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2007年04月03日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
それでは、後編です。

この地方組織の「相乗り」は、
民主党の本部から見た場合、
非常に大きな問題があるわけだ。
それは端的に言うと、

「民主党の地方組織が育たないし、
自民党の地方組織を崩すこともできない」

ということである。

そりゃそうだ。

地方でうまく棲生しようとしていて
戦っていないんだから。

おそらく地方組織の弱さが
総選挙の敗北と総括している小沢さんは、
この現状を打破する必要性を感じ、

「劇薬」

として、「相乗り禁止」という
方針を打ち出したのだろう。

これは効くよ。

もし民主党の候補が地方選挙で勝った場合、
自民党の議員とその支持団体を


そして、民主党支持に変わる者には
予算や仕事を与えるようにする。

この時、初めて民主党は
地方の自民党とその支持団体の牙城を
崩すことができる。


これはあんまり民主党を
締め上げることはしないだろうね。
自民は、今の「相乗り」の構図が
続くほうが都合がいいから。(苦笑)

「もう、次からは対立候補出すなんてやめなよ。
補助金はあげるからさ。」

って、民主党を懐柔しに動くだろう。

こういうのが自民党の
よく言えば懐の深さ、
悪く言えば節操のなさだからね。(苦笑)

まあ、繰り返すけれども
今回の統一地方選、
「相乗り禁止」は
すべてうまくいったわけじゃなく、
珍妙な理屈でわけがわからなくなった
県もあったわけだけれども、(苦笑)
それでも小沢さんが
最後までこの方針を貫いたことは
高く評価したいと思うのだ。

民主党は、「相乗り」に手をつけないで
統一地方選を勝ったんだか
負けたんだかわからない状態にして
適当にごまかしたほうが
本当は楽だったかもしれない。

「相乗り禁止」後の地方のドタバタや
矛盾だらけの候補者擁立などを
国民の前に曝け出してしまったのも
事実である。

その上、対立候補を立てて
選挙に負けたら
もう悲惨かもしれない。(苦笑)

ただ、短期的には恥をかき
悲惨なことかもしれないけど、
中・長期的に考えれば、
今回「相乗り禁止」で
がんばってみたことは
価値あることだと思うよ。

自民党を見てみるといい。

さっき、「総選挙の総括」について書いたけど、
自民党も実は、あんまりきちんと
総括できてないように思うのだ。

「マスコミ対策がうまくいったのが勝因」

と、考えている人が多いんじゃないか?
実際、広報の方がでかい顔して
いるところをみるとね。

でも、自民党の本当の勝因というのは
民主党の本当の敗因の裏返しで、

「日本人は実はみんな自民党が好き」

という、基盤の強さにあったのだ。
基盤が強いからこそ、
小泉さんのTV演説1本で
選挙の流れが決まってしまったのだ。

ところが、この統一地方選、
自民党執行部はこんな状態らしい。

『知名度の高いタレントを出すのではなく、
能力のある新人を出すのだから、
最初から知名度があるはずはない。
それなのに、知名度のない最初から
支持率が低いと幹事長室がイチャモンをつけてくる』

これは、河野太郎さんがメルマガで
神奈川県知事選について
書いたものだけど、
河野さんによると、
自民党執行部は

「負けそうな候補には
公認や推薦を与えない」

という方針をとっているそうで、
神奈川県知事選で
自民党神奈川県連は
現職松沢成文に対抗して
新人を擁立しているが、
党本部は推薦申請を
無視しているそうだ。

「落選しても党本部に責任はない」

という姿勢なのだということだ。

恥をさらしてでも
「相乗り禁止」を貫こうとした民主党と
党本部が責任回避に動く自民党、
どちらがましかということだ。

このブログで何度も
書いていることだけれども
小沢さんが代表では
民主党は政権を取れないだろうと
僕は思う。

しかし、小沢さんが民主党に入ってから
特に代表になってから、
人気は出ないけれども、
5-10年の単位で
民主党の政権奪取のために
必ず効いてくるだろうことに
しっかり取り組んでいるように思う。

(1) 議員は地元周りを3倍やれと指示した。
(2) 自民党の支持団体を回って切り崩そうとした。
(3) まるで学級会のような机上の空論を並べる対案主義をやめて、
徹底的に与党案を批判する本来の野党のあり方に戻した。
(4)地方の「相乗り」「オール与党」の馴れ合いを排した。

あと、「農協改革」に着眼してるのも凄いね。
これについては、今日は書かないけど。(苦笑)

まあ、小沢さんがやった
これらのことってのは、
非常に地味であって、
古臭い感じもあるし、
決して人気は出ないけれども、
政党としての基盤を確立するためには
絶対に取り組まなければ
いけないことである。

人気を取るためのパフォーマンスというのは、
政党としての基盤がしっかりした上で
やってこそ効果があるのだから。
(それを証明したのが、まさに小泉さんの
「郵政解散・総選挙」だったわけです。)

これは、鳩山さん・菅さん・
岡田さん・前原さんの
誰にもできない、
小沢さんにしか
できないことなのだと思う。

要は、1回の選挙に勝つためでなく
日本の社会構造そのものを変革して
日本に政権交代可能な
もう1つの政党を根付かせる
ということである。

民主党の議員・スタッフは
どこまで気づいているのだろうか。

「小沢一郎では政権はとれない。
しかし、小沢一郎でしか
できないことがある」

ということをね。

小沢さんは厳しいから、内心

(早くいなくならないかなあ。。。)

と思ってる人も
民主党内にいると思うけれど、
それでいいのかなあ?(苦笑)

小泉さんが首相を退任した後、
その後継者たちは、どうも

「小泉政治の神髄」

を、あんまり理解してなかったらしいことは
このブログで何回も書いたね。(苦笑)
まあ、それが今の政府・自民党の混乱を
引き起こしているんだけどね。(苦笑)

逆に、小沢さんが民主党代表を退任する時、

「小沢政治の神髄」

を後継者たちがどれだけ理解できているかが
民主党の将来を決めるような気がしますね。

それでは、またね。



「かみぽこ政治学」バックナンバーは こちら。






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最終更新日  2007年04月03日 16時16分23秒


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