Natural Ecoの部屋

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馬油とは


馬油のルーツは古く、約4000年前の中国騎馬民族の時代にさかのぼります。
日本にいつ頃伝わったのか、詳しいことはわかっていませんが、約400年前、中国大陸から九州へ伝えられたと言われています。
古来から「やけどや怪我には馬油」というように、民間薬として伝えられてきました。


馬油は、人の皮脂に極めて近い天然素材です。
脂肪は、その分子構造によって飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2つに分けられます。
一般的に、動物性脂肪には飽和脂肪酸、植物性脂肪には不飽和脂肪酸が多く含まれています。
近年販売されるスキンケア製品やヘアケア製品に植物性素材が利用されているのは、このためだとも考えられます。
ところが馬の脂肪にも、不思議なことに不飽和脂肪酸が多く含まれているのです。


       人脂  馬脂  牛脂     
不飽和脂肪酸 60~75 60~65 35~46


つまり馬油は、人の皮脂に極めて近い天然の素材と言えるのです。
だから人の皮膚に浸透しやすく、肌に馴染みやすく、しっとりとした潤い感を与えてくれるのです。
現在ではこの馬油の特徴を生かし、エステサロンのマッサージオイルとしても使用されています。

馬油の効能

腰痛    就寝前に両手を太ももに当てます。中指の先が触れる筋肉の溝の部分があり押すと痛みを感じます。そこが〔風市)というツボです。風市に馬油をよくすり込んで下さい又、痛いところに直接ぬり込むのも効果があります。

膝の痛み  患部をよく温めてからすり込んで下さい。痛みがひどい時は1日3回位してください。すり込む時間をかけたほうがいいでしょう。

頭痛    頭痛は原因によって塗る場所が異なります。側頭部の痛みはこめかみに塗ります。前頭部の痛みは目じりから約2センチ耳よりのあたりに塗ります。後頭部の痛みは首の後ろの太いスジの両側にやわらかいくぼみがあります。そこに塗りこんで下さい。

肩こり   肩をあたためて、肩甲骨のあたりと、腕を少し上げた肩と腕の接する部分のくぼみによくすり込んで下さい。

花粉症   鼻の中をきれいにして、鼻の中に馬油をたっぷり塗って下さい。
      1日3回から4回位塗るほうがいいでしょう。

痔     1日1回寝る前に人差し指にとり、肛門の周囲によく塗って下さい。
      イボ痔は入浴後に中にも少し塗り込んでください。

アトピ-  馬油を塗る場合は、お風呂に入るとかシャワ-を浴びるとかして体を清潔にし、こすりつけずにそっとのばす感じで塗って下さい。

あせも    患部に塗ったり、おむつにも塗るとよく効きます。
おむつかぶれ


水虫    水虫は足を洗って,皮膚がやわらかくなった所にたっぷりすり込んでください。

肌     小じわは手の平で額から頬、あごにかけてなでおろす。首筋のしわは馬油をつ  けた指の腹であごから喉にかけてなでおろす。シミには人さじ指、中指,薬指の3本でマッサ-ジの要領ですり込んで下さい。

抜け毛   馬油を地肌にすり込むときは,指先を1か所に止めておいて、地肌を動かすように頭全体をマッサ-ジして下さい。

風邪    馬油を胸と背中によくすり込んであげて下さい。
      背中の上のほうにマッサ-ジするように塗り込んで下さい。

やけど   よく冷やした後にたっぷり塗って下さい。

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