サーベイランス
<監視、調査監視>
経済や健康に関して使用されるが、分かりにくい。一般語の「監視」と区別したい場合は「調査監視」と言い換えを。
シーズ
<種子、ほう芽、新技術>
研究や技術のシーズは「種子」や「ほう芽」などと言い換え可。企業のシーズなどは「新技術」に
シェア
<①占有率、市場占有率②分かち合い、分け合い、共有>
①輸入品の市場シェアは「輸入浸透率」とも言い換え可。複合語で使う場合は、「トップシェア(最高市場占有率)」などと説明を付けたい。②複合語で使用する場合、「ワークシェアリング(仕事の分かち合い)」のように説明を。
シフト
<移行、切り替え、転換>
切り替えを指す車の「ギアシフト」、計算機の「シフトキー」、野球の「バントシフト」などはそのまま使っても良いが、複合語では「モーダルシフト(輸送手段の転換)」などと説明を。
シンクタンク
<研究機関、調査機関、調査・研究機関>
「頭脳集団」とも言い換えられるが、具体的にはそれから成る「組織」「機関」を指すことが多く、内容に即して「研究機関」「調査機関」などとした方が分かりやすい。
スキーム
<枠組み、計画>
官庁や自治体でよく使われるが、世論調査では意味を理解している人は数%に過ぎず、一般向けにそのまま使うのは避けたい。
スクリーニング
<ふるいわけ、選別>
医学的な検査の場合は「選別検査」、資格を審査する場合は産別審査」などと言い換えや説明付与するのがよい。
スケールメリット
<規模効果、規模拡大効果>
和製後。新聞では「市町村合併によるスケールメリットを図るのが望ましい」などの用例がある。
ストックヤード
<分別ごみ(の)一時保管所>
分別ごみの一時保管所を指すとは分かりにくく、一般向けには使わない方が望ましい。
セカンドオピニオン
<別の医師の意見>
医療で患者側の新たな権利として取り入れられた大切な概念。適切な言い換えや説明で概念の普及に役立てたい。
セキュリティー
<安全性、安全対策、保安>
例えば複合語の場合、「サイバーセキュリティー(インターネット社会の安全性)」「ホームセキュリティー(家庭向き防犯)」など、言い換えや説明を。
ゼロエミッション
<廃棄物ゼロ、廃棄物完全再利用>
概念を正確に伝えたい場合、単に廃棄物をゼロにするなどの説明だけでなく、「再利用」の概念を盛り込むのが望ましい。
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タイムラグ
<時間差、時間のずれ>
単に「時間」と言い換えても問題ない使用例も見受けられる。
デイサービス
<日帰り介護>
和製後。法令にも使われており、そのまま使うことも考えられるが、サービスを受ける当事者が分かりやすいよう配慮したい。
デリバリー
<配達、宅配>
白書には「コントロールド・デリバリー」の使用例があるが、この場合は「泳がせ捜査」などの言い換えが考えられる。
トレーサビリティー
<追跡可能性>
食品などの生産から販売に至る過程を追跡できる仕組みを言う。牛海綿状脳室(BSE=狂牛病)などに関して使われ始めたが、極めて分かりにくく、そのままの使用は避けたい。