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2004年01月01日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「朝まで生テレビ」

「紅白歌合戦」を観るのが大晦日の恒例ならば、
これを年明け1月1日に観るのが恒例である。
家族の皆が寝てしまった後、1人でこれを観て1年のスタートである。

まあ、ご存知の通りこの番組は、
出演者がごちゃごちゃごちゃごちゃ。。。。。
自分の言いたい事をただ言うだけで、
人の言うことは誰も何も聞いてないし、
田原総一朗は司会なのに一番吠えてるし、

「ああ、今年もたいへんだわな。。。」
と、妙に焦燥した気分になって1年が始まる。。。。。

今年のお題は「イラク問題」であったが、
議論自体は例年通り、
「皆様、お疲れ様でした」
というものでございやした。

ただ、出演者の中で2人、
非常に印象に残る議論を展開していた論客がいたので
「かみぽこ政治学」ファンの皆様(?)にご紹介しておきたい。

1人は阿久津博康。
とっちゃん坊や風のこの方はわたしと同じくらいの年齢であろうか。

議論の正否はともかく、彼の言っていることはおもしろかった。

「日米の経済力を足すと世界の46%。
日米の軍事力を足すと英仏露中の軍事力を足したものより大きい。
日米の軍事力は米英の軍事力より大きい。
日米英の軍事力は仏露中の軍事力の2倍。



ただ数字だけを並べ立てて、
なんの哲学も理念も歴史観も感情も入らない
実にシンプル極まりない日米同盟重視論だった。

このしかし、
「なんの哲学も理念も歴史観も感情も入らない」
彼の議論は、一見軽く聞こえる感じがするし、
他の論客からもあまり賛同はなかったのだが、
わたしには非常に新鮮に聞こえた。

というのは、これまで日米関係を論ずる場合、
戦争に負けたとか、
国土防衛を米軍に依存しているとか、
イデオロギーとか、
議論する前から人それぞれにこだわりというか思い入れというか、
いろいろあって、
なかなか真正面から議論できてなかったような気がする。

そして最後は、
「しょうがないよね。日本は日米同盟しか生きていく道ないもんね」
というようなあきらめの境地に至るという感じだった。

しかし、阿久津氏の実にシンプルな議論は、
その議論の正否、成熟度は別にして、
なんの先入観もなく感情もなく、
ただ単純に客観的にだけ分析して
1つ結論を出しているということにおいて、
わたしは研究者として非常に好感を持った。

阿久津氏の著書は知らないが、
もしいくつかあるならぜひ読んでみてほしい。
わたしも読んでみたい。

次は、おなじみ姜尚中東大教授。
左翼論客のリーダー格である彼の
「なぜ日朝、米朝は国交樹立せねばならないか」
という議論は、実に説得力があった。

「日本大使館、米国大使館が平壤にできたら、
亡命希望者が国外に脱出しようとするのではなく、
大使館に駆け込むようになる。
北朝鮮は、亡命希望者を防ぐことが困難になる。

北朝鮮にとって、
日米との国交回復はどうしても成し遂げたいものだが、
同時に北朝鮮の体制維持を非常に困難な状況に追い込む。

北朝鮮は大変なジレンマを抱え込むことになるのだ。
だからこそ、日本は北朝鮮と国交を樹立すべきなのだ。」

わたしは北朝鮮との国交樹立は現状反対の立場だが、
この姜氏の議論は1つの考え方だと思った。
実際、出演者で国交樹立に反対の
小林よしのりを黙りこませる迫力があった。

近頃元気のない左翼陣営から、
論理的で説得力ある議論を久しぶりに聞いた。
姜尚中さん、さすがでありますね。
彼の最近の本も読んでみたいと思った。

ということで、今日は2人の論客、
阿久津博康
姜尚中
をご紹介しました。
わたしの考えとはかなり違いがあるのですが、
彼らの書いたものを今年はちょっと読んでみたいと思います。

皆様も、
興味があればぜひ彼らの著書を読んでみてくださいね。





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最終更新日  2004年01月02日 10時42分35秒


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