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コメント新着
2005年12月16日
カテゴリ： カテゴリ未分類
松山千春氏の楽曲を全く音楽理論的根拠のない、
人生と恋愛を考える（？）このコーナー。
「僕なら」
まずはいつものように曲の世界から。
ひょっとしたら 午後から雨 傘も忘れた
だから急に 誰もかもが 急ぎ足
わずらわしい 毎日に追われても
きっと いつか たとりつけると思う
たとえまわり道でも 愛を強く 信じて
退社時間 気にしながら タバコをふかし
君の事を考えてた 逢いたくて
君とすごす 時間はとても速く
過ぎていく気がするよ 何故かな
こんな僕を 愛していてくれるね
今でも不思議なんだ 夢のようさ
わずらわしい 毎日に追われても
君の愛に応えて 頑張る
この世界の 誰よりも幸せに
（JASRAC許諾第J070214365号）
うん。。。
松山千春さんの結婚式ソング。
かつて結婚式ソングといえば、
「ひとりじめ」
「バカを承知でついて行くわと」
という浪花節の歌詞が、
実は結婚式で新郎新婦が
一番機嫌を取らないといけない
年配の一族郎党を喜ばせるには
ちょうどよくて、
ご丁寧に「僕なら」より
こっちのほうがいいとまで
書いてしまった。（苦笑）
また、ご存知まりりんの結婚式で
「生命（いのち）」 を歌った。
子供の誕生の喜びを表現したこの曲は、
実は結婚式で歌う曲として
とてもふさわしいと私は思っている。
両親にとって、子供というものは
いつまでも生まれた時の姿に見えるほど、
その時の感動は強いものらしい。
だから、子供の結婚式の時、
両親が思い出している子供の姿って、
実は子供が生まれた時の姿
なんじゃないかって思って、
この「生命」をまりりんの結婚式で
歌ったわけだ。
しかし、そうは言っても、
千春さんの正統な結婚式ソングといえば
やっぱり「僕なら」ということであるわけで
今日はこの曲を取り上げたいと思うのだけれど、
この曲のポイントは、
「この世界の 誰よりも幸せに
なってもらうよいいね 出来るはずさ 僕なら」
ここかなと思うんだよね。
結婚式ソングというのは普通、
「2人一緒に幸せになろう」
というトーンの曲が多いように思う。
あるいは、
「君となら僕は幸せになれる」
という、まるで逆なことを言っている
曲が増えているような気がする。。。
この曲のように
「僕なら君を幸せに出来る」
と言い切るのはあんまりない。
最近は女性上位の風潮と
男性の中性化によって、
この傾向はどんどん強くなる一方のような
感じですねえ。。。。（苦笑）
しかしね、この「僕なら」にはね、
千春さんの曲全てに一貫していると思われる
ある１つの人生観が込められていると
思うんだよね。
例えばね、私の好きな
「さよなら」
という曲がある。この曲に、
「誰にも頼らず 歩いていかなけりゃ
何より大事な 私のために」
という歌詞がある。
恋人との別れの場面で
これからは1人で生きていこうと
決意する時を表現する時、普通なら
「何より大事な 『貴方のために』」
という歌詞になると思うんだよね。
ところがあくまで千春さんの世界では
「私のために」
となるわけだ。
別の例だと布施明さんに提供された
「自由」
という曲がある。ここにも
「愛していたんだ 僕は僕を
自由になろうと 初めて思った」
とある。これって普通は、
「僕は『君を』」
でしょう？（苦笑）
千春ファンならお馴染みだけど、
自分のファンに理解させるのは
難しいと布施さんは思ったのか、
布施さんのバージョンでは、
「涙を流して 歩いたこの道で
自由になろうと 今 思った」
に変更になっている。
ついでだからもう１つ。有名な
「君を忘れない」
では、2番のサビがこうだよね。
「君から教えられた 自分自身愛するように
生きたい 人を愛したい 命ある限り」
生きること、人を愛することのためには、
まず自分自身を愛することが
何よりも大事だと
千春さんは言っているのだね。
ということで、要するに
千春さんの曲のメッセージは、
「君」よりも、まず「僕」
「貴方」よりも、まず「自分」
であることが多い。
だから、千春さんの結婚式ソングは
「2人一緒に幸せになろう」
「君となら僕は幸せになれる」
でもない。
幸せな家庭を築くためには、
「この世界の 誰よりも幸せに
なってもらうよいいね 出来るはずさ 僕なら」
と、他の誰でもなく
まず自分自身が
強い気持ちで誓うことが
大切なのですよということが、
千春さんの新郎新婦への
メッセージなのだろうと思う。
結婚未経験者が
えらそうなことを
すみませんでした。。。（苦笑）
うひょひょ。。。
それでは、またね。
シングル「僕なら」 １９９９年５月２７日発売
アルバム「ガリレオ」収録 １９９９年８月１日発売
アルバム「起承転結９」 ２００２年１０月２３日発売
「松山千春」バックナンバーは こちら。
人生と恋愛を考える（？）このコーナー。
「僕なら」
まずはいつものように曲の世界から。
ひょっとしたら 午後から雨 傘も忘れた
だから急に 誰もかもが 急ぎ足
わずらわしい 毎日に追われても
きっと いつか たとりつけると思う
たとえまわり道でも 愛を強く 信じて
退社時間 気にしながら タバコをふかし
君の事を考えてた 逢いたくて
君とすごす 時間はとても速く
過ぎていく気がするよ 何故かな
こんな僕を 愛していてくれるね
今でも不思議なんだ 夢のようさ
わずらわしい 毎日に追われても
君の愛に応えて 頑張る
この世界の 誰よりも幸せに
（JASRAC許諾第J070214365号）
うん。。。
松山千春さんの結婚式ソング。
かつて結婚式ソングといえば、
「ひとりじめ」
「バカを承知でついて行くわと」
という浪花節の歌詞が、
実は結婚式で新郎新婦が
一番機嫌を取らないといけない
年配の一族郎党を喜ばせるには
ちょうどよくて、
ご丁寧に「僕なら」より
こっちのほうがいいとまで
書いてしまった。（苦笑）
また、ご存知まりりんの結婚式で
「生命（いのち）」 を歌った。
子供の誕生の喜びを表現したこの曲は、
実は結婚式で歌う曲として
とてもふさわしいと私は思っている。
両親にとって、子供というものは
いつまでも生まれた時の姿に見えるほど、
その時の感動は強いものらしい。
だから、子供の結婚式の時、
両親が思い出している子供の姿って、
実は子供が生まれた時の姿
なんじゃないかって思って、
この「生命」をまりりんの結婚式で
歌ったわけだ。
しかし、そうは言っても、
千春さんの正統な結婚式ソングといえば
やっぱり「僕なら」ということであるわけで
今日はこの曲を取り上げたいと思うのだけれど、
この曲のポイントは、
「この世界の 誰よりも幸せに
なってもらうよいいね 出来るはずさ 僕なら」
ここかなと思うんだよね。
結婚式ソングというのは普通、
「2人一緒に幸せになろう」
というトーンの曲が多いように思う。
あるいは、
「君となら僕は幸せになれる」
という、まるで逆なことを言っている
曲が増えているような気がする。。。
この曲のように
「僕なら君を幸せに出来る」
と言い切るのはあんまりない。
最近は女性上位の風潮と
男性の中性化によって、
この傾向はどんどん強くなる一方のような
感じですねえ。。。。（苦笑）
しかしね、この「僕なら」にはね、
千春さんの曲全てに一貫していると思われる
ある１つの人生観が込められていると
思うんだよね。
例えばね、私の好きな
「さよなら」
という曲がある。この曲に、
「誰にも頼らず 歩いていかなけりゃ
何より大事な 私のために」
という歌詞がある。
恋人との別れの場面で
これからは1人で生きていこうと
決意する時を表現する時、普通なら
「何より大事な 『貴方のために』」
という歌詞になると思うんだよね。
ところがあくまで千春さんの世界では
「私のために」
となるわけだ。
別の例だと布施明さんに提供された
「自由」
という曲がある。ここにも
「愛していたんだ 僕は僕を
自由になろうと 初めて思った」
とある。これって普通は、
「僕は『君を』」
でしょう？（苦笑）
千春ファンならお馴染みだけど、
自分のファンに理解させるのは
難しいと布施さんは思ったのか、
布施さんのバージョンでは、
「涙を流して 歩いたこの道で
自由になろうと 今 思った」
に変更になっている。
ついでだからもう１つ。有名な
「君を忘れない」
では、2番のサビがこうだよね。
「君から教えられた 自分自身愛するように
生きたい 人を愛したい 命ある限り」
生きること、人を愛することのためには、
まず自分自身を愛することが
何よりも大事だと
千春さんは言っているのだね。
ということで、要するに
千春さんの曲のメッセージは、
「君」よりも、まず「僕」
「貴方」よりも、まず「自分」
であることが多い。
だから、千春さんの結婚式ソングは
「2人一緒に幸せになろう」
「君となら僕は幸せになれる」
でもない。
幸せな家庭を築くためには、
「この世界の 誰よりも幸せに
なってもらうよいいね 出来るはずさ 僕なら」
と、他の誰でもなく
まず自分自身が
強い気持ちで誓うことが
大切なのですよということが、
千春さんの新郎新婦への
メッセージなのだろうと思う。
結婚未経験者が
えらそうなことを
すみませんでした。。。（苦笑）
うひょひょ。。。
それでは、またね。
シングル「僕なら」 １９９９年５月２７日発売
アルバム「ガリレオ」収録 １９９９年８月１日発売
アルバム「起承転結９」 ２００２年１０月２３日発売
「松山千春」バックナンバーは こちら。
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最終更新日
2007年04月07日 20時05分12秒
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