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2005年11月06日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
2. パーソナル・ステートメント


ブリティッシュカウンシルに入学前、
コース・ダイレクターのジョーから呼び出しがあった。
3月最終週だったと記憶している。

受付でジョーを呼び出すと、
彼女のオフィスに通された。
オフィスに入ると、
相変わらず圧倒されるくらいの威圧感で、


彼女に座るように促され、
私が座るやいなや、
なんの前置きもなく彼女が話し始めた。
(この前置きのなさが英国人の一大特徴であることは、
この時の私は知るわけもなかった。。。)

パーソナル・ステートメントを書いて、
e-mailで送れと言う。
それもコースが始める前に。。。

「パーソナル・ステートメントってなんですか?」

私がおそるおそる聞くと、
彼女は説明してくれた。


大学院への願書の一部になる文章で、
最も重要な部分だという。

内容はについては、
次の3つを書きなさいと教えてくれた。

(1) 自己紹介。

(3)大学院卒業後の計画。

ジョーは、その巨体が与える威圧感とはうらはらに、
非常に細かく説明してくれた。

意外に親切な人だ。
彼女がこれまで担当し、
英国に送り出した教え子たちの文章も見せてくれた。
それらは実にきれいに整理されてファイルされていた。

人は見かけによらないものだ。
ましてや外国人は、
外見では判断などできようもないのだな、と思った。。。

さて、パーソナル・ステートメントの原稿を
コースが始める前に提出しなければならないとなると、
たしか4日くらいしかなかったということで、
私は非常にあせったのを記憶している。

ほぼ、人生において初めてとなる英語で文章を書く作業。
これは、私にとって非常に、非常につらい作業となった。

英語で文章書くってどうすりゃええんだ?
家に帰って机の前に座ったが、どうすることもできない。

いまでは考えられないことだが、
まず日本語で書くことにした。

このパーソナルステートメントは、
これから留学を志す人は、
願書でこれを必ず書かなくてはならない。
参考になることもあるかもしれないので、
以下に書いてみる。

(1) 自己紹介:
・私はOX大学文学部哲学科に属し、特に「政治哲学」を専攻した。

・卒論タイトルは、「指導者の条件の一考察」であり、第二次大戦前後に登場したルーズベルト、ド・ゴール、チャーチル、吉田茂の指導力を分析した。

・1991年、△□商事という総合商社に入社した。この会社では、鉄鋼製品の国内販売と、海外からの輸入を主に担当した。

・また、会社とは別に、T参院議員の勉強会に参加し、主に日本の外交政策について勉強をしていた。

・1999年○△党が「次期衆院選小選挙区候補者公募」に、T議員の薦めで応募。合格したので△□商事を退社した。

・ 1999年11月まで、選挙活動をしたが、資金面の問題で出馬を断念した。

(2)大学院で学びたいこと。興味のある分野:
・ 私は大学時代の勉強、T議員の勉強会を通して、海外の政治指導者の強力なリーダーシップに強い興味を持った。近年、日本では政治指導力の欠如が問題視されている。1990年代、日本では行政改革が重要な政治課題であったが、政治家の指導力の欠如でいまだ改革は実現しない。

・ それに対して、英国ではサッチャー首相の指導力により、日本より15年も早く行革を成し遂げたと言われている。英国は歴史的に、強力な指導者を輩出している。「指導者の条件」を英国で学びたい。

(3)大学院卒業後の計画:
・ 貴大学の「政治学修士」コースを修了した後は、日本に帰国して再び政治家をめざしたいと考えている。

・ 日本はUSAと非常に強い外交関係を持っている。米国で学んだ経験を持つ政治家や官僚が多いことも1つの要因である。

・ それに対し、現状ヨーロッパとは関係が強いとは言えない。日本にとって、ヨーロッパ、特に英国との関係強化はとても有益であると考える。その実現が、私の英国留学を希望する理由であり、私の将来の目的である。

これで英文にして約600WORDS。
パーソナル・ステートメントとしてはまあまあな長さだ。

これを私はまず日本語で書いて、
それを英文に訳すという、
とんでもない大変な作業をした。
日本語で書かれた文章のおそらく7割以上の単語が、
英語でなんというのかわからなかった。
それを1つ1つ和英辞書で引いて、
英語に直していったのである。

時間がかかったこと、かかったこと。
わずか600WORDSにまる2日かかった。。。
部屋でテレビを見ながら、
だらだらやったのは間違いないが、
それにしても。。。。

ちなみに私はいま、
5000WORDSの文章を2日で作ったりする。
今では考えられないくらいの難作業だった。。。

しかも、やっとのことで仕上げてジョーに持っていくと、
文章のほとんどに赤ペンが入った。
ほとんどの文章の文法や単語の使い方が
むちゃくちゃだったのである。

今から思うと、
私の英語力はとても半年後には留学、
という状況ではなかった。






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最終更新日  2005年12月21日 14時41分59秒


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