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<続き>→「それからイケメン君と毎日のようにデートした。新宿の居酒屋で酒を飲み、3度目のデートでセックスに誘われた。膝がガクガクして素直に頷くだけの少女のような私になった。ヒトメボレしたと改めて気がついた。イケメン君は私とセックス目的?と思ったが、結局、新宿歌舞伎町のラブホでセックスした」→「イケメン君とはその後何度もセックスしたが、顔がタイプで素敵だけどなぜか心が先へ進まないで止まってしまった。セックスにも手を抜くようになり、私は釣った魚になったのかもしれないと感じた。あばたもえくぼだったかも、と反省したが好きなタイプの男に弱い私だと実感させられた」→「その後、イケメン君には、私の他にも女性の影があると分かったので、悔しくなってメールで別れを告げた。こんなことができる自分の成長に驚いた」→「彼とはあれ以来自然消滅のようになり1ヶ月余が経っていた。変な男と寄り道した私は、やはり彼は自分にとって大切な人だったと気がついた」→「彼と会ってよりを戻したくなった。都合のいいことを考えてしまった」→「電話は怖いのでまずメールしてみた」→「挨拶程度の気持ちのない返事が届いた」→「すぐに、”会いたい”とメールした」→「彼から、”新しい女性と付き合っているからムリ”、とメールがきた」→「まさかと愕然となった。それから怖くなりメールもできなくなった」→「今更だが自分は我がままだったな、と反省したけどもう手遅れだった」→「彼以上に私を理解してくれる人はもう現れないと思ったら泣けてきた」→「そんな時期に、神様は私を試した。寂しい気持ちにつけ入るように、会社でもどこでも誘ってくる男が増えてきたのだ。私は、かっこいい相手ばかりを選んで遊んだ。人生最大のモテキだと錯覚して遊んだ」→「多少やけ気味だけども、男性といると気が紛れるし楽しいからいいや、と開き直って遊んだが、家に帰ると虚しくなった」→「最近は、どんな男も私が誘えばOKすると自信満々になった。年下のイケメン風の男を選んでは、自ら”遊ばない?”と迫って何人もと付き合った」→「若い男性との遊びのひとときはますます楽しくなったが、気持ちは満たされないままで、私はスポンサーなの?と嫌な気持になっていた」→「そんな中途半端な私に、彼から”結婚した”とメールが届いた」→「さらに虚しくなった」→「私もヤケクソ気味に結婚相談所に入会し、何度目かに紹介された普通の人で真面目そうで何となく彼に似ている男と結婚した。いつか愛もわいてくると信じて」→「しかし、愛がなかなか育たないままの新婚生活だった。単調な週1回の週末セックスのときは自分を抑えて旦那に全てを任せた。判で押したような退屈な毎日。半年が過ぎた頃、出会い系サイトを使って当然のように浮気した」→「旦那の帰りが遅い晩のことだ、以前、彼とデートでよく行った吉祥寺のK’sバーに体が向いた。そこで金曜日に彼の姿を見てしまった。偶然?だった」→「それから、彼が来る金曜日にK’sバーへ行った。あのときのように一緒に酒を飲んだ。二人の距離は以前とは違ったけど」→「或る日のことだ、3杯目を飲み干して少し酔った彼が、”今日はこのまま話して遅くなっても大丈夫?”と聞いた」→「しばらく世間話を続けたが、彼は意を決したように家庭の話をしはじめた。”結婚してから奥さんが変わってしまった。自分の結婚は間違っていたのかもしれない”と。他に何かを言いたげだった」→「外へ出て歩きながら酔った彼に私は抱きついた。前の二人に戻りたいと思った。こんな激しい気持ちは生まれて初めてだった」→「腕を組んで歩きながら今日は帰りたくないと思った。結局あのラブホへ入った」→「何も考えずにお互いの体を感じながらセックスした。終わった瞬間、今までで最高のセックスだと思った」→「この安心感、この快感はなぜだろう?テクニックではない何かを感じた」→「私の結婚も失敗だったと今更ながら後悔した」→「ベッドで以前のように腕枕をしてもらいながら語り合った。彼は”早く結婚したかったのでお見合いをした最初の人結婚した”、と語った」→「私も、”あなたが結婚したからヤケクソでお見合いしちゃった”、と話した」→「彼は、”彼女ができたとメールしたことは嘘だった”と真実を告白した」→「”どうしてなの?”と問い返したけど理由は分かっていた。涙が出てきた」→「彼も、”どうしてあんなことをしたんだろうと”、独り言を言いながら抱きしめてきた」→「やっと二人の気持ちが一緒になったような感じがして嬉しかった」→「”ずいぶん遠回りしたね。これが人生なんだね”、って私はつぶやいた」→「彼は何も言わずに頷いた」→「私は心の中で、彼とやり直せるのだろうかと思った・・・・」→「彼も同じ気持ちなのだろう、無言のままただきつく抱きしめる腕が震えていた」→「私は、彼に初めて言った。”心から愛してるよ”って」→「彼の目から涙が・・・」この先は誰にも分からない。あなたならどうしますか?・・・・・・・・・・・・・先日DVDで中国映画「天安門、恋人たち」(2006年)を借りてきて見た。それが私の小説のテーマとおなじだったのだ。恋はちぐはぐなのである。是非お勧めします。
2011年05月31日
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「恋はちぐはぐ」歌の世界では、男と女の間には暗くて深い川があり、恋が成就するのはなかなか難しいものだという。その「恋」がどのように進行していくものなのか、女性の心の変化を追ってみた。彼女の名前はユリ、32歳OL。学生時代からかなりもててデートの誘いを断るのが大変だったという女性だ。それが、25歳を越えてから理想が高くなったのか、厳しい目で男を選ぶようになってバリアでも出来たのか、とんと男と縁がなくなってしまい、30歳を越えてしまった。或る日、会社から管理者向けの講習会へ行くようにと命令されて何となく行った。しかし、縁は異なもの妙なもので、力を抜いていると男が寄ってくるものだ。講習会場で隣の席に座った男性から食事に誘われた。→「この男はタイミングを計ったかのように、ストレートに、”帰りにお茶か食事でもいかがですか?”と誘ってきたのだ。講習会場という場所なので気楽に誘ったのだろうが、久しぶりに気持ちのよい誘い方だった」→「どのような男性なのか全く分からないけど、現在は彼氏がいないし、たまには男性と食事したかったから笑顔でOKした」→「一応ビジネスライクに名刺交換し、アドレスと電話番号を交換した」→「食事して帰り際に、”次にまた会えますか?”とまたまたタイミングよく誘われた。一瞬戸惑ったが紳士的な態度だったし、このところ暇だったので、まあいいかと軽い気持ちでOKした」→「金曜日、会社帰りに吉祥寺駅で待ち合わせして、和食やイタリアンなど3回ほど食事をご馳走になった。彼は結構積極的に誘うし、私のことをもっと知りたいというのだが、男の人って本心がどこにあるのかまだまだ分からないので慎重に”はい”と微妙に返事した」→「会わない日にも毎日のようにメールがきたので、誤解を与えないように絵文字を使わずビジネス文章で返信した」→「そのうち辛抱が切れたのか、メールだけでなくときどきだが電話も混じるようになってきたが、仕事の話とか世間話で終わった」→「彼を誠実でいい人だとは思うが、それほど好きなタイプではないし、今のところ私の気持ちとしては恋愛に発展する可能性はほぼありえない」→「彼は私とどのように付き合いたいのだろうか、と考えてみたがよく分からない。直接聞いてみてもいいがそのうち分かるだろうと忘れていた」→「恋というほどのときめきは感じないのだが、性格がいいので一緒にいても楽だ」→「いつも誘うのは彼の方だから、彼の好意は伝わってきた」→「彼の優しさや気持ちはストレートに嬉しいのだが、私の気持ちがいつか愛へ辿りつくのだろうか、まだ動く気配はまるでない」→「容姿は全くタイプではないから友達としてならいいなと思うが、彼の態度から強い思いが伝わって来る」→「彼は本心で誘っているのだろう。誘う回数が週1回でなくどんどん増えてきた」→「彼とのデートはそれなりに楽しのだが、まだ少し冷めて付き合う自分が分かる」→「でも、会う前は一応ドキドキする」→「ただし、彼との将来はまだまるで描けない。理想の相手がこれから出てくるかもしれないという気持ちが心の隅にあるのだろうか」→「夜、吉祥寺の街を歩いているとき彼が手を繋いできた。彼の焦る気持ちが直接伝わってきた」→「そのまま井の頭公園へ誘われた。池に面した周囲に誰もいないベンチに座り、肩に手をおいて、意を決したように真剣な顔で”キスしていい?”と聞いてきた。これは中途半端な返事は出来ないと思った。私の気持ちを確認するためなのだろうと感じた」→「彼の不安そうな顔、キスしたら私の心が変わると信じているいるのかも」→「彼の気持ちは十分に分かっているし、ここで嫌だと断ればこの関係が壊れる。それに断る積極的な理由もないし、最近キスをしてないのでちょっぴりしたい期待もある。キスが初めてというわけでもないのでとりあえず頷いて受け入れた」→「唇が重なったとき、ちょっぴり興奮した自分に驚いた。この気持ちって何?と複雑な感情にドギマギした。キスにはこんな魔力があったのか、それとも彼の魅力なのか分からなかったがいい感じだった」→「そして、彼が力いっぱいハグしてきたとき、彼の気持ちが胸の震えとともに直にはっきりと伝わってきた」→「彼となら毎日こんな風に安定した優しい気持ちで過ごせそうだから一緒になってもいいかなと軽く思った」→「デートの度に暗がりへ誘いキスをする彼。そして、何となくセックスの話をするようになった彼。以前、友人たちとガールズトークをしたとき、男たちはキスの次にどのようにセックスへ誘うのかみんなで報告し合ったことを思い出した」→「でも、彼がセックスしたいと焦るのは今までとはちょっと違う感じがする。たぶん私の気持ちがグラグラしてまだつかめてないからだと思う」→「”好きだからセックスするのは当たり前”と単純に女心を決め付けて進めてほしくない。男はセックスすると態度が変わることなんて百も承知だから」→「まだ私の気持ちが揺れているので、セックスしたらきっと好きになると思っているのかもしれない。それとも男として単純にセックスしたいのか?私もまだ彼の男心を理解できてなので考えてしまう」→「だからその場では、”あなたを好きだけどセックスはまだ早いよ”と彼に伝えた」→「さらに続けて、”もう少し待っててね”、と彼の様子を伺いながら言った」→「彼は残念そうに、”待つよ”、と優しく返事した」→「その後、私は彼の優しさやおおらかな性格が大好きなので、デートのときは私の方から恋人のように腕を組んで歩いた。私の気持ちも少し動き出したのかもしれない」→「付き合って2ヶ月が過ぎた頃、私に心境の変化があった。このままダラダラと結論を先延ばしするのはよそうと思ったのだ。真剣に付き合うためにはセックスから逃げていてはダメだと決心した。そして、彼にそのまま話し、最後に”今度の誕生日にホテルへ行ってもいいよ”と伝えた」→「彼は、大喜びした」→「次のデートでのセックスを何となくOKしたのだが、少し気が重かった」→「1週間後の金曜日、食事して軽く飲んでから彼が宿泊予約した吉祥寺の第1ホテルへ行った」→「いよいよ勝負の日だとは分かっていたが、気持ちはまだ少し割り切れていない。私って30歳を越えてから、”結婚を決めてからセックスするタイプ”の保守的な女になったのかもしれないと思った」→「彼の後にシャワーを浴びた。昔のことを思い出しながら体を洗っていたが、久しぶりのことなのでドキドキが収まらない。下着を着けず裸の上にバスタオルを巻いて彼の待つダブルベッドに入った。キスする前に彼は”好きだよ”と言ってくれたので私も素直に”嬉しい”と返事した。彼の気持ちに嘘はないと女のカンが働いた。これはセックスしたいから言ったのではないと確信した」→「それから週に1回のデートでは最後に必ずホテルでセックスした。最近は予約の要らないラブホになったけど、豪華でかえって面白かった」→「私は彼の気持ちが手に取るように分かるようになり、わがままを言い出した。そんな自分がいやな女に思えたけど」→「彼の気持ちを弄んで振り回してしまう自分がいる。返事が気に入らないと意味なくつっかかることが増えた」→「彼は私の中途半端な気持ちを理解しているのだろうか。わがままを言う私に困惑しながらも”ハイハイ”とがんばっている」→「半年経った頃、友達から偶然年下のイケメンを紹介された。彼とは違いヒトメボレしそうだ」→「彼はいい人だが、恋に堕ちたという感じがしない。今でも心の中でずっとそう思っていた」→「彼と別れたら私の毎日はどうなるかと想像してみた。イケメン君とのお洒落な出会いにかなりときめいたので、しばらく彼に黙ったまま二股をかけた」→「彼から週末の泊まりデートの誘いがあったときに初めて断ってしまった。新しい男性への忠誠心なのか意地悪な女だと思った」→「そのとき、彼は”なぜ?”と理由を聞いてきたが、”実家に呼ばれている”と適当にごまかした」→「その後、彼からの電話は無視することが増えた。折り返すこともしなかったし、メールで”忙しい”と返信した」→「優しい彼は、何かを察したのか、遠慮して電話もメールもしなくなった。私は、彼の苦しい気持ちを考えることもせず、なぜかほっとしたのだ」<続く>
2011年05月31日
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<続き>→「それからイケメン君と毎日のようにデートした。新宿の居酒屋で酒を飲み、3度目のデートでセックスに誘われた。膝がガクガクして素直に頷くだけの少女のような私になった。ヒトメボレしたと改めて気がついた。イケメン君は私とセックス目的?と思ったが、結局、新宿歌舞伎町のラブホでセックスした」→「イケメン君とはその後何度もセックスしたが、顔がタイプで素敵だけどなぜか心が先へ進まないで止まってしまった。セックスにも手を抜くようになり、私は釣った魚になったのかもしれないと感じた。あばたもえくぼだったかも、と反省したが好きなタイプの男に弱い私だと実感させられた」→「その後、イケメン君には、私の他にも女性の影があると分かったので、悔しくなってメールで別れを告げた。こんなことができる自分の成長に驚いた」→「彼とはあれ以来自然消滅のようになり1ヶ月余が経っていた。変な男と寄り道した私は、やはり彼は自分にとって大切な人だったと気がついた」→「彼と会ってよりを戻したくなった。都合のいいことを考えてしまった」→「電話は怖いのでまずメールしてみた」→「挨拶程度の気持ちのない返事が届いた」→「すぐに、”会いたい”とメールした」→「彼から、”新しい女性と付き合っているからムリ”、とメールがきた」→「まさかと愕然となった。それから怖くなりメールもできなくなった」→「今更だが自分は我がままだったな、と反省したけどもう手遅れだった」→「彼以上に私を理解してくれる人はもう現れないと思ったら泣けてきた」→「そんな時期に、神様は私を試した。寂しい気持ちにつけ入るように、会社でもどこでも誘ってくる男が増えてきたのだ。私は、かっこいい相手ばかりを選んで遊んだ。人生最大のモテキだと錯覚して遊んだ」→「多少やけ気味だけども、男性といると気が紛れるし楽しいからいいや、と開き直って遊んだが、家に帰ると虚しくなった」→「最近は、どんな男も私が誘えばOKすると自信満々になった。年下のイケメン風の男を選んでは、自ら”遊ばない?”と迫って何人もと付き合った」→「若い男性との遊びのひとときはますます楽しくなったが、気持ちは満たされないままで、私はスポンサーなの?と嫌な気持になっていた」→「そんな中途半端な私に、彼から”結婚した”とメールが届いた」→「さらに虚しくなった」→「私もヤケクソ気味に結婚相談所に入会し、何度目かに紹介された普通の人で真面目そうで何となく彼に似ている男と結婚した。いつか愛もわいてくると信じて」→「しかし、愛がなかなか育たないままの新婚生活だった。単調な週1回の週末セックスのときは自分を抑えて旦那に全てを任せた。判で押したような退屈な毎日。半年が過ぎた頃、出会い系サイトを使って当然のように浮気した」→「旦那の帰りが遅い晩のことだ、以前、彼とデートでよく行った吉祥寺のK’sバーに体が向いた。そこで金曜日に彼の姿を見てしまった。偶然?だった」→「それから、彼が来る金曜日にK’sバーへ行った。あのときのように一緒に酒を飲んだ。二人の距離は以前とは違ったけど」→「或る日のことだ、3杯目を飲み干して少し酔った彼が、”今日はこのまま話して遅くなっても大丈夫?”と聞いた」→「しばらく世間話を続けたが、彼は意を決したように家庭の話をしはじめた。”結婚してから奥さんが変わってしまった。自分の結婚は間違っていたのかもしれない”と。他に何かを言いたげだった」→「外へ出て歩きながら酔った彼に私は抱きついた。前の二人に戻りたいと思った。こんな激しい気持ちは生まれて初めてだった」→「腕を組んで歩きながら今日は帰りたくないと思った。結局あのラブホへ入った」→「何も考えずにお互いの体を感じながらセックスした。終わった瞬間、今までで最高のセックスだと思った」→「この安心感、この快感はなぜだろう?テクニックではない何かを感じた」→「私の結婚も失敗だったと今更ながら後悔した」→「ベッドで以前のように腕枕をしてもらいながら語り合った。彼は”早く結婚したかったのでお見合いをした最初の人結婚した”、と語った」→「私も、”あなたが結婚したからヤケクソでお見合いしちゃった”、と話した」→「彼は、”彼女ができたとメールしたことは嘘だった”と真実を告白した」→「”どうしてなの?”と問い返したけど理由は分かっていた。涙が出てきた」→「彼も、”どうしてあんなことをしたんだろうと”、独り言を言いながら抱きしめてきた」→「やっと二人の気持ちが一緒になったような感じがして嬉しかった」→「”ずいぶん遠回りしたね。これが人生なんだね”、って私はつぶやいた」→「彼は何も言わずに頷いた」→「私は心の中で、彼とやり直せるのだろうかと思った・・・・」→「彼も同じ気持ちなのだろう、無言のままただきつく抱きしめる腕が震えていた」→「私は、彼に初めて言った。”心から愛してるよ”って」→「彼の目から涙が・・・」この先は誰にも分からない。あなたならどうしますか?<おしまい>
2011年05月25日
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歌の世界では、男と女の間には暗くて深い川があり、恋が成就するのはなかなか難しいものだという。その「恋」がどのように進行していくものなのか、女性の心の変化を追ってみた。彼女の名前はユリ、32歳OL。学生時代からかなりもててデートの誘いを断るのが大変だったという女性だ。それが、25歳を越えてから理想が高くなったのか、厳しい目で男を選ぶようになってバリアでも出来たのか、とんと男と縁がなくなってしまい、30歳を越えてしまった。或る日、会社から管理者向けの講習会へ行くようにと命令されて何となく行った。しかし、縁は異なもの妙なもので、力を抜いていると男が寄ってくるものだ。講習会場で隣の席に座った男性から食事に誘われた。→「この男はタイミングを計ったかのように、ストレートに、”帰りにお茶か食事でもいかがですか?”と誘ってきたのだ。講習会場という場所なので気楽に誘ったのだろうが、久しぶりに気持ちのよい誘い方だった」→「どのような男性なのか全く分からないけど、現在は彼氏がいないし、たまには男性と食事したかったから笑顔でOKした」→「一応ビジネスライクに名刺交換し、アドレスと電話番号を交換した」→「食事して帰り際に、”次にまた会えますか?”とまたまたタイミングよく誘われた。一瞬戸惑ったが紳士的な態度だったし、このところ暇だったので、まあいいかと軽い気持ちでOKした」→「金曜日、会社帰りに吉祥寺駅で待ち合わせして、和食やイタリアンなど3回ほど食事をご馳走になった。彼は結構積極的に誘うし、私のことをもっと知りたいというのだが、男の人って本心がどこにあるのかまだまだ分からないので慎重に”はい”と微妙に返事した」→「会わない日にも毎日のようにメールがきたので、誤解を与えないように絵文字を使わずビジネス文章で返信した」→「そのうち辛抱が切れたのか、メールだけでなくときどきだが電話も混じるようになってきたが、仕事の話とか世間話で終わった」→「彼を誠実でいい人だとは思うが、それほど好きなタイプではないし、今のところ私の気持ちとしては恋愛に発展する可能性はほぼありえない」→「彼は私とどのように付き合いたいのだろうか、と考えてみたがよく分からない。直接聞いてみてもいいがそのうち分かるだろうと忘れていた」→「恋というほどのときめきは感じないのだが、性格がいいので一緒にいても楽だ」→「いつも誘うのは彼の方だから、彼の好意は伝わってきた」→「彼の優しさや気持ちはストレートに嬉しいのだが、私の気持ちがいつか愛へ辿りつくのだろうか、まだ動く気配はまるでない」→「容姿は全くタイプではないから友達としてならいいなと思うが、彼の態度から強い思いが伝わって来る」→「彼は本心で誘っているのだろう。誘う回数が週1回でなくどんどん増えてきた」→「彼とのデートはそれなりに楽しのだが、まだ少し冷めて付き合う自分が分かる」→「でも、会う前は一応ドキドキする」→「ただし、彼との将来はまだまるで描けない。理想の相手がこれから出てくるかもしれないという気持ちが心の隅にあるのだろうか」→「夜、吉祥寺の街を歩いているとき彼が手を繋いできた。彼の焦る気持ちが直接伝わってきた」→「そのまま井の頭公園へ誘われた。池に面した周囲に誰もいないベンチに座り、肩に手をおいて、意を決したように真剣な顔で”キスしていい?”と聞いてきた。これは中途半端な返事は出来ないと思った。私の気持ちを確認するためなのだろうと感じた」→「彼の不安そうな顔、キスしたら私の心が変わると信じているいるのかも」→「彼の気持ちは十分に分かっているし、ここで嫌だと断ればこの関係が壊れる。それに断る積極的な理由もないし、最近キスをしてないのでちょっぴりしたい期待もある。キスが初めてというわけでもないのでとりあえず頷いて受け入れた」→「唇が重なったとき、ちょっぴり興奮した自分に驚いた。この気持ちって何?と複雑な感情にドギマギした。キスにはこんな魔力があったのか、それとも彼の魅力なのか分からなかったがいい感じだった」→「そして、彼が力いっぱいハグしてきたとき、彼の気持ちが胸の震えとともに直にはっきりと伝わってきた」→「彼となら毎日こんな風に安定した優しい気持ちで過ごせそうだから一緒になってもいいかなと軽く思った」→「デートの度に暗がりへ誘いキスをする彼。そして、何となくセックスの話をするようになった彼。以前、友人たちとガールズトークをしたとき、男たちはキスの次にどのようにセックスへ誘うのかみんなで報告し合ったことを思い出した」→「でも、彼がセックスしたいと焦るのは今までとはちょっと違う感じがする。たぶん私の気持ちがグラグラしてまだつかめてないからだと思う」→「”好きだからセックスするのは当たり前”と単純に女心を決め付けて進めてほしくない。男はセックスすると態度が変わることなんて百も承知だから」→「まだ私の気持ちが揺れているので、セックスしたらきっと好きになると思っているのかもしれない。それとも男として単純にセックスしたいのか?私もまだ彼の男心を理解できてなので考えてしまう」→「だからその場では、”あなたを好きだけどセックスはまだ早いよ”と彼に伝えた」→「さらに続けて、”もう少し待っててね”、と彼の様子を伺いながら言った」→「彼は残念そうに、”待つよ”、と優しく返事した」→「その後、私は彼の優しさやおおらかな性格が大好きなので、デートのときは私の方から恋人のように腕を組んで歩いた。私の気持ちも少し動き出したのかもしれない」→「付き合って2ヶ月が過ぎた頃、私に心境の変化があった。このままダラダラと結論を先延ばしするのはよそうと思ったのだ。真剣に付き合うためにはセックスから逃げていてはダメだと決心した。そして、彼にそのまま話し、最後に”今度の誕生日にホテルへ行ってもいいよ”と伝えた」→「彼は、大喜びした」→「次のデートでのセックスを何となくOKしたのだが、少し気が重かった」→「1週間後の金曜日、食事して軽く飲んでから彼が宿泊予約した吉祥寺の第1ホテルへ行った」→「いよいよ勝負の日だとは分かっていたが、気持ちはまだ少し割り切れていない。私って30歳を越えてから、”結婚を決めてからセックスするタイプ”の保守的な女になったのかもしれないと思った」→「彼の後にシャワーを浴びた。昔のことを思い出しながら体を洗っていたが、久しぶりのことなのでドキドキが収まらない。下着を着けず裸の上にバスタオルを巻いて彼の待つダブルベッドに入った。キスする前に彼は”好きだよ”と言ってくれたので私も素直に”嬉しい”と返事した。彼の気持ちに嘘はないと女のカンが働いた。これはセックスしたいから言ったのではないと確信した」→「それから週に1回のデートでは最後に必ずホテルでセックスした。最近は予約の要らないラブホになったけど、豪華でかえって面白かった」→「私は彼の気持ちが手に取るように分かるようになり、わがままを言い出した。そんな自分がいやな女に思えたけど」→「彼の気持ちを弄んで振り回してしまう自分がいる。返事が気に入らないと意味なくつっかかることが増えた」→「彼は私の中途半端な気持ちを理解しているのだろうか。わがままを言う私に困惑しながらも”ハイハイ”とがんばっている」→「半年経った頃、友達から偶然年下のイケメンを紹介された。彼とは違いヒトメボレしそうだ」→「彼はいい人だが、恋に堕ちたという感じがしない。今でも心の中でずっとそう思っていた」→「彼と別れたら私の毎日はどうなるかと想像してみた。イケメン君とのお洒落な出会いにかなりときめいたので、しばらく彼に黙ったまま二股をかけた」→「彼から週末の泊まりデートの誘いがあったときに初めて断ってしまった。新しい男性への忠誠心なのか意地悪な女だと思った」→「そのとき、彼は”なぜ?”と理由を聞いてきたが、”実家に呼ばれている”と適当にごまかした」→「その後、彼からの電話は無視することが増えた。折り返すこともしなかったし、メールで”忙しい”と返信した」→「優しい彼は、何かを察したのか、遠慮して電話もメールもしなくなった。私は、彼の苦しい気持ちを考えることもせず、なぜかほっとしたのだ」<続く>
2011年05月25日
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<続き>「私、あなたと結婚したい」「エーッ!結婚?」「あなたは結婚したくないの?」「何だろう?タミとは相性もいいし、セックスもいい。でも、結婚はまだ早い」「本当?」 それからしばらくしてタミからメールが届いた。「私、今度お見合いします。だからあなたとはこれでお終いにします」男と女は結婚の考え方が違うのかもしれない。若い頃は同じタイミングで考えて結婚できたのに。でも、この年齢になったらなぜかタイミングが合わない。それはなぜだろう。セックスの相性がよくても、男として結婚の覚悟が出来てなかったと反省した。 これでまた男と女のラブゲームが失恋で終わった。 2ヵ月後、タミから最後のメールがあった。”お見合いの人と婚約しました、半年後には結婚します。今は幸せです”と。そして、しばらくして出会い系でノリと出会った。 「男と女のラブゲーム」第7話出会い系で おしまい
2011年05月17日
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<続き>その後、少しずつ下半身に移動し、秘所まで辿りついた。教えられた通りに手を使って優しくフェザータッチで刺激したら、かなりいい感じでうめき声が上がった。そして、更に「中も・・・・・」と次々と要求してきた。こういうセックスは分かりやすくていいなと思いながらテツヤは要求に応えた。タミはテツヤが求めに応じてくれるので安心してテツヤの手に任せ、激しく感じた。ひと通り終わったら今度はテツヤがされる番になった。「テツヤさんも感じるところを教えて?」「俺もまだ経験不足でよく分からないけど、・・・・・」「分かりました。がんばります」と言いながらテツヤをうつ伏せにして愛撫した。テツヤは風俗経験が全くなかったのでよく分からなかったが、こういうやり方がそうなのかなと思ったほど丁寧で上手だった。次に仰向けにされて、とても上手に愛撫してくれた。こんなに気持ちいいものだと初めて知った。「タミさんいい感じだよ、鳥肌が立ってきたよ」「私、男の人が喜ぶ顔を見るのが大好きなの。だから、密かに本やDVDを見て勉強したのよ。こんなこと言うのは恥ずかしいけど。」「そうなんだ、俺も勉強しなくちゃね。でも、ものすごく感じてきたよ」「テツヤさんも優しくて上手だったわ。私も行く寸前だったもの」と大人の会話をしながら、テツヤの分身がいよいよOKのサインを伝えてきた。「はい、私はもう準備OKよ、お願いします」と言いながら・・・・・・・・・・・。タミさんは本当にセックスが好きなんだな、と思った。それから最後の一瞬まで、タミは、テツヤの激しい動きのタイミングに合わせてずっと声を出し続けた。テツヤはその声に刺激されたのか、早めに”フィニッシュ感”がやってきた。「イッテもいい?」「まだ、もう少し待って。今とてもいいの、この感じをもうしばらく続けて欲しいの、お願い?」「分かった。少しガマンする」と動きを遅くした。そして1回深く動くごとに羊の数を数えた。でも、10頭目位でガマンできなくなった。「タミさんもう無理。限界だ。羊は10頭が限界だ」「え、羊?何それ?でもいいわ。私も行けそうだわ」テツヤは、順番待ちにしていた羊を一気に激しく放出した。羊は完全に空っぽになってフィニッシュした。終わった直後、セックスの相性はいいな、と二人とも同時に思った。こういうのって二人の関係においてとても大事なことだと実感した。 時間がないので、タミはすぐに着替えて帰る準備をした。一緒にホテルを出て、タクシーに乗り自宅へ帰った。タクシーの中でタミが質問してきた。「あのさ、羊って何?村上春樹の関係?」「あれは男のおまじないさ」「何だから分からないけど、とても気持ちよかったわ。羊に感謝かな」そんな会話をしているうちに着いた。「また、会おうか?いいかな」「はい、お願いします」それから週1回ほど会い、その度に必ずセックスをした。そして、それはいつも本当に気持ちのいいセックスだった。お互いに気持ちのいいことを教えあうこと、それをその通り実行すること、これって今まで気にしたことがなかったけどとても大事なことだとテツヤは思った。 でも、半年ほど付き合った頃、タミから言われた。
2011年05月15日
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<続き>タミはその後も出会い系で積極的に男探しを続け、何番目かにテツヤと出会った。 テツヤはそのとき37歳の男盛りだった。テツヤも出会い系で何人かの女性と出会ってデートらしいことをしていた。でも、なぜか相性というか好みが合わない。出会い系ってこんなものかなと思っていた頃にタミに出会った。夕方、神保町の交差点で待ち合わせた。喫茶店でもよかったが、「始めまして」というのを他の人に聞かれるのが恥ずかしかったので、ここにした。ほぼ同じ時間に二人は到着した。目印通りの服装と雰囲気だったのですぐに会釈して声をかけた。「タミさんですか?私はテツヤです」会うと決めたときにメールの中でもニックネームから本名に切り替えていた。「ああテツヤさんですね。想像通り素敵な方ですね。よかった」こういう言葉をすぐに言えるのは大人だと思って、そのまま返した。「タミさんも想像してた通りですよ。普段はメガネをかけているんですね」「夜は暗いし、テツヤさんの姿をはっきり確認したくて」「さあ、どこかの店へ入りましょうか?」「どこでもテツヤさんにお任せします」「では、この近所の居酒屋へ行きましょう。以前に一度入ったことがあるのでね」「彼女とですか?」「ずっと恋人未満のままで終わった人ですけどね」そんな大人の会話をしながら歩いた。タミはかなり積極的で、すぐに腕を組んできた。タミさんはこういうことが自然にできるんだな、とテツヤは素直に感心した。すぐに店に着いた。カウンター席に座ってとりあえず生ビールを注文し、出会いに乾杯した。「タミさんはこういう出会い系で何人と会いました?」「テツヤさんで2人目ですよ。テツヤさんは?」本当はもっと会っているのだがここでは善意の嘘をついた。「私は何人だろう。会うだけなら結構会いましたね。でも、最後までしたのは2、3人かな」テツヤはA型らしく正直に答えた。「その女性たちはみんな遊び目的のようだったから1回でおしまいだったな。タミさんの方はどうだった?出会い系最初の男は」「分かれた旦那と同じタイプだったので、ソッコーでお終いにしました」O型のタミはまだまだ本心を隠して様子を探りながら会話していた。「ところで子供さんは今何しているの?」「今日は塾が遅くまである日だし、うちの子は鍵っ子なので大丈夫よ。でも、あまり遅くはなれないの」「そうか、じゃあ今晩は10時帰宅で大丈夫?」「はい、OK牧場です」どこかで聞いた言葉だった。「今7時半だから、これからでもいい?」以心伝心でテツヤが言わんとしていることをすぐに理解するタミ。もちろんタミもそう思って誘いを待っていたからだ。店を出て、この前に入ったラブホテルがいいかな、とタミは心の中で思った。「東京ドームの前にいくつかホテルがあるからそこに行きましょうか?」「OK。俺もあそこは知っているよ」ラブホテルに入り、時間がないのですぐに服を脱ぎ、一緒に風呂へ入った。会話をしながら互いに手際よく洗いあった。ベッドの中では、キスをしながらお互いにどこが感じるのか話し合った。タミはドMなのか「乳首を千切れるほど強くつまんでください」と要求してきた。こんな要求をされたは初めてだったし、力加減がよく分からなかった。それにSじゃないのでこんなに強く乳首をつまんだこともなかった。シビレを切らしたタミが「もっともっと強くしていいですよ」と教えてくれた。「本当にこんなに強くて大丈夫?」と言いながら更に力を入れて強くつまんだ。すぐにタミから感嘆のうめき声が出た。「そう、それ位強いのがいいの、アーーーいい!」<続く>
2011年05月13日
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ユニークな男と女の出会いの話です。・・・・・・・・・・・・・・「男と女のラブゲーム」 第7話 出会い系で 男と女が出会い愛し合う、そして多くは別れ、残りのわずかが結ばれる。まさにラブゲームだ。長い人生のうち何人の異性と出会うのだろうか。 テツヤは2005年に妻と死別した後、寂しさを紛らわすために出会い系で遊んだ。遊び目的だったのでそこで結婚まで意識したのはミュージシャンのノリだけだった。 ノリと付き合う前だが深い付き合いをしたユニークな女性がいた。彼女の名前はタミ、3歳年下で当時34歳でバツ1のO型で小学生の息子がいた。タミは離婚した元夫(同い年)とは息子と一緒にときどき会っていた。離婚したこともあるが、この人とはもう二度とセックスしたくないと思っていた。なぜならば、離婚理由が性格とセックスの不一致だからだ。性格の合わない人とのセックスなど時間の無駄以外の何ものでもない。結婚を決めた頃は毎日のように一所懸命に求めてきたのに、子供が出来てからはすっかり週1の5分男になってしまった。なにしろ彼の興味は鉄道だけ、つまり”鉄男”なのである。帰宅してからも鉄道の写真の整理や雑誌を眺める鉄道一筋で、休日もカメラを抱えてどこかへ出かけて行ってしまう。だから、これが彼の人生なんだろうと思って諦めて過ごすことにしていた。そう彼は典型的な趣味第一のB型男だった。 ところが、そんな5分男にも珍しく”女”が出来たのである。その”女”は職場に偶然派遣されてきた”鉄子”だった。この”鉄子”は24歳でA型だった。 同じ趣味の男と女は、性格や行動などどこをとっても違うように見えるのだが、全てのことを自然に乗り越えてしまうようだ。24時間365日一緒にいても同じ話題があれば飽きないのかもしれない。だから夫婦以上に気持ちが通じ合うのだろう。いや夫婦というより親友と思う方が正しいのだろう。このB型の鉄男は鉄子との新しい生活を望んだのか、結局8年目に別れ話を持ち出してきた。だが、その離婚理由が笑っちゃう。「君と結婚したけど、趣味が違うしこのまま一生一緒にいてもつまらない。子供の養育費は必ず払うから別れてくれ」結婚のときは「一生そばにいてくれ」と熱く語っていた男が、離婚のときはこうだ、怒るより笑っちゃった。本当に自己中だ。彼は、鉄子の存在を一切内緒にして、「これから先は一人で鉄道だけを楽しみに生きて行く」みたいなことを言っていた。彼は真顔で嘘をついた。そして、彼の望み通り離婚し、彼は小石川のマンションを出て行った。残りのローンはタミが支払うことでタミ名義となった。ということで、タミは、早くいい男を見つけて再婚しようと考えてとりあえず出会い系に登録した。最初に会った男は、40歳の真面目そうなサラリーマンだった。夕方、水道橋駅の改札口で待ち合わせした。まずコーヒーでも飲みましょうとなって東京ドーム前のコーヒーショップへ入った。互いに探りを入れながらいろいろな話をした。だけど、結局はセックスしたいだけのオヤジなのだろうと思ったが、感じはいいのでまずは試してみようと思って誘ってみた。O型は女でもこういうくそ度胸があるし、タミは30代の女盛りでセックスについての興味はかなり強い方だった。「これからホテルへ行きませんか?」男は、女からそういう言葉が出てくるとは思ってなかったので慌てて答えた。「はい、あなたさえよければ私に依存はありません」何とも場違いで中途半端な返事だと思ったが、そのときは久しぶりのセックスを想像して燃えていたのでどうでも良かった。時間がないのですぐそばのラブホテルへ入った。男は結構手馴れていた。何度もこういうことをしてきたのだろう。そして、普通の男女がするように手順通りにセックスを進めてきたし、最後もそれなりに激しくがんばっていた。でも、終わってみて思った。こりゃだめだ、最初でこれだったら先が知れている。自分のやりたいことだけやってハイお終い。私のことは一切無視だった。これでは犬や猫と同じじゃないか。反省しろ!と思った。元夫と同じタイプに思えて情けなくなったが、早く分かってよかった。すぐにサヨナラした。帰宅して、お気に入りリストから削除しメールアドレスも消した。<続く>
2011年05月12日
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<続き>「ある人の場合、嫌だって駄々を捏ねるし、何度も電話してきたり、部屋の前で待っていたり、本当に嫌な男になって行くわ」「結局ストーカーみたいになるんだ」「そうなのよ。だからそれ以来、恋愛には臆病になっていたの」「そうか、サナエちゃんを口説けない原因はストーカー男なんだな」「分かってくれる?」「分かったよ。じゃあサナエちゃんのホテルOKサインは結婚してもいいよってサインなんだね。了解!そのサインを待ってるよ。でも、その間にイケメンが出てきてさらって行くってことはないよね。映画「卒業」みたいに」「それは神のみぞ知るよ。私だって分からないわ」「今日はまだそのOKサインみたいなのが出てないようだけど、出てないよね?」「そうね、今日のJさんだったらOKサイン出してもいいかな?」「オイオイ!それを早く言ってよ」「ジョーダンよ。それ位読んでよ。バカね」「ったく!女って奴は可愛い顔して男をじらすんだから」「そういうJさんってスゴ~く可愛いわよ。抱きしめたくなるわ」「もうその手には乗らないぞ」「今度は本当なんだけどな」「えーっ!一体どっちなんだよ」「さあ、私にも分からないな。女はいつも抱きしめられたい動物なのよ」「じゃあ、男はいつも抱きしめたい動物だってことにしよう」「そこが大事なのよ。雰囲気で気分って変わるから。今はすごく抱きしめられたい気分なの」「オレも、今すご~く抱きしめたい気分だし、息子も一緒にお願いしますって反応してきたよ」「早とちりしないでよ。抱きしめられたいっていうのは、ハグってことよ」「えーっ?ハグだけなの?息子はどうしたらいいの?」「だから単純な男はダメなのよ。雰囲気で変わるって言ってるじゃない」「何?それ。どっちなのよ。イエスかノーかどっちにしてよ。真ん中って一体どっちなの?」「それは男の優しさと努力とタイプとその場の雰囲気で決まるかもね」「じゃあ今のオレはどっち?」「顔はタイプじゃないけど好きかもね。いい人だし。優しいし」「ますます分からないよ。強引に迫っちゃうぞ!」「それも時にはいいかもね。今晩はその時かな?」 カウンターの向こうでは二人が手に汗を握って目の前の熱戦を見ている。Jはグラスにブランデーを注ぎながら言った。 「よし、口説くぞ!サナエちゃん大好きです。付き合ってください。いつかは結婚したいと思ってます。必ず幸せにします」「ありがとう。やっと私の気持ちを分かってくれたみたいだね」「もう、ホテルへ行こうなんて軽率に言わないから」「いい感じよ。その余裕ある態度がいいのよ」「それであの~その~、例のOKサインはまだだよね?」「ま~だ。悲しい返事はすぐがいいけど喜びの返事は先伸ばしがいいものよ」「じゃあ、仮OKってことで乾杯しよう。Kさん、Cさん、ただで人の話を聞いてないで乾杯のシャンパン頼むよ。二人とも証人ってことで一緒に乾杯しようよ」「しょうがないわね。あくまでも仮だからね。焦って先へ進めないでよ。嫌になったらクーリングオフしちゃうからね」「Kさん、早くしてよ。気が変わらないうちに乾杯の音頭を頼むよ」「では吉祥寺のお店を代表して私が、お二人の”仮の婚約”みたいな変な儀式の証人にならせていただきます。グラスの用意はよろしいでしょうか。では乾杯!おめでとうございます」「乾杯!続いて私Cの方から、お店の代表補佐として喜びの一言を。Jさんサナエちゃん”仮の婚約”おめでとうございます」「私とサナエのために温かいお祝いのご挨拶と盛大な乾杯をありがとう」「なんだかよく分からないけどありがとう。変な店と変な客」こうしてJとサナエの正式な付き合いが始まった。もちろん、その晩遅くに例のホテルへ行くことになりました。今度は急ブレーキもなしに、Jはアクセルを踏みっぱなしの猛スピードでチェックインしたようです。二人の”初夜”は・・・・嬉しくて酒を飲みすぎたJのことです、ご想像にお任せします。そのときホテルではBGMに「あいにきてアイニードゥユー」が流れていた。結局、この戦いはサナエの作戦勝ちってことのようですね。女はしたたかだと・・・。 吉祥寺のラブゲーム おしまい
2011年05月11日
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★相変わらず訳の分からない人からのアクセスばかりだが、これは誰なんだ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<続き>しばらくしてサナエの前にカクテルが置かれた。「では、練習はここまでにして、いよいよプレーボールとしようか?」「で、今日の真面目な話のテーマは何なの?」「では、提案します。オレたち二人がいつ結婚できるかどうかを語り合おう、ということだな」「何だ、いつもと同じじゃない。結論は出てるわよ。まだそんな段階じゃないってね」「最初からそれはないでしょ。好きな男に対する態度じゃないな。今日は徹底的に朝まで生討論で行くからね」試合開始の前に店長のKさんが笑いながら口を挟んだ。「Jさん、この店は3時閉店なんですけど。早めに結論出していただかないと店としては困るんですけど」「Kさん、このタイミングでそれはないでしょ。オレの人生がかかっているんだからサポーターは上手く行くようにバックアップが普通でしょ。今日は結論が出るまで店を閉めないって言ってよ」「では、不肖K’sバーの店長の私からアドバイスします。サナエちゃん、今晩は3時までに適当に結論を出してJさんのお持ち帰りのお土産になってください。でないと、閉店できませんから」と、Kさんは笑いをこらえながら言った。横ではCさんが口を手で押さえて笑いをこらえていた。「まあ!変な店。私が来るまでみんなで作戦を練っていたみたいだわね。でも、3時まではまだたっぷりと時間があるわね。どうしようかな?私お土産になっちゃおうかな?それともタクシーで送ってもらおうかな?でも、戦いの前に何か食べようっと。腹が減っては戦は出来ず、ってね。Cさん何か美味しいものある?」「はい!ではサナエさんの将来が幸せになるように祈って美味しいものをこさえます」こうしてJとサナエの勝負はプレーボールとなった。BGMにはエリッククラプトンの「チェイインジザワールド」が流れていた。世間話や仕事の話を交えながら楽しく和やかに二人の甘い時は流れた。バブルの頃、吉祥寺では毎晩のようにこういう戦いがあちこちで行われていた。男と女のどちらが勝つかはどうでもいいが、男はこういう戦いを経て立派なハンターに成長するのである。そして、女もまた男の嘘を見抜く力を付けていくのである。「ところでサナエちゃんはどうやって口説かれたらOKするの?」「そういうことを酔わせてから聞くの?イエローカードじゃない?もう1枚でレッドカードで退場になるわよ」「だって、素面では恥ずかしくて聞けないし、いちいち探っていても結論が出そうにないもの」「そうね、女はいつでも、男から一所懸命に口説かれたいと思っているのよ」「男はいつも真剣に一所懸命口説くんだけどな」「違うんだよね、そこが。女の胸にドキーン!と伝わるような口説きじゃなければムリよ。それに、Jさんはまず肉体関係から始めようみたいな口説きだもの、その作戦は絶対にムリだからね」「オレたちはもう十分に語り合ったし、互いに好きだと分かっているじゃない」「好きだからすぐに肉体関係ってのはバブルっぽくて私は嫌なの。私もJさんのこと好きだけど、結婚とかセックスとかについて、まだ頭の中で整理できてないの」「そこがよく分からないんだよね。何を整理するのか。好きだから一緒にいる。一緒にいれば抱き合う。抱き合えばキスもする。キスすれば体を触りたくなる。体を触れば息子が起きてくる。息子はあそこへ一直線でセックスしたくなる。それから将来のことを話し合う。これって当たり前でしょ?」「それは分かるよ。でもね、もう少し時間が欲しいの。簡単にセックスしたくないの」「ということは、サナエちゃんは恋愛するときはいつもこういう作戦なの?」「作戦って言われると困るけど、付き合ってすぐにセックスした相手とは長く続かないのは事実よ」「ということは、サナエちゃんは恋愛経験がたくさんあるのかな?」「付き合ったのは3人位かな。でも、結局は全員別れちゃったんだものね。恋愛って難しいな」「別れた原因は何?」 しばらく考えながらサナエは言った。「男は女をモノにすると変わるってことかな。普通に付き合っているときの感じと恋人になってからの感じが違うのよ。付き合うってことは結婚が前提なんだけど、時間の経過とともに中身が見えてきてだんだん嫌になって行くの」「分かるような気がするな。それでいつ頃男に別れを告げるの?」「嫌になったらすぐに言うわよ。ダラダラしたくないもの」「男はどういう態度になるの?」<続く>
2011年05月09日
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<続き>「二人だけの場所でゆっくりと話を聞いてくれるって言うから、静かなバーかなと思ったのに、ネオンがキラキラしたホテル街に近づいちゃうし、どこの店かなって目で追ったけど、そんな洒落た店はないし、やはりこれはホテルに入るつもりだなと思っていたら本当に入っちゃったんだよね。それで腕を引っ張って急ブレーキかけたんだからね」「あれからオレたちの関係が妙に気まずくなったんだよね」「だって真面目に話を聞こうという感じがしないもの」「男と女が真剣に話し合う、このためにはまず”全て”を理解し合うことが必要なんだよな。これが分からない?ねえ!KさんもCさんもそう思うでしょ?」「えっ?何のこと、私たちは仕事が忙しくて何も聞いてませんよ。ねえCさん」「はいそうですよ。Jさん何も聞いてませんよ」「この嘘つき野郎ども。お客さんはあれから誰も入って来ないじゃない。さっきから耳はずっとこっちへ向けてたくせに」「ハハハ!」笑いながら急に洗い物を始めた二人であった。 「そうかな?Jさんの言うその”全て”ってのが変なんだよ。絶対に肉体関係のことでしょ?」「男と女が真剣に付き合う場合、頭の中にブラックボックスを作ってはいけない。これが平安時代から伝わる我が家の家訓だ!」「変な家。意味わかんない」「中途半端に話し合って、トンチンカンなアドバイスして困るのはサナエちゃんだよ」「基本的に私たちの発想ってJさんとはスタート地点が違うのよね」「女性は好きなタイプとか普通のタイプとか相手によってスタート地点が変わるいやらしい動物なんだよね。男はね、みんな、感じいい女性だな、デートしたいな、キスしたいな、抱きたいな、じゃあセックスしよう、そしてそれから二人の将来を考えよう、この順序だよ」「それって食物連鎖の肉食動物みたいね。女はそうじゃないのよ。口では簡単に言えないけど、セックスOKを出すには何かがあるのよ」「でもな~、男に中にはイケメンって呼ばれるスゴイ奴らがいてさ、そいつらは女のOKサインなんて関係なくセックスに持ち込むスゴワザを持っているよね」「そうかもね。女っていいと思ったら”抱かれたいホルモン”が出て来てブレーキが壊れるのかもね」カウンターの向こうの二人もウンとうなずいている。(そして、心の中でそのイケメンたちをうらやましいと思っているようだ)「この前の晩の場合は?最初はOKサインだったのが、ホテルの入り口で急ブレーキをかけたでしょ、あれはどういう意味なの?」「私はOKサインも出してないし、Jさんと真面目に付き合いたいと考えていたから、急ブレーキという結論を出したんだよ。そんな気持ちが全くないときにはセックスは絶対にムリだからね。まだ早いってね。だから、今日はエロ抜きで真面目に話したいな」「じゃあ、今晩、オレたちは遠い遠い将来のことを話し合って、次回にはめでたくホテルにインってことでいいの?」「くだらないことをゴチャゴチャ言ってないで、今晩はとにかく真面目に二人の将来を語り合うのよ、ホテルではなくここで!次回もクソもないの」「サナエちゃん、酒の席でクソはないでしょ。その剛速球はいけないよ。男はキリキリ舞いで空振り三振で二度と立ち直れないよ」「じゃあ変化球を投げようかな。マスター、私に美味しいカクテルを作ってください。」「はい!OK牧場。ではサナエちゃんがすぐにOKサインを出すような甘いカクテルを作ります」「このエロ店長、ロバの耳で聞いてやんの」<続く>
2011年05月07日
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暇な毎日、またしても小説をアップしました。・・・・・・・・・・ 「吉祥寺のラブゲーム」 昔々、バブルが終わってしばらく経った頃のことです。大人の男と女が夜の吉祥寺でのどかなラブゲームを繰り広げていた。吉祥寺のロフトの前にプチロードという飲食店が連なった50mほどの横丁があり、その中に寂しい独身たちが訪れる小さいお洒落なバーがあった。地上2階建ての小さなビルの地下1階にその店はあった。店の名前は「K’sバー(ケイズバー)」という。カウンターの向こうにはオーナー店長の「K(ケイ)」さんとバーテンの「C(シー)」さんがいる。カウンター席にはいつも常連の誰かが暇そうに座っているのだが、今晩はまだ誰もいなかった。テーブル席では熱々のカップルがテーブルの上で手を握りながらこれからの予定を話し合っているようだ。カウンターの隅がオレの定番の席。オレの名前は「J(ジェイ)」。時間は夕方の7時頃だ。BGMの有線放送がボズスギャッグスの「ウィーアーオールアローン」を流していた。「Kさん、今日は後で可愛い女性が来るから隣の席を準備しておいてね」「Jさんの隣はいつだって準備OKで空けてあるから安心してね。というかまた違う女性なの?相変わらず若い女性が好きなんだから」「Cさんも頼むよ、今日はこの前のサナエちゃんだからね、忘れないでよ。それと、そういうオレが遊び人みたいな台詞は彼女の前では絶対にNGだからね。約束破ったら罰金だからね、それから人の話に聞き耳を立てないでよ。いつもロバの耳なんだから」「Jさん、Ok牧場!」(どこかで聞いたような台詞だ)クスッと笑いをこらえながら返事をしたCさんだった。そして、サナエを迎える準備をし、予約席の小さなサインを置いた。JはボトルキープのヘネシーのVSOPをクラッシュアイスで飲んで待った。軽く酔いが回ってきた頃、噂のサナエちゃんがやってきた。「こんばんわ!待たせた?」いつも明るく元気なサナエちゃんだ。「ぜんぜん!今来たばかりだよ」と言いながらサナエのグラスにクラッシュアイスを入れてブランデーを注いだ。「Jさん、その顔では嘘をつけないわよ。相当待ったでしょ?目元が赤いよ」「だよね。オレって顔まで正直だからな」「違う違う!顔だけが正直なの、Jさん勘違いしないようにね」「いいえ、誤解しないでよサナエちゃん。私は心も顔を体も全てバカ正直で嘘をつけない人間なの。では早速今晩、それを証明してあげようか?」「どうやって?」「良くぞ聞いてくれた。まず、この顔が正直なのはご理解いただきましたね。次に心と体が正直かどうか、これから朝まで場所を変えてじっくりと説明しましょう」「ほらまたJさんの勘違いが始まった。クワバラクワバラ。この前、話を聞いて欲しいって言っただけなのに、このエロオヤジはホテル街まで連れて行っちゃうものね」「何でそう言うの。サナエちゃんのOKサインが出たと思ったから、それが消えない間に親睦を更に深めようと連れてご案内したのに、ホテルの入り口で突然急ブレーキかけるんだもの、驚いたよ」カウンターの向こう側では笑いをこらえながら二人がアイコンタクトをしていた。「だって、あの晩は仕事で嫌なことがあったから、ただ話を聞いて欲しかっただけなのに、Jさんときたらアッチのことしか頭にないから、”話聞いてね?イコールエッチ”につなげてしまうんだもの、呆れたわよ」「だよね。オレって人がいいからそういう勘違いが多いかもね。ごめんね」<続く>
2011年05月06日
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<続き>その晩、彼は眠れなかった。ベッドの中で、「彼女とはこれでおしまいだな」と本気で考えていた。なぜならば、彼の心の中では、新しい女性の存在が日増しに大きくなっているからだ。この新しい恋が上手く行くかどうかは、神のみぞ知るってことだ。もし、新しい女性の存在がなかったら、彼は今まで通り、ぐずぐずと彼女を追いかけていたに違いないし、最後には捨てられたかもしれない。こんな形で男と女のダブルブッキングは進み、いつしか古い恋が壊れて新しい恋が始まるのである。恋って実に素晴らしいものだが、こんな場合はとても残酷ですね。みなさんにもこんな”素敵で苦しい大人の恋の経験”はありませんでしたか? 男と女のダブルブッキング おしまい★暇なときにこんなくだらない小説を書いてます。半分は経験したことと聞いたこと、残りの半分は想像です。まだまだたくさん残ってますのでアップします。1回に2000文字と制限されてますので、何回にもなります。
2011年05月03日
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<続き>彼女を愛する気持ちがまだまだ強いので、この女性とは恋の予感はないが、一緒にいると楽しいし、自分にとって一番嬉しいのはいつ誘ってもOKをしてくれることなのだ。 この女性の男関係は何も知らないが、誘えば毎回OKだからきっと彼氏はいないだろうと思える。それに、自分に彼女がいることを、なぜかまだ伝えてない。こうして彼の心の中は、彼女の知らない間に大きく変化している。彼女を愛する気持ちは徐々に小さくなり、反比例で新しい女性への期待が加速度的に高まってくる。恋の気持ちは常にゼロサムだから、二人への気持ちを足すと必ずゼロになる。両方を100%ずつ愛するってことはない。例え双子が相手でもそれはないだろう。今までは彼女を愛する気持ちで心の中はいっぱいだった。しかし、まだ新しい恋は始まってないのだが、この新しい女性への気持ちが半分も占めてきたように感じている。彼女への気持ちが減った部分に新しい女性への気持ちが入り込んできた。いや、新しい女性への気持ちが入ってきたから、冷たくなってきた彼女への気持ちが減ってきたのではないだろうか。こうなると勢いの無くなった古い恋などは、本棚の隅っこに置かれて、埃を被った卒業アルバムのように想い出となり、どこかに追いやられてしまった。新しい女性のことなどまだ何も知らないのに、スケジュール表はその女性のために全て空けてある。誘っても断る彼女に対する「愛してる度」は彼女が知らない間にどんどん急降下してきた。それに、彼女の冷たい返事が「自分と別れたいのかな?」とまで思えてしまうのだ。だが、ここで彼女の方に彼を引っ張る強い力(愛してる気持ち)があればまだ元のラブラブ状態に戻れるのだが、・・・・。今までの彼女なら電話だったのだが、今回は照れくさいのか面倒なのかメールで尋ねてきた。女「最近誘ってくれないけど、どうしたの?」男「何も無いさ。いつ誘ってもダメだから誘わないだけだよ」女「これから会えない(ハートマーク)」男「本当に?じゃあ今から迎えに行くよ(ハートマーク)」とハートマークが復活するのだ。そして、彼は欲求不満が溜まっているので、久しぶりに彼女とセックスできると思って元気よく迎えに行った。だが、心の中では「これって本当かな?」と彼女への疑問はずっと残ったままになっている。それに、新しい女性へ初めて「嘘」をつくことが気になってしかたがないようだ。この段階では、まだ50対50であり、どちらの女性へ転ぶのかは神のみぞ知るところだ。このとき、もしも彼女が、彼の望んだ通りに、あの頃と同じような感じの良いセックスをしたら二人は元に戻れるのだが、もし最悪、彼女がセックスを拒否したらどうなるだろうか?食事をしてから、彼がいつものように彼女を部屋へ誘った。男「今日はウチに泊まっていくだろう?」女「ごめん。明日は朝早いから泊まりに行けないんだ」男「またかよ。最近俺から逃げてない?」女「そんなつもりじゃないよ。だってこうやって一緒に食事してるでしょ」男「飯だけでサヨナラ?じゃあ百歩譲って、ウチじゃなくていいからそこのラブホへ行こうよ」女「どうしてそういうわがまま言うの?私は仕事が今とても忙しいんだよ。申し訳ないと思って、少しでもあなたといたいから、こうやってあなたとの時間を作っているのに、・・・・・」男「どうして逆切れするんだよ!会えなくて辛いのはオレの方だぞ」女「どうして私の気持ちを分かってくれないのかな!」これで恋が壊れるチグハグが完成した。<続く>
2011年05月02日
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「男と女のダブルブッキング」 恋の終りによくあることだが、運がいいのか悪いのか好きな相手が二人できることがある。今まで好きだった人とこれから好きになりそうな人があなたの心に同居するのだ。これって、恋をしてないときには絶対に起こらない。恋をしている間には、その成長に応じていくつかのステージがある。その中で、付き合いが長くなってきた頃の倦怠期とか相手の心の中に変化が発生したときに、このダブルブッキングが起こるようである。恋が始まった頃、二人の気持ちはメジャーで測ったようにいつも同じ状態でいる。毎日会いたい。今電話で話したい。これから食事したい。互いにこんな気持ちでいることが多いから、行動も常に一緒になる。こういう段階ではメールなどという子供じみた面倒くさい方法ではなく、直接会話したいので電話になるに決まっている。男「これから飯でも食べないか?」女「ええ、いいわよ。迎えに来てくれる?」男「じゃあすぐ行くね」お互いのことを思いやる気持ちがあるから疑問形で会話できる。同じ気持ちだから何も深読みなどせず、こんな会話がいとも簡単にできるのである。女は「・・・・・・しないか?」と誘われることで今までにないほどの幸せを感じる。そして、「迎えに来てくれる?」という女の可愛い言葉が、男にとってはとても嬉しく感じる頃なのだ。この状態ではダブルブッキングなど影も形もない。いつだって「あなたと一緒」の気持ちだから想像すら出来ない。しかし、その恋もいくつかのステージを経て進むうちに、結婚という結論に繋がらないまま終盤を迎えると予想外のことがいくつも発生してくる。その頃の二人の関係は、「愛している度」の強弱の具合で異なり、会話も微妙に変わってくるのだ。 「愛している度」の強い方がいつも誘う側になっている。「これから飯でも食べない?」「愛している度」の弱い方はいつも即答せず、しばし考えてしまう。「えっ!これから?」そして、このチグハグな感じがずっと続くのである。「仕事だって忙しくないし時間はたっぷりあるでしょう。それに最近一緒に飯食べてないもの、・・・・・・」「明日朝早いし、最近は忙しいんだ。どうしようかな・・・・・・」「いつもと同じだね。意味なく断っているように思えるよ」「そうかな。先週だって食事したじゃない」「私たち、以前は、毎日のように会っていたよね・・・・・」このように「愛している度」の強弱がそのときの二人の関係を左右している。誘う方も誘われる方も違和感を感じながら悩んでいるのだが解決方法が見つからない。これから私たちはどうなるのだろう?そんなとき、もし、「愛している度」の強い方に新しい異性が出現したらこの二人の関係はどうなるだろう?男に新しい女性ができた場合だとこうなるだろう。最近、彼女と食事どころかもう1ヶ月もセックスしてない。週に2回以上は会っていたし、会えばいつもセックスしていたから、会えないだけで「NO!SEX」ってことになり、彼はかなり欲求不満を感じていた。彼女を愛しているから他の女性とセックスなど考えることさえしない。例え、風俗嬢を相手にセックスすることを考えても、それが彼女にバレたら大変なことになるから実行しないのだ。だから、最も安全な欲求不満解消方法で我慢することにしていたし、特に最近は毎日のようにしている。そんなとき、神様のいたずらかプレゼントなのか、嬉しいことがあった。会員になっているスポーツクラブで女性の会員から話しかけられたのだ。いつもなら、こんな場合でも世間話程度で終わるのだが、なぜか話が続いた。感じのいい女性だな。話しやすい女性だな。食事でもしようかな。こんな気持ちが心の中で動き出した。<続く>
2011年05月01日
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千葉県の仲間10人で佐倉市坂戸のDIC研究所にある、川村美術館の庭園へツツジを見に行った。平均年齢男は64歳、女は56歳くらい。次は、国営ひたち海浜公園へネモフィラを見に行く予定。
2011年04月29日
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<続き>話が盛り上がり、そしてイクヨの心の中で結論が出たようだ。 イクヨは漠然とだが、今晩、ジローさんと浮気してみたい、そう思った。そんなイクヨに、タイミングよく、ジローがひとこと言った。「イクヨさんって素敵な女性ですね。最初にお店に来たときからそう思ってましたよ」「本当に?嬉しいな」女を喜ばせる台詞はいっぱいあるが、これでOKだ。「実は、私も今晩は家に帰らなくていいんですよ」たたみかけるように言った。男の言う「実は」っていうのは結構怪しいことが多い。「どうして?」「妻と子供が旅行に行っているんです」この言い訳がこの相手にとって最も安心させる台詞だと知っているのだ。「旅行?何か偶然だわね」簡単に信じるイクヨだった。「だからこうしてこんな時間にイクヨさんを誘えたんですよ」トドメを刺した。「何か運命を感じるわ」これがイクヨのOKの返事だとジローは感じた。テーブルの上で確認の作業が始まった。グラスを持つジローの手がグラスを握るイクヨの手に近づいた。そして、イクヨの手の甲に触れた。それを待っていたかのようにイクヨはグラスから手を離し、グラスを握るジローの手を上から握った。イクヨの手と一緒に浮気心も動き出したのだ。 この瞬間、女の浮気が始まった。今晩はもう戻れない。これから先のことは、誰でも経験しているから分かるでしょうね。みなさんはこれからどうしますか?私ならもちろん・・・・・・・・。 女の浮気が始まる瞬間 おしまい
2011年04月28日
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<続き>ちょうどそこへ、ジローが止めを刺すように別のドリンクを持ってきた。「お口直しに軽くて爽やかなお酒をお持ちしました。これは私からのプレゼントです」「ジローさんって、どうしてそんなに女心が分かるの?うちの旦那に爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいわ」「イクヨさんは、今晩はこのまま一人酒で過ごすのですか?」「だって、旦那は旅行に行って、うちに帰っても誰もいないんだもの」「もしイクヨさんさえよければ、今晩は雨でお客さんが早く帰ってしまったから、ラストオーダーの時間で閉店しようと思ってますので、その後で飲みに行きませんか?」「わあ!嬉しい。ジローさんの奢りで?」「もちろんですよ。私が誘ったんだから」これで、第1関門は突破した。お酒を飲み出すと、ハシゴをすることはお酒をお替りすると同じようで、ただ店が変わる程度の軽い意識になる。だが、店が変わることの意味は意外に大きいのだ。同じ日の出来事なのに、友達から恋人へ一気に進むようなものだ。店を出てジローが言った。「さあ今晩イクヨさんは、何時頃まで飲みたいですか?」この段階でのジローの気持ちは、”お客さんとお酒を飲むだけだ80%対口説きたい20%”程度である。一方、イクヨの気持ちはどうだろう?「最近飲んでないワインをつぶれるまで飲みたいわ。だからつぶれたら介抱してね?ジローさん」ジローに気を許したイクヨは、かつてワインを飲むと必ず酔いつぶれたけど、今晩はどうしてもワインを飲みたかったのであえて大好きなワインに決めた。それにジローが一緒だから大丈夫だろうと軽く思った。”いつもの店の店長にお酒を奢ってもらう80%対愚痴を聞いてもらってスッキリしたい20%”だとイクヨは思ったのだ。まだ自分の中では浮気心する姿が現実的ではなく、ひょっとして浮気の経験がないのかもしれない。だが、自分の知らないところで、潜在的な浮気心が徐々に動き出している。ただ、イクヨ本人がそれに気づかないだけだ。しかし、この段階でジローが焦って口説きだすと全てが壊れてしまう。あくまでも本人がアクションを起こすまでは、決して手を出さないことがポイントであるとジローは分かっていた。これは魚釣りの極意に通じるようだ。合わせというテクニックだ。エサを突っついているときに焦って合わせると外してしまう。だから、ジローは常に聞き役でじっくりと会話を進めていた。「イクヨさんたちは仲が良さそうだけど、今まで夫婦喧嘩をしたことがあるの?」「いっぱいあるわよ」「今日の喧嘩は、その中ではどのくらいの大きさなの?震度5位?」「そうだな、今日のは大きいよ、関東大震災位かもね。修復は大変だと思う」「ええー!そんなに大きかったんだ。で、原因は何だったの?」「旦那が今晩から2泊で出張に行くって突然言い出したのね。あまり急なのでいろいろ聞いたのよ、そしたら怒り出して行ってしまった。怪しいものだわ」「ということは浮気かもしれないと思っているの?」「前にも職場の女性に手を出したことがあったのよ。それと同じ感じがするの」「女性のカンは鋭いからね。私も気をつけよう」「ジローさんは優しいし、女心が分かるから浮気をしても絶対にバレないわよ」「私は浮気しても絶対に口を割らない自信があるし、嘘を突き通すよ。それが妻への愛情かもしれないな。変なことだけどね」「女はそういう気持ちが嬉しいのよ。男の人が浮気をするのは分かるのよ。でも、完全犯罪でやって欲しいの。ウチの旦那みたいに証拠をあちこちに残すようなのは女にとって犯罪だわ」こういう秘密の会話で、お互いの心が自然に解け合ってくる。 この男は誠実で嘘がないから安心してもいいな。単なる浮気心だから軽く受止めてくれるだろう。今、旦那と離婚することなど考えていないし、それより他の男と再婚することなど全く現実的でない。<続く>
2011年04月28日
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「女の浮気が始まる瞬間」 どんな人にも浮気心は必ずあるはずだ、と私は思う。ただ、するかしないかは人それぞれだし、TPOによって違ってくるだろう。それにしても、浮気をしたと感じるあの瞬間には、何ともいえない不思議な感覚がある。だから、一度浮気をした人はあの瞬間の魅力が頭の中にしっかりとインプットされ、何かのきっかけさえあればまた浮気心が蘇ってしまうようだ。男はかなり単純に浮気を考えているが、女は浮気するまでにいろいろ手続きがあるらしい。今回はたった一度の浮気の話だが、もっと深い不倫になると更に複雑な手続きが必要になるので別の機会にお話します。特に主婦が浮気をする瞬間って・・・・。東京の郊外に、小さいがお洒落なイタリアンの店がある。その店でワンナイトラブの浮気が密かに始まった。その日は夕方から雨が降り続き、お客さんの入りが悪く、まだ8時過ぎだというのに店内には2組のお客さんしかいない。いつもならこの時間はゴールデンタイムであり、忙しさで目が回るほど動き回っているのだが、あまりに暇なのでスタッフ同士で世間話を始めていた。そこへ常連の主婦が今日は一人でやってきた。いつもはご主人と仲良く話しながらやってくるのだが、今晩は何か悲しそうな顔色に見えた。「こんばんは。いらっしゃいませ」店長のジローはいつものように挨拶をした。「こんばんは」淋しげに返事が返ってきた。「お飲み物は何にしますか?」いつもの手順で聞いた。「そうね、今晩はムシャクシャしているからいつもより強いお酒をいただこうかしら」「分かりました。イクヨさんの今晩の気分にピッタリのお酒をお持ちします」「ジローさん、私の今の気分が分かるの?」「お店に入ってきたときに何かピーンと感じましたよ。いつもなら二人でいらっしゃるお客さんが、こんな雨の晩にたった一人でやってくるってことは、何かがあるんだなってサービス業のカンが働きましたよ」「ジローさん凄いね。女心が分かるんだ」と言いながらイクヨは少し明るい顔になった。「はい、ではご希望通りに強めのドリンクをおつくりしますね」しばらくしてジローがドリンクを持ってきた。 「お待たせしました。ジロースペシャルです。イクヨさんの心の中に染み込んで行きますよ」「早速いただきます」とグラスに唇をつけて一口飲んだ。「いかがですか?」「ジローさん、これって反則だわ。私が今晩主人と喧嘩したってことを分かっていたみたいだわ」「イクヨさんの顔をみたときに、すぐ分かりましたよ」イクヨはグラスの残りを一気に飲んでしまった。「ジローさんお替りちょうだい?」「分かりました。早速おつくりします」「ところで、ベースは何?」「ヒ・ミ・ツです」嬉しそうな顔をしてジローは言いながらキッチンへ戻った。しばらくしてドリンクのお替りを持ってきた。「お待たせしました。ジロースペシャルのお替りです。今度はゆっくりと味わってください」「ありがとう。今晩は家に帰っても一人だから最後まで飲むわよ」「そうですか、では後で晩御飯の代わりになるような軽い食事でもお持ちしましょう」「わあ嬉しい。ジローさんって女心が本当に分かるみたいね。参ったわ」こうして一人の主婦が落ち始めた。ジローは、長年のサービス業経験から、一人で酒を飲みに来る主婦というのは、タイミングと雰囲気次第でかなり落ちやすいと思っていた。そのキーポイントになるのが、よく知っていて安心できる相手であることだ。でも、仲間はダメだ。その後の人間関係を考えると面倒な関係にはなりたくないからだ。店長という責任ある立場の男と客の主婦の関係などは、秘密を守ろうとするお互いの条件がピタリと当てはまるので何とかなりやすい。私の気持ちを分かってもらえたという満足感、分かってくれた男への感謝、これに好みのタイプという条件が加わったら・・・それで落ちないはずはない。店長が独身だろうと妻帯者だろうとそんなことはどちらでもいいことだ。今晩、旦那は喧嘩して旅行に行ってしまい、私は一人で過ごしたくない。そして、お酒を飲んで何もかも忘れたいという気持ちで飲みに来た。そんな気持ちでジロースペシャルの2杯目を飲み干した。このカクテルは甘口だけどベースが強いので2杯でもかなりいい気分になってきた。<続く>
2011年04月26日
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あれほど険しいと思っていた箱根の山も馬なしでなんとか越えられた。残念ながら期待通りの結果ではないけど。とにかく、シロがくれた素敵なオレの未来に感謝だ。次は、いよいよ東海道五十三次最大の難関「越すに越されぬ大井川」が待っている。川の水が少なくて楽に渡れるように祈ろう。シングルの結婚適齢期真っ最中の男と女は、こうしてまるで韓国ドラマの恋人たちのように”清く正しいプラトニックなノンセックスの恋人みたいな関係”を楽しんでいた。二人ともそれなりに何度かのセックスを経験した大人だけどね。男29歳と女24歳のプラトニックラブごっこ。しかし、子供じゃないからプラトニックラブのままは難しい。時の経過とともに、普通の男と女だからセックスを意識するのが当たり前なのだが、プラトニックラブが長く続くと「セックスしよう!」と言い出すタイミングが結構難しくなるようだ。プラトニックラブごっこで付き合いだして2ヶ月ほど経った。デートも週に1回はした。シロの散歩もその中に含めてだが。それでも中身のない子供みたいなメールの交換はルーティンになって毎日続いた。まだ正式に恋人として付き合っているわけではないから、ヒデはちょっと焦っていた。何とか、早いうちに恋人に認定してほしい。でも、恋人ってどっちが先だろう?セックスしてから恋人になるのか、恋人だからセックスするのか。いよいよ難関の大井川の前までやってきたヒデとカズコ。このままダラダラでは二人に未来は見えない。これを越えなければ、・・・・・・・。でも、どのように越えようか、・・・・・。 「キューピットはワンコだった」第1話 おしまいPS:これから先みなさんならどうしますか?
2011年04月23日
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・・・・・・・・・(箱根の山)・・・・・・・・・・・・・・その日は小春日和の絶好のお天気だった。出る前にウキウキしながら確認の電話をした。「おはよう、準備は出来ましたか?そろそろ迎えに行きますよ」「はい、あと10分経ったら出ますのでよろしくお願いします」可愛い声が電話から聞こえた。こうして光が丘公園での初デートが始まろうとしていた。シロのリードはヒデが持った。カズコさんはお弁当の入ったトートバッグを手に持った。歩きながらヒデは、昨晩錬りに錬った秘策「質問攻め」を実行した。「カズコさんは、彼氏がいないように見えますけど、どうなのかな?」まず、最も重要な質問からスタートした。これが分かれば後は一気に攻めるだけだから。「見ての通りですよ。1年前に別れ、それ以来フリーです。なかなかいい人に出会いませんね」「ああ、1年間出会ってなくてよかった」「ええ?よかったなんて、私はちっともよくないですよ」「そうですよね。でも、偶然とはいえ私にとっては最高によかったということですよ」「ヒデさんにとって最高によかったのですか?」「モチのロンですよ。カズコさんのような素敵な女性が隣にいて、更に彼氏がいないなんて、こんな偶然を神様が私に与えてくれたんですよ。本当に洒落たことをしてくれますね」「私に彼氏がいないことが洒落たことですか?困った神様だこと」「この際、このお洒落な神様に免じて更に質問していいですか?」「今度は何ですか?またストレートな質問ですか」「恥を忍んで思い切って聞きますよ。え~と、私はカズコさんの彼氏になる資格はありますか?」昨晩錬りに錬った秘策は、この質問をストレートに聞くことであった。「う~ん!・・・・・・・資格なんて誰にでもありますよ」「そんな他人事みたいな返事じゃなくて、私には資格ありますよね?」「いいえ、そうじゃなくて、私、ヒデさんのこといい人だと思います。素敵だし、優しいし、シロとの仲がいいし・・・」「それで?まだ何か足りないのですか?」「そう、私たちが彼氏と彼女になるにはまだまだ時間が足りないと思います。だって私たち、まだ何も話してませんよね。ヒデさんのこと何も知らないし、私のことだって何も知らないでしょ?」「私の経験では、彼氏と彼女の関係って、よく考えると結構脆くて危ない関係だと思っています」「脆くて危ない関係ってどういうことなのかな?」「今の私たちは隣人だし、何となくいい感じで自然にお話してますよね。だから、このままずっとこの距離感でお付き合いしたらきっといい友達でいられると思います。なのに、最初からこの距離を取っ払って一気に0mの関係になったら、その先に何があるのか、私はとても心配性だから不安を先に感じてしまいます。以前付き合っていた彼がそうでした。友達のときは本当に楽しかった。会ってるときも、会ってないときもいつも満たされていてよかった。彼から付き合おうと言われて、彼のこと何も知らなかったけど私の好きなタイプだったから何も考えずにすぐOKして、自然に恋人同士になりました。でも、数ヶ月したとき問題が起きました。よくある性格の不一致です。彼ってこんな嫌な面が合ったんだと気がつきました。詳しいことは言いませんが、それだけは私にとってとても耐えられないことでした。友人だったらそんなことまるで気にならないけど、結婚するのは絶対に無理だと思いました。そして、恋人から友達には絶対に戻れないと思ったので別れを告げました。辛かったです。悲しかったし、苦しかった。失恋は言われる方がいいと思いましたね。それ以来、友人の壁を超えるときは慎重になろうと決めました。どんな理由があっても、好きな人と別れるのは辛いですからね」「そうなんだ。オレって単純だし、経験が少ないから、そんな深いこと考えもしなかったな。カズコさんは若いのに偉いね。感心したな。ますます好きになったよ」どさくさ紛れに「好きだ」なんて口走ってしまったが、気がつかなかったようだ。ちょっと残念。「ヒデさん分かってくれて嬉しいです。これからもこうやっていろいろお話してくれますか?」「このままでずっと友達ではちょっと寂しいけど、いつかカズコさんがオレのことを理解して、彼氏として受け入れてくれるまで待つよ。出来るだけ早く可及的速やかにしてほしいけどね。でも、デートは出来るってことだよね」「はい、私もヒデさんとたくさんデートはしたいです。ありがとう、ヒデさん」
2011年04月21日
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・・・・・・・・(恋の関所は)・・・・・・・・・・・・もちろん、シロは毎日、伝書鳩のように遊びに来る。付文を持たずにだけど。でも、シロが来るってことはカズコさんと間接キスするってことでちょっと嬉しくなる。シロはヘビイで濃厚なフレンチキスをするから、目をつぶると加藤さんとキスしている気分になってちょっと興奮してしまう。二人の距離は近づいて来たものの、まだ0mではないし、いくつもの関所があるようだ。ベランダ越しの会話、ゴミ出し、シロを挟んでのフレンチキス、・・・・・これだけだったら誰でもできる。まず第1の関所、携帯電話の番号とアドレスを交換することである。これができれたら自分への気持ちが少しはあると実感できるのだが。「用事があるときは何でも言って下さいね」というのは普通の隣人と同じであり、この関所を何とか早く越えたい。そして、第2の関所は、外で会うことである。用事がなくても「会えない?」「いいわよ」と会えるのが親しさであり、この関所はいつ越えられるだろうのか?そんなことを思いつつ、勇気を持って3号室のベルを鳴らした。「こんばんは」「こんばんは、これからシロの散歩に行くところです」「そうか、シロの散歩なんだ。一緒に行こうかなか?」「ええ、いいですよ。シロもヒデさんと一緒に行きたがっているようだし」「シロだけじゃなくてカズコさんも私と一緒に行きたいかな?」とくだらないことを聞いてみた。「夜だし、ボディーガードがいると心強いし、一緒だと助かるわ」「ボディーガードってことね。シロじゃ暴漢と戦えないですものね。私が暴漢に襲われている間に逃げればいいですからね」これだけ言うのが精一杯だけど、冗談に聞こえたかな。こうして、オレから見たらデートみたいなシロの散歩が始まった。そして、勇気を振り絞って聞いてみた。「ところでカズコさん、電話番号の交換しませんか」「はい、いいですよ。赤外線でやりましょうか?」なんだ、言ってみるものだな。こんなに簡単じゃないか。誰だ、個人情報を聞くのははなかなか難しいぞって言った奴は。この第1の関所は手形なしで素通りだ。この勢いで次の関所にチャレンジしてみた。「あの~、今度の休みの日にシロを連れて光が丘公園へ散歩に行きませんか?」「わ~!嬉しいな。私が休みの日に光が丘公園に行っているの知ってましたか?」実は知らなかったのだが、偶然とはいえ出鱈目が当たったのだ。ラッキーだ。「そうじゃないかなと思ったんだ」と言いながら頭の中でバンザイ三唱した。「私、お弁当作りますから公園で一緒に食べましょうよ」「え~っ!弁当作ってくれるの?感謝感激雨あられ!ヒデ感激!この世に生まれてきて29年、一番の幸せを感じるな」「まあ!感謝感激なんてオーバーなヒデさんだこと」「だって本当のことだもの。彼女いない歴5年、過去に彼女たった一人、デートの回数10回で余り1回、Hは人並みに少々、このまま寂しい人生を続けていくのかと悲観的に思っていたんですよ」「また、ヒデさんたらH少々なんて変なこと言っちゃって。それで、デートの余り1回って何ですか?」「デートの途中に彼女の体調が悪くなって、そのまま帰宅ですよ。だから、余り1回。その彼女とはそれでおしまい」「そうなんだ。残念でしたね。ところで、まだヒデさんの彼女になったわけではありませんからね。あまり喜ばれると私困ってしまいますよ」ちょっと釘を刺されてしまったが、「まだ」という単語だけが妙に耳に残り、何となく距離が近づいた感じで嬉しかった。「ええ、ぬか喜びには慣れてますから。まず、カズコさんの作った手料理を一緒に食べる喜びをしっかりと大脳のマイページに記憶しておきたいな。最初のランチですからね」「随分大げさな表現だこと。他の女性の手料理の記憶は保存されてないのですか?」「モチのロンですよ。カズコさんに会うまでの女性の記憶は全部リセットして初期状態になってますから、何も気にしないでくださいね」こうして2つの関所を簡単に通り抜けたのだが、こんどは箱根の山が待っている。しかし、せっかくの光が丘公園デビューであり、ここで一気に箱根の山を越えようと秘策を練った。続く
2011年04月17日
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・・・・・(「片想い」の関所)・・・・・・・もんもんと過ごしつつも、ヒトメボレの気持ちだけは毎日右肩上がりで高度成長期の給料のように上昇していった。隣同士とはいえ、話をする機会がないので焦り気味だ。きっかけさえないのだ。ヒトメボレの片想いというのも、告白して結果が分かるまではM気分でそれなりに結構楽しい時間だと思う。しかし、こうしている間に、もしも加藤さんに彼氏ができてしまったらどうしようと焦る毎日だ。”加藤さんが歩けば、男が声かける”ってイロハかるたが出来そうな位可愛い女性だからね。男って奴は、自分が惚れた女性は誰が見ても気に入ると思い込んでしまう。ヒトメボレは、相手のことが何も分からない状態からスタートするから、好きという気持ちだけがつい先走ってしまう。妄想が一人歩きして、気持ちを抑えるブレーキを踏む余裕など全くない危険な状態でもある。ヒデはまさにこの高揚した状態であり、空想の中で加藤さんと四六時中デートしている。今は加藤さんが理想の恋人像であり、他の女性のことなど見向きもしない。でも、ちょっと待てよ。このとき彼女より素敵でもっと理想に近い女性が現れたらどうだろう?その女性が、もしもヒデに「好きだわ」と言いながら積極的な態度で迫ったら、ヒデはどうなるだろう?この段階だったら、ひょっとして理想の女性の見直しで新しい女性にチェンジして変わってしまうかもしれない。だが、片想いの初めの頃に「他の女性」など現れることなど、現実的には杞憂だと思うけどね。しかし、時間が経ち二人が両想いになり、恋のゴールが見えた頃に、神様がいたずら心を出して試練を与えてくれたらどうなるだろう?もしも、”積極的な態度の女性”が突然出てきたら?これを世間では「浮気」というのだが、恋の神様というのは二人の愛の強さを試したくてこんな企みをよくやってくれるのだ。誰だってこんな経験をしたことはあるはずだと思う。結果は別として、これだから人生は深くて面白いのだ。話は今の片想いのヒデに戻る。ヒデは何とか加藤さんと話すきっかけを掴みたいと焦っていた。そのために、加藤さんが何時に部屋を出て何時に帰宅する、それだけでも知りたいと思っていた。こう思っていた時、天は我を見放さなかった。向こうから”飛んで火にいる夏の虫”が・・・・。秋なのに・・・・。 この部屋に暮らして3回目の日曜の朝のだった。ベランダで洗濯物を干していたら、その”夏の虫”が飛んできた。「おはようございます。洗濯ですか?ヒデさんは結構マメに洗濯してますね」「えーっ!私が洗濯好きなの分かりました?」「だって、ほとんど毎日干してますよね」「嬉しいな。加藤さんは私の洗濯物を毎日見てくれていたんだ」「だって、隣同士ですもの。変な意味ではないですよ」「私への興味じゃなかったの?残念だな。でも、今度加藤さんの洗濯も一緒にしてあげましょうか?」「わーっ!それって嬉しいけど恥ずかしいから結構です」「残念だな、加藤さんの可愛い洗濯物とオレの洗濯物を一緒に洗って、気持ちを込めてパンパンたたきながら干したかったな」「変な人。でも、その代りといっては何ですが、一つお願いしてもいいですか?」「何だろう?デートのお誘いとか?」「勘違いしないでね。私のお願いは、ゴミ出しなんですよ。私、ゴミ出しOKの時間にはもう出ちゃっているので、部屋の中に溜まってしまうことがあるので困ってます。お願いしていいですか?」「OK!OK!OK牧場ですよ。合点承知の助。来たか長さん待ってたホイ!待てば海路の日和ありだな。他に例えはないかな?」「嬉しいわ、本当にゴミ出しだけが気になっていたんですよ。これで助かります」「いやーこれだけ喜んでくれたら洗濯物などどうでもいいです。ゴミ出しだけでなく他に何か不便なことはないですか?今日から加藤さんの便利屋になりますよ。ついでに加藤さんって呼び方も他人行儀でいやだから、下の名前で呼びたいな。教えてくださいますか?何というのですか?」「私は他人行儀のままでもいいけど、平和の和と書いてカズコといいます。だから、そのまんまカズコ、ってずっと言われてきましたよ」「笑わせてくれますね。加藤和子で、そのまんまカズコ、いいですね。では、カズコさんと呼ばせてくださいね。これで私たちの距離が少し近づいたかな」「職場の男性なんてみんな、オイ!そのまんま、なんて呼びますものね。これってセクハラですよね」続く
2011年04月15日
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・・・・・・(ヒトメボレ)・・・・・・・・・しかし、肝心のシロのママさんはあの日以来帰って来てないのだ。どうしたのだろう? 翌日、大家さんと玄関で会ったので聞いてみた。「4号室は夜逃げだね。家賃は3ヶ月滞納だし、電気、ガス、水道も滞納してるようだしね。たぶんこの感じだともう帰ってこないだろうな。ワンちゃんも見捨てたのでしょう」「えーっ!夜逃げですか?今どき夜逃げとは。家具や衣服はどうしたのかな?」「先ほど、部屋を開けて中を見たら、何もないですよ。あるのは大きなベッドだけで、他は夜中に持っていったのでしょうね」「ワンちゃんはどうするのでしょうか?」「もともとしばらく預かっているだけと言ってたし、迎えが来るまで3号室の加藤さんが預かるって言うから任せましたよ。だって、私に預けられても困るしね」部屋へ帰って、シロのことを考えた。というか、シロのことを考えながら加藤さんの可愛い顔とCカップだけが頭の中で動いている。これってひょっとして、またいつものヒトメボレ?何しろ、俺っていつも出会った瞬間に気に入ってしまうヒトメボレ派だからな。お前、またかよ!って思うけど、あんな可愛い女性だったら惚れないほうがおかしいよ。ちょうどいい感じのCカップだし。シロへの接し方だって優しいし、言葉遣いも服装のセンスも容姿も全てパーフェクトだよな。「だから、何だよ!」と聞かれたら困るけど、好きなタイプの女性が現れた、それも隣の部屋にだ。もしもオレがベジタリアンだとしても、彼女が作った肉料理だったら、すぐに肉食系に転向宣言して、黙って食べちゃうと思うな。イスラムの人だって、彼女の豚料理を目の前にしたら、必死にアラーの神にお祈りして許しを得て食べちゃうと思うな。ヒンズーの人だって、彼女が作ったすき焼きなら食べちゃうぞ。宗教の公平のためにもう一つ加えると、寺の修行僧だって、服をスーツに着替えてから、彼女が作ったしょうが焼きを食べるかもよ。かつて私の人生で、こんな素敵な出会いはなかった。千載一遇のチャンス!棚からボタモチ。渡りに船。しかし、加藤さんが独身なのは分かっているが、その他のことはまるで分からないのがちょっと気になるな。まず彼女の情報を集めなければ。まず、最も重要なことで一番目に知りたいのは、彼氏がいるのかいないのかだな。それに、基本的なことだが、年齢も職業も何も分かってないのだ。もちろん携帯電話の番号もアドレスも何も、いや名前だって「加藤」さんしか分かってない。それよりも、加藤さんはオレのことをどう思ったか、オレの第一印象はどうだったのだろうか?これが二番目に聞きたいことだな。オレって好きなタイプに入るのか、悪くても我慢の範囲に入っているのか、どうなんだろう?いくら絶好のチャンスとはいえこの情報不足では、アメリカ軍に竹槍で向かって行く旧日本軍と同じで、絶対に玉砕するに決まっている。まず、冷静になって情報収集から始めよう。今なら、まだ名誉ある撤退も出来る。ヒトメボレというのは所詮そんなものだと諦められるからな。「付き合ってください」と申し込んで、「あの、私、彼がいます」なんていとも簡単に即答されて、「あーそうなんだ、・・・・だよね!最初からそうじゃないかなって思っていたよ。ハハハ」などと平静を装って笑いながら返せる自信は今ならまだある。これは、オレの失恋経験からいうと全治1週間程度のキズだろうが、こんな返事を今までに何度聞いたことか。俺の人生では慣れっこで”あたりきしゃりき・・♪”のルイジアナママだ。高校時代なんか、告白してその場でNGくらって10分くらい頭の中が真っ白になったことがある。オレももう29歳、分別のある立派な大人になったはずだ。「急がば回れ!」「ウォークドントラン」頭の中であの懐かしいエレキギターのメロディーが聞こえてきた。「テケテケテケテ・・・・♪」続く
2011年04月12日
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「キューピットはワンコだった」 「キューピットはワンコだった」第1話シングルの男と女、出会う機会はあるようでなかなかないものだ。結婚相談所で真剣に探すのもなにか照れくさい。出会い系もちょっとね・・・・。友達の紹介も、理想の相手なんて期待できないし・・・。結局、「犬も歩けば棒に当たる」と自然にするしかない。練馬区の光が丘公園近くの小さなマンションで偶然の出会いがあった。 ・・・・・・・・・・(シロとの出会い)・・・・・・・・・・・・・・・・ある秋の晩のことだ、ベランダの窓ガラスがカタカタと妙な音を立てていた。風でも吹いてきたのかな?と思いながらテレビを見ていた。しばらくして、またカタカタと音がする。引っ越してきてまだ1週間も経っていないマンションの7階だ。“まさかドロボー?”それはないだろう。でも、嫌な予感がしたので、恐る恐るそっとカーテンを開けた。あっ!と驚いた。向こうはもっと驚いたようだ。なんとベランダの向こうでワンコが尻尾を振っているではないか。白いマルチーズでまだ子犬だ。同じ白い犬でも、あのCMの”お父さん”と違ってこちらは子供で可愛いやつだ。窓ガラスを開けたら、コイツ初めてなのに飛びついてきやがった。かがんで顔を見たら、ペロペロと口や鼻や顔全体をすごい勢いで舐めだしやがった。可愛いやつだ。あまりに可愛いので抱っこした。ワンコは寂しかったのか、嬉しくて嬉しくて尻尾を激しく振りながらペロペロと顔を舐め続けた。しばらくしてふと考えた。何でここにワンコがいるのだ?それにまだ子犬だ。何しろ引っ越してきてまだ1週間も経ってないからこのマンションの事情はよく分からない。全て1DKの部屋なので、契約上では動物は禁止だと書いてあったはずだが。隣の部屋に挨拶に出向いたとき、両方とも不在だったので、そのうち顔を合わしたら挨拶しようと思っていたが、犬の鳴き声は聞かなかった。両隣の部屋とも女性の名前だったのでちょっぴり嬉しかったけど、まだ顔を見ていないので糠喜びしてはいけない。冷蔵庫から牛乳を取り出してお皿に入れてワンコの前に出したら、何と一気舐めで2秒できれいに片付けた。ワンコは、まるでおねだりを要求するカワイ子ちゃんのような仕草で俺の顔を見上げている。俺がこういう仕草をされると何でも要求に応えるのを、吉祥寺のキャバ嬢に聞いたのかよ!、って思うほど可愛いのだ。「ヨシヨシ、お替りだね。はいはい今すぐに飲ませてあげるよシロちゃん。そうだ、今からお前の名前はシロにしようね」などと赤ちゃんをあやすようにひとり言をいいながら、お皿を手にとって牛乳を入れた。その間、シロは俺の足元で、早く飲ませてくれ!と甘えながら尻尾を振っている。これを何度も繰り返して、やっと満腹になったのだろう。開いている窓から勝手に出て行った。えーっ?どこへ帰るの?お前の部屋はどこだ?すぐに飛び出して後姿を探したがもうどこにもいなかった。牛乳を飲ませただけで、何もしないでサヨナラか?。そういうテクをどこで教わったんだよ。俺は牛乳屋さんか?お前は子犬のくせに、吉祥寺の指名トップのキャバ嬢と同じテクを持っているのかよ。などと昔のことを思い出して苦笑いした。たぶん、この7階のどこかの部屋なのだろう。当たり前のことだが。また、戻ってくるかもしれないと思って窓を少し開けたままにして寝た。翌朝、目が覚めて「シロはどうしたかな?」と思ったが、仕事があるので出かけた。夜遅く帰宅して、「シロはまた来ないかな?」とちょっと気になった。キャバ嬢であれば、お店へ行って指名料を払えば必ず会えるのだが・・・・・・。ベランダへ出て隣の部屋を覗こうとしたが、変人と思われたらいやなので止めた。「シロ」と小さな声で呼んでみたが、やはり現れなかった。明日は土曜日で休みだから、7階の住人に引越しの挨拶を兼ねて尋ねてみようと思って眠った。もちろん、窓はシロが入れるように少し開けておいた。・・・・・・・・・(加藤さんとの出会い)・・・・・・・・・・・・・・・・7階には5部屋あり、両隣が女性だというのは郵便受けの名前で分かっていたが、他の部屋は名前が書いてないから分からない。エレベータを降りて、手前から1号室で最後が5号室だ。私は2号室、両隣は1号室と2号室。だから残りが4号室と5号室になる。まず最初に一番奥の5号室のベルを鳴らした。出てきたのはジャージ姿の男性だった。奥で女性の下着姿がちらっと見えてドキっとした。「2号室に引っ越してきた中田といいます、よろしくお願いします。ところでお宅には白い子犬がいますか?」「いいえ、いませんよ。それは隣の4号室の子犬ですよ。しばらく預かっているって言ってたような気がするな。ねーそうだよねジュンチャン?」と奥の部屋にいるあの下着姿の女性に大声で確認した。「ウン、隣のマルチーズだよ。小さくて可愛い子犬だよ」奥からその下着姿の女性が顔だけ出して返事をした。顔だけでなく下着姿も見たかったけど、顔もなかなか可愛かった。この二人はきっと同棲しているのだろうな。部屋にはあの直後の甘い雰囲気が漂っていたから。オレは、心の中でうらやましい!と思った。「そうですか、ワンちゃんは4号室ですか。ところで4号室はいつも不在のようですね?」「お隣さんは、水商売なので深夜にご帰宅で、昼頃のお目覚めだからな。というかここ何日か帰って来てないみたいですよ」「どうしてわかるのですか?」「最近ずっと犬の声がしてないし、帰ってきた気配が全くしないんですよ。ねー、そうだよね?ジュンチャン」こいつは何でも最後にジュンチャンとつける奴だ。きっと尻に敷かれている草食系男子だな。でも、かくいう私も肉食系とは言い切れない。「ええママさんは、ずっとどこかへ誰かとお泊りできっとアレをお楽しみなんだと思うわ。連泊など毎度のことですから気にしてなかったけど」ジュンチャンはストレートな表現が好きなのでしょうね。この返事でジュンチャンは肉食系の代表だと確信した。「というとあのワンコはどこで寝ていたんでしょうか?というか今はどこにいるのでしょうね?」「そうだな、うちにもいないから3号室の彼女の所かもよ。彼女は犬が大好きって言ってたし、お隣さんがいないときはワンちゃんと一緒にベッドで寝てるらしいよ。あのCカップの胸の谷間でね、うらやましい限りだよ」「ケンチャン、何か変なこと言ってない?Cカップってどうして分かるの?洗濯してあるブラでも見たの?」奥から下着姿のジュンチャンがタッチアウトになりそうなものすごい牽制球を投げてきた。「何、一般論だよ、一般論。普通の男の普通の気持ちを代弁しただけだよ。たく、すぐにヤキモチを妬くんだから」と舌をだして俺に向かって笑ったので、オレも苦笑いで返した。それは、万国共通の男同士の秘密の合図だった。早速、4号室のベルを鳴らしたが、やはりいないようだ。そのとき、ベランダの方で「ワンワン」と鳴く声がした。 すぐに隣の3号室へ行ってベルを鳴らした。「は~い、ちょっと待ってください」とベランダの方から可愛い声がした。こちらへ向かっているようだ。「どちらさまですか?」ドアの向こう側からまた可愛い声がした。「2号室の中田と申します。先日引っ越してきましたのでご挨拶に参りました」すぐにチャーンを外す音とともにドアが開き「こんにちは、お待たせしました」と爽やかな笑顔の女性が目に飛び込んできた。これが、シロとベッドを共にしている噂のCカップのお嬢さんなんだ。なるほどね、ジュンチャンがヤキモチを妬く理由がよ~く分かった。「いつも時間が合わないようでご挨拶が遅れました。中田英雄と申します。仲間からはサッカーのヒデと同じ名前なのでヒデと呼ばれてます。よろしくお願いします」「加藤といいます、こちらこそよろしくお願いします」「ところで、ベランダでワンチャンの声がしましたけど、今はお宅にいるのですか?」「はい、先日、中田さん、ヒデさんの部屋から出てすぐに私の部屋にやってきましたよ。牛乳をやっていたようですね。話声が聞こえましたよ。それにシロって呼んでましたね。驚きましたよ」「えーっ!こいつは本当にシロっていうのですか?偶然とはいえ面白いですね。でも、白いから当たり前かな」「シロは、窓がロックされてないときには一所懸命に口と足を使って窓を開けて、ベランダへ出るのですよ。そして、ママさんがいないときは私の部屋へ遊びに来るんですよ。私はワンチャンが大好きだから大歓迎だけど、何日も帰ってこないで置きっぱなしのときもあるんですよ。本当にかわいそうなシロなんですよ」と言いながら私に同意を求めてきたので、調子よく言った。「ですよね。かわいそうですよね。何考えているのかね。今どきの若い女性は・・・」と加藤さんの顔を見たら何か困っているようなので言い換えた。「いいえ、加藤さんとは違いますよ。4号室の女性のことですよ」「ヒデさん違うのよ。4号室のシロのママさんはそんなに若くはないんですよ。ヒデさんって見た目だけど、たぶん30歳前後でしょ?だからママさんはヒデさんよりかなり年上ですよ。アラフォーでね、池袋のバーでママさんをしていると言ってました。ママさん、1週間に2日は必ず泊りがあるんですよ。バーのママって仕事で泊まることがあるんですかね?誰とどこへ泊まって何をしていることやら?」と言ってから、今度は加藤さんの方が”しまった”という感じで恥ずかしそうな顔をして続けて言った。「何をしている?って別に変なことではないです、ただ単に仕事で泊まりってあるのかな、ってことですからね・・・・」とドギマギしてオレに助け船を求めてきた。私はおなかの中で笑いをこらえながら「そうですよね、仕事で泊まりといっても、みんながみんなHするとは限らないですよね。ホテルで静かに語り合っているかもしれませんよね」と助け船にもならないような”しょうもない”返事をしたので、お互いに噴出して大笑いした。考えていることはたぶん同じで「仕事で泊まり=H」だったようだな。加藤さんも泊まりの経験があるのかもしれないな。チクショー!こういうときは笑ってごまかすに限る。そして、ベランダの方からシロがやってきたので、俺は思わず抱っこした。「ヨシヨシ、シロ、お前は可愛いな。こんな素敵な加藤さんと毎晩ベッドを共にして抱き合って寝ているんだね。うらやましい奴だ、今度オレと交代シロ!」と駄洒落を言いながら加藤さんの顔を見たら笑っていたが、その顔はシロよりはるかに可愛かった。「こうやってペロペロするってことは、シロを挟んで加藤さんと間接キスってことだな、そうだろシロ?」「いやだヒデさんたら、変なこと言うんだもの。恥ずかしくなるわ」「エヘヘ!」と笑いながら、心の中で「オレのことヒデさんだってさ、掴みはOKだな!」と売れない芸人みたいに喜んだ。男と女、犬を間にするとまるで幼馴染のような自然な気持になってくるから不思議である。こうしてシロがオレと加藤さんの間を行ったり来たりして、2号室と3号室の隣同士の普通の付き合いは始まった。続く
2011年04月09日
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ブログへのいろいろなアクセスがあるけどほとんどが迷惑メールみたいなので、ずうと中断していた。他のSNSでは毎日日記を書いているけどね。今も茨城県南部で震度4の余震がズンときた。毎日こんなことの繰り返しで、東京も遠くなった。また、ときどき書くことにしようと思う。とりあえずご挨拶まで。
2011年04月09日
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突然ですが、恋愛小説を読んでみてください。男目線で書きましたので、女性の方は女性の目線で書き直した小説にしてみてください。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「男と女のラブゲーム」出会いの日2010年5月某日テツヤ42歳バツ1独身。サラリーマン。 今密かに恋焦がれている片想いの女性がいるのだが、過去の失恋が気になって先へ進めないでいる。 片想いの女性はマリ、41歳バツ1独身。都心部の小さな会社で社長秘書をしている。4月中旬のある晩、出会いは衝撃的だった。こんな偶然は1万分の1の確率もないだろう。週末の金曜日、銀座の裏通りの居酒屋、テツヤは会社の同僚たちと飲んでいた。突然、携帯がバイブレータと同時に着メロで”ロッキーのテーマ”を歌い出した。そして画面には公衆電話と表示されていた。「はい、もしもし、どちら様ですか?」「はあ?何言ってるの?私マリです」ほんの一瞬、頭の中でマリという名前の検索が始まった。マリ?そういえば一人いたな。でもアイツはもう人妻だし声に聞き覚えがない。「すみませんがどちらのマリさんですか?番号を間違ってませんか?」「エーッ!090-1x1x-1192でしょ?」「ブーッ!残念でした。私は080です」「エーッごめんなさい!慌ててました」いつもは女性とこんな会話をしたことないのだが、ほろ酔いでスラスラと話している。図に乗って更に話しを続けていた。「デートに遅れて焦ってたんじゃないの?」「そうなの、今日初対面で顔も知らないの。名前だってゴリってニックネームだし、それに携帯の電池切れでね、公衆電話を探してやっと電話できたの。焦ったわ」「それはお気の毒様、待ち合わせが上手く行かなかったらまた電話してきてね、ごちするよ。不運を祈る!」「そうね、幸先が悪いかもね。本当にお騒がせしました」「もしよければ名前だけでも聞いていいかな?、私はテツヤです」「はい、先ほど言ったけど本当にマリなんです」そして、しばらく仲間との会話が盛り上がった頃、またテツヤの携帯がロッキーを歌い出した。「もしもし、慌て者で哀れなマリです」「どうした?聞くまでもないな、いなかったんだよね」「実は恥ずかしながらミクシーで知り合っただけの人でね、30分も遅れたから怒って帰っちゃったと思うのね」「ミクシーか、結構がんばっているんだな」「バツ1独身のアラフォーの肉食系女子ですから、男は自分で探すのだ」「よし、俺もこれからミクシーを使って、食物連鎖でその肉食系女子って奴を探すのだ」「何言ってるのよ、目の前に美味しそうなご馳走がいるじゃない」「エッ?君のこと?」「そうよ、花金の午後7時に肉食系女子がオメオメと帰れると思っているの?」「その強気なノリはどこからくるのかね?」「そんなくだらないことは、会社に置いときなさい。誘ってくれるのくれないの、3秒以内に答えないと電話切るよ」「はいはい、誘いますよ肉食女子さん」「ワーッ嬉しい。これで今晩の晩御飯を食べられる」「何?一人暮らしなの?」「さっき言ったでしょ!バツ1独身のアラフォーだって」「分かったよ。ではこれから食物連鎖のスタートでご馳走しよう。最後に残るは百獣の王だ、なんてね」「じゃあね、7時半に銀座和光の角ってどうかな?」「30分後だね、OK牧場」「さむー!私は黒のパンツスーツ、ガッツさんあなたは?」「ガッツはグレーの百獣の王スーツに男前のマスクでやんす」「何それ?まあいいや、じゃあ待ってるね」7時半銀座和光の角、黒いパンツスーツの美人が立っていた。「ピッタシカンカンだろ!」「古!今は、ピッタンコカンカンよ。それも古いか」「でもさ、こんな美人とデートしてたら、どこからか怖いアンチャンが出てきたりして」「そうよ、変なことしたらすぐにゲシュタポが飛んできて逮捕されるからね」「じゃあ、変なことをする前にしっかり食べてゲシュタポと戦う力を蓄えておこうかな」「わたし、高級な店より定食屋が好きな安上がりな女なのよ」「こんな時間に定食屋かよ?」「大門辺りならビジネス街だしあるんじゃない?」「OK牧場」「またガッツ?」二人はタクシーを拾って大門へ向かった。流石に大門はこの時間サラリーマンが多い。定食を食べられる店もすぐに見つかった。食事をし、軽くビールを飲みながら会話が弾んだ。「ところでミクシーの男にはまた電話するの?」「何言ってるのよ、目の前にこんな色男がいるのに顔も分からない名前も分からない男なんてどうでもいいわよ」「流石!肉食系女子はすごい。言うことが違う」「これからテツヤって呼んでもいいよね?」「いいよ、じゃあ俺はマリって呼ぶね」お酒のメートルが上がってくるに従って会話もセクハラのラインを超えて盛り上がった。出会い系の過去の話、結婚の話、もちろんセックスの話もだ。肉食系はズバリ言う。「私脱ぐと結構凄いわよ」「それって、ボディ?それともテク?」「間抜けな質問するな!腰抜けやろう!」「では、両方ともスゲーってことで話をまとめましょう」午後9時ほろ酔い気分で外へ出た二人。東京タワーがオレンジに輝いていた。「これからどうしようかな?」「今日は12時までに帰宅したいの?」「家はどこなの?」「日本」「俺と同じだ。でも、もう少しズームインしてよ」「深川」「一気にズームインスーパーだね」「じゃあタクシーで送ってあげるよ。俺は本所だから帰り道だよ」「わーっ!嬉しい。ラッキー!じゃあまだ時間があるからカラオケしよ?ね!ね!いいでしょ?」肉食系女子は獲物の腕を掴んで離さない。「現金な奴!そこのカラオケ館にしようか」スケベ心を隠しながら平静を装って言った。まず最初に歌いだしたのは当然マリだ。「西田佐知子シリーズから始めるね」「どうぞ、好きなだけ歌って憂さ晴らしだ」「はーい!コーヒールンバ入ります」「懐メロだね。リアルで聞いたことないね」「お母さんが好きだったのよ。子守唄よ」そう言いながら歌いだした。結構上手い。体全体を軽く揺らせながらリズムを取って気持ちよさそうに歌っている。テツヤは別れた妻を思い出しながら聞いた。亡くなった元妻も西田佐知子の歌が好きだった。「さあ、今度はガッツテツヤの番だよ」「じゃあOK牧場、18番恋人も濡れる街角歌いまーす」「はーい、感情込めて歌ってこーい」マリは俺の目をしっかりと見つめながら聞いていた。”こいつ何を考えているのだろう?”数曲を歌ったら11時になっていた。「さあ帰ろうか、送るよ」「はーい、ラッキーストライク」マリもくだらない駄洒落が好きなんだと心の中で笑った。タクシーの中では、マリがテツヤの肩に頭を寄せてきた。これって自然?サービス?これが男を悩ませる女の不思議の始まりだ。「オイオイ、そんなことしたら惚れてまうやろ!」とくだらないギャグで反応を見た。「ほら!始まった。男って奴はすぐにそういうことを言って女を軽く口説き出すんだ。でもマリ嬉しい」「一体どっちなんだよ」「そんなの女の口から言わせるの?ダセー」テツヤはこの先の展開を期待しながらも、女性のリップサービスに惑わされた苦い経験を思い出していた。今はまだフィフティフィフティの関係だ。男と女は好きになった方が負け。先に恋心を抱くと、焦りが出て相手の気持ちが読めなくなる。といって、読まないと先へ進めないし、「鈍い奴」なんて言われそうだし。下手に触って「スケベ」なんて思われたらジエンド。”はいそれまーでーよ!”だ。ずっと触らないでいたら、その気がないと誤解される。挙句の果てに「インポなの?」なんてバカにされる。あー面倒くさい。まあ今日は会ったばかりだから、この程度で上出来だ、ここは我慢しよう。そう思ったのだが、マリの奴、何を思ったか手を握ってきた。俺の頭の中覗いたのかよ。”これってどんなサイン?”聞いたら「ダセー!」って言われるだろうな。でも、ドキドキしながら握り返した。会話が止まった。タクシーは順調に走り永代橋を渡った。もうすぐに着いてしまう。やはり今日はここまででガマン!ガマン!男はやせ我慢で成長する。でもな・・・。そんな男の気持ちなど知る由もなくマリは手を握ったまま頭を俺の肩に寄せている。何といい匂いだ。これってフェロモン?昔だったら、ここで気の利いた台詞の一つでも言えたんだが。そんな言い訳を自分に言い聞かせてどうする?タクシーは清澄庭園そばのマリが指定した場所に到着した。タイムショックの解答者みたいにオタオタしながら、わけの分からない言葉を言った。「明日と明後日は休みだけどどうかな?」停車して自動ドアが開いた。「明日は秋川渓谷へハイキングなの、ごめんね」「じゃあ日曜は?」駄々を捏ねる子供のように聞いた。「そうね、明日の疲れ具合かな。電話する」「マリの電話番号教えてよ。ワンギリでいいからお願いね?」マリは返事せず降りた。窓を開けて手を振りながら言った。「絶対に電話しろよ」ふざけて敬礼をしながらマリは返事した。「OK牧場」タクシーは出てしまった。あそこで俺も降りて話をすればよかった。後悔先に立たず!”この間抜けめ!ドジ!バカ!”このドキドキ感は一体なんなんだ!さっき会ったばかりのたかがアラフォー肉食系女子じゃないか。俺は何を焦っているんだ。タクシーは10分ほどで自宅へ着いた。この間ワンギリの電話はなかった。あの態度なら今晩セックスしてもいいような感じじゃないか。食事中も、カラオケでも、タクシーの中の態度ならなおさら・・・。恋の始まりはいつもこうだ。アラフォーだとか小学生だとか関係なく女はみんなこういう作戦を使うんだ。昔からいつもそうだった。俺はビビットきたら一瞬で恋が始まる早食い系男子だ。じっくり二人の関係を育て上げてから告白するなんて、そんな草食系みたいなことはやったことがない。おやおや、草食系だとか肉食系だとか早食い系だとか女みたいな分類を始めちゃったよ。真夜中12時、携帯がロッキーを歌いだした。「もしもし、マリです」「待ってたよ」「遅くなってごめんね。いろいろ考えちゃったの、分かるでしょ?」「何を?」「あのね、気を持たせてごめん。あなたとてもいい人よ。さっきは本当にいい気持ちだった。久しぶりに恋人気分を味わったわ」「俺もだよ。それに女性の手を握ったの何年ぶりなんだろう。ちょっぴり興奮したよ」「だよね。私って肉食系でしょ?行動が先なになるの。後先考えないでそのときしたいことをしちゃうの、昔から」「そうなんだ」「本当にごめんね。家に帰ってきてから恥ずかしくて電話できなかった。ワンギリでも」「そうか俺っていい人、いい友達、彼氏にはなれない。そういうこと?」「まだ分からないよ。今日会ったばかりだし。これからじっくりと吟味してもいいかな?」マリはすっかりクールダウンして冷静だった。それに比べ、この俺様はどうだ、二階に上って梯子をはずされた間抜けな男になっている。「また電話するわ。まだ始まったばかり、これから先は神のみぞ知る、ってね」すっかり意気消沈した俺。酔いが完全に醒めている。「あのさ、俺から電話してもいいかな?」「ウン」「エーッ!OK牧場じゃないの?」「ウン」こうして不思議な夜が暮れて行く。テツヤは女の複雑さをまたしても味わった。男はいつまで経っても単純な作戦だけしかない。遠い昔の学生時代と全く同じじゃないか、とあの頃を思い出した。眠れない夜、男はいつまでも眠れなかった。マリから”あの晩は勝負するつもりだったのよ”と聞かされたのはずっとずっとずっと先のことになる。 出会いの日 おしまい
2010年05月22日
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4月12日以来の日記です。たったのひと月だが、いろいろなことを経験した。「天国と地獄」「寒さと暑さ」「男と女」「東京と田舎」・・・・・・。鳩山首相もまさに「天国と地獄」を体験したことでしょうね。昨年の晴れ晴れした首相就任から半年余りでこんなにも急降下するとはね。GWであちこち出かけていろいろな人に会った。だいたいが同じような団塊の世代かその前後だ。成功した者、失敗した者、中途半端な者・・・・・。自分はまさに中途半端な部類に入るだろう、両親の介護生活もまもなく1年になる。このままでいいのだろうか。将来、あと20年以上もあるし、場合によっては30年だ。まず、パートナー探しが重要だ。次に仕事をどうするかだ。いずれにしても介護がどうなるかだが、・・・。まあゆっくりと考えるとしよう。
2010年05月09日
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今週はお天気と同じでめまぐるしい予定となってしまった。1、火曜日 友人と日本エアロビクスセンターでランチ会食。メンバーになっているので安いよ。主婦が中心で結構混雑するのだ。あの不便な場所だが主婦は強い。2、水曜日 南房総に住んでいる70歳の友人が案内してくれるハイキング。上総亀山駅から東大演習林に入る。数名のパーティ。平均年齢65歳かも。3、木曜日 仕事4、金曜日 昼間は母の通院。夜は神田司町の欧風屋で生オケ同好会の集会。5、土曜日 父のお供で東京へ。6、日曜日 温泉仲間のコミュニティで「ひたち海浜公園」で花を見るツアーなぜか今週にイベントが立て込んでいる。来週は何も無いのに。昨日は印旛沼そばの「吉高の大桜」と「房総のむら」へ行ってきた。老人会の活動みたいだ。
2010年04月12日
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昨日は佐倉市のふるさと広場でオランダ風車とチューリップを撮って来た。国立歴史民俗博物館の見学のついでに見てきた。佐倉市にはなかなかの歴史がある。でも八街市には牧場と戦時中の飛行場の歴史しかない。更に、今は何も無い。●今後の予定14日会社。夜は神田司町の欧風屋で世間話。15日房総半島を探検する。上総亀山の東大演習林が公開されるのでそこをハイキングする。70歳を越える元気な爺さんが案内してくれる。今のところ2人だけ。16日欧風屋で生オケ同好会のイベント。18人参加。17日父のお供で東京へ。18日温泉仲間の集団でイベント。ひたちなか公園でネモフィラ見物&大洗で温泉。22人参加だと。23日母の通院。その後市原の湯楽の里で房総半島の仲間で井戸端会議。10人参加。介護生活も暇で困る。でも家にいないと両親が不安がる。収入が・・・・。で私も困る。だから仲間を募って小さな「豪遊」で日帰りで楽しんでいる。母の病状も薬のおかげで安定している。一安心。父は体がガタガタだけどもうすぐ米寿とは思えないほど元気だ。※写真はチューリップが咲く前のさびしいオランダ風車(3月上旬)
2010年04月08日
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●27日土曜日は「佐倉平和の集い」でバスツアー三崎港と城ヶ島、そして鎌倉長谷大仏と鶴岡八幡に行ってきた。朝早くから夜までの長い日帰りのバスツアーだ。三崎港のうらりで地元の方から戦争体験の話、城ヶ島ではしぶき亭でまぐろ特別定食。長谷大仏と鶴岡八幡は中学校?の遠足以来だろう。●28日日曜日は「房総半島を楽しもう会」で「いすみ鉄道と大多喜城、温泉」だ。10時半大原駅集合。10時39分発のいすみ鉄道のムーミン列車に乗った。大多喜の街並みは「小江戸」だって。確かに似てる。でも違う。川越、佐原、栃木も小江戸と呼ぶ。ただこの大多喜は江戸時代にはとても重要な街だったようだ。この街もメキシコと関係があったのには驚いた。御宿と同じだ。クアライフ御宿はとろみの湯でいい泉質だ。1000円もやむなしか?●今週は火曜日に会社へ出る予定だ。
2010年03月28日
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月日の経つのは早いもの。年齢が増えるにしたがってその速度は加速度的に速まる。●父と母の状態は現状維持のまま水面下では悪化しているように感じている。母のうつ病は薬の効果でよくなってきた。今は考えることができている。以前は何も考えていなかった。父は心臓は変化なしだが足腰が弱ってきている。でも自動車には乗るのだ。それには困っている。●今日は、母の通院で東金市の浅井病院へ行った。片道20キロだが信号が少ないので約35分程度で到着。●その後、父の通院だが今日は自分で運転していく、とこだわる。千葉大学まで片道20キロで約40分。だが、こちらは交通量が多いので心配である。本人は自信があるらしく、一人で行くから、という。介護に来ている俺としてはとても困るのだが。母の面倒を見ていろ、といってきかない父。ガンコだけは変わらないままだ。●明日は、「佐倉平和の集い」で「三浦半島バスツアー」だ。朝6時半京成佐倉駅前集合。アクアラインで向かうらしい。●明後日は、「房総半島を楽しもう会」で「いすみ鉄道で大多喜城へ」というイベントだ。朝10時半大原駅集合。大多喜城へ行き見学、食事、そして御宿で温泉に入って解散となる。●来週は火曜日に会社へ行く予定である。帰りに神田司町の欧風屋(カジュアルレストラン)へ寄る予定。暇な人がいたら一緒にどうぞ。4月16日にはそこで生オケで歌おう会がある。M神さん是非参加しませんか?O本もどうかな?
2010年03月26日
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久しぶりに日本エアロビクスセンターへ行った。1470円のランチを会員割引10%で食べた。平日のこの時間でも満席だった。●暇な方はCMソングを聞いてください。http://www.youtube.com/watch?v=fpNF2zHy-uM
2010年03月16日
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久しぶりに映画館で映画を見た。イオン成田のヒューマックス8に行ってきた。「花のあと」は原作・藤沢周平の時代劇である。主役は北川景子。昨年一年間彼女の成長を見てきたが、時代劇は初めてであり興味津々だった。桜、雪山、吹雪、東北の山々・・・・自然を豊富に取り入れた美しい映画だった。北川景子も落ち着いた演技でよかった。1年前までは伊東美咲ファンだったが、結婚が決まったので切り替わった。しばらくは北川景子ファンが続きそうだ。●イオン成田はでかい!八街にはありえない大きさだ。●帰りに富里の湯郷ななえに立ち寄ってきた。塩分の濃い温泉は俺の好みだ。●明日は日本エアロビクスセンターでランチの予定。●木曜日は鹿嶋市の友人の小屋へ行く予定。●金曜日には会社へ出る。
2010年03月15日
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このところ初夏の暖かさの次に真冬の寒さが来る日が続いている。我が家は、父の寒がりでどんな日も同じように石油ストーブとエアコンのダブル使用だ。なにしろ8月に石油ストーブを使ったことがある。八街市役所は千葉県の市役所で最も高地にあたる。海抜50m未満だが高地である。八街から外へ出るときジェットコースターのような急降下を体験する。●柔らかい話最近のことだが松島初音というアイドルの顔が気に入っている。デビューのころの沢尻エリカも抜群の存在感だった。※TBSの昼のドラマで高校生役でも大昔の日活映画には現在とは違うドキドキ感があった。YouTubeで日活映画を検索すればたくさん出てくる。石原裕次郎や小林旭の相手役や脇役だがキラっと光る女優がたくさんいた。子供の頃一人で両国日活へよく見に行ったが次の3名がお気に入りだ。芦川いづみ・・・今の女優にはない意志の強さを感じる浅丘ルリ子・・・子役のときなどはまさに「可愛い」という形容詞がはまる笹森礼子・・・・女学生、OLという普通のお嬢さんがピタリだ閑話休題「プレイガール」http://www.youtube.com/watch?v=h5IPW5Kv9Dk●母のうつ病の再発は薬効果でよくなっている。認知症は全く出ていないようで一安心。●今週ももう木曜日だ。時の経つのが早い。「光陰矢のごとし」だ。●Jリーグが開幕したが千葉県はJ2になって残念だ。サッカーの選手はどうしてあの髪型とヒゲス面をするのか疑問だ。まるでホスト。子供たちの目標がホスト面でいいのだろうか。スポーツ選手はさわやかで誰にも好かれる方がいい。プレーさえよければいいという考え方は今の世の中においては誤解しやすので危険だ。現在の日本ではびこっている間違った考え方だ。「・・・・・をきちんとやっていればいい」今日も寒い。
2010年03月11日
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●金曜の晩、親戚のお通夜で谷中まで行った。久しぶりの日暮里駅は人でいっぱいだった。京成もJRも新しくなっているし元気があった。駅から谷中霊園までの街はお洒落な店がいくつかあった。街を散歩する人、ツアーの人・・・流行の「谷根千」ってことだな。●サラリーマン時代の会社の同期会が12日にあるとメールが来た。残念ながら夜遅くまで空けられないので断った。60歳と59歳の我々同期は140人位いたように思う。亡くなったものも数名はいる。1982年に辞めてからもう28年になるのだ。次回はほとんどが退職しているだろうな。●大学のOB会の案内が届いた。ここ数年は参加してない。何かピンと来ないのだ。参加したいという気がしない。毎年参加していたのだが、何か変なOB会になっている。しかし、今年は現役の試合を見に行きたいと思っている。●佐倉市にある国立歴史民俗博物館の会員となった。今までは父が会員としてがんばっていたが、先のことを考えて私にお鉢が回ってきた。8日は新しい展示室が完成したので会員向けの説明会があるので行くことになった。●八街コミュニティ倶楽部というサークルを立ち上げたがまだ4名しかいない。オヤジばかりで平均年齢60歳。みんな面白い人だ。リタイア組3名、現役1名。18日にイベントで集まる。鹿島まで行くのだ。帰りは日帰り温泉でのんびりかな。●房総半島を楽しもう会というのもある。28日に「いすみ鉄道と日帰り温泉」というイベントをやる。昨年秋から何回もやっている。みんないい生活している。私みたいなのは余りいない。ただ、介護の苦労をした人が多いから参考になる。●温泉仲間は14日に土湯温泉に行くらしい。今回は見送りかな。残念。
2010年03月07日
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久しぶりに東京を歩いた●まず最初に、浅草駅前から墨田区役所まで吾妻橋で江戸時代には「大川」と呼ばれた隅田川を渡った。川沿いの土手はきれいに整備されている。以前たくさんあったブルーシートのダンボールハウスはどこかへ行ってしまった。子供の頃はこのあたりを自転車で走り回ったものだ。今では池波正太郎の世界としてガイドマップもある。「鬼平犯科帳」や「剣客商売」で登場する寺は今でも存在する。●続いて予備校、大学時代を過ごした池袋に行った今日の目的は床屋だ。41年前に大学入学が決定した日、ここで丸刈りにした。高校時代も丸刈りだったが予備校ではスポーツカットにしていたので、すっきりした。1969年3月、あれからもう41年だ。ずいぶんと通ったものだ。池袋への途中、懐かしいスナック(今で言うカフェ)に入った。41年前にその店が開店した日に入った。3年前にビルが壊されるので移転したが、内装は同じだった。1969年9月、あれからもう41年だ。ずいぶんとご飯を食べたものだ。●最後は、神田司町の店。ただし、この店は今日が始めてだ。最近あるサイトの伝言板を通して知り合った男性の店だ。ただし、神田あたりはサラリーマン時代のテリトリーだったし、その後も何度も通った街だ。「欧風屋」というカジュアルレストランだ。オーナーは1歳年上。団塊の世代だ。これからは東京へ出たら必ず立ち寄ることにしよう。●●●サッカー日本代表はヨーロッパ組の活躍でバーレーンに勝利した日本にいないことでこんだけ成長するんだな。今までの国内組だけの試合とは全く異なった展開だ。ということは「国内」では成長できないってことだ。
2010年03月03日
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日曜日にあるコミュニティ仲間で宝川温泉に行った。約30名ほどの老若(40代以上の若者が若干名)男女がマイクロバス2台で行った。東京駅7時半集合。東京駅付近はマラソンの準備をする人、応援する人がたくさんいた。10時半頃宝川温泉に到着した。早速、有名な川岸の混浴露天風呂に入った。カップルが何人かいたけど男が多い。昼飯タイムで旅館のランチ(1500円)を食べた。熊汁はなかなか美味だった。食後、今度はゆっくりと3つの露天風呂を楽しもうと向かった。ところが今度は異様な光景を目にした。大きな「子宝の湯」という露天風呂の一箇所にある集団が入っているのだ。男女が一緒に固まって入浴している。猿の野天風呂のように。どのような集団かというのは想像に任せるが私の友人にはいないタイプである。恐る恐る入浴したが落ち着かない。その集団では女性がタオルもなしに元気いっぱいに動き回っていた。久しぶりに赤の他人の女性の裸体を見たけど妙な気分だった。我々の集団も30人ほどだが静かにバラバラに露天風呂を楽しんだ。もちろん女性たちはバスタオルをつけての入浴だ。でも、温泉は温まるし泉質もいいので秘湯の湯を堪能した。次回は本当の秘湯の混浴を楽しみたい。誰か一緒に行きませんか?もちろん女性の方!●オリンピックはスケート女子のパシュートの銀メダルで終わった。ひそかに応援してた小平奈緒選手の活躍がよかった。●母の具合だが、うつ病の薬を50%増量した。結果、記憶障害が減ってきた。食欲も少し増えた。今のところ回復の兆しだ。
2010年03月02日
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今日は木曜日この1週間は何かと忙しかった朝はいつも5時過ぎに目が覚める膀胱が溜まってくる感じがわかる。つまり老化が進んだということだ。起きたら眠れないからテレビでオリンピックを見る。NHK、ズームイン、あさズバ、めざまし、やじうま・・・・・私が一番お気に入りだった日本テレビの小熊アナが最近は余り出てこないのが残念だ。女子アナ評論家としては・・・・。※オタクではないですよ!●月曜日は会社へ出た。3週間ぶりかな。出社するたびに会社の様子が変わっている。いろいろある・・・・・。帰路、千葉みなと駅前駐車場に止めた車で日帰り温泉に立ち寄って帰った。※2時間100円、1日最高600円の駅前駐車場だ。※四街道のみどりの湯●昨日は仙台へ出張した。就職合同説明会をある専門学校で行った。残念ながら大外れ。往復のチケットをえきねっとで購入した。それも「とくだ値」という最も安いチケットだ。仙台往復新幹線指定席で16600円。ただし、列車指定があるので困るけどね。何がって最も時間がかかるタイプである。各駅停車みたいな新幹線だから、最も早いのと比較して1時間ほど違う気がする。●今日は先日立ち上げたコミュニティの八街の仲間と歓談した67歳の男性は毎日庭の手入れが楽しみで、社交ダンスを始めたばかり、太鼓のサークルに入っている。大きな庭の片隅にガーデンセットを置きお茶を飲んだ。花壇が素敵だった。次にその人ともう一人のお宅を訪問した。67歳で遊びで農業をしている。DIY好きで小屋を4つ作ったと。庭が広いし裏の畑を250坪借りて野菜を作っている。帰りに野菜をもらってきた。●母親の具合はあまりよくない。うつ病の怖さを痛感している。話さない、表情がない、死にたいが口癖、動く気がない、食事をしない・・・。全て「ない」。困ったものだ。父親のがんばりはたいしたもんだ。もうすぐ88歳の米寿だ。●日曜日は宝川温泉だ。
2010年02月25日
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冬季五輪のときにしか見ないスポーツがたくさんある。五輪とはそういう存在なのだろう。だから五輪に参加する必要があるのだろう。カーリング、リュージュ、ボブスレー、スケルトン、スケートショートトラック、数え上げたらきりがないほどある。知らない間に種目が増え、スキーだけでもずいぶんと変わっている。●その中で気になった種目はショートトラックだ。最初はちまちましてつまらないスケートだと思ったが、よく見ると勝負ポイントがある。グルグル周回しているときにどこでスパートするか、そのタイミングを逃すと最下位もある。残り3周からのスパートは見ごたえがある。アウトから、インからそれぞれ状況次第で攻める。韓国勢の凄さはまさにスパートにあった。●スキーの滑降は凄すぎる。日本人は150キロのスピードが出せないから絶対に勝てない種目である。なぜだろう?不思議である。●●最近千葉県の仲間が増えていろいろな情報が入ってくる。どこの温泉がいいとかあそこの道の駅はいいとか・・・・・房総半島はかなり大きい。まだまだ知らない場所がある。水仙ロード、名水、アジサイの名所、菜の花、トピー・・・私の知らない世界がこんなにもあるとは。●●今の若者のファッションで気になるもの国母選手のファッションでいろいろと問題が出てきた。私は心配するのは、今の若者が個性的でないということだ。あのファッションは個性的でもないし、多くの若者たちがやっている。同じことをやることが「自分のスタイルを貫いている」というのも何か違和感がある。学生服の腰パンは今どきの高校生の半分以上がやっている。千葉県では60%以上だと感じている。Yシャツをだらしなく着ることも同じだ。靴のかかとを踏むのも同じ。つまりだらしない着こなしは半数以上の学生がやっている。だらしないことが個性的だという、こんな国があるだろうか。テレビのコメンテーターや評論家の無知な人々は「若者は若者らしいのがいい・・・・」と妙なコメントで若者擁護をする。本当にいいの?あなたの娘さんの恋人が腰パンで鼻ピアス、シャツ出しで「ちわー!」って来たらどう思う。そして、歴史も敬語も何も知らないもちろん言葉遣いはめちゃくちゃ。こういう人々が若者の半数以上いて日本は大丈夫ですか?この冬季五輪でいろいろなことが分かった。禁煙問題で「個人の自由だ」という愛煙家?の評論家がこの問題でも「若者は新しいファッションに興味を持つものだ」と語っている。問題点がすりかわっていることも知らずに。私の結論「腰パンは日本を滅ぼす。(腰パン亡国論)」●方程式や法則を知らない人間に問題は解けない。●九九を間違える人間は計算できない。●敬語を使えない人間は「尊敬」の意味が分からない。●腰パン、だらしないシャツをファッションだという奴は「恥」を忘れている。日本の将来を心配するオヤジは俺だけしかいないのか。
2010年02月21日
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●最近ドライブで行った温泉の紹介1、江戸遊(市原市五井)久しぶりに行ったけどなかなかいい感じだった。650円だが時間をかけてのんびりできるのでよかった。露天風呂はぬるかった。2、大江戸温泉君津の森(元はウエルサンピアだった)雪の中八街から75キロを走った。国道409号はトラックや地元の方が多く速度が遅いので困った。1時間半ほどかかってしまった。入浴とバイキングランチで1480円はお得だ。あの雪の日に食堂は満員になっていた。もちろん平均年齢65歳。夫婦か女同士が多い。風呂は光明石温泉だからあまりありがたくないが、その分2階の休憩ゾーンはよかった。癒しを求めて行くならいいね。君津駅からバスの送迎がある。●最近、あるサイトを通じて仲間が増えた。今までにない交友関係ができつつある。1、温泉仲間先日は「ほったらかし温泉」へ行った。28日には「宝川温泉」へミニバスで行く予定。2、千葉県の仲間房総半島をドライブしたり温泉に行ったり食事する仲間である。リタイアした人も結構入っている。マージャンもやった。釣りする人もいる。情報交換もできる。3、八街市の仲間今は男4人平均年齢60歳だが、徐々に増えればいい。近隣の温泉へ行ったり、小屋を作ったり、農業の手伝いなどをしたりしようと思う。●来週は忙しそうだ。月曜日は会社(月2回ほど出てる)水曜日は仕事で仙台へ出張だ。(求人関係)金曜日は母の通院で東金市まで半日仕事。その間はまだ空いている。でも何かをするだろう。オリンピックでも見ているかも。
2010年02月19日
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先日あるSNSで集めた地元の仲間と「八街コミュニティ倶楽部」という井戸端会議を立ち上げた。最初は4名でスタートだ。日曜日の朝10時にジョナサンで集合し会議を始めた。※日曜日のこの時間に大きな店なのに我々しか客がいなかった。五輪があったからだろうが他にいないとはすごいことだ。地元の66歳、引っ越して30年の67歳、戸建に住むために引っ越して20年という3名が参加してきた。話は弾む。趣味の話、仕事のこと、家のこと・・・・。これからが楽しみだ。写真は八街の市内の風景。凄い田舎だ。●前回の日記から今日までの間に千葉県内のあちこちの温泉に入った。富里の「湯郷ななえ」は2回も行った養老の隣にある「七里川温泉」は秘湯と呼べる温泉だった。今週は18日に大江戸温泉君津の森に行く。※ここは以前、ウエルサンピア君津という千葉県健康福祉センターだったようだ。月末には宝川温泉に行くのだ。●五輪はメダルの取れないまま進んでいる。マスコミは話題つくりのために勝手に盛り上げるので冷静に判断しよう。●サッカー東アジア選手権は批判の連続。「日本らしいサッカー」ができないまま、シュートを忘れたFWとミスの多いBKがウロウロして90分が過ぎていく。そして、「決定力がない日本」を心配しながら時が過ぎていく。
2010年02月15日
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最近は雪がよく降ります。八街市は高原なので冷え込みます。写真は我が家の裏です。水源となっている場所です。そして他より積雪量が多い。○2月2日「かんぽの宿旭」へ行った。昨年話題になったあの「かんぽの宿」だ。豪華な施設と無駄なレイアウトで有名な。八街から県道45号で八日市場まで行き、そこから九十九里浜へ向かって進み、県道30号の九十九里ラインを走って旭へついた。「官」の施設にありがちな無駄の多い施設である。やたらバリアフリーだが利用者は不要な人ばかり。温泉は私の好きな塩分の濃い泉質でよかった。無機質な施設で中途半端なサービス。民間だったらもっともっとよくなる。○帰路は県道30号で九十九里浜沿いに蓮沼海岸まで行き、道の駅「オライはすぬま」へ立ち寄ってから帰った。道の駅は魅力ある駅と無駄なものと完全に分かれる。ここは情報ステーションとしてはいいのだが、店は中途半端で魅力なし。○2月3日ちはら台の大型モールのユニモと長柄町の「クマミュージアム」へ行った。同じ千葉県でも八街にはこういうモールはない。文化度の違いを感じてしまう。なにしろシネコンがある。八街で映画を見る人は成田、ユーカリ、千葉まで行くのだろう。アメリカでドライブしたときには必ずモールに立ち寄ったことを思い出した。ロスからサンディエゴにかけての西海岸ドライブは最高だった。「クマミュージアム」は木彫りのクマがたくさんいる牧場です。高原にいるような感じでした。○今月は温泉のツアーが2回ある。(個人的には他に数回は行くけど)18日大江戸温泉君津の森(15名程度)28日宝川温泉(30名程度)雪の露天風呂だ!
2010年02月04日
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前回は17日の「ほったらかし温泉」のことを書いたが、今回は24日の「養老渓谷ごりやくの湯」のことを書きます。24日日曜日、「房総半島を楽しむ会」という仲間の有志4名で「ごりやくの湯」へ行った。2週間ほど前ドライブの途中に立ち寄ったので2回目になる。前回は一人だったがやはり温泉は仲間と来るに限る。朝8時過ぎに八街の家を出て、茂原のマックで軽く食べて一気に目的地へ向かった。約1時間半ほどで現地到着。渓谷沿いを少し一人で散歩してから温泉に向かった。前回は平日だったのでほとんど客はいなかったが、流石に日曜日は客が多い。若い女性たち、夫婦、ツーリングの途中の人、・・・。湯上りに食堂で天ぷらそばを食べみんなで井戸端会議。なぜ井戸端会議かというと、私と同行する予定の男性の友人がこれなくなったので他の人は全部おばさん(失礼)。話し好きで止まらない。マシンガン3丁では丸腰の私など相手にならない。でもまるでクラス会のような感じで面白かった。次回は2月18日に大江戸温泉君津の森になった。一緒に行きたい人は連絡してね。●読書の話宮部みゆきの「蒲生邸事件」を読み終わってこれで現代ものはなくなった。そしていよいよ歴史ものに入った。まずはじめに「本所深川ふしぎ草紙」を読み始めた。これは私の生まれ育った本所が舞台である。本所深川七不思議がテーマになっている。ただ私が覚えているのは「おいてけ堀」だけ。●池波正太郎の「古地図江戸さんぽー剣客商売」江戸時代の地図を見ながら現在の場所を見る。本所、浅草、深川などが登場する。子供の頃の私の遊び場所が出てきたが50年前とはまるで変わっている。当たり前だが、自分の姿の方が変わっている。次は「鬼平犯科帳」の舞台を散歩してみようと思う。DVDでね。●先日のフジテレビ「不毛地帯」で温泉シーンがあった。あれが「ほったらかし温泉」だ
2010年01月26日
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17日の山梨のほったらかし温泉に行きました。土曜日の夜10時に横浜駅に集合。車で16号、中央高速と走り現地到着。途中の談合坂SAで合流3名、現地で1名で合計7名。夜2時頃に笛吹川フルーツ公園で夜景を堪能し駐車場で仮眠。5時頃にその上にある温泉へ行き、休憩所で開店待ち。6時頃に「開店しましたよ」と呼び込みがありすぐに入った。早朝は「あっちの湯」で700円。露天風呂に一番乗り。ただ夜明け前で外は真っ暗。でも夜景はすばらしい。富士山のシルエットがくっきりと。日の出が見えたのは7時頃。富士山も雄大な姿を見せた。でもこちらはのぼせてくらくら。1時間も露天風呂に入った経験はないし。しかし露天風呂は2つあるが満員状態。こんなのも初めてだ。まるでどこかの猿風呂って感じだ。ここでは写真を載せられないのでご希望の方にはメールで送りますよ。くらくら状態でしばらくボーッとしたがなんとか持ち直して着替えて外へ出た。そこは野外レストラン。朝食「ごはん、味噌汁、生卵、のり」で500円、つけものとおからは無料。さすがに美味しかった。朝8時前にこういう状態で食事した経験は学生時代にしか記憶はない。若い女性たちが多かったのは意外だった。残念ながら混浴ではない。想像で混浴した。ウーン!その後笛吹川フルーツ公園を見学し売店で買い物し、昇仙峡へ向かった。ワイン王国でソムリエらしき人からセールスを受け、無料で試飲し食べた。仙我滝へ行ったが残念ながら期待はずれ。そして帰路は完全に睡眠。運転しないということのメリット。談合坂SAで食事して解散。中央高速はガラガラ。不景気なのだろう。横浜へ到着し解散。川崎のマー君宅へ車をとりに行き、しばし歓談。そこから八街まで高速を一気に走り1時間ほどで到着。今度は秘湯の旅、つまり混浴(想像じゃないやつ)を狙ってね。
2010年01月18日
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恭賀新年 2010年昨年末の12月29日に満60歳となりました。何の感激も喜怒哀楽のない60歳。ただ30日の晩にケッツの仲間が集まって忘年会をしたときにケーキで祝ってくれた。マー君宅(たいしたものだ立派な2階建ての家を新築した)でフクちゃんカップル、クマ夫婦、ケイザブローと集まった。俺だけ泊まって31日朝帰った。これから定例会をマークン宅で開くようになるだろう。何しろ川崎駅西口から徒歩5分だから。駐車場も3台止められる。●大晦日に川崎から帰宅の途中、四街道の日帰り温泉みどりの湯へ立ち寄った。流石に混んでいたがまずまずだった。●元旦から3日までは完全に自宅正月。こんな新年は生まれて初めてだ。●5日母の通院。東金市まで20キロを30分で走った。うつ病の再発らしい。(医師はそう言う)毎日記憶障害との戦い。漢字のテストや算数の加減乗除で頭を動かしている。少し難しいと手が止まる。短期の記憶は失われている。うつ病以外は健康となってきた。●6日昼前に富里市の湯郷ななえへ行った。初日帰り温泉だ。ここの湯はかなり塩分が強いから気持ちがいい。傷口があるとかなりしみるけど。●大学時代の友人のS川から電話があった。久しぶりだ。母親の相続問題がやっと片付いたと語っていた。財産がある相続は基本的にもめるようだな。●そろそろ仕事をどうするか決めなければ。介護との両立を考えて。●今月は忙しいながら「房総半島を楽しむ会」の集まりがある。17日にランチ、日帰り温泉、マージャンと徹底的に遊ぶぞ!平均年齢60歳以上の中高年男女の集まりだ。余裕のある人が多いのでなかなか面白い。それに介護の先輩がたくさにるから勉強になる。今年もよろしく。
2010年01月06日
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ひさしぶりの電車、総武快速で東京へ行った電車はいつものようにマナーのない人々でいっぱいだらしない格好の男子高校生、超ミニの制服女子高生、酒臭いオヤジ、自分勝手なおばさん、そういう人たちが総武快速の電車にはたくさんいる相変わらず携帯電話で会話する自己中の老若男女たちでも東京に近づくに連れてマナーはよくなってくる他人の顔色を見ているのだろうか●京橋はサラリーマンの街でもいくらか元気がなかったような気がするただ東京駅のエキナカのお店は行列がいくつかあった。かりんとうの店はいつも。●夕方、飯田橋ノカフェベローチェでコーヒータイム会社の助成金申請で毎月1回飯田橋のHWへ行くので帰りには必ず立ち寄っている私はあの店の感じが好きだ。スタバやタリーズより好きだ。ドトールやカフェサンマルクよりいい。浜松町のベローチェもいい感じである●夕方に浜松町で友人と会った東京タワーが冬空に輝いていた大門の上にオレンジの東京タワーが、その横には六本木ヒルズがデーンと立っていた浜松町はサラリーマンとOLの街学生のいない落ち着いた街今の東京で最も快適な街だ
2009年12月21日
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60年の人生でこんな師走は初めてである。学生時代はアルバイトしたりパーティーしたり。社会人になってからは最も忙しい時期だった。クリスマス、誕生日、年末年始・・・と続く12月。●アメリカンフットボール大学日本一に関西大学が輝いた。法政大はまた負けた。あれほど強いのに大試合に弱い。昔を思い出してみると、試合に勝つ秘訣は「相手のことを完璧に知り尽くすこと」だと。同じような実力でも、相手のことが分かっていれば勝つ。戦争と一緒だ。関東の大学はこの部分が足りないのではないだろうか。●明日からまた新しい週が始まる。ふたご座流星群は明日の晩がピークだと。近所のさんぶの森公園で見ようと思う。オリオン座のときは2,3個しか見られなかったが今度こそたくさん見るぞ。
2009年12月13日
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サラリーマン時代はボーナス支給日だった。そして1973年12月10日は婚姻届の提出日だった。最初は豊島区役所へ提出した。目白に住んでいたからだ。墨田区から最初の転出だ。目白に2年ちょっと住んだかな。次は練馬区の平和台のマンションの7階だ。景色が良くて、豊島園の花火が見えた。離婚までは平和台にいた。離婚後は関町北で過ごした。吉祥寺からは歩くと20分強かかるが、よく遊びに行った。スポーツクラブ経営から撤退した後、日帰り温泉の事業開発で小平に半年、その後平和島と移った。平和島は飲食店経営した街だ。飲食店から撤退した後は佐倉へ移転した実家に居候となった。その後実家が八街へ移転したので一緒に転居。また仕事をすることになって練馬の関町に住んだ。会社の借り上げマンションが四つ木にあったので2年ほど暮らした。介護のため四つ木から完全に八街へ転居した。60年の人生ではほとんど東京暮らしだったが、現在は八街でなんとか過ごしている。しかし、この八街には俺の期待するカフェや店が全くない。人口7万人の都市だが、中途半端に作られた田舎町。最近、趣味人倶楽部という中高年のSNSでいろいろな人と出会っている。ほとんどが老人で平均年齢65歳ってところかな。そこのコミュニティで「房総半島を楽しむ会」というのがあり、なかなかユニークなじいさんとばあさんの集まりだ。まずみんな余裕がる。生活を楽しんでいる。先輩の生き方を見たり聞いたりしていると心がほっとする。そんな人たちと最近麻雀を楽しんでから、ちょっぴり昔を思い出した。DVDを借りてきて勉強したら、ますますいい感じだ。賭け事ではなく勝負の麻雀の面白さだ。それにしても千葉県は広い。特に内房や外房はまだまだ足を踏み入れてない名所や施設が残っている。これから一つ一つつぶして行こうと思っている。誰か一緒に行く人はいませんか?よろしく。
2009年12月10日
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今月29日で60歳となる。還暦ということは赤いちゃんちゃんこである。昔、還暦はおじいちゃんのお祝いと思っていた。私がもう還暦になってしまう。全く実感がわかない。●クマから花嫁姿の写真が届いた。優しそうな旦那と一緒だった。ホノルルマラソンに一緒に行くとのことだ。うらやましいかぎりだ。30日にマークンのところで会えればいいけど。●シバマタからメールが届いた。大阪だからもうシバマタではないけどね。まだ独身だと。●今週は父も母も通院がある。父は千葉大学病院で舌癌のその後のチェックである。母は転院した病院で初検査である。私もそろそろ人間ドックの季節である。体調はすこぶるいい。やはりストレスがない生活は健康である。あれほど不調だった逆流性食道炎も全く出てこない。血便もない。血圧も正常。不思議なことだ。●昨日は隣の富里市の「湯郷ななえ」で強烈にしょっぱい温泉に入った。2回目だが数年前と比べ客がいないし、元気が無い。●今日は東南の隣の山武市成東にある「伊藤左千夫の生家」へ立ち寄ってきた。「野菊の墓」は高校時代の思い出である。江戸川の国府台が舞台であった。われわれの試合場であった江戸川河川敷である。●介護休暇は半年目を迎えた。今月でタイムリミットとなる。決断の月である。
2009年12月01日
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