きららん’s キッチン・テーブル

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2005年03月15日
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カテゴリ: 映画の楽しみ
手放せない映画 「バベットの晩餐会」。
原作も良い、と聞き、取り寄せて読んでみました。

原作者はデンマークの女流作家、カレン・ブリクセン(1885-1962)。
彼女はデンマーク語と英語の両方で著作を発表していますが、
英語版の出版には男性名のペンネーム、
イサク・ディーネセン(またはアイザック・ディーネセン)を使っています。

「バベットの晩餐会」は1987年デンマーク作品。
第60回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞している秀作です。

小説「バベットの晩餐会」は2種類ありますが

察するに映画の製作をうけて翻訳出版が決定した、
というところでしょうか。


岸田今日子訳


(シネセゾン社)は映画のガイド本と呼べるもの。
小説は「バベットの晩餐会」1本のみを収録。
付録のように、映画の写真、料理解説、監督・キャストの解説を含んでいます。
装丁もアンティークの絵本のようで、眺めて楽しい1冊。


桝田啓介訳


(筑摩書房版、ちくま文庫版)は純然たる小説本。
「バベットの晩餐会」のほかに「エーレンガード」を収録しています。
バベットの晩餐会同様、人生における芸術や運命を
テーマに据えた美しい小説です。

いままでは、映画「バベットの晩餐会」を

原作を読んでみると、登場人物すべてが抱える芸術性、
運命の寛容といったものを味わうべき映画だったのですね。
見直すときには、また違う映画として楽しめそうです。

彼女の作品はもう1本映画化されています、 愛と哀しみの果て スペシャル・エディション(2枚組)
それが「愛と哀しみの果て」(1985年度アカデミー作品賞受賞)

アフリカの雄大な風景の中、
ロバート・レッドフォードがメリル・ストリープの髪を
シャンプーするシーンがたまらなく良いと聞いたことがあります。

原作名は「アフリカの日々」 
ディーネセン自身が、結婚後アフリカに移住した体験が
ベースとなっている小説です。

こうして、芋づる式に観たい映画、読みたい本がふえてゆく。
映画って本当に楽しいものですね。


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最終更新日  2005年03月16日 22時05分29秒 コメント(9) | コメントを書く


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