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2007年09月21日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
この総裁選、小泉さんは


小泉さんが絡んでいると思われる
動きは以下の通り。

(1)「小泉チルドレン」が麻生さんの
   「小泉否定」「平沼復党」を公然と批判。
(2)「小泉チルドレン」が集会を開き
   総裁選での小泉擁立に動く。
(3)その会議に飯島勲秘書と中川秀直前幹事長が出席。

   50人集めれば、俺が小泉を出馬させる」とぶち上げる。
(5)しかし、小泉さんは出馬を完全否定。
   森さんと電話で会談し「福田支持」を表明。
(6)飯島さんが小泉事務所に辞表提出。小泉さんは受理せず。
(7)「小泉チルドレン」は次々と「福田支持」を表明。

こんなとこかな。

えっ?
杉村大蔵さん??

まあ、いいんではないでしょうか。(苦笑)

さて、小泉さんはいったい
なにをしたんでしょうね。(苦笑)


小泉さんという人は
もう、なにもやる気ないんですよ。(苦笑)

よく言えば、
天が与えた自らの使命が終わったら
静かに身を引くという


たとえ、自らの改革が
逆方向に進むことがあっても
それは国民が決めることだと
淡々としているのだ。

それは郵政解散総選挙のように
自らの改革の推進も
国民が支持を決めたということと
同じようにね。

それが美学なのだから、
少々政局が右に行ったり
左に行ったりしても
それで小泉さんが動くわけがない。

まあ、悪く言えば、
オペラや歌舞伎が楽しいな、
芸者遊びもやりたいな、うひょひょ。。。
というのが小泉さんの
本音だということだけどね。。。(苦笑)

小泉ウォッチャー20年の
僕が言うのだから
間違いありません。(笑)

ただ、小泉さんという政治家は
1つだけこれだけは
死ぬまで譲らないと
いうものがあるんだよね。
言うまでもない。

「郵政民営化」

である。

これに誰かが手をつけて
後戻りさせるような事態になるならば
小泉さんはオペラ鑑賞をすぐやめて
徹底的に介入する。

この小泉さんの独特の感覚は、
ちょっとにわかには
理解できないかもしれないけどね。(苦笑)

僕は以前、小泉さんが
郵政解散総選挙で大勝した直後に
ある著名な外交評論家が

「これから小泉内閣は歴史に名を残そうと
外交での得点稼ぎに動くだろう。
そのために、金正日に妥協しまくって
国益を損なうだろう」

と書いていたことを批判した。

この方は、大変すばらしい情報源をお持ちと
僕は高く評価するのだけれど
残念ながら、日本絡みの話になると
とたんにさっぱり当たらなくなる。

僕はこういうことを書いたんだよね。

「小泉さんは郵政民営化で
すでに『歴史に名を残した』と
心の底から信じているので、
これ以上、外交での得点稼ぎを
やろうとはしないだろう。

外交に関しては、
相手国が日本に擦り寄ってくる時だけ
対応しようとするはずで、
小泉さんから擦り寄ることは一切ない」

どこのエントリーか
わかんなくなったけど、(苦笑)
郵政解散総選挙で大勝直後の
エントリーに書いたはず。

これは当たったよね。

繰り返すけど、

「小泉さんは郵政民営化で
すでに『歴史に名を残した』と
心の底から信じている」

というのは、
普通の感覚では
よくわからないのだけれども(苦笑)
小泉さんはほんとに
そう思っているんだよね。

変な話だけど、小泉さんは

「米国議会での演説をあっさり断った」

くらいだからね。

日本国内閣総理大臣としては
これほどの名誉はないはずなのに、
郵政民営化ができれば、
米国議会の演説なんて
関心ないっていうことだと
思うんだよね。(苦笑)

この小泉さんの「変人」ぶりを
考えることなしに、
小泉さんはわからない。(苦笑)

つまり、今の悠々自適の小泉さんが
唯一政局に関して考えていることは

「無事に郵政民営化が進むことだけ」

だと思うのだ。

言うまでもなく、
郵政公社は10月1日に
民営化がスタートするわけでね。

小泉さんは、おそらく
これから1-2年くらい
郵政民営化を凍結するとか
見直しするとかいう法律が
できることなく、
無事に民営化が軌道に乗って、
どこの誰が政権を取っても
もう後戻りできなくなるまで、
にらみを利かそうとは
考えていると思う。

そのためには、
まずどんな形であれ
少なくともあと1-2年は
自民党が政権の座に留まること
そして、国民新党など
郵政民営化をひっくり返そうとする
ゾンビ政党と自民党が
間違っても手を組むことが
ないことが重要。

そのためにだけは、
オペラ鑑賞を休んで、
小泉さんは動くということだ。

小泉さんが政界でやり残したと
考えていることは
この1つだけだとも言える。

そう考えると、
小泉さんの行動が
クリアに見えてくる。

まず、飯島さんと中川秀さんを使って、
小泉チルドレンたちに

「小泉出馬の可能性あり」

と、ささやいて火をつけて、
彼らが集会を開いて
小泉擁立のボルテージを
上げるよう仕掛ける。

小泉チルドレンは
「小泉否定」「平沼復党」の麻生さんに
怒っていたこともあり、
激しい麻生批判で燃え上がった。

前述のように、飯島さんが

「50人集めれば、俺が小泉を出馬させる!」

とぶち上げて、
小泉チルドレンの興奮は最高潮に。(苦笑)

この動きは党内に波紋を広げる。
あわてた森さんは小泉さんに電話。
電話の内容を推測。(苦笑)

森さん(以下、森)「純ちゃん、今回は福田さんでいきたい。
ぜひ、支持してもらいたい」

小泉さん(以下、純)「森さん、綿貫さんと話したらしいね」

森「えっ?いや、それは。。。純ちゃん、今は党内外のいろんな人と
よく話し合ってやっていかなきゃいけない時代だ。理解してくれ」

純「森さん、綿貫さんは「郵政民営化凍結法案」を
小沢さんと一緒に出した人だよ。

森「純ちゃん、それはよくわかっている。
それとこれとは別だ」

純「森さん、俺は福田さんが綿貫さんと話し合って、
郵政民営化に手をつけるなら、自民党を出て行くよ」

森「純ちゃん、なにを言い出すんだ!」

純「俺は、中川さんと一緒に、小泉チルドレンを連れて出て行くよ」

森「純ちゃん、それだけはやめてくれ!
与党が衆議院で3分の2を失ったら、なにもできなくなってしまう。
自民党は終わりだ!!」

純「俺はそんなことは知らんよ」

森「純ちゃん、お願いだ」

純「では、福田さんに『郵政民営化は一切手をつけない。
国民新党とは話をしない』と約束させてくれるか?」

森「わかった、必ず約束させる」

純「ありがとう。じゃあ、俺は福田さん支持を表明するよ」

森「純ちゃん、ありがとう」

うん。。。(苦笑)
こんなとこかな。

そして、電話の後に
小泉チルドレンの様子を伝えに来た
中川秀さんに小泉さんは

「俺は100%総裁選に出ない。
福田さんでいいんじゃないか」

と伝える。

その後、飯島さんの辞任騒動があり、
小泉チルドレンが次々と
福田支持を表明となったと。

そして、杉。。。。

ま、いっか。(苦笑)

つまりは、たぶんこれを読んでいる
多くの人からすれば
ちょっと拍子抜けかもしれないんだけどね。(苦笑)

この総裁選に関して
小泉さんの影響力というのは、
非常に限定的だということ。
しかし、動いた部分に関しては
さすがビシビシとポイントを
押さえたものになっていると
いうことかな。

小泉さんが影響力を行使しようとしたのは
郵政民営化の確実な推進だけ。
しかし、その部分については
小泉チルドレンとともに
自民離脱という
自民党にとっては悪夢のカードを
しっかり確保することに成功したと。

そして、あとは森さんの意向を
尊重したということなんだよね。
森さんが嬉々としてやっている部分には
手を出さない姿勢を見せているんだよね。

いや、むしろ
福田さん支持を明確に打ち出して
サポートさえしている。

これはなんでかというとね、
小泉純一郎という政治家は
非情だけれども、
人間・小泉純一郎は
義理・人情に厚い男だと
いうことだろうね。

僕は、これまで何度も
森さんと中川秀さんが
小泉さんが「加藤の乱」を鎮圧するなど
森政権を支えきったことを
恩義に感じていて、
小泉政権時代にこの2人が
裏でいろんな人に
頭を下げまくっていたことを
書いてきた。

逆に、小泉さんは小泉政権時代の
森さんと中川さんの働きに
大変な恩義を感じていると
思うんだよね。

その森さんが、これまで1年間
冷や飯を食って蚊帳の外だったのが、
ここにきて、嬉々として
動き回っていることを
ほほえましく思っているし、
これまでの恩義もあるから、
「福田支持の表明」で
そっとサポートしたと
いうことだろうね。

それにしても、不思議というかね、
この小泉チルドレン絡みの動きによって
いつの間にか福田さんが、

「小泉構造改革の継承路線」

になってしまったような感じなのは
おもしろいよね。(笑)

本来ならば、小泉構造改革で
汗をかき続けた麻生さんこそ
改革路線の継承のはずだし、
福田支持の8派閥は
その多くが参院選直後は
小泉否定だったはずだと思う。

このへんの流れは不思議なものだ。(苦笑)

ただ、僕は今回に関しては
これが小泉魔術だと
言うつもりはない。

これは小泉さんが義理と人情から
森さんにそっと手を貸した
副産物のようなものだと思うよ。

小泉魔術と言ってしまったら
簡単なんだけれども
それでは全体がわからなくなる。

今回の総裁選後に重要なことは

「福田内閣が選挙管理内閣になってしまうのか」

ということ。
小泉さんは福田内閣がどうなるかまで
面倒を見るつもりはない。

「郵政民営化の確実な実行」

以外はね。(苦笑)

そして、福田内閣が
誕生しそうな情勢について
浮かれる森さんと
固まる古賀さん、
どっちの判断が
ラッキーだったのかが
判明するときに、
福田後の自民党のリーダーが
誰なのかが見えてくるということだね。

福田さんの後なんて、
気が早いことだけどね。(苦笑)

それでは、またね。



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最終更新日  2007年10月26日 01時05分13秒


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