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2006年08月14日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
もう自民党総裁選については

思ったんだけど、やっぱ書きます。(苦笑)

今日はこれね。



自民党津島派の額賀福志郎防衛庁長官が、9月の自民党総裁選に出馬しない方向となった。同派は9日、東京都内の派閥事務所で幹部会を開き、額賀氏を派として擁立するのは困難との認識で一致した。安倍晋三官房長官支持の動きが党内に強まり、仮に出馬しても同派所属議員(74人)全員の支持が見込めないうえ、党員投票による地方票獲得も困難になったためだ。

同派が独自候補の擁立を見送った場合、派内の大半は安倍氏支持に回るとみられる。額賀氏の出馬見送りで「非安倍」勢力が目指した統一候補擁立は困難となり、安倍氏優位に一段と拍車がかかった格好だ。

津島雄二会長が所属衆院議員の意見聴取を進めた結果、安倍氏支持に回った中堅議員や、同派出身の久間章生総務会長らは、強い難色を示し、出馬は得策でないとの見方が派内の大勢となった。額賀氏は10日インドネシアから帰国するが、最終的には派内の大勢に従うとみられる。(毎日新聞)

自民党津島派の額賀福志郎防衛庁長官は11日午後、都内の同派事務所で会長の津島雄二元厚相、青木幹雄参院議員会長と相次いで会談し、総裁選に出馬しないことを伝えた。この後、額賀氏は記者団に、不出馬の理由について「防衛庁長官として北朝鮮のミサイル問題などの対応に集中し、準備ができなかった」と準備不足を挙げ、「(派内には)私が決断すれば支持するというサインもあったが、総合的に判断して見送ることにした」と語った。(時事通信社)


うん。。。

これほど戦える条件が整っていながら、
(2006年8月1日
「自民党総裁選、最後の分析(後編):額賀福志郎は何を選ぶ?」
残念なことですねえ、
というのが率直な感想。

いや、私はね、
額賀さんが出馬しないこと自体を
批判してるんじゃないよ。

額賀さんは出馬しないでも
総裁選の主導権を握れると


ここで言いたいことはね、
不出馬決定までの過程が
あんまりにも稚拙なために、
額賀さんは総裁選への影響力を
全て失ってしまったなあ


なにが稚拙だったって、
額賀さんが外遊中に
津島派幹部会が行われて
額賀擁立困難が
確認されたこと。

いや、派閥の意見集約を
本人不在で行うこと自体は
別によくあることだけどね。

本人が席を外してたほうが
いいこともあるからね。

ここで問題だったのは、
津島雄二会長やその他の派閥幹部が
幹部会の内容をペラペラと
しゃべっちゃったことだね。

「派閥内部で安倍支持が強く、
派閥として統一して
額賀氏を擁立するのは困難」

こんなようなことが
額賀さんが帰国する前に
マスコミを通じて
ばーっと流れちゃったわけだね。

この瞬間、この総裁選で
額賀さんが他の候補者に対して
持っていたはずの圧倒的な交渉力が
雲散霧消したのだね。

だってさあ、

「津島派はバラバラで、
リーダーの額賀氏は統率力なし」

ということが
明らかになったんだから、
誰が額賀さんと交渉しようと
考えるだろうか?

津島派の議員1人1人に
電話かけたほうがいい。

額賀さんは完全に
総裁選で蚊帳の外になった。

これがね、幹部会の決定は決定として
額賀さんが帰国するまで黙っていて、
額賀さんが直接自分の言葉で
総裁選不出馬を発表してたら、
全然違う結果になったんだけどね。

別に今の時点で、
派閥の内部で
意見がまとまってなくても
いいんだよね。

バカ正直にしゃべらないでも、
黙っとけばいいんだから。

「防衛庁長官として
北朝鮮のミサイル問題などの対応に集中し、
準備ができなかった。
(派内には)私が決断すれば
支持するというサインもあったが、
総合的に判断して見送ることにした。」

これはこれでいいんだよね。
でも、この後に、

「派閥としての対応はこれから考える。
各候補の政策を検討してから
誰を支持するかを決める。」

こう言っておけばよかったんだ。
それだけで他の候補者は警戒した。
ところが額賀さんが帰国する前に
ペラペラ周りがしゃべっちゃったもんだから
もう額賀さんは何も言えなくなっちゃった。

津島さんなどベテラン議員と
安倍さんを支持したい議員は
よかれと思ってしゃべったんだろうね。

もう早く勝ち馬に乗らなければ
冷や飯を食わされて大変だって
そればっかりなんだよね。(苦笑)

でも、はっきり言うけど
もう終わっちゃった
ヨボヨボのじいさんどもと
負け癖のしみついた
弱腰の人たちが考えたところで
うまくいくわけないんだよ。

このエントリーで書いたけどね。
(2006年5月31日
「自民党総裁選(2):草刈り場にならないために。」
勝ち馬と元々関係の薄い人が
個人で乗ろうとしても
ご褒美は後回しでしか
もらえないからね。

まず、清和会への役職配分、
次に早々と安倍さんとの
団体交渉を決めた(苦笑)
伊吹派への配分。

残りの個人への役職配分は
その後にということになる。

「戦わないで幹事長を狙う」

と言った津島派幹部がいたけれども、
そんなもん狙えるわけないじゃない。(苦笑)

。。。と書いてきて、
いや、狙えるのかもしれない、
と思った。(笑)

ああ、もしかしたら
幹事長は津島派かもしれないな。
ただし、それは額賀さんじゃなくて

久間章生さん

だったりしてね。。。(苦笑)

いや、ちょっと思ったのはね、
津島派がまとまらなくなったのはね、
安倍さんサイドが役職を餌にして
誰かに津島派の内部を
引っかき回させたのかなって。

誰かに津島派幹部会で
強硬に安倍支持を主張させて
収拾がつかないようにして
額賀擁立ができないようにしたと。。。

過去にこういう話があったよね。

2003年の総裁選で
橋本派(今の津島派ね)が
藤井康男元運輸相を擁立して
小泉首相と戦ったわけだけれど、
この橋本派の3回生・棚橋泰文さんが
若手擁立に動いて
派内が混乱した。

あの野中広務さんが

「恩知らずな男」

とこき下ろしたほどの
棚橋さんの動きだったわけだけれど
総裁選後はどうなったか。

「わずか当選3回の棚橋さんの
科学技術・IT担当大臣への大抜擢」

だったわけだね。(笑)

ということで、
いったい津島派に何が起こっていたのか。
単なる負け犬の弱気だったのか、
役職ほしさに動いた人がいたのか、
それは総裁選後に
わかるのかもしれないね。

それにしても、

「国会議員の7割が安倍支持」
「山崎拓さん不出馬」
「伊吹派、安倍支持を表明」
「古賀誠さん安倍支持を表明」

と、次々とニュースが出てきて
安倍さん地滑り的勝利の流れに
なってきたよね。

しかしね、これってね、
額賀さん・津島派の動向が
はっきりしてから
どんどん出てきたんだよね。

額賀さんが総裁選に出ない、
しかも津島派内を掌握できてない
ということがはっきりしたから、
一挙にみんな勝ち馬に乗ろうと
動き始めたんだよね。

やっぱり私が指摘したように
額賀さんは安倍さんに
勝ち切るほどではないにせよ、
総裁選を左右する力が
実はあったということなのだ。

私は昨年11月に
小泉内閣改造について書いたときに
額賀さんについて触れたよね。
(2005年11月1日
「小泉内閣改造を読む(3):政敵は閣内に、忠臣は党に。」

額賀さんはこの時に、
防衛庁長官に復帰した意味を
しっかりと理解して
「ポスト小泉の次」を狙って
すぐに動き出さなきゃいけなかったのだ。

「防衛庁長官として北朝鮮の
ミサイル問題などの対応に集中し、
準備ができなかった」

というのは、
ちゃんちゃらおかしい
言い訳にすぎない。

昨年11月から動いていれば、
準備ができないはずはないし、
派内をまとめられないはずはない。

ましてや、派内から役職狙いで
抜け駆けした人がいるかもしれないとか
安倍さんから派内に手を突っ込まれたかも
しれないなんて。。。(苦笑)

額賀さんには次はない。

この程度の人物が
二度と総裁候補になることは
ないだろうね。

それにしても、
額賀さんの体たらくは
麻生さん・谷垣さんにとっても
頭が痛い。

もちろん、額賀さんが立候補してたら
おそらくこの2人は
その瞬間にアウトだったから
そのことにはほっとしてるだろうけど、
額賀さん1人を交渉相手に
がっちり多数派工作することは
できなくなったからね。

津島派の議員を1人1人
口説き落とさないと
いけなくなったわけで
これは難儀な作業だね。

谷垣さんは元々そのつもりだろうから
それでいいのかもしれないけど、
麻生さんは失望が大きいんじゃないかな。

麻生さんは政策論争が全くないのに
総裁選の流れが決まっていくことを
嘆き節で言っていたけど
気持ちは痛いほどわかる。。。(涙)

最後に1つだけ言っておきたい。

小泉内閣の実務面を
ずっと支えていたのは紛れもなく
麻生さんと谷垣さんである。

この2人が総裁選に出馬して
安倍さんと戦ったからといって、
まさか勝ち馬の尻尾に乗っただけの
その他大勢の議員たちが
総裁選後にこの2人を
反主流派扱いすることになるならば、
自民党はおかしなことになると思うよ。

やっぱり汗をかいて
一生懸命仕事をしてきた人が
評価されることが大切だ。

私は、小泉首相の最大の功績は
内閣や党の人事において
実績主義を導入したことだと
実は思っている。

実績主義の人事が
小泉首相への求心力を高めたことは
「かみぽこ政治学」のメインの主張なわけだけどね。
(例えば、2004年9月28日
「小泉人事の神髄:町村信孝外務大臣」

安倍さんはどこまで
わかってらっしゃるのかなあ?

総裁選後の組閣・党人事で
勝ち馬の尻尾に
乗っただけの人たちをどう扱うのかが、
安倍さんにとって
最初にして最大の課題になるだろうね。

そういえば、
今日はうひょひょ。。。
使わなかったなあ。

うひょひょ。。。

なんてね。(失笑)
それでは、またね。



「かみぽこ政治学」バックナンバーは こちら。






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最終更新日  2006年08月14日 09時05分26秒


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