーは建築が一番好きなような気がします。 よく皆さんおっしゃってますが鉄の曲線。 窓枠や扉ですね~今回はたっぷり見れました。 あ、そうそう。ナンシー派美術館は子孫の方が今も住んで経営されてるとかで私立美 術館でした。 それで写真撮影禁止でした~(庭はオーケー) でも窓から見た庭の眺めが素敵だったので撮ってもいいか尋ねたらアカンと却下。 絵葉書とかの著作権関係らしいです。 なかなかケチくさいですわ(笑) ますます嫌いになりました(爆) 一番お気に入りの通り。可愛いお家が軒を並べていました。 巨大化したアリスが手足を出しそうなお家たち。ともあれ、私の趣味に合わせて旅行してくれた夫には感謝です。( 願わくば、パリ好きに育てたいのですが・・・ )いつかはヴェルダンに行ってあげますからね!
2007年04月29日
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またまた、ただいま~です(笑)今回はバカンスといっても2泊3日の短い旅行でした。たまたまネットでSNCF(フランス国鉄)のお買い得の切符を見つけたので・・・どこに行くか悩みましたが・・・ナンシーにしました。アルザスロレーヌ地方に位置し、古くはロレーヌ公国の首都でもあったナンシー。19世紀末にはアールヌーボー芸術が花開いたことでも有名ですね。旧市街には18世紀の建築美の粋を集めたスタニスラス広場があります。絢爛豪華なロココ様式。(今回の旅で気づいたのですが、私かなり好みが推移してきていてアールヌーボーよりもこの広場関係の建築がいたく気に入りました!)夜景を見れたことも大いに関係あるかも。美しかった~さて、もう少し日程に余裕があればストラスブルグにも足を延ばしたかったのですが今回はゆっくりナンシーを堪能したかったのであきらめました。パリにホームステイしていた6年前の夏に日帰りで行ったことはあるのです。でもその時は曇りがちの日だったしなんとなくあわただしかったのでどうしてももう一度ゆっくり訪ねてみたかったのです。やっと叶いました・・・今回はおかげで晴天に恵まれました。というか、まさに夏みたいに強い日差しで、暑すぎ~~街ゆく人々は皆思いきり肌露出のタンクトップ姿でした。せっかくの青空もハレーションを起こして白っぽい空に映ってました。3日目の帰りの電車も夕方だったので3日間たっぷりとナンシーの街を歩き回りました。そう、ほんまにそう。歩き回った~~(毎日ものすごく疲れてバタンキューでした)有名なアールヌーボーのお家があちこちに点在しているので全部見て回るには本当に歩かなければならないのです。トラムやバスもありますが、あちこちにその家やベストなフォトスポットがあるのでやはり歩きが一番なんですよね~それにしてもフランスはどこの地に行ってもそこの観光局に至れり尽くせりの地図やパンフレットが備えられています。無料でくれるのでありがたいです。(事前にいろいろ調べるのはネットでしかできませんが・・・)いままで時々その地の地図を行く前から買ったりしてましたが、ほとんど不要ですね。ナンシーには日本語のパンフもありました。やはりアールヌーボー好きの日本人観光客がたくさん訪れる賜物でしょう。観光収入に大きな貢献してるんでしょうね、よっ、日本人!私たちは3つの主要な美術館に入れるカルトミュゼを買いました。(8ユーロ、約1300円かな。)ナンシー美術館、ナンシー派美術館(エミール・ガレ他の家具調度の館)とロレーヌ博物館です。ほかに水族館や植物園、鉄の歴史博物館と合計6館に入れるチケットもあります(14ユーロ)かなりかなりお得です!ナンシー美術館はとても素敵な絵画(わたし好み)がたくさんあります。そして地下にはドームのアールヌーボーのガラス細工作品がこれでもか~~~これでもか~~というほどいっぱいあります(笑)アールヌーボー好きにはたまらない。興奮しますよ~真っ暗なほとんど主照明はなしで、ショーケースの中だけに灯りがあります。だからそれぞれの作品の美しさがひときわ輝いています!素敵な美術館でした。ブラボー、ボザール・ナンシー! 続く・・・
2007年04月17日
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エクサンプロバンス中心部は大きく分けて旧市街とマザラン地区に分かれます。旧市街の中心地はお決まりのオテルドビル(市役所前広場)市役所の中でちょうどある個展が開かれていました。 80歳になるマダム、ファボリさんの油絵。なんとなくふらふら~~と入ってみたのですがご本人がちょうどお留守番されていて(昼食時だった)夫と話がはずみました。 偶然にも夫がまだ幼少の頃に一時期過ごした街がマダムの故郷、思い出の地。マダムの絵はなぜか私の胸に深く感動を与えてくれました。何気ないよくある感じの風景画やお花の絵ではあるのですがその優しい人柄がにじみ出ていて、眺めているだけでなぜか不思議と落ち着きます。流行の言葉で言うと癒されるとでも言うのかな・・・そして彼女が絵を描き始めたのはなんと51歳でちょうど私の年ですわ(*^^*)今はもう30年にもなるそうです。私もちょっと絵が描きたくなってみました(笑)←影響されやすい性格~~~なにごとも続けることが大切で偉大ですよね。 マザラン地区は17世紀にマザラン大司教の下、貴族の住む地区として整備されたそうです。区画がはっきり市松模様のようになっていて、大変わかりやすい。即ち京都とかと一緒ですよね。ちなみに旧市街は入り組んでいるし細い小路も多かった。けれど訳解らぬままに歩いていると見覚えのある広場に出たり発見があったりと偶然の面白さはあったかも。マザラン地区には瀟洒な建物が並ぶ。ここで有名ないるかの噴水を発見。(うろこがある?・笑) あとそのまた周辺の一般的な区画にも散歩しましたらこんなプチシャトー発見。 エクスでは美味しい中華があると風の噂に聞いていたのですが・・・ここかどうかは定かではないのですが香港というレストランでランチ。 なかなかいけました。値段もお手頃。でも夜にいけばよかったかな~本店は建物の中ですが天気の日は大きな広場に出店してます。スペイン居酒屋。夫が飲まないのでつまらなかったけど・・・ 居酒屋はやはり酒好きの友と行くべきですね。このレストラン(名前忘れた)、ブイヤーベース風の海鮮鍋が最高に美味でした。 エクスで気に入ったショコラとジャムの専門店これでやっと旅の報告終了です("▽")もっと書き足りないことや写真もありますが(笑)素敵な旅ができて、夫に感謝です~~
2006年12月10日
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最近夫との会話中にたまにおとぼけなことをしたり言ったりしてます。そして今日はチラッと口にしたことがとても面白かったようで。彼の笑いのツボにきっちりとはまったようです。夫は大絶賛してくれて(たいしたことではないのでここで発表はしませんが)『おお~、君って偉大なユーモリストだよ~~マシェリー』と誉めてくれました(^^;ユーモリストってこっちのテレビとかでよく出て来る、日本ならコメディアンというか司会もできるピン芸人というか・・・ま、おしゃべりが面白い芸人の意味です。でも、私、日本ではけっこう喋りが面白いと評判でした( 自己評価 or 身内評価 )しょうむない駄洒落とかも大好きで・・・黙って佇んでるだけで絵になるような女優系では決してないのがつらいところですがいったん喋らすとなんとなく魅力がでてくるようです( あくまで自己評価 )まぁ、女の子の間でのほうが人気があるところがまたちょっぴし残念・・・というか本望というか。でも今日の今日まで夫はそのへんの価値を見出してなかったのか。わたしをただの可愛いくて、セクシーで、優しい女として好いてくれていたのか!(えへへ~すみません。今日は誕生日なので好きなように書かせてくださいね。) ↑いつも好き放題書いてるやんか~って自分でつっこみいれときます。いつか夫を笑って笑って悶絶させるほどに面白いことを言えるようにもっともっとフランス語の習得を頑張らなあかんな~~と反省しました・・・がんばろう~~~さてエクサンプロバンスの旅行記、はや一ヶ月過ぎてしまい記憶もうっすらとなってきました・・・やばっ。早く書かねば。ヨーロッパのどの街や村に行っても思うことですが教会や聖堂が素晴らしいですね。外観ももちろんのこと中のステンドグラスやパイプオルガン、絵画彫刻・・・熱心なカトリック教徒というわけではありませんが、その細工の細かさ、美しさ人間の熱意の痕跡のようなものに畏敬の念を感じ、自然と厳粛な気持ちになります。そして拝観料はどこも無料!というのがまたなんともありがたい(笑)ちょっとしんどい時は休めますし。夏の暑いときは涼めます。写真もフラッシュ無しならオッケーだし・・・と勝手に思ってます(もしかして暗黙の了解で禁止??)日本の風景や建造物も大変美しく素晴らしいものが多いのですが神社仏閣の拝観料の高いのには閉口します。建物の維持費や修復に必要なのかもですが・・・こちらはそういう費用は、きっと税金でまかなっているのでしょうね。上の写真のサン・ソブール大聖堂もとてもカッコいい、素敵なカテドラルでした。エクスはマルシェ、朝市でも有名です。メインストリートのミラボー通りには毎日日替わりでいろいろな市がたちます。この日は職人芸みたいなアルチザン特集。さすが手作りで質もいいが値段もよかった・・・たかが露店と思ってみてたらびっくりしてしまいました。あと、普通の朝市や花市にも遭遇。リヨンと比べるとやはり野菜や果物が豊富、且つ安い。魚も新鮮で種類も豊富な気がしました。次回車で来る時は町外れのアパルトマン形式のホテルに泊まろう。台所がついているから。この新鮮な野菜や魚を使って料理したいな~って思いましたが、ま、いつのことやら・・・マゼラン地区にあるサン・ジャン・マルト教会も素敵でした。 つづく付録;エクスのコンセルバトワール、音楽大学
2006年12月02日
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中心のリピュブリック広場の噴水アルルからエクサンプロバンスへの移動はバスが便利(約1時間20分)電車だとマルセイユ経由になるので大回りになります。値段もバスだと10ユーロです。電車は16ユーロくらいでした。エクスではホテル・ドゥ・フランスというホテルに3泊しました。アルルよりちょっと奮発して一泊72ユーロ(それでも安いですが)ホームページの部屋の雰囲気に一目惚れしたからです。期待通り、部屋は大変広くてロマンチック、お風呂もゆったり。ウォークインクロゼットもありました。 ただ、アルルは安いのにベッドがツインだったけどここはダブル。4夜、一人でゆったりと眠れた身にはちょっと残念でした(笑)場所は中心のミラボー通りからすぐで市内観光にはとても便利でした。便利な分、繁華街に近いので外観はちょっとムードはなかったな。食堂も素敵なインテリアだったので朝食はものすごく期待してました・・・ら、あらら。7ユーロ(1000円以上)なのにとても上品=少ない。飲み物も何にするか選んで注文。給仕してくれますが、パンも少ない・・・アルルはビュッフェ形式だったのでパンもドリンクもジャムも何でも食べ放題、選び放題。5ユーロなのに。だから朝食でお腹いっぱいにして活動しようという目論みはついえました(笑)考えてみるとアルルの安ホテルはなかなか優秀でしたよ! さて、エクサンプロバンスのトゥーリズムでも街の観光地図をくれました。美術館やモニュメントの周遊チケットのようなものはないようです。そして周辺の小さな村などがエクスの見どころですが、そこにいく観光ミニツアーのようなものもほとんどが9月末くらいまでで終了していました。仕方がないので観光案内所で紹介してもらったレンタカー屋さんに行ったらなんとバカンスで閉まってました。なんとも連絡不行き届きというか・・・そしてさらに後に判明したのはこの観光マップにしるされた美術館の閉館日や時間なども半分以上が変更になっていたのです。だから結構無駄足を踏んだり、予定が大幅に狂ったりもしました。さすがフランス・・・でもなんとなくエクスも素敵な街だったし、バカンス中の気分にもゆとりがあったからかそれほど憤りませんでした(珍しく)予定が狂ってもそれなりにブラブラ散歩していると美しい建物や風景にめぐり逢えたからかもしれません。それに次回は絶対にエクスの田舎に車で来たいと決めましたから今回は市街地を徹底的に廻っておこうと思いました。ともかくアルルがゴッホだらけならエクスはセザンヌだらけ・・・今年がセザンヌ没後100年記念で大規模にいろんなイベントが行われたそうです。このときもらった街のパンフもそのためにつくられたもの。でもやはり9月でそのほとんどが終了していたためいろんな不具合が生じていたようです。まぁ、私はそんなにセザンヌの信奉者ではないのでどうってことなかったけどね(と嘯くうそぶくって書いたらこんな漢字に変換されました・・・)そしてエクスの美術館ではあの失業者カードが結構使えました。ちょっと町外れにあるセザンヌのアトリエに行ってみました。 ここも私はカードのお陰で無料でした。お庭と小さなお家。2階の一部屋だけがアトリエです。(なんと入場料5,5ユーロ、800円!)一歩入ってびっくり。ドアがあったので他の部屋にもっと展示があるのかな~ってそこをあけていこうとしたら係りのお兄ちゃんに止められた(汗)こんだけ?って聞くと、こんだけ。これがすべて!と返事。唖然 絵もあんまりなかった。よく覚えてないけど画材や静物や着ていた服とかがあるだけ・・・おまけに撮影禁止だから皆さんにそのちゃちさ慎ましさをお知らせできません。そのために禁止してるんか~~とも勘ぐりたくなるが私はタダだからなんとも思いませんでしたが、セザンヌが好きでわざわざここに来た方はちょっと納得いかないのでは?いや、愛好者ならなんでも嬉しいから満足なのかな~?日本人の方が、門の前で楽しそうに記念撮影されてましたから。でもあのモネのジベルニーの家の方が何倍も何十倍も値打ちありますね。ちなみに庭は無料です。おトイレも庭にあるので行けますよ(^^)V つづく
2006年11月28日
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先日、無事4週間にわたる夫のバカンスが終了。夫は仕事に行きました~~パチパチパチ。あなた~がんばってね~~~ブチュッこれで一日8時間は一人の時間が持てます(笑)結婚丸二年を迎えいよいよ倦怠期に突入か??4週間も一日中一緒でどうなることかと危ぶまれましたがなんとか、なかなか楽しく毎日が過ぎ旅行の珍道中や、DVD事件を経てますます夫婦の絆は深く堅く強くなりましたと一応書いておこう。自分に言い聞かそう。イメージトレーニング。(彼がクレーマーとして役に立たないことは、もうあきらめました。こうしてますます私はたくましいおばちゃんになっていくのかでも、冗談はさておき、本当にあっという間に過ぎました。一緒にいるのがそんなに苦にならなかったから、なんでかな~ってそんな疑問を呈するのも問題ありですが・・・やはり結論として一緒にいて全然気を使わずに済むというか、らくというか。よく空気みたいな存在と言いますが、そんな感触がしてきましたね。二年で早すぎ!かな~もうちょっと緊張感とか持って女として気を使わなきゃいけないものなのか。でもね、私もいい年でしょ(言いたくないけど・・・)もうね~~しんどいのはいやなのです~~ってほんまにものぐさ・・・汗。ま、あっちもとてもリラックスしてはりますし似たもの夫婦でうまくいくかもですね~~いろいろこの日記に書くから、娘たちも時々心配したりもするようで・・・だから、皆安心して!私幸せにやってるからね。ハハハ・・・(^^)Vさてアルルを終了しないとエクサンプロバンスに行けませんわ。アルルで美味しかった中華屋さん国鉄SNCFのアルルサントルの駅から旧市街に向かい城壁をくぐるとすぐに左手の方にあります。一押しのお勧めランチはシーザーホテル。ツーリスムのそばにあります。4つ星ですから、とてもとても泊まるのは無理ですが、ここのレストラン・ルー・マルクの平日のランチ28ユーロ也(約4500円)はとても値打ちあります。アントレとメインとデザートをそれぞれ好きなのを選べます。この日のチョイスは真鱈のリキュール仕立てとサーモンソテーレモンかけ。ポワロー添え。フルーツたっぷりのケーキ。タラのベシャメルソース煮と牛ひれ肉のステーキトマトとエシャロットのジャム。フルーツサラダ。夜は40ユーロからのコースあり。フランスにしては珍しくサービスも機敏で心遣いもこまやか。二重丸。フォーラム広場(アルルの中心)にあるゴッホが描き愛したカフェ・ドゥ・ニュイ(カフェ・ヴァン・ゴッホ)のランチはサラダとメインとデザートを選べて14ユーロ。味はまぁまぁ。お得感あり。一度、雰囲気を味わうにはいいと思います。店内もゴッホだらけ。お天気なら屋外席の方がいいですね。(たまに日本の団体客でごったがえしてますが・笑)レアチュ美術館はこじんまりした個人の美術館ですがレアチュさんの絵はとても気に入りました。普通に具象的で緻密で繊細なうまい絵です。 やはり神話とかをテーマにしたものが多いので私の趣味に合います。美男の絵が多い~~こんなピカソの絵もありました。アリスカンプは古い教会とお墓。ゴッホもやはり描いてます。大きな石の棺がゴロゴロ。とても古い感じの素朴な教会です。アルルで絶対に書いておきたいことあと一つ。とても可愛いし見ごたえもある街。そして人々もとても暖かくサンパなのですが・・・一つ困ったことが!実は犬のウンチが大変多いんですよね~~パリや他の都市も多かったけど、最近はものすごく改善されました。でもここはいまだにほんとに多い。こんなたて看板あるくらいですから~~、残念!!(この看板の前で堂々と散歩中のワンちゃんに用を足させていました。何たる蛮勇、恐るべしフランス人!)それと道がとても細いのに車が大きな顔して路地に進入してきます。風景や建物見るのに上は見ないとあかんし車はよけなあかんし足元は注意しないとあかんし忙しい忙しいアルルの旅でした~~
2006年11月25日
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今回のDVD事件のことでは皆さんにも憤慨、同情、アドバイスしていただき本当にありがとうございます。たくさんのコメントありがとうございました!私、満足です。毒を出し切りましたから(笑)ところで先週の木曜はとうとうボジョレーの解禁で、日本はさぞかし盛り上がったでしょうね~ニュースでもリヨンの空港から大量のワインが日本に向けて飛び立つ映像があったようです。フランスでもところどころでは盛大に宴が行われたみたいで。でも私たち、ワインに疎い夫婦はすっかり忘れてました。結局、まだ今年のヌーボーは口にしてません・・・でも、まさにその日、偶然にも私たちはボジョレーの村にドライブに行ってました。なぜかというと、夫の親戚のマダムがボジョレーでシャンブルドット(民宿)をやっていて、招待してくれたのです。こんな親戚いたんだ~~~!もっと早く紹介してよ~って思うくらい優しくてあったかい、おかみさん。だんなさんを亡くされてから、お家で一人でこのお宿を切り盛りされているとか。さすがに美味しいお料理をいただきました。お家もとても素朴で可愛い!夏の観光シーズンには結構賑わうようです。晩秋と冬はお客さんも少ないようで、普通の暮らしをしておられます。まわりには牛や馬や動物がいっぱいいました。妹や姪(前に紹介した女の子とその姉)たちと行ったのですが、好奇心旺盛の私と姪は久しぶりに会っておしゃべりに花が咲いている大人たちを家に残し周辺を冒険してみました。11歳の姪とは今回じっくりとコミュニケーションをとりましたがものすごく気が合うというか、波長が合うことに気づきました。とても愛しい存在のひとりに格上げ(笑)今まではちょっと人見知りの子だったのです。ようやく心を開いてくれたようです。私は夫からはたまに冗談でマダム・フォトと呼ばれています。日本人としては普通なんですけどね。でも、この子もとても写真好き。携帯電話のカメラで一生懸命風景や動物を撮ります。もうすぐの誕生日にはやっとデジカメを買ってもらえるのととても嬉しそうに報告してくれます。そんなに欲しかったって知ってたら、日本に残してきた使ってないデジカメをあげればよかったわ~って思ったりもしましたが・・・この村はリヨンからは車で約1時間半くらい。周辺にはワイン畑は少なかったので、ワイン農家で生計を立てているわけではないようです。主に酪農かしら・・・だから、まさにヌーボー解禁日なのに話題には上らなかった~~今から思うとちょっと残念ですね。それにしても誰もこのことには関心なかったみたいで不思議です。散歩途中にこれまたひとりで散歩中のお馬さんと友達になりひとしきりスキンシップしました。姪は動物が大好きだそうで、動物の方も大変親愛の情をしめしてました。当日は先日書いた、詐欺師の事件の真っ最中だったのですが嫌なことはすっかり何もかも忘れてのんびり癒されてました・・・ここで出してくれたラザニアは今まで生きてきて食べたラザニアの中で一番美味しかった~~(そんなに何回もラザニアって食べないか・笑) マダムは18歳で娘さんを産んで、その娘さんも17歳で子供を産んだから今では60歳にしてもうひ孫もいるそうです~~そしてマダムのご両親もまだ80歳代で健在なのでそうするとひいひい孫になるんですってよ~すごいな~曾孫(ひまご)ってこう書くんだね。曾曾孫(ひひまご)か・・・ところで牛もたくさん飼ってるようなのですが、写真を撮ろうと近づくと全員に注目されてしまいました。そしてなんか大きな声でもおおおおお~って鳴かれてもし突進してきたらどうしよう~~ってちょっと怖かった。闘牛士って勇気ありますよねでもそのあとすぐに関心なくなったみたいで皆さん、あっちむいてしまいました(汗)
2006年11月23日
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昨日の日記では皆さんご心配おかけしました。早速、たくさんコメントありがとうございます。おかげさまで何とか大事に至らず、スキャンも出来ました。これからは気をつけて時々チェックすることにします。そして何か対策も講じたいと思ってます。やはり、あれは詐欺のようでした。フィッシングって言うのですね。一瞬でももしかしたら~なんて思った私は本当に浅はかな大ばか者です!そんないい話あるわけない~~(汗)さてアルルの続き、いきます・・・幸運にもこの週はアルルでハープ音楽祭が催されていました。結構大規模です。(此花朔耶さん、お待たせしました)市役所の隣でハープの展示や案内、関係商品の販売などを。 しかし、何でも正午から2時までは閉まるので注意です。 ここでハープを生まれて初めて触りました。奏でてるような雰囲気の記念撮影成功(笑)まるで美術品のように美しい楽器ですね~近くのチャペルで終日、コンクールが行われていました。 フランス各地や外国からも参加しているようです。 皆、ハープとヴァイオリンかハープとフルートの組み合わせです。 日本人の方も挑戦されていました。 パリの音楽院で勉強中とのこと。 ハープメインの演奏をこんなに堪能したのは初めてでしたので感激しました。 とても美しい音色ですね。ヴァイオリンやフルートとの相性も抜群。素晴らしいハーモニーでした。 もうもうもう!うっとりしてしまいました。 それにこれは本当に手の美しい人のための楽器だな~ 独立した生き物のように優雅に指が動いています。 まるで西欧絵画の神話のシーンのような・・・ 学生さんとは言え、その実力は私の耳では玄人裸足に聞こえましたよ。 無料でこんなコンサートを聴けて本当に得した気分です。 コンクールは2日間に亘って催されました。 小さなチャペルでしたが音響効果はいいです。ムードもありました。 他の見学もあったので全部を見ることはできなかったので少し残念でした。 特にエクサンプロバンスへの移動のバスの時間が迫ったので結果発表を見れずに 後ろ髪を引かれながら会場をあとにしました。 サイトで調べたけれど結果は載っていませんでした。 どなたかご存知の方いらっしゃいますかしら? 日本人のお嬢さんは皆さんとても美しい方でした。 最近は容姿端麗で且つうまい演奏家が多くなりましたね。 若い男性の日本人がヴァイオリンで参加されてましたが、めちゃくちゃうまい~~ ともかく楽器を演奏出来る人はものすごくかっこいいですよね~夜はオテルドゥビル(市役所)のホールで開会式が盛大に行われました。 リヨンのそれと違い、少し手狭で小規模ではありましたが多くの人が集まりました。 案内所のお兄ちゃんのアドバイスに従い早い目に入ったので中央正面の前から3列目に陣取りました。 2列目までは来賓席(笑) アルル市長さんをはじめ音楽関係の偉い人や審査員の人の挨拶がありました。 あ、ミス・アルルさんもいらっしゃいました。 そして一番今回メインの来賓、世界的ピアニストのミゲラ・アンジェロ・エストレッラさん。 Miguel Angel Estrella 80歳くらいのおじいちゃんですが、やはりものすごく威厳があります。 音楽的にすごいだけでなく歴史的にも活躍されていて(レジスタンスで)アルジェンチンに亡命かな・・・ で平和のために戦って独裁者に刑務所に入れられたりもしてすごい苦労されたようです。 お恥ずかしいですがこの日まで私はこの方のことは知りませんでした。 今はユネスコの名誉委員とかもされているらしい。 ユーモアも交えてちょい長めの挨拶されてました。今でも一日5時間以上ピアノの練習するそうです! そしてそのあとアルゼンチンのホセ親子のデュオ演奏(お父さんはギター、息子さんはハープ) バロック系ではなくスペイン系の曲でしたがとても素敵でした。 情熱的で・・・なにより息子さんが超カッコいい。イケメン。長髪を後ろで束ねるという、私の若い頃の好きなタイプでした 黒いスーツに真っ赤なシャツがこれまた細身の身体によくうつる・・・ってハープとは関係ない? CDとか出てたら買いたいですね~捜そうっと(ミーハー) 夜に出歩くのをめちゃ嫌がる夫を説得してきたのですが、最後にはうってかわってすっかり満足して上機嫌になってました(笑) ミゲルさんはもうすっかり彼のお気に入り、崇拝の対象になってたし・・・ 彼の演説について熱く語ります・・・ ちょっと目が点。あんた、あんなに神経質に嫌がってきたくせに・・・なんてジュンサイな(汗) やはり無理やりでもいろいろ体験させてあげなくちゃあかんな~ってつくづく思いました。 (夫は何でも食わず嫌いの性格。警戒心が強い。好奇心が少ない etc・・・) 私たちがアルルを後にしてからも何日間か多くのプロのコンサートが催されていたようで少し残念ではあったのですが・・・ (ミゲルさんのコンサートもあったし・・・少々高くても行きたかったのにな)アルル編で書くこと、まだちょっとありますので次回に続く。
2006年11月11日
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さて、二日目も抜けるようなシエルブルー朝から行動できるので見れるだけ見て廻ろうと張り切ってました。夫もまだ疲れてないから比較的協力的です。昨日買った周遊券中心に有効的に行動します。ホテルを出て周囲をめぐらす城壁をいったんくぐって旧市街の外に出ました。城壁ぞいにずっと朝市が立っていたのです。野菜、魚、衣類、花をはじめさまざまなものを売っています。端から端まで一応見てみました。野菜や魚を買えないのが残念。そしてまた城壁内に入り向かったのは円形闘技場 ≪Arene≫あるいは ≪Amphitheatre≫紀元一世紀に作られたそうです。広いし大きくて結構感動しました。はるか昔にここでベンハーやグラディエイターの映画にでてきたような競技や格闘技が行われたのかしら・・・今はいろいろなスポーツやコンサート、そして闘牛も催されるようです。闘牛は一度見てみたい、残念ながらアルルの闘牛は9月までのようで今回は見れません。最上階の更にその上に展望台があります。そこから街並みやローヌ河とはるか遠くの山並みを一望できます。う~ん、美しい!そしてゴッホの住んだお家の前を通り(まだ開いていない)有名な絵の黄色い部屋があるはずですね。ゴッホが入院していた精神病院(元は修道院)は今はゴッホ関係博物館兼土産物屋として日本の団体客で大繁盛・笑言い忘れましたが、アルルはゴッホだらけです。ゴッホが一番の売りのようです。彼は1883年に傷心を胸にパリからアルルにやってきました。アルルの陽光を浴び元気が出たのかわずか15ヶ月の間に200点以上(2年で300点の説もあり)の作品を描いたそうです。でもその後、この精神病院に入り、自殺してしまったのでした。天才の人生って、哀しいですね。何が彼に起こったのでしょうか・・・そんな訳で街のあちこちにゴッホが描いた風景があります。わたしはもともとはあまりゴッホには興味がなかったのですがオルセーで実物を見たときにはやはりその、言葉では言い表せないような魅力を感じました。なにかしら心をうつものがあります。美とかそんな単純なものではないのですが。ちなみに陰になり日なたになり彼を助け励まし続けた弟で画商だったテオは彼の死の1年後に病死しています。でも私は弟テオがゴッホの死後に彼を売り出し、ゴッホ財団をつくり巨万の富を得たものと勝手に思ってました。実はあとを追うように亡くなってたのですね~~今度DVDに焼いてある映画 『ゴッホ』 をじっくり見てみようと思います。たしか、カーク・ダグラス(マイケルの父)が主演でした。(来る前に見ておけよ、と自分でつっこむ・・・)話はそれましたが、この後に古代劇場(紀元前1世紀)を見学、のち市役所前広場に行き一番大きな教会サントロフィームへ、隣の僧院の回廊見学。(11世紀創建) この空間ではとても静かな気持ちになりますちなみにほとんどの美術館やモニュメントは12時から14時まで閉まります。のでその時間は教会を見るか、買い物や昼食にあてねばなりません。時間の余裕がないと全部を見ることは一日では無理のようですね。pepe犬さんつながりのKumi.Yさんご紹介のヤンさんのお店、ファドリへ。有名なフォーラム広場にあるオリジナルオリーブオイル専門店兼カフェテリアです。ヤンさんは10年間日本に住んでいらしたこともあり、日本語ぺらぺら。メニューにも巻き寿司が!久しぶりに食べたトロ巻美味しかった!夫はサンドイッチを注文。これもオリーブオイルたっぷりで美味でした。腹ごなしののちアルラタン美術館でアルルの民族的な歴史を鑑賞。サンタン人形や古い家具、道具、さまざまな生活の歴史を垣間見れます。この地出身の有名な詩人であり民俗学者のフレデリック・ミストラルについても詳しい美術館。館員の若いお嬢さんは民族衣装を着ているのが面白かった。可愛い!(撮影禁止・涙)そしてコンスタンティン帝の浴場へ。ローマ時代は大浴場が人気スポットだったようです。なかなか立派です。またまたはるか昔ここでローマ人達が温泉三昧していた頃に思いをはせる。きっと貴族の優雅な生活の一部だったのでしょうね。今の日本の庶民は手軽にハイパー銭湯にいけて幸福だな~~、あ~行きたい。温泉!
2006年11月06日
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↑市役所広場。お決まりの噴水と教会とオベリスク。アルルには午後到着。(アルルの街は観光にさっと廻るとしたら1日でも十分だそうなのですが夫の意見を尊重してその街をゆっくり深く知ろうということで4泊という予定を立てたのです)ホテルは国鉄の駅からほどちかく、ローヌ河ぞいにあります。 レージェンスホテル(インターネットのBOOKINGというページで検索予約しました。) 窓から眺めるローヌ川、リヨンのそれとはやはりずいぶん違います。ゆったりとした感じ。ちょっと節約したので安かったのです。(1泊45ユーロ)で、期待せずに行きましたところ・・・ これが意外にとてもいいホテルでした 部屋は小さいですが、ベッドは二人なのにダブルとシングルのツイン。 久しぶりに一つのベッドで自由気ままに寝れました。やはりツインはいいわ~(笑) オーナーのお兄さんもとても気さくで親切な人。お風呂も広くて清潔。 オプションの5ユーロの朝食もなかなか美味しくて量もありました。かなりお得で す。 お金を出せばもっと豪華で素敵なホテルはいっぱいあるかもですが・・・ この値段でこの質はほんとお勧めですよ! まずはチェックインし荷物を置き身軽になってから街を散策することに。 オフィスドゥツーリスムで街の地図をもらいバスの時刻表等を確認。 そしてカルトモニュマンというカードを購入。 これはパリのカルトミュゼみたいなもので、一枚で10箇所のモニュメントや美術館に 入り見学できるのです。 有効期間も3ヶ月あるので、もしアルルで観光するなら購入をお勧めです。 13,5ユーロですから2000円くらいですかしら。(いちいち買っていたら5000円近いよ うです。) ただ私は先日失業者としてフランスのハローワークに登録したので公共の美術館など は無料になります。 だから飛びついて買ってはみたものの、ちょっと微妙だったかも・・・笑 (たぶん、パリのルーブルやオルセーもタダなので今のうちにまたパリに行きたいも のですが・・・) さっそくアルル・プロバンス考古学美術館に行きました。その名の通り、ローマ時代の発掘物がメインです。実を言えばわたしはあんまり興味ないのですけど ・・・ちょうど、アングルの特別展を開催していましたので・・・ アングルはルーブルやオルセーの有名な絵しか知りませんでしたが、 今回は神話とかをモチーフにした絵が多くなかなか楽しめました。 大好きなギュスタフ・モローの絵に近いものがありました。 アングル自身のコレクションしたローマ時代やギリシャ時代の壷や その絵柄からの彼自身のデッサン等。 ただ、特別展だけは写真撮影禁止はつらかった・・・仕方ないので表の大看板のみ撮影。 この美術館はすこし中心部から離れた所にあり、地図の読めない男と方向音痴の女の カップルとしては 当然、ものすごく遠回りをしてたどり着いたのでありました。 あとで至極簡単な行きかたが発覚 君がこっちに行こうって言ったよね。とかさら~っとぬかしやがって言われてムカッとしましたが・・・ あなたも同意したやんか。おまけにフランス人だろうが~私は日本人よ。フランス語 不自由やねんし。 そっちがしかっりしろ~って。もう口きいてやんないからな~~!! とは思ったものの怒りが持続しないのが私の長所。(と言うか、何でも長続きしないのは欠点でもあるが・・・) 他の事に興味が移ったりするとすぐに忘れちゃって・・・いつのまにか仲直ってました ともかくこんな小競り合いはしょっちゅうありましたから続く。
2006年11月04日
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シュノンソー駅木立の間を抜けてゆくとその優美な姿が・・・トゥールでの滞在中はこの時とばかりロワールの古城めぐりに励みました。 学校からの遠足や、ツーリスムで紹介してくれるミニツアーに参加したりもして。 パリからもツアーがあるようですがけっこう強行軍で車窓から眺めるだけのお城もある様です。 でもやはりバスから降りてお城の中に入らないとその美しさを堪能できないのでは? ですからできたらトウールに二泊くらいは滞在して観光されることをお勧めします。 そうは言っても私もすべて古城を網羅したわけではありませんが・・・ともかく多くのお城が点在する宝庫ですからね。ロワール地方は! 私が中でも特に気に入ったお城はシュノンソー城です。 その美しさ、優雅さもさることながら、大変興味深いエピソードの多いお城なのです この城は別名『女たちの城』または『六人の奥方の城』と呼ばれています。 JTBの旅行の案内文から抜粋しますと『シュノンソー城は、城内にロワール川支流のシェール川を取り入れ、広大な庭園の中に気品を漂わせてたたずむ白い城館です。川をまたいで建つ姿がとても優美なこの城は、代々の城主が女性であったため「6人の奥方の城」の別名があります。特に国王アンリ2世をめぐる2人の女性の愛憎劇は有名で、愛人のディアーヌ・ド・ポワティエ は庭園とアーチ形の橋を付け加えましたが、王の死後、本妻カトリーヌ・ド・メディシスに城を取り上げられました。 』このディアーヌ・ド・ポワティエというすごい妖艶で美しい女性は私達、もう若くない女にとっては憧れの的、垂涎の的なぜかと言いますと・・・『アンリ2世は、もともとは父王の愛妾でありアンリ2世の家庭教師であった、20才以上年上のディアーヌ・ド・ポワティエをこの城に住まわせる。 』なんとお父さんの愛人だった!その人が愛の手ほどきも!!えらいこっちゃ。アンリ2世はもうディアーヌにメロメロ。(たとえばちょっと違うかも知れませんがチャールズ皇太子がカミラ夫人に愛を貫いたように。)でもカミラはあまり美しくないけれど(笑・ゴメン)ディアーヌは絶世の美女だったそうです。しかも聡明で知的。たぶん、性格も良かったよう。そして60歳の時でも30歳にも見えないくらい若くて美しかったそうです王様に溺愛され崇拝され、素晴らしいお城を与えられ贅沢に暮らし・・・何も言うこともないような幸せの絶頂から一気に不幸のどん底に落ちるのがまた、歴史の面白さ。事実は小説より奇なり!!1559年にアンリ2世がどんくさくも不幸にも騎馬試合で亡くなるというハプニング。20歳も若いのだからまさか自分より先に逝っちゃうなんて、ディアーヌも想像もしてなかったんでしょうね。何の防衛策も講じていなかったようで・・・すると正妻カトリーヌ・ド・メディシスが一気に権力を握り、今までの怨念もすさまじくディアーヌをみすぼらしいお城に追いやってしまいました。そしてディアーヌは生涯アンリ2世を慕いつつ67歳で不遇の死を遂げたのでした・・・一方、カトリーヌはかの有名なメディチ家のお嬢様。鳴り物入り、持参金つきでイタリアから14歳で何もわからず輿入れしたのに・・・以来永年にわたりそんな年増に夫を奪われ、なめたまねをされてたんですものね・・・まぁ、彼女の気持ちもわかります(笑)おまけに10人も子供を産まされていた「ただ世継ぎのためだけの存在か!私は~~」って悲しかったことでしょう。で王様の死後一気に権力を欲しいままにして城内にも、負けじと自分の趣味の庭を造り改装したみたいです。あの女の匂いを一切消してやる~~~ってことで。おかげでシュノンソーには二種類の雰囲気の違う庭が出来たわけです。こういったエピソードを知った上でこのお城をめぐると面白いですよ~美しい天蓋つきのベッドなんか、えらい艶っぽく見えますしカトリーヌが施した改築で川の上にまたがる優美な回廊もできました。ここは第一次世界大戦のときに戦傷者の病院としてベッドが並べられていたそうです。ナイチンゲールのような看護婦さんが介抱していたのでしょうね。そしてこの城のもう一つの見どころは台所。厨房は20世紀も使われていたのでなかなか近代的で素敵です。それともうひとつ。カトリーヌがナイフとフォークで食事する方法をフランスに持ち込んだそうです。それまでは手で食べていたとかへ~へ~へ~ですね。ロワール地方には他にも素敵なお城がいっぱい。ディズニーアニメの『眠れる森の美女』のモデルになったユッセ城も素敵でした。(デジカメになってから行ってないので画像がご紹介できなくて残念!)ランキングちょっとお疲れ気味ですごめんなさいもしよかったら愛のクリック、よろしくお願いします。ではシュノンソーの優美な姿の数々をお楽しみくださいお城の中に王妃専用の礼拝堂が。台所の画像はまた後日にご紹介しますね
2006年08月23日
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今日は留学ネタはちょっとお休みしてリヨンからいけるお勧めの村『ペルージュ』のご紹介。フランスのガイドブックのリヨンの頁にはたいてい紹介されています。リヨンから車で約1時間弱。15世紀に織物工業で栄えたのですが19世紀に機械化で一気に廃れ20世紀には人口30人のほとんど廃墟になったそうです。けれど今は国から『歴史的建造物』に指定され人口も800人ほどに増えました。今では観光地として人気スポットになっています。周りを城壁で囲まれた本当に小さな村。街を一周するのに一時間もあったら充分ですがゆっくり過ごしてください。石造りの可愛いおうちがいっぱい。古き佳きフランスっぽさを味わえます。私も初めて行った時はとても感動しました。ま、ロマンチック好きの女の子向きかもです・・・博物館の二階に上って窓から眺めたら、重なる屋根、屋根がとても素敵でした。今その画像が手元にないのでご紹介できず残念なんですが・・・名物のガレットも美味しいですので是非お試しください日本に帰ったらワイドショーが楽しみです。芸能界のゴシップを根掘り葉掘り・・・ でもね~一週間も見続けると『もう、ええわ~』と飽きてしまいますね それに芸能人はプライバシーを切り売りしてお金儲けをしてるのですから まだ、納得はいきますが・・・犯罪や事故の被害者や家族の方に破廉恥にもマイクを向けてしつこく涙を誘うコメントがでるまで食い下がるレポーター。 あれはやめて欲しい・・・被害者に人権はない日本の悲しい側面ですね。 見てるこっちもとてもつらいです。 たしかにそれをつい見てしまう視聴者も罪が深いのかもしれません。 フランスでは不思議なことにワイドショーのような番組はありません。私の知る限り。 『SAGA』という単発のシリーズでたまにビッグスター(まさにパパラッチが追うような大物)の人生を紹介したりはしてますが。 日本のワイドショーとは程遠い内容です。あっさりしてるかな。 そしてたぶんこれもブルゴニッシモさんのところで知ったことですがフランスでは犯罪に関して捕まった段階ではなく判決が出るまではあまり報道しないようです。 サービス関係は本当に辟易とすることの多いフランスですがそれは個人主義が徹底して浸透してるからでしょう。 だから他人の事に必要以上に興味を持ったりしない。例えそれがお客でも・・・ 人に気を使うこともない、人の気持ちを斟酌してあれこれ心を砕くこともないわけです。 長い歴史の中で培われた国民性なのだからいくらいろいろ言っても仕方ない。 こちらが順応していくしかないわけです。 もちろん個人的に付き合うと優しい人、親切な人、おせっかいな人ももちろん居るには居ます。 人の噂話も全くしないわけではないでしょう。でも日本のワイドショーや女性週刊誌のように想像であれやこれや書いたり捏造したりすることはないようです。でも大スターの家族団らんの写真は結構出してるかな・・・ブラッド・ピットの赤ちゃんとかね。この感覚はちょっと不思議ですが・・・ところで、皆さんランキングいつも応援ありがとうございます!あのお約束がなかなか果たせずごめんなさい!私としてはもう充分上位に来れた(それも想像以上に!!)のでそろそろと機をうかがってるんですが、日記の内容に添うほうがいいかな。と思いまだ載せていません。まるで焦らしているようで、出し惜しみしているようで心苦しいのですが。でももしかしたら皆さん、もうすっかりお忘れかもですよねという訳でしばしお待ちを。よかったら今日もクリック・・・お願いします花嫁姿の代わりといってはなんですが・・・去年ペルージュにて(笑)
2006年08月20日
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Bonjour !皆さ~ん、お元気でしょうか~日記を書かないと決めてるけど、最近禁断症状(笑)とうとう、今日だけは日記をアップしてしまいますね。いろいろ書きたいことがあって、写真もとりまくったりでいやもう大変代わりに手帳に字で書いてますよ。ハハハ!たぶん、次のフランスへの帰国までは一応書かないかもですがもしかしたら今日みたいに突然フェイントでアップするかもしれません・・・そのときはごめんなさい(笑)さて昨日、長い機上の人を経て関空に帰り着きました。台北の乗り継ぎでは1時間半しかなくて、間に合うかな~ってハラハラどきどきしましたが・・・わたくし『お母さんは心配性!』特に飛行機の中だと不安が増幅し、マイナーな思考に。悪い方に、悪い方にと想像の翼が羽ばたく(汗)でも機長さんがとっても操縦がうまくて予定より40分くらい早く着き無事に乗り継ぎ出来ました。着陸があまりに静かで快適だったのでフランス人の乗客の間からブラボーと声があがり、拍手が沸き起こりました!こんなことは初めてでした。私も嬉しくて思わずパチパチ!台湾人のスッチーさんたちもとてもザービスよくて親切でしたよ。空港には下の娘が迎えに来てくれていてハグハグし、あ~、帰ってきたな~と実感。とっても嬉しかったです。家にたどり着いたら一気に疲れが~~でも夜にはさっそく回転寿司に行ってきました(笑)久しぶりの大阪の街。ウチの近所の街並みは・・・もうごちゃごちゃしててた~いへん風景は美しくないな~(哀)最近、慣れてしまい、そんなに感動もしなくなったフランスの風景、建物の美しさをあらためて実感しました(*^^*)サービスは悪いけど、やっぱり素敵な国だなってま、これからぼちぼちと久しぶりの大阪の長所『くいだおれ』を堪能したいと思います。そういえば日本はなかなか暑いです。(ちなみに昨日の大阪、9度でした。)とりあえず、無事帰国のご報告まで!添付は利用したエバー航空(台北乗り継ぎ)のキティちゃんの機体です。
2006年02月15日
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ちょっと日にちがあいてしまったが今回のパリ行きのきっかけとなったクリムト展の報告をしないとパリ紀行は終われません(笑)(リヨン、ベルクール広場にて、大きい態度の私)で、その前に、皆さんお待ちかね(?)のおのろけネタをほんの少し。今日買い物に行って帰ってきたら私の留守中に学校関係の電話があったようで夫がメモを書いてくれていた。彼は仕事に行ってしまったので。で、内容のあとに愛の言葉をけっこう熱烈に書いていた。ちょっとした言づてでもいつもこんな風に書く彼は特別にロマンチスト?きっとフランス人だからかな・・・我が日本国男児は決してこんなことしないよね。二人ともいい年してるのに、なんか恥ずかしいけど(それなら書くなって?・笑)やはり女としては嬉しいものである。そうか~、そんなに私のことが好きなのね~、はいはい。わかったわかった(笑)と機嫌も良くなって家事に励むのである。さてさて、パリの最終日はグランパレで催されている『1900年展』に行った。正確にはクリムトとその時代だったかな。エゴンシーレや、ココシュカなど20世紀初めに一世を風靡した画家の作品がまとめてこれだけパリに来ることは稀らしくすごい人気。CHANELさんのページで突然行くとすさまじい行列で待たなければならないと事前に聞いていた。CHANELさん、ありがと~なのでリヨンのfnacで30分刻みの日にち指定の予約入場券をわざわざ買って臨んだのだ。でも確かにすごい人!!予約券を持っていても並んで2,30分待たされる。は~!?ここは愛知万博のマンモスの化石会場ですかい??(アフロライト風に言ってみました・敬称略)そして、なんと!!館内は撮影は一切禁止。まるで日本みたい。オルセーもルーブルもフラッシュ無しならいくらでもOKなのに。ぐすん。この日のためにデジカメのカードを節約しながら50枚分おいといたのに・・・一人のフランス美人が携帯でササッと撮影した。おっ、なら私も~て、思うまもなく係員が飛んできて没収・・・というか消去されていた模様。ふ~ん、フランス人もこんなにきちんと働くんや~と警備の人に変な感心してしまった。で、おとなしくこの目に、脳裏に焼き付けましょうと考え直し何回も館内を行ったり来たりして元はとれた(^^)V入場時は制限があるがいったん入るといくらでも居とける。でもさすが2時間で出ましたが。と言うのはクリムトの作品は合計12点くらい、シーレはもう少し多い。ココシュカもそのくらい。他の知らない人も入れても展示数はそれほどないから。しかも私がクリムトを好きになったきっかけのあの有名な『接吻』は来てなかった・・・やはり、またウィーンに会いに行くしかない。以前行った時休館日だった・・・今回リベンジのつもりだったが・・・冒頭の『ダナエ』は見れた!写真より実物の方が100倍よかった。これは値打ちがあったわ~色がもっともっときれいなのだ。他にも『女の一生』正確な題名は失念したが。これもよかった。おばあさんの裸はちょっとグロイけど(笑)シーレは熱烈なファンも多いようだが私はあまり好きでなかった。しかし、1点、紳士の肖像画でとても素敵なのがあった。絵葉書とかも売ってなくて残念だったけど今度日本に帰ったら調べようと思っている。なんせ、私は肖像画フェチだもん(笑)そうそう、やはりココシュカもシーレも実物は画集とかよりもずっと迫力があってなるほど人気のあるのが納得だった。実は来る時、相当迷った。入り口がわかりにくかったのだ。地下鉄シャンゼリゼクレマンソー駅を出て、グランパレもすぐわかったしでっかい看板もあるし。でも最初入っていった所では恐竜展みたいなのをしていて小学生はうじゃうじゃいるし。なんか、ポスターも変なの??見ようによっちゃぁ卑猥??ぐる~っと1周してやっとたどり着いた。でも~ここってプチパレちゃうのん?あかん、方向音痴の私には・・・ややこしい。いつかここでの展覧会を観にいく方は十分注意してくださいね。でも、この目でクリムトの本物が見れて本当にパリに来た甲斐があった。そしてオフ会は貴重な体験だったし。シャンゼリゼ・クレマンソーのメトロの通路。タイルがレトロ。
2006年02月03日
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パリの3日目はとうとう雨になった。火曜なのでルーブルが休み。そして雨!こんな日はオルセーがめちゃ混むと聞いていたがあちこち雨の中廻る気にもならなくて・・・ここは何度も来た事はあるが・・・やはり一番のお気に入り。私が再度フランスにはまるきっかけとなった美術館でもあるのだ。安い入場料(7,5ユーロ)で一日いてても見切れないほど19世紀の名画、彫刻、家具調度品、写真等がそろっている。・・・でまた来てしまいました。幸いどういうわけか空いていて初めて並ばずに入場できたのだ~でも写真の整理がまだついてないのでオルセーでの報告は後日ゆっくりさせてもらいます。パリの報告を・・・と焦っていたのだがこんな時に限って日記のネタになるような事件(私的な)や天変地異(笑)が勃発したり行事があったりしていつになく忙しい・・・でも早く コキンヌさんとのパリ最後の夜を皆に報告したくって(笑)・・・そんな訳で今日の御題は『パリ空港のスーパーレディ』です!コキンヌさんの日記ではいつもとってもためになる空港の情報や内輪話を披露してくださってる。おかげでいろいろ前よりは賢くなった、アハッ で、今日はご本人にとうとうお会いしてじかにお話できるのでとっても楽しみだった。この夜は愛車を駆って仕事帰りにわざわざロワシーからホテルまで迎えに来てくださった。実は今回のお会いした中で、コキンヌさんだけが私の想像とはちょっと違っていた(笑)日記からは、そのお仕事の雰囲気からも大人っぽいクールな印象を受けていたのだが・・・ロビーで目の前に現れた女性は・・・ものすごく可愛らしい方だった!なぜか長身を勝手にイメージしていたのだけど…コキンヌさんは小柄で華奢でまるで少女みたいな雰囲気! とてもフランスで立派な責任あるお仕事をして、愛息のカラン君を育てていらっしゃるママには見えないわ~そして連れて行ってくださったレストランは『モンテ・ベッロ』 窓からの眺望がいい所、値段も私に合わせて、そんなに高くない所をといろいろ配慮してチョイスしてくださったお店。彼女の日記にも書いてくださっているが、昼も夜も同じ値段のコースがあるのだ。とってもお得!そして私の選んだのはオニオンスープ(ものすごく美味しくて、ボリュームもあり、これだけで結構お腹いっぱいに) 牛肉煮込みブルゴーニュ風(やはり食べ応えあり!)デザートは二人ともアメリの好きなクレームブリュレ!ワインを頂きながら豊富な話題に今夜も花が咲いた。でも、外見は印象とは違ったとは言え、さすが接客の達人。コキンヌさんは実に終始細かく気を遣ってくださった。で、お話もまたこれが!面白い~大空港ならではのこぼれ話や長きに亘るパリ在住歴の数々のエピソードを教えてくださった。そして今日の日記にも書いておられるが彼女はなんとカーキチ(表現古すぎ!!かな)ものすごく運転がお上手だ。パリの抜け道、裏道は熟知しておられて息を呑むようなハンドルさばきで夜のパリの街へ案内してくださった! も~!驚きっぱなし。レーサーはだし。ウチの夫はものすごく運転が慎重。ちょっといらつくくらいなのだが(笑)コキンヌさん、ちょっぴりスリルもありましたが、私好みの運転でした。食事の後、モンマルトルの丘へ行き夜景を。ちょっと灯りが少なかったのでもっと私にパリの夜を堪能させたいとまたまたアンバリッドからエッフェル、シャンゼリゼ方面へと車はひた走る~~運のいいことにエッフェル塔の1時間に一回のイリュミネーションの点滅を楽しむことができた! そんな訳で今回のパリ滞在は、本当に貴重な出会いがあったのだ。 それまで見ず知らずの、ブログだけでのお付き合いだったのに皆さんどの方もそれぞれ親切に心を開いてくださり、歓待してくださった! コキンヌさんありがとうございました!私もコキンヌさんみたいにはやく顔文字を使いこなしたいです(^^;次回は是非宝物の美少年、カラン君にひとめ会いたいものですわ!よろしく
2006年01月27日
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嘘か本当かは知らないがホリエモンのせいで日本の株式市場が信用を失墜し円が安くなってるとどこかで読んだ。里帰りを前にいろいろお土産などを買いたいのにユーロは最近上がりっぱなし。いっとき138円くらいに下がってたのに今は142円。このまま上がり続けるか?!プンプン。Soldeのついでにデパート、ギャラリーラファイエットを覗く。デパートはバーゲンと言えどまだ高いので買わないけどここの天井はいつ見ても華麗だな~ホテルに帰って小休憩をとり元気回復(^^)Vメトロ1番線のオテルドビル駅で下車。今夜のお相手はiqcotさん。あちらのブログでも以前このオテルドビル(パリ市役所)と冬の間だけ設置されるスケートリンクのことを紹介されていて今回は是非この目で見たかったのだ。素敵だ・・・寒いのになんとなく見てるだけであったまる。アルコール橋を渡りシテ島へ。ノートルダム寺院の前にはまだクリスマスツリーのイルミネーションが!よかった~間に合った~!!夜景モードと普通モード、両方で撮影。はたしてどちらが綺麗かな?目的地にはだいぶ早い目に着いたので近辺をぶらつく。このころ雨が降り出し、いよいよ『晴れ女』の名前返上か、辛っ!!今夜はベトナムレストラン『KIM LIEN』予約してくださったので現地テーブルにて待ち合わせ。入ろうかとレストランの前をうろうろしていると小走りにアジア女性が入っていかれた。まさにこの方がiqcotさん。ごたいめ~ん!しかしこのとき彼女は大変緊張していた模様(日記に詳しく書いてくださった)私にもひしひしと痛いほど伝わってきた(笑)でも5分も話すうち、それは真夏の氷のように溶けていった。真面目でひたむき、真摯なお人柄は日記を読んで想像していたとおりだった。阪急沿線ご出身とのことで上品な大阪弁は親しみやすく心地よかった。それにしても先日からお会いする方はそろいもそろって皆素敵な方ばかり。魅力的でさりげなく、全力投入でフランス生活、チャレンジ、サバイバルそして楽しんでおられる。もう~~刺激されるわ~~、頑張ろっ!話に夢中で注文するのが遅れたがアラカルトで選んでくださった料理はどれも美味しかった。ネム、香草をはさんでレタスに包みいただく。とりのから揚げ風。これいたく気に入った。一所懸命はなしながらゆっくり食べたのでいつのまにかお腹いっぱい。初体験フォーを残したのが今でも心残り(笑)iqcotさん、ありがとう!オテルドビルのメトロのホームであっちとこっちで人目もはばからず日本語でお別れの挨拶しましたね(笑)ほんとにお名残惜しかったです。でもまたお会いできますよね、きっと。リヨンでのオフ会はまかしといて!
2006年01月26日
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昨日はホットメイルのページが開けなくなってパニくってしまった。サービスが休止中とのことで。でも15、6時間も急に止まったからすごく心配になったのだ。pepe犬さんがコメントで言ってる通り本当にパソコンにすっかり依存する生活になってしまっているな~苦肉の策で昨日の日記を通信手段に使ってしまったけど今朝起きたら復旧していたのでホッとした。お騒がせしました。さて、パリでの2日目(注;今日も長文になってしまいましたので)朝起きると何故か薄暗い。嫌な予感にカーテンを開けると外はどんよりとした空模様。今にも一雨来そうだ。あ~、とうとう晴れ女伝説はもろくも崩れ去ってしまった。昨日、あんなに自慢しなけりゃよかった・・・トホホ晴れなら一日フリーの切符を買ってパリの街中を歩き回ろうと思っていた意気が一気に消沈。ま、パリには今まで何回か来てるんだしボチボチ行きましょ。という気分に早くも切り替えた。そして、今日はお昼は楽天仲間のCHANELさんと、、また夜にはiqcotさんとの楽しみにしていたオフ会があるし~(^^)今回のパリ行きのメインは本当にオフ会で皆さんとお会いできたことだったなぁと帰ってからもつくづく思ったものだが。まずは朝ホテルを出た。お昼の待ち合わせまでは時間もあるし。普段はあまり縁が無いので行ったことのなかった高級店街モンテーニュ通りへ。次女に、あるブランドのバッグの買い物を頼まれていたので下見に行ったのだ。それにしてもやはり来てみると曇天とはいえ街並みが素敵だった。超ハイソなお店が次々にこれでもかこれでもかと軒を並べている。でもお店の看板は大変控えめで地味だ。日本にもほとんどが大都会に出店しているけど・・・こんな風に18~19世紀の街並みの中、昔からの建物にすんなり溶け込んでいる佇まいはなんとも言えず品がある。それぞれのお店に歴史というものを感じれる。高級ブランドにはそれほど興味が無い私も思わず買っちゃいたくなる雰囲気。あぶない、あぶない(笑)時々素敵な建物があったので撮影。無事調査もすみ、シャンゼリゼ通りを歩きながらチュイルリー公園を抜けて目的の待ち合わせ場所へ向かう。今まで晴れた夏の日や秋のいい時期にしか来た事がなかったのだ。冬はこんなにも変貌するものなのね~、うら寂しい雰囲気。樹木もこんなに丸裸になっちゃって~ちなみに夏はこんなの・・・えらい違いだわ。待ち合わせはメトロのパレロワイヤルの出口。お写真でCHANELさんのお顔は存じ上げてはいたが、やはり出口がたくさんあってちょっと迷ってしまった。で、そんな時はお互いに携帯で連絡する手はずに。広場で電話を耳にあてながらさまよう私を、すかさず見つけてくださった!「グレーのコート着てますね!」と。「そうですそうです、それが私です!」無事ごたいめ~ん(笑)彼女が連れて行ってくださったのはオペラにある日本レストラン。レストランというよりまさに和食屋さんだ。その名も「やすべえ」この界隈には日本食が多いのだが、私は知らなかった。そして、ものすごく美味しいお店だったのだ。あとで他の方にも聞いたらとっても評判のいいお店らしい。ご主人が朴訥、でもとっても誠実。おかみさんも飾り気の無い働き者って感じ。そして一番大切な(笑)良心的な価格。パリでここまで美味しくて安い和食が食べれるとは!!私たちが頼んだのは幕の内。日本の幕の内とはちょっと違って、どのおかずも食べれた(笑)ほかにも秋刀魚やさわらの味噌漬け定食とかの豊富な定食メニュー。エ~ン!全部食べた~いよ~~さてさて、CHANELさんはある(??)高級ブランドにお勤めだ。私にとっては高級すぎて縁の無いブランドなので最初コメントを書く時点でもちょっとビビリ気味だったのだが。ご本人はとっても素敵な方にもかかわらずたいへん庶民的で気さく。お話もお上手で(さすが接客のプロ!)素直に正直に一所懸命生きてらっしゃる印象を受けた。これまた、初対面とは思えないほど冗談を言い合ったりした。すっかり打ち解けて話に花が咲きやすべえさんでは長居してしまった。昼時、フランス人やたぶん日本人で混み混みだった店内も私たちがおいとまするころには私たちだけ~(笑)座敷!に通されたのですっかり腰を落ち着けてしまった。久しぶりに足が痺れた(^^;お名残惜しかったのだが、彼女は用事もあるとのことでオペラでお別れ。CHANELさん、ほんとうに楽しい時間をありがとうございました。またいつかお会いできるのを楽しみにしてます。そしてそのあと、月曜ということでお店もあいていたのでsoldeへと足が勝手に向かう(笑)おいおい、これ以上荷物は増やせれんで~!でも私が買い逃したコートのあるお店がやはりオペラにも出店していた。そしてドキドキしながら店内を捜すと・・・あった、あったわ~!最後の1着だよ~、危なかった!しかも40%オフ!サイズは一回り大きいんだけどコートは中に着込むのでこれくらいがちょうどいいのだ。さっそく、すべてを忘れて購入。ついでによさげな太い糸で編まれたセーターも!もうす~かり、荷物のことなど頭から消えうせた。ものすごっくかさの高い袋を渡されたが、まぁ、買ってしまったもんはしかたない(笑)さぁさぁ、夜のiqcotさんとの宴のためにいったんホテルに戻って休憩しましょ。続きは明日。
2006年01月25日
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(この日のオペラ・ガルニエ)パリ、オーストリッツ駅にはお昼ごろに着いた。私の滞在先のホテルはメトロ1番線のポルト・ドゥ・ヴァンセンヌ駅階段を上がったら目の前にあった。☆☆二つ星だがなかなかいいホテルだった。直前ホテル予約のネットのページで格安で見つけた。今までいつも少なくとも倍以上の値段を払っていた。こんな穴場というか、お買い得情報があるなんて本当にネットってすごいな~とつくづく。部屋の写真こんなんです~階段がなかなか素敵。受付のお兄さんもサンパで親切だった。やはり一人旅はけっこう皆に親切にしてもらえる(笑)トゥールでもいいお天気が続いたのだが、着いた日も素晴らしい晴天に恵まれた。お昼にオペラ座の前でトゥール時代の同級生だった友人と待ち合わせた。二人とも今もパリで学んだり、結婚して働いたりしている。元同級生とはいっても年齢は娘とおなじくらいなのだが(^^;日本レストランで豚カツやギョーザ、ラーメン、鍋焼きうどん等を注文。私は豚カツ定食。久しぶりに食べたわ。ひととおり、積もる話に花を咲かせた。皆、異国の地でちゃんと立派にやっていってるみたいでなんか感慨もひとしおだった。5年前のあの頃は皆、語学学校の生徒でフーフー言いながら動詞の変化とかに苦しんでたのにな~そして『昨日までうっとうしいお天気だったのに、今日はこんなに青空!もしかして晴れ女ですか?』と聞かれ、自慢げに『そうよ~~ほほほ!まさしく私は晴れ女なの~』なんて白鳥麗子のように調子に乗って嬉しがっていた。この時は翌日から曇天、小雨模様になるとは知る由もなかったのだ・・・↓この3枚の写真は以前に撮影のもの。 アレキサンドル・3世橋 モンマルトルの丘のサクレクール寺院 ノートルダム寺院今夜はパリでは初めてのオフ会。今回の旅では4人の楽天仲間とそれぞれ個別にお会いすることになっていたのだ。お一人目はぺどろんさんご主人であるフランス人のぺどろんさんが書いていらっしゃる日記だが主にコメントのやりとりは奥様のぺどろん嫁さんとさせていただいている。夜にホテルまでわざわざご夫妻が迎えに来てくださった。初めてお会いするのでちょっと緊張していたが実にフランクで親しみやすい、明るく可愛いカップル。見てるだけでこちらも楽しくなるようなお二人。ぺどろんさんが案内して下さったのはモンパルナスにあるおしゃれな雰囲気の韓国料理のお店。なんせぺどろんさんは生粋のフランス人にもかかわらずほとんど日本語を理解される模様。おとなしく話を聞いておられるのだ。ウチの夫にも爪の垢をいただきたいわ~ぺどろん嫁さんもお若くて学生さんみたいに見えるのに大変気遣いの細やかな方でいろいろ豊富な話題で楽しませていただいた。あらためてぺどろんさんの日記を今日読んでみたのだが、日本語とフランス語両方で書いていらっしゃることが多いので大変勉強になる。ちかぢか里帰りの折りはまたフランス語能力が減退しそうで心配だったのだが彼の日記で勉強させてもらおう。これで一安心(笑) (イスラムの女の人みたいにしてみました・笑)ともかくお料理も辛くて(笑)美味しかったのだがめちゃくちゃ話も弾んで楽しかった。仲のいい、超ラブラブのお二人を前にして、ちょっぴり夫が恋しくなった私であった(*^^*)ぺどろんさん、ぺどろん嫁さん、本当にありがとうございました!そうそう、トゥール行き是非実現させてくださいね。素敵な街ですので!
2006年01月23日
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今日も画像中心にお送りします(*^^*)初日の朝市の花屋さんにて小腹が空いたので目についた名も無いケーキ屋さんに入った。サロンドテと、いちおう銘打っている。おなじみのお客さんが、皆さん誕生日用のケーキの注文しに大勢こられていた。きっと美味しいんだろうな~私はポロネーズというケーキとショコラ(大)を注文。美味しかったわ~、満足。歩き回って疲れてたので甘いものは癒してくれた。テディベアの専門店もSoldeしてました!買いたいけど荷物が増えるのは~(涙)カンパーニュ美術館(職人美術館)この美術館は圧巻。いつ来ても感心する。18世紀~19世紀にかけての手工業などの逸品を揃えている。ケーキなんかもある。もちろんロウ細工だろうけど。あまりにも画像が多いのでいつか美術館特集で中味をご紹介したい。その時は是非覗いてください。ともかくお勧め!ワインの博物館もありますよ!トゥールにはこの他に先日紹介したボザールや世界の名画をステンドグラスにした美術館 MUSEE du Gemmailなど豊富にあります。しかもこの地ならではのお得なチケットがあってそれは・・・11箇所の美術館やモニュマンに入場できて、しかも1年間有効(^O^)なんと、お値段は・・・ たった7ユーロですよ!皆さん!日本円にして1000円弱。なんて心が広いの!トゥールの観光大臣は。リヨンもこんなのがあるといいのに。あっても1日とかだし。パリのカルトミュゼでも1,2,3日間でお値段も18、35、56ユーロとめちゃ高いモンね!そうそう、オフィス・ドゥ・ツーリスムで市内の地図もくれます。大小ありますが、両方もらいましょう(笑)今回は日本人のお姉さんも働いておられました。でも残念ながら日本語のパンフレットはありません。しかし、地図の表記は絶対に現地語のほうがいいです。通りの住所表記と合わせて見る時は絶対!!日本のガイドブックについてるカタカナ表記は見にくかった…夜は中華レストランに連れて行ってもらった。ムッシュ一家とは旧友のオーナーのお店『パンダ』ともかく良心価格で量が多くて美味しいのだ!私もトゥールに滞在中は何度か通ったものだ。海鮮サラダ美味しそうでしょ。あと太った海老が入ったオムレツと海老のチリソース煮をいただいた。そうです!私は何を隠そう海老好きなのだ(笑)この夜がトゥール最後の夜となりました~次回からはいよいよパリでのオフ会報告もアップします乞うご期待!!
2006年01月22日
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実は一人旅の計画を立てた時なにげにSNCF(国鉄)の切符が安いのが火曜水曜だったので出発を1月11日、水曜に決めたのだった。ところがこの日は年に2回の国を挙げての大バーゲンの初日。昼前に家を出るのでリヨンでゆっくり買い物に行くヒマがない。到着は夕方なのでトゥールで、迎えに来てくれたムッシュをほっといてsoldeに行くわけにもいかないし。そんなわけで初日にバーゲンには行けなかった。フランスのこのバーゲンについて面白いブログを2つ紹介。あふろらいとさんの日記とリヨン仲間cochonちゃんの日記上記の日記を読んでもらえるといかにこのsoldeが重要かつ大変かがわかってもらえると思う。で、私は二ヶ月ほど前から衣類はみすみす半額になるのだから買うのを控えていた。そして、だいたい欲しいものに目星をつけていた。誰の思いも一緒だから、solde前に売り切れると言うことはありえない。その中でも特に欲しかったのがツィードのコート。幸いこのお店はフランス中にチェーン店があるのでトゥールに着いた翌日さっそく出向いた。でも私の目指すコートは売り切れていた。当然だ。ほとんど初日から40~50%オフになるんだもんね!で、仕方なくセーター類や、他のお店で気に入った黒のトレンチコート等を購入。旅行に来ている開放感からと、二日目なのでまだいい商品も豊富にある状態とで結構買ってしまった(--;安くなってるとつい飛びつくのが私の悪い癖なのだ。両手に大荷物を抱えて家に帰るとメメやMさんに「あらあらこんなに買っちゃったの、R(夫 )に叱られちゃうわよ~」なんて呆れられつつ戦利品を披露。でも夫が節約家のことは別に説明してないのに・・・なんでわかったんだろ?一般に夫とはそういうものだということか。しかしハタと気づいた。今の私は旅の身。荷物が増えると大変だったんだわ。キャリーは小旅行なので小さめのものを持参だからあまり入らない!よし、これ以上は増やしてはいけないわと自分に言い聞かせた。パリではもっと品揃いが豊富なバーゲンが待受けているというのに・・・ゆっくり近くの公園や市役所のそばの花のマルシェを散策。こじんまりした公園だが19世紀に伯爵かなんかが作ったそうで私の大好きな19世紀の雰囲気がたっぷり漂っている。お亭(おちんって読むのね!)とういうかあずまやが素敵花嫁さんやアヒルの散歩にも遭遇!
2006年01月21日
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本日は簡単に画像中心に書きました。あしからず・・・ゆったりと流れるロワール河。裁判所とオテルドゥビル(市役所)旧市街のシャルル・マーニュの塔とサンマルタン聖堂ルネッサンス様式とゴシック様式が混在のサン・ガシアン大聖堂とその内部↓ステンドグラスも有名。ボザール、トゥール美術館この地で学んだ母校(?)アンスティチュート・トゥーレーヌ トイレを拝借しました(笑)勝手知ったる…夏は一晩中、学生と観光客で賑わうプラス・プリュムローも冬は閑散としている。戸塚真弓さんの本『パリからのおいしい旅』の中で「うまし国フランスの庭』と書かれているトゥール。その本で紹介された有名なタルトの店、ラ・タルトリィ・ダメリィほんとに小さくて地味なお店でした。HONOREのガレット、さすがに美味しかった!ムッシューと朝市に買出しに行き仕入れてきた牡蠣。私はちょっと味見だけしました(^^;フォワグラのパテ美味しかった。ホームステイの人のための部屋にはアンティークな家具が用意されています。この椅子お気に入りです。
2006年01月20日
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昨日無事にリヨンに帰り着きました。久しぶりにブログを開くと、やはり1週間の間には皆さん相当新しい日記を更新してらして・・・読むのに一所懸命夢中になってしまい、このままでは自分の日記が当分書けそうにないわ~。と思ってしまいました。で、構想も何もなしに今書き始めたと言うわけです。まだ写真の方も整理途中、ブログ掲載のために縮小作業とかも出来ていない状態ですが・・・なんか、焦ってしまって(笑)早く、おなじみさんにもいろいろ旅の報告をしたいな~という心境でもあります。一言で言うと今回の旅は大変中身の濃い、実り多いものとなりました。それは観光という視点ではなく、人生の・・・なんというか、出会いという意味で。今日一日では到底書ききれないと思うので、少しづつ書くことにします。まず、12月24日の日記にも書いたようにフランスでの私の故郷と勝手に思っている、トゥールから。夕方にトゥールの駅に着きました。降りたホームでは懐かしいムッシュが迎えに来てくれていました。もともと細い方だったのですが、電話でますます痩せたよと言っていたのでとっても心配だったのです。でも相変わらず冗談を連発する元気な姿にとりあえず一安心。懐かしいお家ではメメ(おばあちゃん、亡くなったマダムの母上)とご夫婦の40年来の友人のMさんが迎えてくれました。すごく気がかりだったけど、どうやら家事と料理等はこの方がお手伝いにきてくれているようでホッとしました。そうそう、一番大事なこのお家のマスコット、ビーグルのC君も元気でした。おんとし15歳にはとても見えないハンサムでおっとりした賢い子です。滞在中は、私の自慢の料理の腕を振るおうと(笑)思っていたのに結局毎日、美味しいフルコースをご馳走になってしまいました。この家のカーブ(地下室の倉庫)にはぎっしりワインやシャンパンが温存されているので勧められるまま毎晩ゴキゲンさん。お酒をあまり飲まないうちの夫とのリヨンでの生活とは大違い(笑)この時とばかり頂いちゃいましたよ(^^;でもいい気分で飲んだから二日酔いにもならず翌日は朝から懐かしい街の散策に出かけることが出来ました。その話はまた明日、画像満載(笑)で書くことにします。今日はさっそく学校があったりしてちょっと疲れ気味。寝ることにします。おやすみなさい…zzz
2006年01月19日
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今度1月に一人旅をするお許しを夫からもらった。行き先はトゥール。トゥールについて書き出すと長くなるのだがはしょって書くことにする。私が長年憧れていたフランスに長期滞在=留学を決めた時選んだ地がトゥール。当時「成功する留学」という本を買っていろいろ悩んだ。プロフィールにも書いたが若い頃からパリに恋していたから、当然パリを選びそうなものなのに。でもパリにはちょこちょこ短い観光旅行では訪れていたのでこの際フランスの地方に行ってみたい気がした。本によるとロワール地方は昔から王侯貴族の別荘や城館が多くフランスの中では一番綺麗なフランス語を話す地方だとあった。大阪の梅田にある留学のエージェンシーに一切の手続きはお願いした。なんせ初めての経験だし当時、5年ほど前はパソコンもそんなに自由自在には操れなかった。ま、今でもてこずってるが(汗)少し費用は高いような気がしたが、自分では手続きなどできない。結果的にはよかったように思う。担当の方も親切でいい人だったし。で、紹介されたホームステイ先が G家。事前に自己紹介の手紙を出すように勧められたのでフランス語の手紙の書き方の本からそのまま写したような文章で送った。すぐに丁寧な写真付きの返事をくれたのだが、行き違いになってしまった。そしてとうとうそのG家での生活が始まった。あとで判ったがホームステイもいろいろと運、不運があるようだ。けれど私は大変幸運に恵まれた。このあとでお世話になったパリのステイ先もとってもいい御宅だった。G家のマダムJはものすごっく優しい暖かい女性。料理がうまくて私は滞在中毎晩、それこそフランス料理のフルコースをいただいた。デザートも手作りのことが多くタルトタタンなどはホッペがおっこった(笑)ムッシューのMもユーモアのあるちょっと冗談のきつい面白いおじちゃん。でも親切にいろいろと世話を焼いてくれる。二人は私より一回りくらい年上なだけだったが、まるで娘のように扱ってくれた。毎朝学校に行く時、角を曲がるまで手を振って見送ってくれたM。何かお手伝いでもと申し出ても「お金を払ってくれてるのだからあなたはお客さんなのよ」と感じよく断る。今思えば料理を作るのを傍で見て研究しておくべきだったと後悔しているが。学校から帰ってシャワーとかしてたまに昼寝もして夕飯時になると階段の下から、「○○子~ご飯ができたよ~」とJが呼ぶ。DELFの試験を受けた時は、面談の特訓とかもしてくれた。合格した時は本人より喜んでくれてシャンペンでお祝いしてくれた。Jは40年間、美容師として美容院を経営し引退してからはストゥディオ経営と自宅で二部屋ホームステイ業をしていた。ものすごい働き者で、肝っ玉かあさんと言った風貌。かたやMは鉛筆みたいに細長くて、いかにも髪結いの亭主といった感じ(笑)紙巻タバコが手放せない方。おそらくJが頑張って築いたであろう財産だが「僕はお金もちなんだよ」なんて無邪気に自慢する。最初ここに着いた時は髪を長くしていたのだがJの見事なはさみ捌きでばっさりショートヘアにされた。なかなか似合っていて若々しくなり(自分で言う?!)周りにも好評だった。タダだったし(笑)ともかくここでの滞在の4ヶ月間は本当に幸せだった。その後、リヨンの夫の元に毎年来るようになり、たまにここに里帰りさせてもらった。結婚については心配もしてくれたがいいアドバイスもいただいた。私にとってはフランスでの故郷である。実家みたいに思ってる。でも…とてもつらいことだが、Jはもうこの世にはいない。まだ60歳をちょっとすぎたくらいで癌に侵され、あっという間に今年の1月に天に召されたのだ。あのふくよかな柔らかい抱擁をうけることは、もうできないのだ。その訃報を聞いたとき、お葬式には残念ながら行けなかった。で、仏教では一周忌にあたる来月にぜひお墓参りをさせて欲しかったのだ。そんなわけでまたG家に少しだけお世話になる。もう、Jの絶品の料理は味わえないけど…私のつたない料理を食べていただけたらと思っている。Jの母堂は90歳ちかくでこの娘の婿Mと一緒に暮らしておられる。最愛の自慢の娘に先に逝かれた悲しみはいかばかりかと胸を締め付けられる。そんな訳で夫はこころよく(仕方なくだが)1週間の旅行を許してくれた。でも実はトゥールには4泊し、そのあとパリに3泊することに決めたのだった。フランスに居ながら熱愛するパリにそうそう行けないのは私にとって拷問みたいなもの。たまに夫と行ったこともあるが、田舎大好き、都会大嫌いの夫との旅ではどうしても気を遣ってしまうし、好きなように行動できない。ゆえに一人旅あるいは気の合う女友達や娘たちとパリに行きたいとはいつも私の中にある欲求なのだ。今回はブログの関係で私のまたまた大好きなクリムトの時代の美術展が一部改装が終わったグランパレで行われることも知ってぜひ行きたいと思ったのだ。クリムトが大好きだった頃、厳寒のウィーンに格安のツアーで行ったのだがなんとその美術館が休館日だったという苦い思い出がある。ぜひそのリベンジをというわけである。けれど一つ問題が「お父さんは大変な心配性」なのである。女の子(笑)が一人で危ないパリに行ってしかも一人でホテルに泊まるなんて知ったら…絶対に反対し阻止されそう!!なので、昨日しっかり切符も買いにいって準備は着々と進んでるにも関わらず夫には言ってなかった。機を見て、どんなふうな状況で切り出せばいいかをうかがっていたのだが・・・あ~、はしょって書くつもりが長くなってしまったよ。クリスマスの宴の準備もあるので(大したことはしないですが)今日は続き物にさせていただきます。次回をお楽しみに(笑)写真はトゥールの街
2005年12月24日
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早いものでもう暦は師走。こちらに住みついてもう半年経ってしまった。ブログという形で日記めいたものが残ってるのでちょっとふり返れる。短いようでいろいろとあったものだ。日本が、いや日本食が、恋しくてホームシックにもなったけど。いやいやなんと言っても一番恋しいのは大きくなっても私の一番の宝物!二人の娘達。最近つくづく感じるのは男性に対する愛情とわが腹を痛めて産んだ子供への愛情には格段の差があるということ。もちろん夫のことは心から愛してる(ドヒャ~~!!)心底、感謝もしてます。けれども子供に対する無償の愛とはちいとばかり違うんですよ。哀しいかな。「どちらかと一生会えないとなるとどちらを選ぶか」なんて究極の選択を迫られたら迷わず子を選ぶだろうな。こんな私は冷たい人間なのかしらん。でもこんな子離れできない母がいつまでも子供たちにくっついてる訳にもいかない訳で…子供への愛に溺れていた私を夫と言う救助船に引きあげてもらった今は少々サービスの悪い(笑)フランスの社会でも何とか頑張って生きていかねば。でも今の楽しみは何と言っても春の里帰り。夫を説得して、頼み込んで、脅迫して、3ヶ月ほど居れることになった(イェ~イ)独身暮らしに慣れてる夫は少々ほっといても大丈夫。なんせ掃除が趣味、家中を磨き上げるのが大好き人間だもんね。私が居ない間こころおきなく励んでちょーだい!趣味と言えば私の趣味は映画鑑賞、読書、美術館めぐり。以前日仏学館の授業でフランス人の先生が、趣味とは能動的であること。創造的であること。が条件である。かくして私の趣味と思ってたものは全部却下された。でも他に今は見当たらないし。編み物の日記にも書いたけどなんでも続かないから趣味とはいえないし。で美術館はともかく大好き。フランスではオルセーが一番。イギリスではポートレート美術館とテイトがお気に入り。最初印象派から美術の素晴らしさに目覚め、クリムトからアールヌーボー、ラファエル前派へとさすらい最近悟ったのはともかく肖像画が好きということ。写真のなかった時代の肖像画はその人生までも想像の翼が広がるからだ。でも今日は写真の都合でルーブルの中で発見した隠れた(既にかなり有名かも)肖像画を紹介します。これはシリーズ化予定。そもそも何故私がフランスが大好きかと言ったら美術館が素晴らしいからに尽きる。パリは街自体が壮大なミュゼーだもんな。写真は今年の6月に撮影したもの。まずはマリーアントワネットのお抱え女流肖像画家の娘との自画像。エリザベス・ビジェ・ルブランほんとに綺麗な人!アップでもう一度。他にもこんなのやこんなのも有名なアングル作肖像画とはちと異なるが ジョルジュ・ラ・トゥール作↓ちょっと夫に似てるこんなのもあった後々のことを考えず画像満載してもた(^^;
2005年12月01日
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なんとか、アヌシーの写真分は画像オプションでUPできそうなので書いてしまおうっと。9月22日朝8時6分パ-ルデゥー発のter(急行みたいなもん)に乗車。10時24分アヌシー着。駅周辺は新市街といったところだ。アヌシー駅から徒歩5分ほどの湖畔近くにオフィス・ドゥ・ツーリスムがある。例によって無料の地図をもらう。試しに日本語版を所望したらちゃんと存在していて感激。立派なパンフレットをくださった。アヌシーはスイスにとても近いのでフランスというよりスイスと言ったほうが似合う。山と湖に囲まれ、旧市街には運河が流れ、白鳥がたゆたう。丘にはアヌシー城がそびえている。観光地としても人気とみえて、運河沿いのレストランは観光客でとてもにぎわっていた。この街には日本からの留学生もたくさん住んでいる。私も4年前初めて来たのは、大阪の日仏での同級生のY子ちゃんが当時ホームステイしていて案内してもらえたからだった。当時、130万画素のカメラで撮ったので帰って画面で確かめてみるとどれもピンボケで大変悔しい思いをした。風景のとっても美しい街だけに非常に残念。臍をかむ思いだったのだ。という訳で今日はその復讐も兼ねてやってきた。Y子ちゃんにその時連れて行ってもらった、マントン城へとバスに乗り向かう。(ラッキーなことにこの日アヌシーのバスは無料デー。環境のためマイカーを控える日のようだ。)バスで30分弱、その後、山道を2キロほど登らねばならない。けれどその城からの眺めはとってもすばらしいのでなんとしても娘にも見せてあげたかった。さいわい今日も雲ひとつなく晴れ渡っている。期待と運動不足で胸を文字通り弾ませながらやっと着いた。しかし、城門は無情にも閉ざされていた。そこには開館日、金、土、日。の文字が。(今日は木曜日なのだ)個人所有のお城だから平日は仕事にお出かけなんかしら?ちょこっと内緒で風景だけ眺めさせてもらいましたけど…。やはり素晴らしい眺めでした。しかしツーリスムのお姉さんに行き方聞いた時、なんで教えてくれないんだろう。というか、あまり知られてないので観光局も知らないんだろう。ま、森林浴もできたことだしと、なぐさめつつ麓に下りてマントンの村でランチをとった。この村もなかなかの素敵なところ。どこも絵になるな。そしてまたアヌシーに戻り、湖畔や旧市街を散策した。湖ではブラッドピットみたいなお兄ちゃんの若者集団が飛び込みをして盛り上がってた。監視員が注意しても聞かない。本当は禁止みたいだ。で、監視員は何をしたかというと証拠写真を撮っていた。あとで罰金刑に処するようだ。まるでスピード違反みたい(笑)この街の人々はとっても観光客慣れしている。地元のきさくなおじいちゃん(ローラースケーター)と友達になったり楽しいひとときを送れた。アヌシーはジャン・ジャック・ルソーの生誕地としても有名。日帰りでもまぁまぁ楽しめるが、もし余裕があれば1泊してゆっくりまわってもいい。それだけの見ごたえはあります。
2005年10月05日
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今日は急にすごく寒くなって、コートとマフラーというすっかり冬装束ででかけた。バスもしっかり暖房が効いていた。はやっ!実は学校は無料なのでちょっと心配していたのだが期待以上のものだった。クラスメートも先生もいいし、レベルもちょっと頑張らねばという感じ。やる気にさせてくれる。今度詳しく日記に書きたいと思うので、今はとりあえず昨日の続きの「リヨンシティカードを使って観光」の後編を書きます。そんなわけで、リュミエール美術館、見応えあります。映画の技術に関する進歩がよく解るようにいろいろカメラなど展示されているし、古い映画(というより活動写真?)をズーと上映していたり。かの有名な工場から出てくる人々とか、ホースでいたずらする子供とか。当時兄弟は世界中をカメラを持って回ったらしく、日本や中国、アフリカ、中近東などの写真や映像も豊富。江戸時代か明治初期か、とってもマッチョな人力車夫のおじさんとか、農夫とか。かっこよくて見惚れてしまった。でもアールヌーボー好きの私にとってはこの邸宅とインテリアが垂涎物。けばけばしくなくって趣味よかったわ!でもゆっくりもしてられません。次はギメ美術館に。3年前に行ってとても気に入ったのだ。動物昆虫の博物館。多くの剥製や、恐竜の骨、美しい蝶などぎっしり詰まった興味深いものだった。ところがメトロで移動し入館してみると何か雰囲気が違う。マダガスカル展とか、地球の環境「水」を考える展、『日本の遺跡発掘物』みたいな特別展をやっている。「動物は~?昆虫は~?恐竜は~?」と捜しても一向に見つからん。尋ねてみたらギメは個人所有のコレクションなのでどこかに引っ込めて今は公開してないんだと!!え~!わざわざ来たのに。(↑この2枚の写真は3年前にコレクションが健在時のものです。 今は全然違うExpositionが。)仕方なく急遽、ベルクールにもどり織物装飾美術館に行く。リヨンは絹織物で栄えた街なのだ。絹の歴史、織物とテキスタイルの進歩が堪能できる。ともかく手の込んだ織物がいっぱい。織るのに何年かかったんだろう?誰がこんな贅沢なものを身に纏ったんだろう。生地は相当繊細らしく照明は非常に暗い。デジカメでフラッシュ無しでは到底撮影不能なのでカメラはあきらめてじっくり、この目で鑑賞することにした。たまにはいいものです。昔の洋服の展示もとても面白かった。確かに着るのも脱ぐのも時間かかりそう。当時はフェールダムールも大変だった、殿方は気の遠くなるような手順を踏んだ。となにかの本で読んだが。確かに(笑)達成感あったやろうね。そして夕方に楽しみにとっておいたクルージングに乗るためソーヌ川の船着場へと移動。1日に6回くらいあって、時刻表を確認してあったのだ…ツーリスムのお姉さんもおすすめ。ソーヌを下りローヌとの合流点を回り川沿いの景色を楽しめるというもの。パリのバトームーシュのリヨン版だ。(私はパリのこの船の遊覧が大好きなのだ~!)この料金だけでも8ユーロだから、カードで無料はかなり嬉しい。しかし~!なんと~!乗船場所で切符売りのお姉さんは15人以上でないと船は出ません。と冷たく言い放った。時間まで少しあるが最終的に集まったのは13人。4時に出航した船が1時間半くらいの航行を終え帰還。かなり多くの乗客がいた。5時半出航は人気無かったみたい。グスン。そうと知ってたら、先に乗ったのにな。フランスを40日間ほど車で廻っておられるうらやましい日本のご夫婦と一緒に文句たらたら言いました。リヨンの夜のイリュミネーションも綺麗なのに、バトーは夜の部はないのです。この船が最終。ということで欲張ったからちょい罰が当たったのかな?あとはベルクールまでまたウィンドショッピング。そう言えばサンテクジュペリの星の王子様の像をまだ娘は見ていなかった。ベルクール広場のすごーく目に付かない端っこにその像はひっそりとありました。私もずいぶん以前もさがしまわってやっと見つけた記憶が。リヨンの誇りにしてはちょっと扱いが冷たいね。ともかくベルクールの赤土広場の最西端、道路のすぐそばにありますので。あきらめずお探しください。そしてまたメトロとケーブルカーで夕焼けに映えるフルビエールの丘へ。あんたも好きねぇ~。ガイドブックでもお勧めだったのでもう一度、〆に行きました。朝より空が蒼味を増し、白い教会が夕日に染まっていた。何回見ても美しい。でもリヨンってやはりパリなんかに比べると確かに小さいし見どころもすぐ制覇できてしまう。すなわちすぐ飽きちゃうそうだ。という意見をちらほら目にする。けれど私は幸いなことに住めば都で、自分の住んでる街が大好きになれる性格。けっこういいトコだと思うんですが。リヨンって。
2005年10月03日
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この日(9月20日)は好天に恵まれたのに朝寝過ごしてしまった。当初の予定ではアヌシーに行くつもりだったのだ。私は以前に行ったことがあるがとてもいいところだったのと娘がスイスにはまだ行ったことがないので。アヌシーはスイスに位置的にも近く雰囲気もかなり似通っている。けれど時刻表をよく見てみたらリヨンからは8時のTGVを逃すと次は12時までなかった。片道2時間近くかかるから日帰りの時は絶対8時のに乗らねばとてもゆっくりは観光できそうもない。しかたなく後日にまわし(結果翌々日に行けたのだが。)急遽マコンに行くとことにした。列車の本数も多く片道1時間だったので余裕で町の雰囲気を楽しむことが出来た。マコンはリヨンより北にあり地域的にはブルゴーニュ地方に属す。もう少し足をのばせばディジョンやボーヌにも通じる。赤ワイン街道と言うらしい。街の中心のオフィス・ドゥ・ツーリスムで地図を頂いてさっそく歩いてみる。なかなかこじんまりとしてはいるが結構見ごたえのあるたたずまいである。立派なサン・ピエール教会。青空の中に優雅な姿。内部もいつもながら美しい彫刻やステンドグラスで装飾されている。↑これは19世紀末建造の電話電報局 兼 郵便局。ため息がでてしまう。↑アールヌーボーのアパルトマン。↑ソーヌ川沿いの風景。この風景を眺めながらオープンカフェでランチ↓サプライズ・ブリオーシュ、中に巨大なソーセージが入っていた。↓おやつの時間には別のケーキ屋さんでちょっと休憩。 小さなお店だが美味しくてサービス満点の、フランスにしては 珍しい気持ちのいいお店だった。 メレンゲのケーキって初めて。↓アンティークのお店。中にはたくさんのアンティークドールが。↓どこの都市に行ってもありました。 わたくし御用達のインテリアのお店、メドン・ド・モンド! 去年半額セールで買い逃した鏡台。普段は値段が元通りに(涙) 9月3日の日記で紹介した猫脚の小引き出しとおなじシリーズ。たくさん歩いたけど不思議と疲れなかった。他にも紹介したい見どころがいっぱいの街、マコンでした。 ↓大きな公園には大戦で亡くなった犠牲者のための慰霊碑が。
2005年10月01日
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学校のそば、オテルドゥビル(市役所)とオペラ座側面。リヨン美術館の前のテロー広場9月18日月曜日。朝まぁまぁゆっくりしてから1日目の観光に出かけた。残念ながら曇っていたので繁華街や美術館の日程に決めた。午前中は市内一のショッピングセンターがあるパール・ドゥー界隈へ。ランチをかのsushi-do(7月30日の日記『日本レストラン行きたい!』) に食べに行った。娘にとってはフランスに来てまでさっそくお寿司なんて、とんだ迷惑だが(笑)しかし!!!今日は月曜。きっちり定休日でした。フランスは銀行も土曜日に営業する代わりにほとんど月曜は休みである。ゆえにか、レストランも月曜定休が多い。どうもお寿司とは縁がない…しかたないので目に付いたイタリアンレストランに。でも意外と拾い物。美味しいパスタにありつけた。値段もとっても良心的。ボリュームたっぷり。昼の定食もあったが前菜、メイン、デザートと出てきては午後の予定に差し支えるのでアラカルトにしたのだ。パスタだけでお腹いっぱい。トマト、バジリコ、にんにくのスパゲティいかにもイタリアのおかみさんといった風情のマダムに「さっき、デザートはあとで注文すると言ったけど、お宅の美味しいパスタで満腹。時間も無いので今度またゆっくり来ますね!ゴメンチャイ」と言い訳して出る小心者の私。なるべく勉強のため、お店の人とも会話するように心がけてるもので…ちょうどこの日、私の今後始まる語学学校の説明会が午後2時から予定されていたから。もし翌日とかから学校が始まるとやばいな~と心配だった。娘と遊ぶためにさっそく欠席しなければならなくなるもん。結果10月初めからで一安心。説明会も何時までかかるかわからなかったのでその間娘はすぐ近くにあるリヨン美術館で時間をつぶしながらの見学となった。おもいのほか、説明会は1時間ほどで終了。さて、わたしはこの美術館へは何度も行っているが。最終的に待ち合わせを美術館玄関に閉館の6時に決めていたのでどうしたものか?あと3時間はある。でもリヨン美術館はルーブルやオルセーと比べると、もちろん見劣りはするが相当充実した内容である。ギリシャ・ローマの遺跡からの発掘品や、中世の絵画彫刻、イタリアルネッサンス、フランドル、スペイン、近世印象派まで幅広く収容点数も多い。フランス国内でも屈指の充実したコレクションらしい。好事家がまわると1日では物足りないだろう。ゆえに、料金も安いことだし(6ユーロ、800円くらい)ウロウロしてたら、いつかはめぐり会えるだろうと入館した。入ってすぐエレベーターで最上階まで昇り、下りながら見学をしようとした。不思議なものでこんなに広い美術館、迷路みたいに展示室があるのにエレベーターを降りてすぐ隣の部屋に行くと目の前に娘が!再会を喜び合い(笑)二人でパー子になりながらいっぱい撮影をしつつ周りました。フランスの美術館はフラッシュは禁止だがデジカメでの撮影はOK。日本と違い心が広い。この点は大好きだ!結局閉館間近まで居て、あとベルクールまでウィンド・ショッピングなどしながらメトロで帰宅。ベルクールは先日も写真を載せたがパリのように19世紀の建物が多く残る繁華街。一流のブランドショップなども軒を並べる。fnacでお土産用の素敵な絵本をみつけ、娘も大満足。おなじみの家の近くのカルフールに寄って本日の夕食の用意を仕入れる。自慢ではありませんが今回の滞在中、夜は初日を除きちゃんと夕食を夫のために作ったのです。もちろん娘も久しぶりに母の手作りの味を堪能してました。「お母さんのフランスの日常ってこんなんなんやね~」といたく感動されてしまった。いたって平凡な、「憧れのフランス生活」とは程遠いものなのだけど…とりあえず1日目は無理のない行程でリヨンを紹介。美術館でゆっくり鑑賞できたのもよかった。幸運にも明日から大快晴の(そして大忙し)毎日が続きます!絵の写真;下から シュザンヌ・バラドン(ユトリロの母) 藤田嗣治 ビュフェ(絵の人はリヨン出身の女優で相当数の20世紀 コレクションを寄贈した人。ピカソやボナールなども) 不明(忘れてしまった!)
2005年09月29日
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9月18日日曜この日の朝7時に娘はシャルルドゴールに到着予定だった。昨夜(今朝)3時過ぎに寝たにもかかわらず、やはり気になって何回も枕元の目覚ましを気にしつつうつらうつらしていた。娘には「着いて入国手続きなど済んでTGVの駅まで移動し切符を買ってから連絡してね」と言ってあった。切符に列車番号やリヨン、パールドゥー駅への到着時間、何号車のどの席かも記載されるからだ。だいたいの予測では9時22分発11時35分着。もし飛行機が遅れたりしたら判らないので事前に切符を買って送るのは控えていた。娘は何回か一人でパリには来たことがあるし、そんなに心配ないやろと思っていた。それにしてもまだかな~?とちょっと気になりかけた8時過ぎに電話のベルが。飛行機も無事定刻に着き、切符もちゃんと買えたからねと元気そうな声。「じゃぁ、着く頃にホームにいてるから絶対に降りた場所から動かないでね。扉のとこでスタンバイしててあげるからね。」と言って切った。安心してもうちょっと寝てよと思い熟睡し、そろそろ身支度を…なんて思った頃又もや電話のベル。「お母さん、ごめん!どんくさいことしてしまった。」「え~え~!!!何、何、何???」この時点で私の頭の中ではあらゆる悪い想像でパニック。スリ、置き引き、ひったくり、パスポート紛失、身ぐるみ剥がれた!?「エヘヘ、反対方向の列車に乗ってしもてん。今 リール・ユーロウ って駅で降りました。今から駅の切符売り場に行って相談してみます。ゆえに相当遅れます。また追って連絡します。」とのこと。ありゃりゃりゃ…何でも慣れた頃が危ないと言うが、やはりちょっと注意が足らなかったようだ。(↓それでも余裕で記念にパチリ。なんてとこはわが血を感じます)地図で調べたら、なるほど北のTGV一個目の停車駅、リール・ユーロ。次はもうベルギーみたい。一個目といっても新幹線で1時間の距離。あぶないとこだった。席に着いた時からダブルブッキングで、何か変だな~て思ってたらしい(笑)検札に来た車掌に教えられたそう。次で降りなさいと。30分後に電話。何とか次の列車に無料で換えてくれたとのこと。こんなところはフランス人って親切。絶対のマニュアルがない分融通が利く。心の広い窓口の人にあたったらしい。結局午後3時にリヨン着の電車。2時に近所のレストランにランチの予約を入れていたのだが急遽キャンセル。先日の日記を見て娘がぜひ行ってみたいわ!と言ってたので。ダメもとで聞いたらディナーの予約がとれた。そして夫と駅に迎えに行った。日曜なので道は空いていたが最近リヨンではあちこちで道路工事が行われており(もちろん日曜は休み、でも封鎖されている)万一を考えて有料道路を使用。余裕で間に合った。が、またここで問題発生。テロ対策のためかTGVのホームに上がる階段やエスカレーター、エレベーターの前ではものものしく警備員が立って逐一乗客の切符をコンポステした上チェックしている。ゆえに切符を持っていない私と夫はホームに上がれない。私は娘に堅く命令した。絶対降りた場所から動かないで待っておきなさいと。夫が一人の係員に聞くと絶対に上がってはダメ、と非情な答え。有無を言わさない。フランスには駅の入場券と言うものは存在しない。誰でも勝手に列車にも乗り込める。いや、乗り込めたのに!ただ検札がくるだけだったのに。ホームにも入れないなんて!私は別のエスカレーターの前のちょっと優しそうなおっちゃんにアジア人が困ってるのよぅと言う雰囲気で訴える作戦に出た。娘は絶対ホームで永遠に待ち続けるからかわいそう、私達本当に困ってます。娘ははるばる日本から来て何も解らないんです!と。おっちゃんは、その列車の乗客全部が階下に下りてくるのを待ってから入ってもいいよ、と許可してくれた。もしかしたら降りてくるかしらなんて思って見ていたがやはり居なかったので、おっちゃんを見ると目が合ってマダム、どうぞ!と言ってくれた。行き違いになるといけないので夫はそこで待っていることに。私だけがホームに上った。しかしもうその列車は発車したのでどこが彼女の乗った号車かがわからない。とりあえず前の方へと走りかけたら後方の彼方から「おかあさ~~ん!」と娘の呼び声。涙の再会!はすっかりドサクサに紛れてしまったが、しっかりハグはしました。娘も今回の失敗をいい経験として二度と同じ誤りを繰りかえさないだろう(と祈る。)こうして何とか無事に我が家に初めて足を踏み入れ荷をほどく。彼女のスーツケース、ほぼ8割以上が私が頼んだ日本食品や本、日用品。(クレラップもたっぷり→iqcotさんの8月24日の日記『これだけは日本製でなくっちゃ』参照)。服の着替えやらはうちにいっぱいあるから持ってこなくて大丈夫よ!ともかくお願いね~と頼んでいたのだ。相変わらず親孝行な娘に大感謝(笑)夜は待望のレストラン・ラ・クリエーにてディナー。こうしててんやわんやの1日目の夜は更けていった。上の写真はフルビエールの丘の教会。追記。なぜか香港~関空間は往復ビジネスクラスに乗せてくれたそうで大変快適だったそうだ。チェックイン時にきちんとした服装(ジーンズ、スニーカー以外。)をしているとたまにこういう僥倖があるらしい。 ↓記念にパチリ。 ↓ビジネスクラスの機内食(レストランのディナーではなくて・笑) ↓黒いのと灰色のは塩コショウの容器。
2005年09月28日
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