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くまくま15 @ Re[1]:胃カメラは 楽になったと 信じたい(ヘボ川柳)(02/10) aki05247さん、こんばんは♪ご無沙汰してま…
2005年05月16日
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前回は、あたたかい励ましのコメントを寄せて下さり、ほんとうにありがとうございました。読ませていただいたのですが、お返事も出来なくて申し訳ありませんでした。

昨日(15日)、パイプオルガン発表会がぶじに(?)すみました。お上手な方が多かったので、直前までは「行きたくないよう~~」と登校拒否の子どものよーにジタバタしていたのですが(あきらめがホント悪いですねえ)、不思議と本番には強いタイプで、演奏が始まったら冷静に音を聞いている自分がいて、音楽の波に乗っている自分を見つけることが出来ました。
ただ音を追いかけるのに専念していたせいか、アーティキュレーション(パイプオルガンならではの大切な表現技術)が甘くなってしまい、先生の第一声が、「何で(音を)切っちゃったの~?」でした^ ^;
私はどーも荒っぽいトコロがあって(扉とかもバタンバタン閉めて、よく怒られてました…)、音の処理に関しても、気をつけないとすぐ乱暴になってしまって、「もったいない!」とよくお叱りを受けます。ていねいに大切に音をつむいでいかないといけないんですけど。
良かったのはどっしり安定した音楽がつくれた点、次回への課題はやはり情感のこもった豊かな演奏をすること!ですね~~。

後ろ姿のプレイヤーが私でございます。小さいからチト安心。

発表会


曲はバッハの「フーガ ト短調」でした。別名「小フーガ」の名前で親しまれています♪小学校もしくは中学校で必ず聞くオルガンの有名曲です。
フーガ=輪唱と習ったと思いますが、同じメロディーが幾度も幾度もくりかえされ、追いかけている間に終わっちゃうという小さな曲なんですね~。
小フーガの場合、メロディーは4つのパートすべてに出てきます。


ソプラノ
アルト
テノール
バス

オルガンではバス部分はペダルが担当します。重低音ですね。
ソプラノからテノールまでの3声は、右手と左手を何とかやりくりして演奏していきます。どうしても甘くなるのは中間のアルト(これを内声と呼んでます)でして、というのも右手で2声を担当するか、あるいは左手で2声、はたまた間に合わない場合は両方の手をかわるがわる使って引き継いでいかないといけないので、どうしてもおざなりになっちゃうからです。(ココはよく注意されます^ ^;)

さて、ふつーのソリストなら自分の声量をコントロールして、目立ちたいときには大声で、伴奏に徹するときはひかえめに、という芸当が出来るのですが(だからこそコーラスが美しくなるんですよね~。みんなが好き勝手歌ってたら、ただの騒音になっちゃうもの…)、オルガンの場合は”その当たり前”が出来ません。
パイプはいっせいに風を送り込まれて音が鳴るので、またまた例えるなら、4人のソリストはみんな同じ声量しか出せないのです。
「ココからは私がメロディーだからみんな控えめにしてよ!」
とソプラノさんが言ったら、他のひとはどうすればいいのか?
アルト「う~ん、じゃ、私は音を全体的に切って、軽くしてみるね……」

バス「重低音は今のところ伴奏だから、のびのびやらしてもらいますよ~。重低音が落ち着かないと、曲は引き締まらないんです~」

アルトさんのように音を切って薄くしてみたり、テノールさんのように切るトコは切って、なめらかにするトコロはなめらかに、と演奏を工夫するのが「アーティキュレーション」という技術になります。
これが出来ないと、どこが主旋律なのかさっぱり分からず、ただダラダラと垂れ流し状態の音楽になってしまうので、とっても大事な技術と言えます。


さて小フーガに話を戻してみると、ソブラノさんからバス君まで、みんなが輪唱を担当します(当たり前ですが^ ^;)。
ただ、ソプラノさんがメロディーを歌っているときは、他のパートはひかえめにしておく必要があるので、オルガンでは「音を薄めに」演奏しますが、私のような初心者だとそれだけで精一杯なため、他のパートさんの歌まで頭と体が回らないんですよね…。

というわけで、先生が「音を切っちゃった」というのは、私が歌うのをついつい忘れてしまっていた、という意味になります。


入り口付近でウロチョロしている私にとっては、奥が深すぎますわ………。


どうも長々と失礼しました。
次回からはまた日本史日記に戻りますので、どうぞよろしくお願いします!







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最終更新日  2005年05月16日 18時39分21秒
コメント(23) | コメントを書く
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