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2006年04月14日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
さて、松山千春氏の楽曲を全く音楽理論的根拠のない、

人生と恋愛を考える(?)このコーナー。

「ピエロ」

まずはいつものように曲の世界から。



もしも 君が悲しすぎて
涙 流す夜は
僕が君を勇気づけて


へたな唄で悪いけれど
君のために歌うよ
僕の声で涙なんて
吹き飛ばされてしまう

そうさ 僕は ピエロでいいさ
いつも 笑いふりまく ピエロでいいさ
笑いなさい 笑いなさい
いやなことは忘れて
笑いなさい 笑いなさい
君には笑顔が似合う

君がとても幸せなら

陰でこうして楽しそうな
君を見ているだけで

もしも 君が悲しい時
僕はすぐに飛んで行き
できる事は また同じ


そうさ 僕は ピエロでいいさ
いつも 笑いふりまく ピエロでいいさ
笑いなさい 笑いなさい
いやなことは忘れて
笑いなさい 笑いなさい
君には笑顔が似合う

そうさ 僕は ピエロでいいさ
いつも 笑いふりまく ピエロでいいさ
笑いなさい 笑いなさい
いやなことは忘れて
笑いなさい 笑いなさい
君には笑顔が似合う

笑いなさい 笑いなさい
バカなピエロがいたと
笑いなさい 笑いなさい
僕にはピエロが似合う

ラァー ラァー ラァラァー
ラァー ラァー ラァラァー
ラァー ラァー ラァラァー
ラァー ラァー ラァラァー

(JASRAC許諾第J070214365号)



うん。。。

私の大学時代、同級生に
こんな男がいたんだよね。

その男は別に体育会で
一緒だったとかではなくて
単に同じ学部でよく顔を合わせて
なんとなく友人になっただけ
だったのだけど。

そいつにはどうも
美大の女の子と
親しい間柄になっていたようだった。

しかし、その女の子はどうも
お姫様気分の子だったらしく
親しくなるにつれて
そいつになんでも依存するような
感じになってきた。

最初は、「勉強がわかんない」って
美大の課題のレポートを
手伝うくらいだったのだけど、
そのうちに
「美術館に行きたい」ってことで
箱根や軽井沢のほうまで
そいつの車で行くようになった。

「彼女の勉強、大変だから」

そういって甲斐甲斐しく
女の子に尽くすそいつを
私はちょっと微笑ましく
思っていた。

しかし、次第に見ていて
なんか妙な感じになってきた。。。

それは、女の子が
引越しをすることになって
そいつの車で荷物を
運ぶことになった時だった。

「男が荷物を運ぶために
部屋に来ていたんだよ。」

そいつが言う。

なんだよ、それ?
それってその子の
彼氏なんじゃないの??

「いや、彼女は友達だと言ってる。。。」

そいつが言うには、
その子の部屋にいた男は
大手企業のサラリーマンで
彼女のサークルの先輩らしいが
彼氏ではないという説明だったという。

「普通、彼氏だったら
俺になんか一言あっていいだろう?

俺、結局何度も荷物運んだんだけど、
彼、その度に俺の車に荷物を運んで、
そのまま帰っていったよ。」

そうだな、俺が彼氏だったらお前に
彼氏だとはっきり言った上で
「よろしくお願いします」と
言うだろうな。

それか、車がないというなら
レンタカー借りてでもやるだろ。
(実際には持っていたのだと思うけど)

とにかく、普通だったら
彼女に他の男が介入しそうになったら
それを許さないように動くだろ。

それがないんだから
大丈夫だよ。

私はそう言った。
しかし、そいつはそれでも
なんとなく不安に感じながら、
彼女と会って、
なんだかんだと
世話を続けていた。

そして何ヶ月かたって
いろいろなことが落ち着いた頃
そいつは彼女に告白した。

しかし、結果は見事に振られた。。。 

彼女によると、
その大手企業の男が実は彼氏で
もうすぐ結婚する予定なのだと
いうことだった。

「彼女に言われちゃったよ。

『いろんなことを手伝ってくれて
本当にいい人だと思ってたのに。
実は下心があったのね。
そんな人だったんだ。ひどい!』

だって。。。」(苦笑)

そいつは言った。

「彼女と話をしててわかったんだ。
俺はね、彼女のために何かするたび、
きっと彼女は俺のことを

『頼りになる人』

と思ってくれると思ってた。
でも、実は俺が何かするたび、

『頼まれたら断れない
頼りない人』

と感じてたみたいだ。

逆に、俺が何をしようと
一切気にしない、
何もしない彼氏のほうを

『人間の大きな人』

と思ったみたいだったね。

でもね、いいんだよ。
彼女にどう思われようと。

あの時、彼女は
誰かの助けが必要だった。
それに俺は応えた。

俺がしたことは間違いなく
彼女のためになったんだから
それでいいんだよ。」

そいつは意外なほど
淡々としていた。

ただ、表情を変えないまま
こう言った。

「でも、『下心』ってのは
ちょっとだけ悲しいよね。

俺は彼女のために
ほんとに一生懸命で
情が移っちゃったほど
一生懸命だったんだよなあ。

それって悪いこと
だったんだろうか?」

いや、お前は悪くない、
お前は立派に男だったよ、
と私は言った。

それでは、またね。

アルバム「歩き続ける時」収録    1978年10月21日発売。



「松山千春」バックナンバーは こちら。





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最終更新日  2007年04月07日 07時52分08秒


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